おんな城主直虎第33回「嫌われ政次の一生」
― やっぱり、どうしたって泣くよね。 ずっとこの大河の感想を書くのをやめていました。直虎が政次の本当の気持ちに気が付き、うわべでは、いまだ敵対しているかのように振る舞ってい......
最近あった出来事などでも、ちょっと驚くような事があったり、本の感想や漫画の続きの話など、書きたい事がいろいろあるのですが、昨年の21日に投稿した記事をgoo様から送られてきてしまっては、ドラマのお話を書かないわけにはいかないような気がしてしまいました。
昨年、8月20日の日曜日に見て、また日付を超えてしまい21日に投稿したのだと思います。
昨年はこの「おんな城主直虎」が私の年間のベストワンで、1年を通じてときめくドラマがあった事は幸せな事だったと思います。そして、この「嫌われ政次の一生」は最高だったのですよね。自分の感想を読んでも思いだして泣きますよ~。
というわけで、2018年夏ドラマ、皆様は何を見ていらっしゃいますか。
今季は、ドラマ好きの私的には、あまり数は見ていないかもです。
月曜日の「絶対零度」は、だいたい予想通りの展開。だけど、これがどうして「絶対零度」なのかって思っていました。別のお話でも良いじゃないのって。主演も違うのだし知名度があるタイトルを持ってきたのかしらなど、意地悪く思っていたら、ここにきて、繋がってきましたね。だけど上戸さんの桜木刑事はさ、ねぇ、・・・・。←今はむにゃむにゃ。
だけどこれ、意外に怖い部分がありますよ。だって、平田さん演じる田村刑事の制裁殺人は確かに暴走。だけど視聴者としてはスカッとしますよね。ちょっとそこの部分は怖いような気もするのです。
でも視聴者がスカッとするのは、これはフィクションだと言う立てわけが出来ているからであって、別に見ている人の闇があぶりだされるわけではないのですがね^^;
火曜日は、ぼんやりと「健康で文化的な最低限度の生活」を見ているのですが、これ、普通にまじめに作られています。視聴率はあまり芳しくありません。タイトルがドラマ的に惹きつけるものじゃないからかもしれませんが、あまり面白くはないかも。好きな俳優さんが脇を固めているので、ちょっと惜しい感じがします。
その後の、「義母と娘のブルース」は視聴率ではトップ争いを常にしていますし、こちらは面白いですね。綾瀬さん、なんでも頑張りますね。とっても楽しみにしています。
水曜日の「刑事7人」は、雰囲気が好きなので楽しみにしている番組の一つですが、近頃、この時間帯が眠くてなんだかまともに見た回が無いような気がします。
「高嶺の花」は面白くて、やっぱり楽しみに見ています。
だけど、これはちょっと癖がありますよね。表面の物語の面白さで霞むけれど、そのすぐ裏にある登場人物の醜さってどうよ。みんなみんな変じゃない、この人たち。
だから峯田和伸って、良いよねって感じになりますよね。
だけどあの結婚式での微笑みは、無意識、それとも計算の上なのって、ちょっと疑ってしまいました。
これ、視聴率的には期待はずれだったらしいのですが、それはタイトルで食わず嫌いを起こされて、最初から選択されてないとも言えると思うのです。見たのに離れていった人の中には、あっちの世界の人が全員悪人的な所が嫌だったり、こっちの世界の月島ももさんがお下品だったりで嫌になったりとかいろいろ考えられるけれども、(好き勝手な事を言ってすみません。)、私は楽しみに見てるって事でお許しアレ。
「ハゲタカ」は綾野剛さんが頑張っていると思います。あっ、いや、頑張っているなどと書く必要もない事だと思いますが、どうもミスキャストだとか言われているのを聞くと、言いたくなってしまいました。もともと彼はチンピラから殺し屋まで、何でも演じる事が出来る人なのですよね。ここの所優しい役が多かったので、イメージが着いてしまっていたと言う方が痛かったかもしれません。
だけど夏は木曜日の夜も仕事が入ることが多くて、このドラマは離脱気味です。
「グッド・ドクター」は、このドラマが始まる少し前にアメリカ版を二回ほど見た事があるのです。それがまた良い回で、心に残りました。だから日本版でリメイクされると知って楽しみにしていました。これがもともとは韓国ドラマのリメイクだったなんて、つい最近知ったのです。韓国ドラマ、侮れませんね。
そして「トドメのキス」で山﨑賢人さんがとっても綺麗な人だと気が付いてしまった私は、何気に彼のファンなのですよね~。オホホ。
金曜日は「dele」。山田孝之×菅田将暉。もうこれは文句なしに面白い。
そして日曜日は「この世界の片隅に」。
今季の中で、やっぱりこれが一番だと思います。これも視聴率的には苦戦しているのかもしれません。
これも戦争中のドラマなので、見る前によけられているのかもしれませんが、クオリティがダントツ高いし、シナリオも凄く良くてお勧めできます。
皆さん、ぜひ見てくださいね。
と、いきなり宣伝したりして、「この世界の片隅に」の回し者になってしまいました^^
このドラマの中で、戦死と言われて石が骨壺に入れられて帰ってきたお兄さんに、すずさんは心の中で手紙を綴るように語りかけるじゃないですか。
手紙って、想いを伝える大事なものですよね。
19日の日にnhkで「届かなかった手紙・時を超えた郵便」という番組を見ました。
戦場で手紙を書いた人々。だけどそれは届かずにアメリカに接収されていました。その手紙を70年以上たって家族に届けたと言うドキュメントでした。
もう父や母はとうに居ません。
手紙の中に優しい兄たちは、家に残されている幼い弟や妹を気遣っていました。その妹や弟たちも80を過ぎていました。
「兄の字だ。」と泣く女性。「優しかったんだわ。」とまた涙します。
父が戦場に行った後で生まれた男性は、父の人生に自分はいなかったのではないかと寂しく思っていました。だけど残された手紙の中に、子供の事が書かれていて、父に思われていたことを感じ、年老いたその人はようやく父の温もりに包まれたのでした。
「戦争は残酷だ。」といった人の、残酷とは命の奪い合いのみを言ったのではないと私は思いました。
ずっとずっと想いを奪われていて、ようやくそれが伝わったのだと思うと胸がいっぱいになりました。
良い番組だったと思いました。