池ノ平温泉いもり池周辺で出会った植物 その1
2013年7月25日
ヤナギラン(柳蘭)
アカバナ科アカバナ属
高原を彩る代表的な花。葉を柳に花をランに例えて命名。
森林の伐採地などにいち早く入り込んで群落を作るが、
生育地が安定して、他の植物がはびこり始めると
姿を消すパイオニア的性質がある。
ノリウツギ(糊空木)
アジサイ科アジサイ属 落葉低木
枝の先に白色の小さな両性花が円錐状に多数付き、
その中に花弁4枚の装飾花がまじる。
樹液を和紙を漉く時の糊に使用したことから命名。
チョウが沢山来て吸蜜していたが、ヒョウモンチョウだろうか?
ヒヨドリバナ(鵯花)
キク科フジバカマ属
1個の頭花は5個程度の筒状花からなる。花冠から糸状の花柱が出る。
花色は白が多いが、場所によっては淡紅紫色をおびるものもある。
チダケサシ(乳茸刺)
ユキノシタ科チダケサシ属
花序は円錐状~複総状につき、ヤマブキショーマや
トリアシショーマのように斜上せずほぼ直立する。
小花は5枚の微小な花びらと10本の雄しべ、2個の雌しべからなる。
以上の参考資料はヤマケイポケットガイド 山の花
いもり池周辺で出会った残りの植物に続く。
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いもり池は妙高高原池ノ平温泉にある周囲500mほどの小さい池。昔いもりが沢山すんでいたのでこの名が付いたと言われる。周囲は湿性植物と白樺の林。4月下旬から5月上旬にかけて野生の水芭蕉の群生が見られる。駐車場を降りてすぐ野生の水芭蕉の群生が見られるのは国内でも珍しい。池を一周する遊歩道も整備されており、一周10分ほど。森林セラピーロードに指定された「妙高高原自然歩道」の中間点にあたる。(以上妙高市観光協会パンフによる。)
標高2454mの妙高山を水面にくっきりと映すことで有名ないもり池だが、
スイレンの花が満開で、妙高山とスイレンのコラボを楽しんだ。
次ぎは、いもり池周辺で観察できた植物に続く。
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妙高高原池ノ平温泉地区のホテルアルペンブリックからは妙高山、黒姫山、戸隠山、野尻湖などを見ることができた。また朝夕とも食事はバイキングで、特に夕食は、妙高高原ビールの工場レストランにホテルのバスで案内すると言う話なので、どこまで行くのかと思ったら、ホテルの裏手でやや下った場所。歩いても大きな駐車場を横切る位の距離。部屋からも見える位置にあった。レストランの中にビール工場があるので、夕食時間を90分と限定して、ビール飲み放題のバイキングだった。
(2013/7/24)
↓ 部屋から見えた妙高高原ビール工場レストラン
右側の山が黒姫山
↓ バイキング会場
↓ 巨大なタンク。係のイケメンさんにお断りして撮らせて頂いた。
出来たてビールが何杯でもおかわりOK!
↓ 地酒も豊富
↓ 90分のバイキングタイム終了後工場レストランを正面から。
奥行きもあり、やはりビール工場だ~。
↓ 工場レストラン側から見たホテル
↓ 食後の散策で見つけたマンホールのふた。ここにも妙高山が~。
↓ 夕焼けの妙高山。画像クリックで拡大。
↓ 2013年7月25日
ホテルから見えた野尻湖
↓ ホテルから見えた黒姫山(右)と戸隠山(左)
↓ 戸隠山
↓ 雲が晴れた黒姫山
↓ アッと言う間に雲がかかってきた黒姫山
↓ 街灯に写るホテル
↓ 露天風呂
この後イモリ池のスイレンなどを見に行く
将軍杉を見学したあと、妙高高原まで雨中ドライブとなった。
磐越道へ向かう途中、通称若松街道を通過しているとき、
豪雨の影響で阿賀野川は川幅を拡げて濁流が勢いよく流れていた。
岩津橋先の路側帯に車を停めて、阿賀野川の濁流を撮った。
2013年7月24日
↓ 磐越道安田ICへ入る
↓ 初めてよる黒崎PA
↓ 長岡JCTから北陸道へ
↓ 上越JCTを上信越道へ
↓ 初めて見るハイウエイオアシス新井PAを通過
↓ 目の前に妙高山(2454m)、雲に隠れて全貌が見えなくて残念!
↓ 上信越道妙高高原ICを降りる
↓ 妙高高原池ノ平へ。
この頃は、雨も上がり、さわやかな高原をドライブし、ホテルへむかう。
↓ 池ノ平地区のエリアマップ。画像クリックで拡大。
次ぎは、ホテルアルペンブリックからの景色など。
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将軍杉は新潟県東蒲原郡阿賀町平等寺境内にある国の天然記念物に指定された杉。樹齢1400年、高さ約40m、幹周り19.31mで日本一の太さがある。将軍杉の名の由来は、会津藩初代藩主保科正之の調査により三川の地に平維茂の墓があることがわかり、この杉の傍らにあった平維茂の墓に「鎮守府将軍平維茂碑並銘」を建立したことによる。現在この石碑の文字は、風化して、一字も読めない。
↓ 道の駅「みかわ」が目印で、巨木の里にある。
↓ 将軍杉の周辺は鬱蒼とした杉木立で覆われていた
↓ 将軍杉の周りは木道で保護
↓ 木道を右へ
根元からは6本の幹がある。
↓ 石碑の位置からみて真後ろから
真ん中の杉は昭和36年第2室戸台風で折れた。
↓ 保科正之建立の石碑。
風化して一字たりとも読めない。
↓ 認定書
参考サイト Wikipedia将軍杉
将軍杉のある平等寺
次ぎは雨中のドライブの様子を助手席から撮影しながら妙高高原へ。
アクアマリンふくしまは、福島県いわき市にある県立水族館。正式名称は「ふくしま海洋科学館」と言う。観光施設の要素に加えて教育施設の側面も持ち、水生生物の環境事業も行っている。新潟市水族館マリンピア日本海と2007年(平成19年)に友好館提携契約を締結。2011年3月11日の東日本大震災で巨大津波が施設の地上1階全体を浸水、これにより9割の魚が死亡した。(揺れによる建物への損傷はなかった)セイウチなど海獣を中心とした動物を他の水族館や動物園へ避難させた。漁港の機能がマヒしていたので、残っていた生物などへの餌も燃料も不足、水の管理が出来なくなり、3月25日には海洋生物20万匹が全滅したことが判明した。7月15日、震災以来4ケ月ぶりに営業再開した。以上 Wikipediaアクアマリンふくしま
アクアマリンふくしまのホームページ
↓ コンクリートの箱を巨大な曲面ガラスで覆った美しい外観の水族館。
↓ 明るいエントランス
↓ 展示エリアは番号順になっていて分かり易い。
先ずここから入りエスカレーターで4階に行き、順次回る。
↓ 4階で降りて福島の川と沿岸をサッと見て、3階北の海の海獣・海鳥へ向かう
↓ エトピリカ。元気に勢いよく飛び回り水しぶきだらけ
↓ 途中はさっと見て2階から景色を見る。1階入り口近く。
↓ 入場ゲートを見る
↓ 独特の展示方法をしている金魚の水槽
↓ 場所を変えて、景色を見る
金魚の水槽
↓ 小名浜の海岸方面
↓ 海上保安庁巡視船
美しいサンゴ礁の海を見学
↓ オトヒメエビ
↓ シマイセエビ
↓ ヘコアユ
↓ マダラトビエイ
↓ キアンコウ
↓ ベニズワイガニ
↓ ユメカサゴ
先を急いでいたので、ほんの1時間強の見学だったが、
夏休みに入り、大勢の親子連れが楽しそうに見学したり、
体験したりしているのを見て、ホッとした。
多くの人が見学に訪れることが、復興への最大の応援と実感。
周辺の復興状況は進んでいるのかどうかわからないが、
多くの重機が動いているのを見て、早い復興を祈った。(2013/7/23)
入館料大人一人1600円。
常磐道いわき湯元ICから車で約20分。
大堀川の法面を我が物顔で伸びるクズの間から、こちらも負けじと蔓を伸ばして沢山のツボミを従えて花を咲かせるヘクソカズラ(屁糞葛)
アカネ科ヘクソカズラ属
別名「サオトメバナ、ヤイトバナ」
2013年7月21日
↓ すでに花冠が落ちた後に小さな果実が見える
↓ クズの花との競演
↓ ヘクソカズラの花。花びらは浅く5裂。真ん中の白い虫状のものが雌しべ。
↓ まだまだ伸びるのびる
メモ
・別名の「サオトメバナ」は、花が田植えをする娘の帽子に似ていることから。
・「ヤイトバナ」は、花の中央の色をお灸(ヤイト)の痕に見立てたもの。
・生育地はやぶ・土手。
・花色は白色、中央部は紅色。
・花のつき方は、枝の先や葉の脇にまばらにつく。
・花びらは浅く5裂、両面に毛がある。
・葉のつき方は対生。
・茎はつる性で右巻きで数mになる。
参考文献 山渓「ポケットガイド野の花」
大堀川の法面全体にクズ(葛)が生い茂った。大きな葉の陰から良い香りのするクズの花が見えた。
マメ科クズ属
2013年7月21日
↓ 大きなクズの葉の間からヘクソカズラの花も開花
↓ クズの花は、花びらは5枚、蝶形花。
メモ
・秋の七草のひとつ。
・根からとったでんぷんを葛粉というが、昔、奈良県の国栖(くず)がその産地だったことからクズの名がついたと言われる。
・生育地は土手、斜面、線路沿いなど。
・分布は全国・花期は7月~9月・花色は紅紫いろ・花の付き方は、葉の先からの柄に総状に多数つく。
・花びらは5枚、蝶形花。花序の長さは10~20cm。
・花の大きさは長さ1.8~2cm。
・葉の形は3出複葉、裏面に白い毛。
・葉のつき方は互生。
・茎の高さ つる性 20m。
・生活型 多年草。
参考文献 山渓「ポケットガイド野の花」
大堀川防災調整池の遊歩道脇で人の背丈より大きくなったアメリカオニアザミが、次々と花を咲かせ、種髪を飛ばしている。一旦根付くと駆除するのが厄介な外来植物だそうだ。(国立環境研究所進入生物データベースによる)1960年代に北アメリカから輸入穀物などについて進入したらしい。全体に鋭い堅いトゲがあり、安易に触れない。
北海道では、シカの多い公園や牧場では、シカも牛もアメリカオニアザミを食べないので、増え続けているそうだ(Wikipediaアメリカオニアザミ による)
キク科アザミ属 多年草
2013年7月19日
↓ アメリカオニアザミの花
筒状花のみ、花の下部(総苞片)が球状に膨らみぎっしりトゲがついている。
↓ 横にも上にもこれでもか、これでもかと言わんばかりにツボミをつけて伸びる
↓ 次々種子が出来て綿毛が風に飛ばされていく
↓ 遊歩道脇で、人の背丈より高くなり、次々花を咲かせ綿毛をとばす。
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大堀川防災調整池の法面に、痩せたガガイモの蔓に小さな花を見つけた。いずれ刈り取られる運命にあるのだろうが、精一杯咲いている今をしっかり記録しておこうと思った。
ガガイモ科ガガイモ属 つる性多年草
2013年7月19日
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メモ
・ガカイモはつる性多年草。
・心臓形の葉が対生し、夏から秋にかけて葉腋から出た集散花序に淡紫色から白色の花がつく。
・ヘクソカズラに似ているが、次の点で容易に区別できる。
切ると乳液が出る。
悪臭はない。
つるは右巻き(Z巻き)でヘクソカズラと逆。
葉はヘクソカズラよりやや長く、葉脈が目立つ。
・花冠は5深裂して星型になり、内側に毛が密生する。
・果実は大型の紡錘形の袋果で、毛の生えた種子を多数含む。
・横に伸びた根から芽を出して旺盛に繁殖するため、一度生えると雑草化する。
参考サイト フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大堀川防災調整池には、フトイ(太藺)の群生が多数見られる。地下茎を持つて群落を形成する。茎の断面は円形で直径7~15mm。高さは2m近くになり、花材としてよく利用される。花序は茎の先端につき。花序柄があってその先に数個の小穂が付く。7月に花序が形成され、秋に熟す。
カヤツリグサ科ホタルイ属
2013年7月19日
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参考サイト Wikipedia フトイ
大堀川防災調整池では、ヒメガマ(姫蒲)の群生が見事だ。ヒメガマ(姫蒲)はコガマ同様、茎の先端にウインナーソーセージのような花穂をつける。花穂は上が雄花穂で下が雌花穂。雄花穂と雌花穂の間が離れて茎が見える。雄花穂は先に落ちるので、雌花穂が残って、先端が棒のようになっている。因幡の白兎で有名なガマの穂綿は雌花穂。別名のミスクサは、茎で御簾を作ったから。
ガマ科ガマ属 抽出性多年草
別名「ミスクサ、ミスグサ(御簾草)」
2013年7月19日
↓ ヒメガマやフトイなどが群生し水辺環境が良くなったので、
ダイサギやカモのえさ場になっている。
↓ カルガモが一羽 ヒメガマの根元で休息
↓ 川の中程にもヒメガマが
↓ 先に雄花穂が落ちるので、かなり細くなっている。
↓ 雄花穂が残っているヒメガマ
雌花穂に比べて長いのも特徴の一つ
2013年7月6日午前8時頃
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参考サイト 科学技術研究所(かぎけん)ヒメガマ
あけぼの山農業公園の風車前の池でコガマが咲いていた。日本では、ガマ・コガマ・ヒメガマがよく知られている。ガマとコガマは下方の雌花穂と上方の雄花穂がくっついているが、ヒメガマは間が離れている。
ガマ科ガマ属 抽水生多年草
2013年7月19日
↓ コガマの花穂。
筆の穂のように見える濃い茶色の部分が雄花穂で下に付いているものが雌花穂。
↓ コガマの花穂が開花する前は、苞で包まれている。
花穂全体を被う苞は開花と同時に落ちるが、
雄花穂の苞は開花後も残ることがある。
苞で被われた開花前のコガマの写真は来年の宿題。
薄緑色の雌花穂は、非常に小さい雌花群からなり、
果実が成長すると、綿毛のついた雌花穂が見られる。
破裂するようにほつれて種子が風に飛ばされて行く。
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参考サイト 石川の植物
カクレミノ(隠れ蓑)の葉は角質で光沢があり、3裂から5裂するものや菱状のものありと、様々な形を楽しめる。今回は花のツボミと昨年みのった若い果実が撮れた。あけぼの山農業公園日本庭園にはカクレミノが多数植えられており、どれも大きくて見事だ。昨年12月2日の様子はこちら ⇒ クリック
ウコギ科 カクレミノ属
別名「ミツデ・ミツナカシワ・カラミツデ」
2013年7月19日
↓ カクレミノのツボミと昨年の若い果実
↓ カクレミノのツボミ
↓ カクレミノの樹皮
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あけぼの山農業公園のヒマワリが開花し始めた。1.2haの畑に何本のヒマワリが植えられているのだろうか。あけぼの山農業公園公式サイトによると見頃は7月下旬だとか。
キク科 ヒマワリ属
別名「ニチリンソウ(日輪草)・ヒグルマ(日車)」
2013年7月19日 午後12時半過ぎ
↓ まず公園のシンボル風車を望む位置からは、全員風車を見ている!
↓ 綺麗に区切られた通路に入ると、ヒマワリの背丈は大人の背丈より高い
↓ ヒマワリ畑の端は、背丈の低いヒマワリ。
↓ ヒマワリの花全体を頭状花序と言う
外側の花びらは舌状花で雄しべがない
内側の花は筒状花で花びらはないが、両生花で種子が出来る
花は外側から咲いて行く