相棒Eleven第11話 元日スペシャル「アリス」
皆さま、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。 さて毎年恒例の元日スペシャル、今年「開局55周年記念」と冠が付いているから...
昨年も1月2日は「相棒」の感想を書いていたみたいです。
今年は毎日、好きだったドラマのスペシャルをやってくれて嬉しいですね。
もう昨日になってしまいましたが3日の昼間も「相棒祭り」をやっていました。
尊の優しさと魅力が際立った「ミス・グリーンの秘密」、
最後に右京が尊に「特命にようこそ」という「神の憂鬱」。そんな尊が去っていく「罪と罰」。すべて傑作だったと思います。
そして2日の日は「新参者/眠りの森」を見ました。
「新参者」はとっても好きな作品です。時間は遡って、まだ加賀恭一郎のお父さんが元気で生きている時代で、その絡みも良かったですね。
冒頭、バレエを鑑賞している加賀の隣にいたのは仲間由紀恵。そこだけチラリと見た息子が
「アレっ、『トリック』?」
いやいや、違うよと答えましたが、そこだけ見たら間違えてしまっても無理は無いですよね。これは加賀のお見合い相手としての友情出演ゲストでした。まあ、要するに映画で『トリック」をやるので、その番宣も兼ねてだと思います。思わず「トリックか」と言わせたのですから、狙いはバッチリでしたね。
かなり本気の居眠りから目覚めて、そこから加賀はかなり食い入るように舞台を見つめます。そこで踊っていたのは『白鳥の湖」の黒鳥の部分。
このバレエ、ヒロインは白鳥のオデット姫だけれど、踊りの技術は黒鳥の方が難しいと言われていますよね。でもそういう部分はバッサリ切って気迫でヒロインよりも印象が深かった踊りと加賀には捉えさせていました。
それはぎりぎりの縁に立つものだけが出せる気迫。
普段はまるで消え入りそうなくらい線の細い女性を石原さとみが好演していました。
しかし登場人物がみな刹那くて悲しい・・・・・・
被害者の男の人も含めて・・・・・・・
いや、彼がやっぱり一番悲しい。
冷静になって考えてみると、殺されるなんて悲劇以外の何物でもないはずです。
理由はともあれ、彼女は殺人者です。だけど何故かその部分をうっかり棚の上にあげてしまいたくなるような悲しさがにじみ出ていたのです。
お話は全く違うのに映画の「ブラック・スワン」を思い出してしまいました。
見応えがありました。
それから3日の夜は、「鍵のかかった部屋/鏡の国の殺人」
前回1億円分のダイヤが紛失し、榎本が海外にトンズラしたシーンで終わっていましたが、そんな彼が帰ってきました。今は防犯ショップを経営しているのだとか。行ってみると、そこはどう見ても泥棒グッズを売っているような怪しげなお店。
このドラマを月九でやっていた頃、原作も知らず、また途中でリサーチも入れずに見ていたので最終回で彼の本当の姿が描かれた時、凄くびっくりしました。
えっ、はぁ、ええーとなんか納得の行かない感じだったのを覚えています。すっかり変わって入るけれど頼りになるイイ人と思い込んでいたのです。
今回はすっかり分かっていたので、逆にいろいろ面白かったかもしれません。
青砥のお店訪問もそうですが、佐藤浩市演じる弁護士芹沢とのループ的会話も面白かったです。
「海外一周ってお金かかったでしょう。そのお金どうしたの。」
「貯金しました。」
「どうやって貯金したの。」
「一生懸命貯めました。」
と、延々と繰り返す。榎本くんは無表情で、ハマりますよね、ツボに。
このドラマ、また続編やらないかな~。
軽妙な会話部分も面白いけれど、やっぱり密室トリックを暴くところなんかはミステリーファンにはたまりませんよね。
3時間もかけて密室トリックを作っていくとか。
ふむふむとかいう感じです。
事件の内容に全く触れていませんが、「ああなってこうなって」です。←手抜きなんてもんじゃないだろうってな感じですが、それをエエトエエトト書いてると、また寝るのが遅くなってしまうので手抜きです。
あっ、手を抜くのと、足を抜くのとではだいぶ意味が違うな・・・って、もう余計なことは考えないようにして寝ることにします。
日付変わってもう今日ですが、今日も1日良い日でありますように♪