始まりましたね♪
今回はおまけがついてます。クリアファイルです。
仕舞い込まないで、きっと何かに使おうと思います。すぐコレクションにしちゃうので^^
最近はいつもAmazonを利用して買ってます。
読むのが遅くなっても、やっぱり便利ですね。
☆ ☆ ☆
世の中には、真っすぐにお互いの気持ちが向き合っていたにもかかわらず、余計な想いに阻まられて、ちっともなるようにならない「愛のストーリー」があるのですね。
大きな瞳だけどきついイメージのパトリシア。あまり好きなキャラとは言えないのですが、それでも何か見えない何かに阻まれているのではないかと思える展開に、同情せざるを得ません。
アーサーとパトリシア、幸せな想いが続いて欲しいかったです。だけど、私たちは既にアーサー卿のその後を詳しくは知らなくても、その外郭くらいは知っていて、何かの悲劇の目撃者にならざるを得ないのは覚悟の上。
しかしなんて言うか、バッドタイミング。
【以下は、あらすじは無しですがネタバレしています。】
やっぱりパトリシアの夫は、単なる浮気でしたね。
だけど1889年の世界観を、不愉快な部分も蓋をせずに直視して描かれている、この物語は、さりげない女性史になっていると思いました。
・『「ポーの一族」秘密の花園 Vol.3』の感想の中でも書きましたが、子供の頃は少年たちの憧れの的で、中心に咲く大輪の薔薇のようだったパトリシアも、結婚したら夫に「女のくせに口答えするな。」と意見すら言えないのです。
今回も、「浮気など男の甲斐性」「結婚したら夫の所有物」などと、彼女の親の口から出てくる始末です。
そんな世界に生きているパトリシアにとって、アーサーと真っすぐに心が通じ合えたことは、本当に幸せな事だったと思います。
それなのに、何で、その日に来るかな !?
ダニーめ!!
ダイアナって誰よ~、それ !!
婚約者であった事を、アーサーは否定しませんでした。だけど何か事情はありそうです。
エドガーのダニーのやっつけぶり、爽快でしたね。
皆さんも、そう思うでしょ。
そのページ、写真撮って載せちゃって良い?
やっぱりダメよね(笑) P36ですよ。
でもここでも時代背景的セリフが。
「ピアノ教師と準男爵は結婚できるのでしょうか?」
あー、なんか深い !!
写真撮って載せてしまいたいページが、実はもう1ページありました。
ダニーが「ダイアナを覚えておられませんか 。」というシーンの構図。なんか凄く惹かれました。
その一言でページの半分。ドアの所に立つパトリシアにそれを見つめるエドガー。われ関せずのパトリック。
なんか最近美術館へ行ってないので、絵画不足なのか、なんかこのページ、油絵で描かれたものを見てみたい衝動に駆られました。
アーサーはパトリシアに言い訳もせずに、絶望して水に飛び込みます。
ワンコのフォルテが大活躍したのが嬉しかったです。物語がイキイキしていますよね。
だけどダニーは、いったい何を見たの?
まあ、あれはあの人だろうと思うけれど・・・・・。
「去年から あのランプトンが現れてから 死者が 多すぎる」
確かに。
物語があらぬ方向に行きませんように。
また来月が楽しみです♡
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