森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

#マッサン 人生はチャレンジ&アドベンチャー

2015-03-30 10:26:53 | テレビ・ラジオ

「#マッサン」のタグ、あえて付けました。名残惜しいと言う気持ちを込めて。

朝ドラはツイッターで感想を呟いていますが、「マッサン」は毎日見ていた割には、あまり呟くことのなかったドラマでした。つまらないとは思っていなかったけれど、何を呟いて良いのか分からないし、いつもはBSと地上波で二回見てきた朝ドラも一回しか見ていない事も多かったです。

よーするに、もしかしたら途中まで好きじゃなかったのかもしれません。

でもとてもじゃないけれど、そうは自覚できませんよ。だってキャストさん、みんな大好き。誰も嫌いな人がいないんですよ。良く考えてみるとキャストさんだけじゃなくて、登場人物もみな好きなのです。じゃ、何でだったのかなと考えてみたら、あのマッサンの一途すぎて空気の読めない性格にイラリンとさせられて、二回は見る事が出来なかったのかもしれません。

要するにマッサンは技術屋さん。そういう人が経営に回ると、えらく周りは大変よねって話ではなかったのですが、事実大変だったなと思いました。

そんなこんなであまり感想も言わず、一回しか見なくても、鴨居の大将とか余市の熊さんとか魅力的な男たちが出てくる「マッサン」を毎日楽しみに見ていました。

 

ある時、自分で起業している人とお話をしていたら、「マッサン」はニツカの創業の話だからと人に勧められて見始めたけれど、ちっとも話はウィスキーづくりに行かないしつまらないと言われました。

 

半年も続くドラマって、その配分が難しいよなって、その時に思いました。そして何よりどこに重点を置くことにも全く見る人の評価が変わってしまうのかもしれないなと思うのです。

 

一途に夢を追い求めたマッサン。本物のウィスキーづくりに拘ったドラマ作りをしていれば、もっと上に述べた人のような感想が出る前にウィスキーづくりが始まったと思うし、最終回の回想シーンでは、ウィスキー作りに関わった人たち、そしてその人たちとの思い出のシーンがたくさん出てきたと思うのです。

鴨居の大将、陽一郎、資金を出してくれた人たち、ああそうそう、その前に社長とか、そして北海道の人たちとか。いっぱいエピソードがありましたよね。それをエリーと共に思い出すシーンがあっても良かったかなと、本当はちょっとそう思います。

 

でもそういう事は全くなくて、途中、あまり感情移入できない若い人の愛のエピソードに時間が割かれたのは、少々のがっかり時間でした。

 

だけれどこの物語は終わりに行けばいくほど、好き度がアップしていきました。

マッサンが自分の城を持ち「じゃが」とか「しかし」を連発しなくなったからかもしれません。

と言うより、戦争が終わった頃には、ようやく大人になって若い人から学ぶ、つまり人から学ぶと言う姿勢を身に着けたように思います、その姿に甥は彼を尊敬し、マッサンは後継者を得たようなものではないですか。

そしてエリー、つまりシャーロットさんへのファン度もアップしていったと言うのも、「マッサン」が好きになっていった理由かもしれません。だって、彼女、お芝居が上手いのですもの。お芝居の上手い人は、基本みんな好きです、私。

 

この物語は、本物のウィスキー作りに拘り夢を持ったマッサンと、それを支え続けた妻、エリーの物語で、ウィスキーエピは脇エピだったと思います。だから私的には我慢の時間だった家族のエピソードも大切だったのですよね。

朝ドラの時間に少々泣くと言うのが、私的爽やかな一日の始め方です。

最初の頃はそれが無縁だった「マッサン」ですが3月に入って、その爽やかな朝が蘇ってきました。

 

そして最終週。

ラスト一日前にエリーは旅立ってしまいました。

それだって泣けますよ。

でも最終回。

私、そうか、そう来たか~と思いました。

ツイッターでも呟いたので、お目にとめてくださった方もいらっしゃるかもしれませんが、

初回、授賞式の式典で玉鉄はおじいさん。そして前には妻の写真が。

「そうか、妻は彼よりも先に死んじゃったのね。ふーん。」

と、ここからこのドラマは始まったように思います。

ところが最終回、同じシーンです。

歳を取ったマッサン。そしてエリーの写真。

私は号泣です。

その涙は、まさしく半年、この夫婦を見続けて見守ってきた証の涙だったのですね。

 

そこから始まればそこに戻る演出は普通の事です。でも2時間ドラマではないのですよね、やっぱり。

 

そしてラストシーンは、二人の冒険旅行が始まったそのシーンに戻って終わりです。

そのシーンは二人で手を繋ぎまっすぐな道を走って行くシーン。手を取り合って駆け落ちしていくシーンですが、そこから二人の人生の冒険旅行は始まったのですよね。

 

その道は真っ直ぐ。

そして走り去っていく二人。

「この手を離すなよ。」と言う言葉とともに。

 

何回もそのシーンは見たシーンでもありました。

でも最終回のラストのシーンには、違う意味が自然に加わったのです。

 

「終わり良ければ総て良し。」って、このドラマの事を言うんじゃないかしらって、私思いました。

 

何度そのラストのシーンを思いだしても、胸が熱くなります。

 

思わず私、夫殿を大切にしようと思ってしまいました・・・・・・。

いやいや、それはともかく、半年、見続けて良かったです。

それと「人生はチャレンジ&アドベンチャー」。この言葉は凄く共鳴しました。

これは別に大きな事をしなくてもいいんですよ。

毎日の地味な暮らしの中に、チャレンジしなくちゃならない事がたくさんあるし、ただ毎日を生きていることが即ちすでに冒険旅行の途中です。

 

地味にコツコツと進む冒険旅行もあるってもんですよ。

「まれ」、始まりました。

「あさイチ」の有働さんが「つかみはo.k」って言ってたけれど、私もそう思います。

オープニングから元気が出そうです。

 

と言うわけで、また半年、朝は朝ドラを楽しみたいと思います♡

 

 

 

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「相棒」のオハナシ

2015-03-29 17:54:03 | ドラマ(相棒)

私が長い間「相棒」のファンだって事は、このブログに来てくださってる方は、結構知ってくださっている事だと思うのですね。

だから今日は、ちょっとその「相棒」の話をします。

別に最終回の話と言うわけじゃないけれどその話もちょっとだけしますね。

 

と、この記事を書きはじめて、ちょっと検索を入れたら新相棒のニュースが、すでに2日前に載っていましたね。私ちょっと最近リアル生活うろうろしているからいろいろ出遅れてます。^^

まだ公式じゃないから何とも言えないけれど、一応、次は反町さんで、その次は仲間さんだそうです。

出所→ここ

 

ところで昨日、ちょっと体調が悪くて病院に行ったんです。美容院と病院、両方とも私にとっては週刊誌読みまくりタイムです。そういう所でしか読まないもので。

女性セブンだったかな。

ちょっと前の特集で、水谷豊のトレビアみたいな感じで特集が組まれていました。

「意外と知られていないんだけれど」とか

「あまり知られていないんだけれど」とか「ほとんどの人が今となっては知らない」などと前置きが付いて、

彼が初代の浅見光彦だとか、「バンパイア」の後一回引退してたとか、「太陽にほえろ」の1回目の犯人役は彼だとか、今の奥さんの蘭ちゃんとは再婚だとか載っていたのだけれど、

「みんな知ってるわい!」と思った次第。

私は水谷さんは昔から、結構好きな人なんです。記事にもしたことがあるけれど、「浅見光彦シリーズ」や「熱中時代」は本当にだーい好き。

 

でも「相棒」が始まったころは、主に夫が見ていて、私は転寝していたりしてそんなに真剣には見ていなかったんです。テレ朝特有のお気楽常連刑事ドラマとか思っていたものですから。

逆にそんなのに水谷豊は出るんだなって思っていたんです。どこの国でも同じように大変な事だと思うのですが、俳優さんは「次」の人たちもどんどん出て来て、ある時はブレイクしてドラマのレギュラーの主役を張っていても、いつしかそれが難しくなって、2時間枠の主役になっていったり、重要だけれど役だけれど脇に回ったりして行く事も多いのではと思います。でも力ある人は、また必ずど真ん中に戻ってくるんですよね。

「相棒」はそれまでどちらかと言うと2時間枠のシリーズドラマの主役をやる俳優さんになっていた水谷さんが〈それが別に悪いわけじゃないよ〉、ど真ん中に正に戻ってきた作品のように感じるのですよね。感じるのは私の感覚であって事実と=ってわけではないです。

 

最初はあまりちゃんと見てなかった「相棒」。

でもある時何気なく見ていて、とっても面白い事と思ったのですね。

「これ、結構面白いのね。」と私が言ったら、夫が得意そうに

「そうなんだよね。これ、結構面白いんだよ。」と言って、我が家では「相棒」は夫婦の数少ない共通項目になったのです。

その時に私、ちょっと思ったんです。

さすがだな、水谷豊の主演作品だからだなって。

 

そして私がちょっとのめり込んでいったのは、シーズン3の「双頭の悪魔」からだと思います。片山雛子というダークヒロインには魅せられました。

魅せられたと言ってるのに、シーズン13の雛子の回の感想はパスしてしまいました。〈最近9時台眠くってさ。〉

「国家と結婚したわ。」って、雛子にとうとうエリザベス女王みたいなことを言わせて、ちょっくら赤面したぞ。^^;

それにさ、やっぱり女優さんはインパクトがあるバラエティはほどほどにねって思いました。イッテQが面白かっただけに「親方~。」ってちょっとだけ思っちゃった〈分かる人には分かる^^〉

 

「相棒」って最初、1話完結または数話連続の物語の構成であっても全体的に一つのお話の流れがあったように思うんです。

だから私、途中まで数人でシナリオを書いてるって事に気が付かなかったんです。〈というか、それまでドラマのシナリオを誰が書いているかなんて全く興味がなかったのですが、「相棒」を見るようになってから急に興味がわいてきました。〉

 

複数で書いていても、恋人同士だった亀山薫と美和子が夫婦になっていくまでに一回は別れたり、またヨリを戻したりとドラマがあったり、また二人の親友だった人が殺人鬼でその正体がばれて、またその人が死んでいくまでの物語があったりと全体を見せる工夫があったように思います。

 

最近の「相棒」はつまらなくなったと、近頃よく言われてしまうのは、そう言った感情移入したくなるような全体観にたった底辺のストーリーがなくて、単発ドラマが繰り返されているだけだからって言うのも一因にあるんじゃないかと思います。ここの部分、もしも「相棒」会議があるとしたら、私手をあげてはっきり言いたいところです。

 

発表されたのはかなり後でもシーズン13は最初から甲斐享が卒業と決まっていたはず。

そのラストに相当悩んだのでしょうね。悩んだまま決まらないでスタートさせてしまったのかしら。

それでいくつも可能性を作ったのかも。

だから結果的には薄っぺらくなってしまった恋人の白血病エピなんかも作ってしまったんじゃないのかしら。

ここがちゃんと決まっていたら、4話に一回ぐらいさり気ない伏線を張ることも出来たはずです。さり気なく新聞を置いておくとか。

「ダークナイト」と刺繍したジャンパーを着ているチンピラが歩いていたとか。ちらっと得意気にカイトがその後姿を見ていたとかね。

 

テレビのドラマって、イヤ、ドラマだけではなくて、テレビって日々制作に追われちゃってかなり行き当たりばったりな感が否めないですよね。

でもファンとしては、これだけ視聴率を誇っていての長寿番組ですし、もっとちゃんとやって欲しかったです。

私的な全体の感想ですが、物語のバランスが悪いと言うのも感じてしまうのですよね。

社会派とか言う話は、ワンシーズン1個で良いやって思います。コメディ調なのを陣川君に頼らないで欲しいし、これだけ世の中の犯罪が残酷になってきているのに、猟奇殺人や得体のしれない怖い犯罪はあまりない「相棒」だったように思います。そう言うのもやっぱり入れて頂いて、唸るような推理劇や、ゲストの役者さんの雰囲気だけで引っ張られちゃうようなお話。または脇の人でも「揚羽蝶」の時のような一人の人の演技でドラマの格をあげちゃう事もありますよね。

 いろいろなバランスの良いサスペンスを見せて頂けたらなあと思っています。

それには全体的な視点に立って、そして強い立場でものが言えて、みんなを引っ張れる総監督って必要なんじゃないかと思うんです。あえてカタカナ言葉を使わないで「総監督」。

 

そして総監督はまさしくドラマを作るトップの人であって欲しいです。

 

良いドラマが出来きても、関連の仕事をしている人以外の視聴者では、マニアか余程のドラマ好きでなければスタッフに想いをはせる人はあまりいないと思います。だから良作を作ることは、すなわち俳優さんのためでもあるんですよね。

 

ドラマの評価って、その時はワーワー盛り上がっても(良きも悪しきも)、すぐに忘れられていってしまうものかもしれません。

でもこの業界の感覚は私達とは若干違うものがあるように思うのです。評価がブーイングが多くても、みんなの反響が多いほうが勝ちなのです。そういう意味では「相棒」の最終回は勝ったといえるのではないでしょうか。ただもしも不満評価が多かったならば、この先いくらでもそれをカバーしていく物語を作っていくことは可能です。

先にやるべきだった伏線張りが出来なかった「相棒」ですが、この後の物語で時々甲斐享の後日談や近況を会話の中で語らせたら良いと思います。

と言っても、それは私の単なる願望です。

 

そう言えば、最終回の評価を読んでいて、一番私がイヤダなと思ったのは、アレです。

アレというのは・・・

ブロガーの方の感想は個人の感想なので、ふむふむと思って読みました。再放送時に、白々しく感じると思ってしまうという意見には一番「なるほど~」と思いましたが、私は逆にコアなファンのみなさんに、年表とか作って欲しいなと思っちゃったりして。

あの年のあの時にはみたいなね。

それにカイト的にはこの犯罪は「ボコボコにしたれ」っていうやんちゃの延長で、それがそうじゃなくてとんでも無いことだと気がついたのが最終回だった様に思うのですが、そこが一番うまく描けていなかったような気がします。まあいずれにしても重病で身重の彼女がいながら馬鹿すぎるわけなのですが、だから彼女のエピが超邪魔。だから全体観に立ってのだな・・・って、また話は振り出しに・・・(-_-;)

 

あっ、そうそうアレっていうのはね。

ブロガーさんの感想ではなく、ネットパート記事ライターさんたちの書いたまとめ記事。(どうでもいいことだけれど、まとめ方が上手いよね。)

でもアレは誰かが書いた文の使い回しが多いじゃないですか。一人の人が最初に書いた「成宮君の演技力に難色をしました水谷さんが」という文。

それが使いまわされていて、さながら大勢の人に言われているみたいで嫌だったわね。

成宮くんは確かに演技派ではないと思いますよ。でもそのように言われる程ではないし、今の若手には同じような方がたくさんいるじゃないですか。彼は彼の個性で売ってきた人だと思うのですよ。テレビの世界だけではなく芸能の世界では、何も出来ない所から学んでいく場合も多い・・・いやいや、それってすべての世界で言えることですよね。

だけど仮想の世界を作り上げていくドラマなどの世界では、大切なのはキャラじゃないのかな。

 

何はともあれ「相棒」という踏み台を踏まれた方は、皆ジャンプアップしていただきたいと切に願っています。

成宮くん、がんばれー。

 

なんだかドラマの感想じゃない「相棒」のお話、結構楽しいですね。また勝手にひとりごとつぶやいてるかもしれません^^

 

あっ、そう言えば映画館で「王妃の館」の予告編を見ましたよ。

最初、映画館のマナーを語っている彼が水谷豊さんだって気が付かず笑ってしまいました。

北白川右京って、そこでも右京さんなんですよね。

ちょっと面白そうだなあって思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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ドラマのお話 2015年冬ドラマのまとめ

2015-03-26 13:12:19 | テレビ・ラジオ

既にタイムリーなお話ではなくなってしまいました。

最近、いろいろとバタバタしております。

このような時こそ日記ブログは更新しようと〈後々の自分の為に〉思っていますので、よろしかったら「果樹園のティータイム」の方にもお越しくださいませ。

 

今期はまとめを書くほど深く見ていないかもしれません。

このブログを始めた頃は遅くまで仕事をしていて、その後夕食で本当に夜は疲れ果てていて、ドラマを見る事ぐらいしか出来なかった私。

今は、結構いろいろやってるので、以前ほどではないのですが、それでもちょっとは見てたかも。

 

最終回の頃になると一抹の寂しさを感じますが、また終われば新たに新ドラマも始まるわけですから、それも楽しみですね。

 月曜日から書きますと、見ていたドラマの中では一番最後に最終回が来た「デート」

これは面白かったですね。私なんかは鷲尾君の方が良いような気もしちゃったのですが、最終回でとんでもない秘密が出て来て、この二人は結ばれるべくして結ばれたんだなと納得できる漏れのない脚本だったと思いました。要するに、お守りの切符をなぜ依子が改札に出さずに持ち続ける事が出来たのかと言う秘密。すでにその時に出会っていた二人。そのことを彼らが思い出すわけでもなく、知ったのは視聴者のみ。凄くしゃれていると思いました。「高等遊民」と言う言葉も良いですよね。

月曜日は、8時台の「警部補・杉山真太郎」も見ていました。
8時台のドラマはどうしても視聴率がイマイチになってしまうのは仕方がない事だと思います。でもこの枠は次回からバラエティになってしまうのですよね。がっかりです。この時間帯のドラマは安心して見る事の出来る良作も多かったと思うからです。

子供も見ていると思われる時間なので、おばあちゃんが大病になっても助かるし、撃たれても死なないと言うホッとできる展開はやっぱり好きでした。

そう言えばこの枠がなくなると、小泉孝太郎の毒のシリーズはどうなってしまうのでしょうか。あれは本当はまだ続くはずだと思っていたのですが、あれで終わりなのかしら。

 

火曜日は「銭の戦争」。初回の物語の展開が、あまりにショックで、これはどうにか少しなってからじゃないと、とてもじゃないけれど見る事は出来ないなと思い出遅れて見始めました。

これもどんどん加速する面白さでした。最終回はやっぱりラストシーンの衝撃でしょうか。私、最初、意味が分からなかったです。

「えっ!?」って思いました。

「えっ!?」って。大島さんの泣き方以上に衝撃的でした。

火曜日は「クリミナルマインド」。これはまだ継続中。面白いけれど、私の中ではピーク落ち。

 

水曜日はもちろん「相棒」。これの最終回のみんなの感想を読んでいたら、とてもじゃないけれどTBとか送れません。

でもみんなの読んだよ~。

「相棒」の事は、時間があったらだけれど、別に書くね。いや、書くことはほんのちょっとだけれど、別に書く。このドラマも私的にはピーク落ちなんだけれど、長々ファンをやって来たので愛があるからね。

 

木曜日は「DOCTORS 3」。もうこれ、大好き。視聴率でトップだったのも分かりますよ。老いも若きもドラママニアもそうでない人も見やすかったし単純に面白かったからですよね。特に高嶋弟、素晴らしい。この人は、私生活のマイナスだったことも糧にする人なのかも知れなどと思って見ていました。卓ちゃんのファンですよ。

「出入禁止の女」も見ていましたが・・・・・。何も感想もないです。うーんうーん。やっぱり何もないです。夫がかけていたので、目に映っていただけかもしれません。

 

同じ意味で、金曜日の「保育探偵25時」。これは後で知ったのですが、超最低視聴率だったようです。可愛そうに、山口さん。これは決してつまらなくはなかったです。それにやけにイケメン青年が出ているなあと思って見ていたんですが、今調べたら、なんと千葉真一の息子さんでした。真剣佑と言う俳優さんです。出演者はみんな頑張っていると思いましたが、やはり全体的に花がなかったかもしれませんね。

 

日曜日は大河「花燃ゆ」は毎回楽しみにしています。最近、感想が抜けてしまっていますが、また復活する予定です。

 

それから「流星ワゴン」。これ、本当に良かったし、毎回楽しみにしていました。そして毎回泣いていました。

過去に戻ってやり直したいって誰もが一度は思うような事だと思うんだけれど、どんなに過去を一生懸命に変えても、今は変わってくれないわけで、変える事が出来るのはまさに「今」、そして『未来』しかないんですよね。

忠さん、本当に最高でした。香川さんの器用さ、改めて脱帽しちゃいました。

それに橋本健太役の少年が凄く良かったです。

でも視聴率はイマイチ・・・!

この前の作品「ごめんね青春」も視聴率は良くなかったし、この枠自体が厳しんじゃないかしら。

 

そしてこの後、日曜日はWOWOWの「天使のナイフ」を観ていました。

またこれが、半端のない秀逸な作品で素晴らしかったです。今シーズン中にやっていて先に終わっていた「贖罪のソナタ」も素晴らしかったし、やっぱりドラマはWOWOWねとか思ってしまいます。

この感想の書き方は、何でも「美味しい」としか言えない凄く下手なグルメリポーターのようですね。でも特に上記の二作品はうっかり手がと言うか軽くは扱えない深い作品なのですよ。

 

あっ、そうだ。

金曜日のドラマで一つ抜けました。「ウロボロス」。これは夫殿が毎回欠かさずに見ていました。私は時々チラ見です。でも物語の展開は分かっていました。「銭の戦争」もそうだけれどチラ見でも抜けても、物語がさっぱり分からなくなるって事は最近のドラマではないですよね。

最終回も隣の部屋でお仕事をしながら声だけ聞いていました。だけど、途中で「なんだ、この茶番劇と言うか学芸会のようなセリフの応酬は・・・。」
いやいや、ファンの皆様怒らないでね。ちゃんと続きがあるんだから。

本当に声だけ聞かれるって、役者さんには厳しいと思いますよ。でも思わず、私、仕事を止めて真剣に見出しちゃったんです。

そして泣きました。号泣に近かったかも。

「あー、死ぬ気だな。」って思いましたよ。園に二人で帰るシーンからそう思っていました。でもその最後の演出、良かったです。

カチリと銃の音だけ聞こえて、斗真の美しい顔のアップ。そしてそのままアップで目が覚めると広末さん。

銃声はナシなんです。ほんと、泣ける演出だったし斗真、本当に美しい。

このドラマ、他の役者さんたちもみな良かったですよね。

セリフも怖かったな。本当にあの橋之助父さんは子供を愛してなかったって感じ。もし適応する患者の子供がいたら、自分の子供を殺してその臓器を取り出せたって事ですよね。怖すぎるお話で、だからチラ見だったのかもしれません。

ええと、他の役者さんのような書き方をしていると、小栗君のファンの方に叱られそうな気がしちゃうので、私の願望を書きます。彼は一度クドカンあたりとタッグを組んで、コメディに力を入れてみたらいかがなものかと。どちらかと言うとダークな役どころが続いたので、パアアアとした役が次回は良いのではないかと思います。

 

次作で気になっている物だけをピックアップして書くと、

月曜日は相場君の「ようこそ我が家へ」

火曜日は未定です。「クリマイ」は見続けます。

水曜日は「警視庁捜査一課9係」。これもとうとうシーズン10ですね。私は実は隠れファンなのよ。隠れてないかも^^

「Dr. 倫太郎」は堺さんが主演なので見ちゃうかも。

ところが裏が阿部サダヲさんの「心がポキッとね」。録画して見ちゃうかも。

木曜日は「アイムホーム」。キムタクだから夫は見たがらないかもしれないし、分かりません。一応リストに入れておきます。

じゃあ裏は何をと調べたら「ヤメゴク」。お話は結構面白そうです。

日曜日は「天皇の料理番」を見ると思います。

新枠である「ワイルド☆ヒーローズ」は初回を観てから決めると思います。

 

このように並べて書くと、凄く見るみたいだけれど毎日の事なので、そうでもないです。

ほんとうはNHKの木曜日の時代劇は録画して見たいところなんだけれど、録画したやつを見るのが意外と大変なんです。

また楽しいドラマとの出会いがあると良いですよね。

 

 

 

 

 

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野田市散策日記その3

2015-03-22 16:53:03 | お散歩&写真日記

3月22日、「古文書入門講座」の二回目に野田に行ってきたので、またも散策日記です。

【愛宕駅周辺の街並みと愛宕神社】

公民館から愛宕駅に向かう途中、老舗の漬物屋さんがあります。

 

いつか帰りに駆って来よう・・・・・・・。

その近くにも

おせんべい屋さんが。ここもそのうち立ち寄る予定。

この写真、凄くヘッポコでしょう。分かっています。なんで真ん中にポールなんか入れて撮ってるんだって。

でも買いもしないのに正面から撮れませんよ。本当は立ち寄ってお買い物をし、堂々と正面から撮るつもりでした。でも家に漬物はまだあるし、おせんべいはネットで注文したばっかりだったんです。

それと、ここに来る前に素敵なリサイクルショップを見つけてしまいすでにお財布を開いた後だったのです。

近所のおばあさんが毎日のように立ち寄って掘り出し物を探していく、そんなリサイクルショップでそこは素敵な所だと思いました。

 

そんなわけで、今日は駅と同じ名前の愛宕神社に立ち寄ってみました。

すこぶる歴史を感じさせる神社で、後で調べたら県指定の文化財でした。

 

 

上の小さい鳥居は・・・・

 

 寒緋桜、見っ付けた~。

肝心の本殿の画像が載せられません。ちゃんと撮ってきましたよ。でも家に帰って見てみたらオーブがいっぱい。

ええとどんな状態で撮ったんだっけなあ・・・・。逆光だったかなあ・・・・・。

オーブ付でも、湯気とか埃ってなんとなく分かっている時はアップしちゃうんだけれど、今回は止めときます。

 

【レストランボヌールにて】

この際なので野田市と名前が付いたら、この散策日記で記事を書くことにしました。散策日記、何気に二本立てです。

野田にあるホテルグランボアは結構古くからあるホテルで、そこの中のレストランボヌールに3月19日にお友達に連れて行ってもらいました。

その場所のレストランには何度がいろいろなお友達と行きましたが、今回のお食事が一番良かったです。

 

事前にメルマガ会員に登録して、クーポンゲットで行かれた方が良い事がありますよ~。

 

 

 

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相棒 season13第19話最終回2時間スペシャル「ダークナイト」

2015-03-19 00:33:53 | ドラマ(相棒)

最終回を見る前、あらかじめ今回の最終回の感想のブログの書き出しを考えていました。

こんな書き出し。

「『相棒』と言うドラマを去って行く人は、言うなれば本当に『卒業』であって、そこからさらに役者としてジャンプアップしていくことが多いと思います。

成宮君は、『相棒』に出る前は、どちらかと言うと癖のある犯人役が多く、たとえ良い人で出て来ても、この人は裏で何かあると言うダークなイメージを払拭できない人でした。それを『相棒』と言うドラマは、そのイメージを変えてしまったのではと思います。」

 

が、!!!

しかし!!!

やってくれましたよねー、「相棒」。

成宮君の本来持っていて影をひそめてしまっていたイメージを、最後に返してくれたとしか思えません。

これによって、さらに役の幅が広がったのではないかと私は思います。

また逆に言うならば、成宮君だから、この物語が生まれたのかもしれませんね。

 

カイトパパが右京に言いました。

「杉下右京がダークナイトを生んだ。」

「言いがかりにしか聞こえません。」

もちろんそのようにストレートに言ったのではありませんよ。正確に書けないので、ズバリそのものだけを書いたのです。確かに言いがかりでしかないかもしれません。でもその気持ちは分かるのです。

完璧なまでの右京の傍にいて、いつしか自己存在の確認に「ダークナイト」と言う存在にのめり込んでいったと言うか。

だって、この「相棒」は、いつしか甲斐君は頷き係、小間使い、傍にただいる人のような感想がいっぱいあったじゃないですか。そう描かれていただけではなくて、ドラマの中のパラレルワールドの中のカイトはまさにそのもので、物語の中の彼はそれなりにもがいていたのではないのかしら。って、言ってる事分かる?

私もね、本音を言えば、こんな面白い事やってくれちゃうのなら一話ぐらいその伏線を張っていてくれたらいいのになと思って、そこは残念だったなあと思うんですよね。でもみんなの感想の中に、その伏線があったのですよ!

 

いきなりですが「銭の戦争」も終わってしまいました。そこでひとたび金を設ける快感を知ってしまったら、その魅力を抗いきれないと言うようなセリフが出てきました。最初はただの復讐でも、それがダークナイトと言う存在に変わって言ったのも、世間の評判が心地良かったと言うのも一つの理由だったように描かれていました。

ひとたびその快感を知ってしまったら、抗いきれないものってたくさんあるかもしれません。日常では普通の事ではないけれど、ネットの世界ではあり得る真夜中の会話など、その楽しさを知ってしまったらなかなか抜けきれるものではありませんよね。それと同じように考えるものではないと分かっていますが彼は抜けきれなかったのですよね。

恋人は白血病と言う大病でしかも身重。それなのに何しちゃってるのよとは思うけれど、それだけ彼の闇の部分は広がっていたんですよね。

 

カイトを叱りつける右京さんも良かったし、結局カイトパパとの和解はこんな形でと言うのも悲しくも良かったです。

ああ、そうだと思って、ツイッターでの評判を読んでみると・・・・・・

ああああああああああ、読まなきゃよかったわ。

 

「相棒」が犯人なのが許せないのかな。

でもね、私が思うには、「和製シャーロックホームズ」なんて言葉が出てきたことがあったけれど、「相棒」ってどちらかと言うと「ポワロ」の世界観に似ていると思うんですよね。だったらそれもアリなんじゃないかなって私は思います。

 

空港での別れのシーンも良かったですね。私はちょっと泣けました。

「自分にいささか愛想をつかしてる。」と右京は言います。

若い人を自分の傍に置いて、結局は育てるどころか潰してしまったようなもの。「人材の墓場」を言葉のみでなく視聴者に実践して見せてしまったのですから。

大きな悔いが残ってしかるべきです。

右京にも無期限の停職処分が下ります。

またロンドンにでも行っちゃうのかしら。

無期限と言っても半年だと思いますが。

 

ふと、甲斐享登場の初回に、私はどんな感想を書いているのか読み直してみました。

すると・・・・・・ !

その感想は→相棒Eleven第一話「聖域」

そこに

「私は新相棒が成宮くんと決まった時には、ラスト、彼が退場する時は、彼が犯人になるか、または「相棒」史上始めての殉職ではないかと予想したのですが(早すぎるちゅうの)、あんなに明るいキャラじゃ、この予想は外れそうです。」

いやいや、外れてなかったのです !!

 

ちょっと~、私って凄くない!?

と、自分を褒めてこの感想は終わりです。^^

 

成宮君、本当にお疲れ様。

また他のドラマを楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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デカンショ~デカンショで♪

2015-03-15 22:04:49 | 思いつくまま

お友達のブログを読んで、気が付きました。
昨日って巷ではホワイトデーとかじゃありませんか。我が家ではその気配すらなかったのでした(ノД`)・゜・。

チクリンと嫌味を言うのは簡単だけれど、近頃お出掛けが多く、土日だと、そのアッシー君〈もう死語?〉をやって頂くことが多く、もうそれでいいかなって♪

むしろそれがいいかなって。

私はお菓子のお返しよりも、日常の中の「ありがとう」と言えるお返しの方が嬉しいわ。

などと書けば書くほど、逆にこだわっているように見えてしまう悲しさよ・・・・・^^;


先日、「銭の戦争」と言うドラマを見ていたら、そこでショーペンハウエルの言葉って言うのが出てきたんだけれど、それ、凄く頷く言葉でした。

「あきらめを十分用意しておくことも人生の旅には必要な事なんだよ。」ってやつ。

デカンショの中のショーペンハウエルさん、結構良い事を言っているんですね。

因みに「デカンショ」って言うのは

「デカンショデカンショで半年暮らし
後の半年寝て暮らす~。」っていうやつ。

もともとあった「デカンショ節」、これはいろんな所で変調替え歌が作られ広まっていった昔の歌だけれど、その中で学生たちが「デカンショ」を「デカルト」「カント」「ショーペンハウエル」と意味づけて歌ったのよね。

 

思わずどんな歌だったかなと検索したら、凄く懐かしい気持ちになりました。

懐かしい気持ちと言っても、もちろん私が旧制高校時代の人間ってわけではないですからね、あしからず。

だけれど私が学生の頃は男どもはこの歌に憧れの匂いを感じて、合宿などで歌っていました。言っちゃあ悪いけれど、デカンショを半年詰め込むような勉強などしていないと言うのにね。

でも私も影響を受けたと思います。

だからあの歌、大好き!!

「下駄を鳴らしてやつが来る~。腰に手ぬぐいぶら下げて」

でもとりとめがなくなってしまうので、今日はその歌の話はナシですが。

 

「旧制高校のデカンショ節」と言う所を見て頂ければ学生たちの替え歌バージョンをお楽しみいただけると思います。→「こちら」

 

下に貼らせていただいたのは、かなり秀逸。

思わず歌詞に唸ってしまいました。

「どうせ死ぬなら桜の下・・・

死なば屍の上に花が散る・・・」

これ、凄くないですか!?

 

イマジネーションのど真ん中にどーんときますよ。

この歌詞の前に美少年と言う言葉がきて、その後には理想の空高くとかいう言葉も出てくるんです。

その世界観に引きずり込むのが上手すぎる~。

 

私が映画を作ったら〈作らないけれど〉、この曲をどっか大事な所で使うな。

 

因みにこの歌の替え歌、私も作ってみました。

女のデカンショ節ってところです。

 

そうじせんたく 飯炊き子守 〈コリャコリャ〉 

変化なき日の繰り返し 〈ヨーイヨーイデッカンショ〉

いつの間にやら 年月すぎて 〈コリャコリャ〉

親は順繰り 鬼籍入り 〈ヨーイヨーイデッカンショ〉

可愛かわいと 育てたボーヤも 〈コリャコリャ〉

はや家を出て 帰らない 〈ヨーイヨーイデッカンショ〉

ひとりから順に 家族を増やし 〈コリャコリャ〉

いつの間にやらまた二人 〈ヨーイヨーイ デッカンショ〉

まとわりつくなと 邪険にしてたが 〈コリャコリャ〉

やがて最後は またひとり 〈ヨーイヨーイ デッカンショ〉

 

下のは傑作よと言いながら、その上に自作の替え歌を載せる図々しさよ。まあ、それはそれでと言うことで。

近頃自由に書くのが楽しいので、ドラマ感想をため込んでいますが、そのうちまとめて書く予定です。

「花燃ゆ」も「相棒」最終回も楽しみにしています。

 

 て?かんしょ節/ 土取利行(唄・三味線・太鼓)

 

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考える人

2015-03-14 01:30:51 | 梢は歌う(日記)

3月9日の月曜日、アートフラワーを習いに行きました。

真っ白な生地に色を染めて、花びらから葉まで全部作り込んでいくアートフラワーは、私にはちょっとハードルが高いものと敬遠してきました。

だけれどこの花を教えてくださるお師匠様は、実は姑なのです。

 

姑もとうとう90になりました。

 

私は、日頃から

「今の世の中は、100歳でもちゃんとピンシャンと生きている人もいるのよ。100たってさあ、高々10年よ。10年いけるわよ、お母さんなら。」などと言っています。

考えてみれば恐ろしい事を堂々と言い切る鬼のように怖い嫁かもしれません。あなたは10年しか生きられないのよと言っているようなものなのですから。

でも、こうも言います。

「私、嘘つけないからさ。だって120歳まで生きてねって言ったらいかにも社交辞令っぽいじゃないの。それにさ、そこまで生きられたらテレビの取材が来るよね。それはそれで嬉しいかも。あっ、でも、私の方が危なくない?」

「ああ、それ他のみんなも言ってるわ。」と姑と笑いあっています。

お付き合いも長いと、こんなことを言い合えるようにもなってくるのかもしれませんが、それと言うのも姑が元気なお蔭です。

 

私はこの人が、その歳まで元気でいきいきと暮らしている、ただそれだけで尊敬しているのです。

私に同じようにできるか甚だ疑問で、どうも勝てるような気がしないのです。

だからと言って、彼女の息子の嫁なので、あのよ~というところには後から行きたいものだと、こればかりは譲れないことだと思っています。

 

そうなってくると、やはり彼女が持っているものを少しでも譲っていただけたらなと思うようになりました。

持っているものを譲ってと言っても有形の財産ではなく、無形のものを。

 

その一つの、今更ですがアートフラワーの作り方なども敬遠しないで教えてもらうことにしたのです。

 

アトリエには、たくさんの花が飾ってありました。

心惹かれたものを手にとって見ると、

「これは庭に咲いていたのを、摘んできて、ちょっと考えて、こういう風に作ったの。」

「これは花屋で見つけて、こういう風にしたら良いかなと、ちょっと考えて作ったの。」

といろいろと教えてくれました。

「凄いね。みんなお母さんのオリジナルなんだ。」

 

そして私は言いました。

「そうやって、ちょっと考えては指先を使い、また考えては指先をまた使う。なるほどね、それが元気の秘訣じゃないかしら。」

「あっ、それから、若い時の(若いと言っても50代後半)テニス三昧も良かったよね。」

 

 

体を作る。考える。指先も使う。

ボケない秘訣はこれだな。

それを学んで帰ってきたように思います。

 

という訳で、最近やたらと歩いています。

 

 

 

 

 

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野田市散策日記その2

2015-03-13 09:19:22 | お散歩&写真日記

3月12日、またも野田市に行く用があったので、その散策日記その2です。〈その1の記事はこちら

今回は野田市駅に降り立ちました。

野田市駅は、キッコーマンの大きな工場が駅前にあり、駅に降り立つと仄かにお醤油の匂いがします。

駅前から、トップ画像の街路灯が並びます。

しばらく行くと、

 

側面の文字は、ぎりぎり読めるかと思いますが

「明治四十四年〈1911〉野田・柏間に県営軽便鉄道が開通、その頃の野田町駅があったところである。また当時の千葉県知事・有吉忠一氏の功績をたたえて新設の駅前通りを有吉町と命名した。」と書いてあります。

へえー。

 

あっ、いかんいかん。

このようなものを丁寧に読んでいたら、遅刻しちゃう。何しろ、私はたどり着けない女〈いやいや、結局はたどり着くのだけれど、たどり着くまでになんでか変な風に曲がってふうふうと言ってしまうタイプ。初めて行く所は、気を付けなくちゃいけないのでした。

「傾聴講座」と言うものに参加したのですが、この話はもっとお勉強を積み重ねてからいずれまたと言うことで。

 

その帰り道です。

 小学生たちよ、ごめんね。後姿だから許してね。

と言うか、彼らの事がまったく目に入っていなくて、後ろの家ばかりに目が行っていたのです。

でも今を生きる昔づくりの家と言う感じの、図らずもちょっといいショットになったように思います。

野田市は歴史がある街なのですね。

町中に趣深い家が点在しています。

 

大きな建物も、

 になっているようです。

 

 

 

 

このような美術館があるなんて全く知りませんでした。

そのHPは→ここ

家に帰ってリサーチしましたら、面白そうなイベントを今開催中でした。

行こう!!

って、今ちょっと心の中で盛り上がってます。

ここのカフェでは美味しいお蕎麦が食べられるそうです。

ここの ↓

 

あっ、ここは!!

「その1」で書いた「古文書入門講座」で教えてもらった、街の中のくずし字の一つでした。ここにあったのか。

「こな金」と読むのですよ。

 

もう一つ気になったところは

子供たちは小学校の遠足で行ったと思います。でも、私は行った事がないのです。たとえ近くに住んでいてもそう言う人ってたくさんいると思います。

でもここは2名様以上からの予約です。

うーん。これは一緒に行ってくれる人を見つけるのが難しい・・・・・・・と思う。

 

ちらりと見た感じ。

一応予約する場所は→ここです。

子供が小さい時に行けばよかったなあと、今頃思っても後の祭り。

 

と言うわけで、今回はここまでです。

 

 

 

 


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2011年を生きた猫たちへ

2015-03-11 00:35:12 | 思いつくまま

こんにちは。

私は猫のももです。

私のお話を聞いていただけますか。

私は2010年の秋に生まれて、そして2011年にこの家にやってきました。

1.

ママは、その時、今新しく動物を飼うのはどうなんだろうかと悩んでいたみたいです。

2011年の3月に大きな地震がありました。

悲しい想いをしたのは、人間ばかりではなかったからです。

でもパパがホームセンター内にあるペットショップで、じっとパパを見つめていた私を見てひとめぼれをしたそうで、私は家族になったのです。

 

迎えにパパと一緒に来たママは

「えっ、子猫・・・・だよね。」とちょっと首をかしげました。

私はちょっと育ち過ぎていたのです。

だから私の為に払わなければならない「オカネ」と言うものが大分安くなっていたみたいなのです。

もちろんそんな事は私には分からない事です。

ただペットショップのお姉さんが、私を抱いて頬を寄せて言いました。

「本当に良かったね。」

 

それを横目で見ていたママは、後で私に言いました。

「あの時パパとももちゃんが見つけあったのは運命だ。」って。

 

私がそのペットショップを去る日も、大きな余震があってホームセンターの中が大きく揺れました。

「余震って分かっていても怖いわ。」と震えるママの肩をパパが抱いていました。

 

やって来た家には、やんちゃなラッタ兄ちゃんと優しいルート兄ちゃんもいました。

ルート兄ちゃんは大学最後の3月でしたが、結局卒業式も行われず、普通の教室で行われた卒業証書授与式の後、就職の決まっていない学生たちが大学に研究生として残ろうと、事務局の周りを列をなしていたそうです。兄ちゃんはその道を選びませんでした。

と言っても、私が来たのはそんな事のあった後からです。

 

2.

ある時、ママが「テレビ」と言う四角い窓を見つめてぼろぼろと泣いていました。

テレビと言う窓は、人間の為のものですから私はほとんど見ませんが、その頃、私もまだまだ子猫。好奇心も強かったので一緒に見ていました。

3月11日には、きっと大きな揺れの為にがれきの下になってしまった猫や犬もいたでしょう。

大きな津波の渦に巻き込まれてしまった猫や犬もいたでしょう。

そんな事は全くニュースでは見る事はありません。

でもその日は、がれきの下にもならず津波にも飲み込まれていなかったのに、家族と引き裂かれてしまった猫と犬の事がテレビに映っていました。

「ゲンパツ」のせいだとかです。

 

会いに来たその猫と犬のお母さんが、

「お前、痩せたなあ。」とやって来た猫に声を掛けました。

その猫は痩せたばかりではなく、すっかり薄汚れてしまっていました。猫はツンツンとすましていました。

でも私には分かりました。

― ふぅやれやれ。やっとお留守番は終わりね。長かったじゃないの。

その猫はそう言っていたのです。

でもお母さんとお父さんは様子を見に来ただけ。

泣きながら帰っていきました。

それを犬が追いかけました。

テレビを見ていた人は、みんな声をあげて泣いたと思います。

 

なぜだか、猫には時々不思議な力が出せる時があるんです。

その時もテレビには映っていないその続きの猫と犬の姿が、私には見えたのです。

 

犬は途中まで全力で追いかけました。でもとうとう力が尽きて走り去っていく車を胸がつぶれる思いで見送りました。

そしてとぼとぼと今来た道を戻って、自分の家に戻りました。

そこには猫がのんきそうな顔をして寝ていました。

 

戻ってきた犬のがっかりした顔を見て、猫はまた長い留守番が始まった事を知ったのです。

「きっと」と猫は言いました。

「きっと私が何か悪い事をしたのね。」

「きっと」と犬が言いました。

「俺が良い子じゃなかったからだ。」

二匹は互いの体を舐めあって泣きました。

 

灯の消えた村の夜は真っ暗です。

ただ降るような星が天空で瞬いているだけです。

二匹は丸まってまるで一匹になったように寄り添って眠りました。

 

3.

優しいルート兄ちゃんにとって、2011年は本当につらい一年でした。

「もっも」と帰ってきた兄ちゃんは、ただ名前を呼んで頭を撫ぜてくれました。

「もっも」と名前を呼ぶだけ。

でもその呼び方で、それは涙をこぼす代わりに名前を呼んだのだと私には分かっていました。

「シュウショク」と言うものが決まりません。

「キュウジン」と言うものがありません。

「ヒサイチ」ではないのに、「ガレキ」の中を歩いているような毎日だとママは言っていました。

パンパンと頬を叩いて、ママは笑顔を作っていました。

そしてその笑顔の効果を確かめるように「ネッ、ももちゃん」と私の顔を覗き込むのでした。

 

4.

テレビと言う窓で、女の人が

「震災から4年。」と言いました。

「じゃあ、ももちゃんも4歳だね。早いわ~。こんなに大きくなっちゃって。」とママ。

震災で私の年を数えるのは止めてもらいたいような気もしますが、、きっと分かりやすいのでしょう。

「ももきち~!!!」と仕事から帰ってきたルート兄ちゃんが、ハイテンションで頭を撫ぜに来ました。

 

ルート兄ちゃんは言いました。

「あの時さ、ももきちが居てくれてどれだけ癒されたことか。うちに来てくれて良かったなあ。」

「ありがとう、もも。」とママが言いました。

「ありがとう、もも。」とパパも言いました。

 

ところで、もう一人いたラッタ兄ちゃんはいつ帰ってくるのでしょう。

「そうねえ。次は夏に帰ってくるかしら。それとも次のお正月かしら。」とママがぼやいていました。

長いお出掛けです。

いったいいつお出掛けしたのでしょう。

 

 私にはいつの間にかと言うことが多すぎてさっぱり分かりません。

だから私は今でも時々不安になるのです。

それで爪を隠した丸めた手で

「ねえねえ。ねえねえ。」とママの肩を叩きます。

「えっ、なあに。良く分からない。ごはんあげたし、おやつもあけたし、トイレは綺麗だし、ベランダに出たいわけじゃないし・・・・・」

猫語が分からなくてママは困っているみたいです。

 

なかなか私の思っている事は伝わらないのです。

私の願いはただ一つ。

「私を一人ぽっちにしないでください。」ー。

いつの間にかわけも分からず家族と引き離される、そんな事がありませんように。

そう私は祈っているのです。

 

 

5.

こんにちは、私は猫のももです。

2010年に生まれて2011年にこの家にやってきました。

 

あの時、命絶たれてしまった者の無念さはいかばかりか知る術もない事ですが、残された者たちにはそれぞれの4年間がありました。

あの時と言う点があり、そこから今と言う点に線でつなぎ、その線を覚えていくのだとママが言います。

 

2011年を生きた猫の皆様、そして猫と共に地上に生きる皆様、

長いお話を聞いてくださってありがとうございました。

 

 

 

昨年の3月11日の記事は→「忘れないよ、3.11

 

 

 


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野田市散策日記その1

2015-03-10 14:38:38 | お散歩&写真日記

私の暮らしのテーマのうちの一つは、家の周りもしくは近所の探索です。

知らない場所や新たな発見などがたくさんあるのではと、まだまだ思えるからなのですが、近頃、しょうゆの街野田市に赴くことが多い私です。

タイトルに「その1」と書きましたが、「その2」は続けて書くというわけではなくて、このテーマで書くことが出来たら書いていこうという意味の「その1」です。短めの記事で書いていく予定です。

 

3月8日に野田市公民館主催の「古文書入門講座」というところに参加してきました。

 内容に関しては、入り口のそのまた入り口でチャイムを鳴らすような段階のものだったのですが、なかなか興味深いものがありました。

くずし字は街中にも存在しているということで、帰り道すがら教えて頂いた所を確認してきました。

 

    

「寿司」も今だったらあるはずのない 点がありますよ。

 

街歩きも、新しい視点で見るとなかなか楽しい物もありますね。

愛宕駅に向かう途中、ふと目に止まった気になるお店。

あの煙突は暖炉の煙突で、中はまったりとしたくつろぎ空間でした。

水を使わないカレーというのも気になったけれど、今回はこれにしました。

卵の色が濃かったです。もちろん美味しかったですよ。

蔵楽というお店です。

 

 

完全なる地域ネタですが、「その1」が回が重なっていけば少々の面白さも出てくるかなと思います。

おまけの画像。筑波山の梅まつり画像の続きです。

紅梅は満開でも、白梅が3分。これが両方咲き誇っていたら凄かったと思います。

 

 

 


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