森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

功名が辻「妻対女」

2006-04-23 17:05:33 | ドラマ (大河)
ドラマの話が自分の事と重なるときが無いだろうか。

私は、一人目の子供は流産してしまって生むことは出来なかった。その悲しみは、半年たってもいえなかったが、そのころ、新たな不安に襲われるようになってしまった。

それは、それまでの人生で考えてもみなかった「不妊」である。

「あのさあ、」と、ある日私は、だんなに聞いてみた。
「もしこのまま、子供出来なかったらどうする?」

「そしたらさあ、二人で何かしながら生きていけばいいじゃん。」と彼は言った。

でも、・・・と私は思う。誰にだって、結婚で思い描く夢があるはず。男にだってあるだろう。例えば、妻と子供の待つ家に帰る安らぎ、家族で食卓を囲む幸せ、守るべきものが増える手ごたえ。それから、今時家の継承なんかは関係ないが、血脈が絶えるのは悲しいかもしれない。

なんとなく、晴れない顔をしている私に彼は言った。
「子供がほしくて、結婚したんじゃない。出来たら喜び、出来なかったら二人で生きていこう。」

私自身も子供を持つことに固執していたわけではなかったので、彼がそう思えるのだったら、苦しむ必要なんか無い。そう、心が軽くなっていくのを感じることが出来たのだった。



千代のおば様が、側女など持たぬ生き方もあるということを言うくだりで、私は、一人頷いていた。

時代が違うといっても人間の心なんて所詮そんなに変わるものじゃないのさ。家の継承のために女奉公人を召しいるのを耐えるなんて、いつの時代でもそこには悲劇の思いがあったはず。

「側女なぞ要らぬ。千代の子だから欲しい。」という一豊のような男も、ドラマだからではなくて、きっと戦国の世もその先の時代もたくさんいたに違いない。

「私が殿様のお子を生んで差し上げます。」と小りんが言ったとき、
「そうか。」と言った千代の目に涙が滲んでいたシーンでは、切なくて、同じように涙ぐんでしまった。

だから、出来すぎ妻の千代なので、小りんを側室になんていいだすのかと思ってはらはらしてしまったが、そうではなく
「殿様を小りんなどに渡さない。」と千代は言った。
そうだ、それでいいのさ。子供なんて出来たら喜び出来なかったら二人で手を取り合って生きていけばいいのさ。短い人生で大切なものは「想う心」なのだから。

だからと言って、小りんのこともしょうがないなあとは思えない。
一豊の子供を孕んで、流れてしまっていた小りん。本当は、一豊の子供かは確かではないがそう思いたいのは女心と言うものだ。そうだったのか、としみじみ小りんさえも哀れに感じてしまったのだった。
男は、生まれてきた子供を一人と数えるかもしれないが、女は孕んだ子供から、一人と数える。そんなことを、作者たちは知っているのかなあ、とぼんやり考えながら私は小りんを少し優しい目で、みつめていた。

自分のパソコンが壊れて修理中です。戻ってくるのは3週間後・・・それまで、ルート君のお部屋でこそこそとやらせてもらう予定でしたが、だけど、どうも時間がうまく取れなくて、前回の「巧妙が辻」の感想も中途半端に放置されていました。でも、ここまで続けて書いてきたので、何か今更という感じですが、記録として載せておくことにしました。

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犯罪の黒煙を垣間見た

2006-04-14 00:18:00 | ’08/12/7までの未整理日記
10日未明のことだが、前回の「巧妙が辻」の記事を書いて夜中の2時ごろ布団に入った。

遠くで聞こえるサイレンの音。しかもどんどん増えていく。真冬でもないのに、こんな夜中の火事なんて、どうしたのだろうと気にかかる。しかも結構近いようなので、起き出して窓からのぞいてみた。

ちょうど、火の手の方向に大きな木があってよく見えなかったが、黒い煙が絶え間なく空へ登り黒い雲になっているのが見えた。

近いようだが、結構遠い。そう思い寝ることにした。



翌日、近所の子供が死者が出たと教えてくれた。
―そうだったのか。―   なんとなくショック!

今日の朝のニュース。それは、子供(といっても49歳)による、放火殺人だった。二回から「助けて」という声も聞こえたそうで、何気なくカーテンの隙間からのぞいて見た黒煙のその下で、そんな恐ろしいことが起きていたなんて、・・・


亡くなられた方のご冥福を祈ります

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パソコンが壊れてしまいました

2006-04-13 23:42:15 | ’08/12/7までの未整理日記
ショック自分のパソコンが壊れてしまいました。モニターが映りません。真っ暗で、いつまでたっても自分の顔ばかりが、映っています。真っ暗な、モニター画面で髪の毛直しても、なんだかなあ。

で、今はルート君のパソコン借りて、書いているのですが、人のって打ちづらいですね。パソコンはとりあえず借りて使えるけれど、・・・時間が問題。今までのように自分時間では使えない。

まあ、しばらく不自由を楽しみます。

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功名が辻「一番出世」 ―それぞれの妻

2006-04-10 00:24:23 | ドラマ (大河)
今日は、いろいろな夫婦が出てきました。それぞれの妻のセリフに笑ったり、感心したりしました。

寧々の秀吉の女狂いのぐちを言う所、笑わなかった人は居ないのではないですか。
「あそこまで行くと、もう病気ジャー」って、思わず花をひねりつぶしそうになったりして。    浅野ゆう子頑張ってます

でも、千代はお市の方からも、寧々様からもお話し相手として頼られていますよね。

それもそのはず、千代は本当に聞き上手です。相手が、何を言いたいのか、しっかりつぼを押さえている。
だから、寧々は秀吉の事をとっても分かっているけれど、面白くない部分を言って発散しているんだなと思ったのだと思いますよ。

だから畑仕事の婦人が、秀吉の母だと分かったら、さっさと言い付けちゃう。どうすれば、寧々の気が晴れるか分かっているのですもの。さすがですね。

秀吉が、おかあちゃんに叱られているのを見て、見ていてやっぱりスッカっとしませんでしたか。そして、お礼を言う寧々も素敵ですが、寧々の気持ちを分かって叱られている秀吉も・・・なんていうか「割れ鍋に綴じ蓋」っていう感じですよね。・・・えーと、これ褒めているのですよ。

そういえば、一豊の家で畑仕事のおばちゃんが、秀吉の母と分かったところなんて、なんとなく水戸黄門の正体が分かったところみたいで、ここでも笑っちゃいました。


今日は、久しぶりの戦国ホームドラマの巻。秀吉の母と旭の登場が新しいところだとは思いますが、私的には、千代、いと、としの夫との会話の方が心に残りました。

だから、旭の方を先に書いてしまいますが、千代はここでも旭の言葉をしっかり聞いていて、人には、それぞれの道があると、的確な感想を持っていましたね。先に行っての旭の悲劇を思うと、松本明子演じる旭が暖かな土の香りをさせていただけに、悲しくなってしまいました。

さて、最後に三人の妻です。

友情の亀裂をうじうじと愚痴る一豊。千代は、堀尾と中村にあらわな怒りを表し、文句を言いに行くと言います。焦る一豊。

一豊の出世を露骨に妬む中村。「くやしー」と泣き叫ぶとし。

人の愚痴や不満を聞くときのポイントですよね。言ってる側の味方に必ず立つ。相手の言って欲しい事を言ってあげる。時には代わりに怒ってあげる。
千代のように
ー出世なんか関係ないところで繋がっている仲間なのに―
としのように
―あなた様が出世していたかと思うと、とっても悔しいー
(例によってセリフは正確ではありませんが)

そして、なんだかいい人キャラの堀尾。いとは、今日の出来事を楽しげに話して
「私にもいい暮らしをさせてくださいね。」と、夫のやる気を引き出していましたね。

やはり「出来る男の陰に、聡明な妻あり」というところでしょうか。
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転んでもただじゃ起きません☆

2006-04-08 22:43:06 | ユーモレスクを聴きながら(book)
子供のときに読んだ本がその後の自分を創ってきたと言うお話
「わらしべ長者」が私に残したもの・・・それは



誰でも一度ぐらいは、保険会社の勉強会に来ませんかって誘われた事ないですか。それで、そのままうっかり働いちゃったりして。でもここでは、どうして保険会社で働くようになって、そしてやめたのかは書かないことにしよう。

ルート君が年少さんの頃、保険会社の営業をやってみた。非常に面倒見の悪い会社ですぐ、ひとりで放り出されてしまった。でも、それは後から、他の会社の人を見て気がついたのだが、その時は、大人が仕事するんだから最初から一人で頑張るのは当たり前の事だと思っていた。しかも営業なんて一人のほうがやりやすいですよ。

保険会社の営業のはじめはね、アンケートをとって相手の生年月日を聞きだすことなのよ。生年月日を聞けたら設計書が作成できるでしょ。そしたら、ご提案が出来るでしょ。あなたにとって、いいプランがありますよって。
セオリー通りにいったら、そんなに大変な仕事じゃないね。・・・う~ん


で、とあるお店に行ってみた。出来たばかりの個人のエステのお店。友達も自宅でやっていたけれど、一人づつしか出来ないから収入的にみたら結構大変な仕事だと思うよ。
彼女は言った。
「ねえ、チラシ配ってよ。」・・・あの保険屋なんですけど。でも、まあいいか。チラシ配りの相場は知っているし。
「まあ、少しなら」と言うと気を良くしたみたいで、世間話も少し、アンケートも書いて貰ったし、さあ帰りましょう。にっこり微笑んで「じゃあ、また。」と言うと彼女が、「ねえ、これにも名前書いてって。」と言った。
「ここに、あなたの身近の亡くなった人の名前、誰か居るでしょ。おばあちゃんとかでもいいのよ。」     な、なんですか。これって
「祈祷料はいくらでもいいのよ。」
チラッと見ると意外にたくさん書いてある。この人が愛想が良いのはこの為か~
「でもまあ、これはちょっと」とか言ってさらりと流して行こうとすると、逃がすものかと言う迫力で
「先祖や亡くなった人を供養する気持ちがあなたには無いの?」とのたまう。

ホント、嫌になる。ありますよ、山ほど。だから、こんな得体の知れないものに、アンケート書いた引き換えみたいなのに、供養なんて頼めるわけ無いじゃない。

「難しく考えすぎなんじゃない。・・・・つべこべ、つべこべ。」としつこい。
なるほど、これってきっとノルマがあるんだな。でも、私は書こうか書くまいか悩んでいるのではない。書かないのだ。それで、仕方がないので言った。

「宗教って言うのは、魂の問題でしょ。こんなことでは、魂は売れないのよ。」

そう、私は、きっと髑髏の杯で酒は飲めないね。「出来ませぬ。」って言って信長に蹴られちゃう。

ドアに手をやる私に、言葉の蹴りが飛んできた。
「あんた、保険屋でしょ。こんな事してたら、この先一軒だって契約なんて取れないわよ。」
私は、少し振り向いて
「いりません。そんなものなら。」と言ってやった。


言う事は言ったけれど、気持ちはどよーんと落ち込んでしまった。実は、私のエリアは会社からすごく近くて、私はすぐにでも戻って誰かに言いつけたかった。また逃げ帰りたかった。右に向かえば、すぐ会社だったが、私は重い足を引き摺って、考える前に左に向かっていた。

また、長くなってしまいました。この続きは、また来週。「功名が辻」と「漢字バトン」のその次に。お付き合いください。


4月8日、家族で外食。花膳というお店。まあ一応ルート君の誕生日と言う事で。 やっぱり、紅白かまぼこじゃあ、心苦しいものね。






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ユーモレスクを聴きながら(2)「わらしべ長者」

2006-04-08 15:46:46 | ユーモレスクを聴きながら(book)
4月6日の朝、だんなが
「夕べは何処に飲みに行ってたの?」と言った。
「えっ、飲みになんて行っていないよ。あぁ、そういえば、昨日帰ってきたの12時過ぎていたものね。お茶してたのよ、いつものあの人と。」
お茶で、午前様。―それって健全or不健全


5日の日は、かなり遅い時間まで雨が降っていた。「夢庵」と言うファミレスに居たのだが、突然「ユーモレスク」が流れてきたのにはびっくり
やっぱり、「ユーモレスク」って雨の日の音楽なのかなあ。

夜8時に会って、12時まで4時間も何話しているのかと言うと、家族の事や、友達の事や教育の事、いじめの事、次から次へと話題は尽きない。私は「お気楽脳天気な前向き人間」なので、たぶん、彼女も似た者かもしれない。(お気楽脳天気かどうかは別にして)そう、二人とも転んでもただでは起きないタイプかも・・

転んでもただでは起きないって言うのは、やっぱり「わらしべ長者」からきた発想だと思うのだけれど、どうなんだろう?

私はこの「わらしべ長者」が子供の時から大好き。転んでたった一本のわらをつかんで、次から次へお願いされて大きなものに変わっていき、とうとう長者になる。なんて分かりやすいサクセスストーリーなんだろう。

時々、この話の主人公の男は、あまりせっせと働かない神頼みのへら男で、運のいい男のように描かれていることがあるけれど、驚く事なかれ、本来の民話ではまさにその通りのキャラらしい。でも、子供に語って聞かせるにはなんとなく説得力に欠けちゃうし、私的にも納得できないので、すんなり入っていける今風解釈によれば・・・

昔むかし、ある所に働き者で信心深い男が居たそうな。でも働けど働けど、我が家の暮らしのように生活は楽にならない。そこで、仏に昼夜祈ったところ夢のお告げがあった。―明日の朝、お前は旅に出かけなさい。転ぶかもしれないが、転んでもただ起きてはいけないその時つかんだものを大切にしなさい。―と。そこで男は早朝旅支度もそこそこに出掛けて行くとお告げどおり転んでしまう。その時なぜか掴んでしまう一本のわら。こんなものなんの役に立つのかなあとは思ったが、大切に持っていると、アブが飛んできてぶんぶん顔の前を飛び回るので、あぁ、うっとおしい、捕まえてわらで結んでやった。

おっ、役に立ったじゃんと思いつつ旅を続けていると、泣き止まない子供に、てこずっている母親が居た。ところが、その子供は男が持っているアブを見るとぴたりと泣き止んだ。今だって、どんなにおもちゃを持っていても、風船欲しがらない子は居ない。アブは男の横で逃げたくてクルクル回っているのだから、そんな面白いもの見たことが無いって子供は思ったのに違いない。母親は喜んで、ミカン3個と交換してくれと言う。仏は、つかんだものを大切にしろと言ったのだからどうしようかなとふと思ったが、喜んでもらえる人にあげた方がいいやと思って交換した。

しばらく行くと、若い娘が道端に倒れている。驚いて
「どうしたのですか。」と声をかけると
「のどが渇いて死にそうなのです。」と、か細い声で言う。男は、大変だと思って持っていたミカンを全部食べさせた。しばらく木陰で休んでいた娘は、すっかり元気になって
「先ほどは、本当に死ぬかと思いました。御礼にこれを・・」と反物を差し出した。見れば三反もあるし、躊躇していると
「ミカン3個の代わりではありません。私の命のお礼です。」と娘が言うので、喜んで貰うことにした。

娘と別れてしばらく行くと、向こうから馬に乗った男がやって来た。ところが、男の目の前で、馬が倒れてしまう。馬連れの男は
「困ったな。急いでいるので馬の世話なんか出来やしない。」とぶつぶつ言っている。男は、これはまずい展開になりそうだと思った。こんな所で馬が酷い目に遭うところなんかを見たくないと思い、反物一反と交換してくれと言ってみた。すると馬連れの男は喜んで、
「これは、絹ではないか。馬はそなたのものじゃ、煮るなり焼くなり、馬肉にするなりしてくれ。」と言って立ち去っていった。
やっぱり ・・・と男は思いながら、残りの反物を売ったお金でえさを買い、わらを買って、一晩中馬の世話をした。すると、馬はすっかり元気になったので、男は馬に乗って旅をする事にした。  

またしばらく行くと、家の主が旅に出るところに出くわした。見ると、大きなお屋敷の御主人だ。その屋敷の主は、男の馬を見るなり、
「私は、このような立派な馬を探していたのです。今度の旅は長くて遠いのです。どうか譲っていただけないですか。」と言った。
その時、奥から娘が出てきた。見ると、昨日助けた娘ではないか。主はますます喜んで、男を娘の婿に迎えた。もともと働き者だったので、ますますその家も栄えさせ幸せに暮らしたとさ。           おわり

  ちょっと脚色過多だけれど、書き出したら楽しくてやめれなくなっちゃった。しかも長いし。

とにかく、運のよさだけでなくて、「創意工夫」「発想の転換」「情けと気配り」「状況把握」「労力を惜しまない」  そうして彼は、豊かな人生を手に入れたわけですよ。・・・・・・やっぱり、いいお話です。

この話には、続きがあるのですが長くなってしまったのでまた次回・・



そういえば、4月6日はルート君の誕生日。夕ご飯の後、彼はぼそりと・・
「なんか毎年だんだんと誕生日が貧しくなっていく。」
誕生日用にご飯作ってなかった私。
「いいじゃん、ほら、かまぼこが紅白よ。」・・・昨日スーパーで88円均一だったから買っておいたのだけど。





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「ユーモレスク」を聴きながら(1)

2006-04-05 13:20:15 | ユーモレスクを聴きながら(book)
今日は、外は雨。しかも薄ら寒い。こんな日は家にいて、読みたかった本を読み続けていたい。―実際は、お仕事溜まっていてそうも行かないけれど。―

小学生の頃、行っていた学校の話。
その学校では休み時間に、晴れて外で元気に遊ばなくてはいけない時と、雨や強風などで、教室で静かにしていなくてはいけない時を、音楽で知らせていた。晴れた日の音楽は忘れてしまったのに、不思議と雨の日の音楽は覚えている。

それは、雨音も楽しく聞こえるような「ユーモレスク」と言う曲。
私は薄暗い教室で、その音楽を聴きながら、走り回っている男の子達の体当たりを避けながら、本を読むことが好きになっていった。

なぜだか分からないが、「ユーモレスク」「薄暗い教室」「本を読んでいる自分の姿」それで浮かんでくる想い出は2年1組の教室だけ。誰にも頼らずひとりで本を読み出した頃だったからかなあ・・


その時好きだった本・・・「星の金貨」「わらしべ長者」「かさ地蔵」「ちび黒サンボ」・・・しばらくは、そんな本の話を続けたいと思っている。お付き合いください。


ちなみに、姉はこの「ユーモレスク」が大嫌い。怖くて震えが来るというのだ。雨の日の音楽だったその曲には、常に薄暗いイメージが付きまとっていた。高学年だった姉は、休み時間に友達と漫画を読んでいた。

ある日、彼は町外れにあるトンネルに横道があることに気づいてしまう。どうして今まで気がつかなかったのだろうと思いながらも、その横道に入っていくとその中は迷路になっていた。だが、たどり着いたそこには信じられない事にいくつものミイラが並んでいた。驚いた彼は思わず、その中の一体に触れてしまうが、そのミイラは音を立てて崩れ去ってしまう。その途端、全てのミイラの目が動いて・・・彼は命からがら逃げ帰る。だが、その夜窓を叩く手が・・・。次のシーンでは、彼は崩れたミイラの変わりにそこでミイラになっていた。・・と言うお話。

あのさ~、家族の話は同じ話でもはじめて聞いたような顔をして、何回も聞けって私は思っているんだよね。―それなのに、だんな&2名は「あっ、それ聞いた。」って聞こうとしない
でも、今度姉が「ユーモレスク」嫌いな理由言ったら、たぶん私100回は聞いてるかも・・・




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さくら、桜・・・春を楽しんで

2006-04-05 00:56:06 | お出掛け日記
 今日―もう昨日になってしまいましたが、4月4日はお花見日和でした。前日の風の音を聞きながら、桜の花は散ってしまうのではと思っていましたが、まだまだ頑張って咲き誇っていた桜、とっても綺麗でしたね。


今日で春休みも終わりなので、お昼ぐらいから子供連れの家族やグループで平日とは思えない人出でした。
私は、友達と久しぶりのお散歩。友達は前の日にも、近所の人にお花見に誘われたのですって。その人たちは、その日しか時間が取れなかったらしいのですが、あまりの気候の違いに気の毒になってしまいました。

日本庭園でお抹茶飲んだり、鯉をのんびり眺めたりしてから、公園を立ち去りました。帰りには、近くの農家でスイセンの切花を200円で15本ぐらい買いました。 

「よし今年も桜を見たぞ
そんな気がした一日でした。

でも、桜咲いたのか、散ったのか。この季節になるとどうしてそんな事がとっても気になるのでしょう。日本人の遺伝子でしょうか。



            
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「功名が辻ー小谷落城」 果たせぬ約束

2006-04-04 02:32:54 | ドラマ (大河)
小谷落城は、戦乱の世の悲劇をまざまざと見せ付けてくれた。「乱世」という言葉でくくられていく悲劇は、刃を向けられたものも、向けたものにも深く食い込んでいった。

今回の小谷落城を一言で表せばみたいな感じではないでしょうか。

―完全に一日出遅れて書き始めたので、詳しい感想もいらないかなあと思いつつ、自分のために思ったことをメモのつもりで記しておく事にしよう。―

秀吉だって、「嘘も方便」と思って万福丸の命を助けると言ったのではなかったが、結果的には市を裏切った事になり、信長に行くべき恨みさえ秀吉に向かってしまった。
「それはそれ、これはこれ。」なんて秀吉だって言いたくないよね。秀吉の屈折した思いは、次回の女狂いの根底にあるものになって行くのかな。

前回から気になっていたのだが、やっぱり打ち掛けもパッチワークだった。やっぱり、斬新。みた事無いなあ、あんな打ち掛け。

千代によきことも、今回の万福丸のように辛い事も何でも打ち明ける一豊。こんな夫じゃ、「あなたの心は、私が守る。」って言う気持ちに妻はなっちゃうよね。    でも、この夫婦は似たもの同士。千代もお市の方の前で、うそはつけ無かったよね。

それから、毎度おなじみの髑髏の杯。やっぱり、何時見ても気色悪い。ここでもいい人の光秀。彼の気持ちは良く分かる。出来ないものは出来ない。相手が誰であっても、自分を曲げないで、自分が真実と思う気持ちに従おう。・・・と私もいつもは光秀派。でも敢て、市に罵倒され蔑まされた秀吉側に立って彼をかばいたい。「だって、信長には逆らえないでしょ。」


あ~ぁ、世の中のおとうさーん髑髏の杯で飲んでいるようにお仕事する時ありませんか~。「出来ませぬ。」と言ってみたいけど、きっとお家で、煮物作って待っている奥さんのためにその杯で飲むよね。


今日も綺麗でその声も美しいお市の方。そのセリフも心地よく耳の鼓膜を震わせる。でもなんでだろう。この違和感。セリフがパシャパシャとシャボン玉のようにはじけて消えていく。「乱世なのじゃ」ってそれはないよね。「武門の習い」「サルを信じた私が悪い」「兄に切って欲しかった。」
なんか、みんないや!母のセリフではないから。
「母が、そばにいてそなたを守ります。」って言わなかったっけ?(もしくは、似たような事を)
果たせぬ約束・・・・どうして
「この母を許せ、そなたを守ることが出来なかった」と言わないのだろう。
「乱世」だから?



なんか、結局長い・・・





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ラッタ君とルート君

2006-04-01 14:52:13 | 家族スナップ
 ーラッタ君とルート君。それって私の子供の呼び名です。

 でも本人達は、自分達がそんな呼び名で呼ばれていたことが、少しの間でもあったことなんて知らないと思う。これは、父と母だけが使っていて、本人達に呼びかけたことがないからだ。
「ラッタとルートはもう寝たの?」みたいに。

 私たちは、その時の感覚で子供たちをいろいろな名で呼んでいた。(陰で)
さすがに今は言わないが、つい3,4年前までだんなは仕事から帰ってくると
「おちびちゃんたちは、部屋で何してる?」なんていう事があった。そのちびたちは、二人とも173㎝はもうあったはず。

 私もラッタ君が生後一ヶ月にも満たない頃、彼を「パピラプー」と呼んでいた。
「何それ」と妹が言う。
「彼を見てれば分かるよ。今の彼は×××君ではないからね。」と私。
信じられないくらい小さくて暖かい、そしてなんともいえないけだるい動き。それなのに何もかも分かってるような表情をしている。じっと見ていた妹は
「ホント、『パピラプー』だわ。」と言った。

 新生児はみんな異星人みたいなもの。だったら、異星人語で呼び掛けてあげなくちゃね。

 ルート君の想い出はちょっと悲しい。私は、彼に伸びる矢と書いて「シンヤ」はどうかしらと思っていた。なんとなく利口そうだし。ところが、だんなに「やだ」の一言で却下されてしまった。今思うと却下でよかったけれど。
で、次にだんなが病院に来た時には、子供の名前は決まっていた。

内緒の話だけれど、半年ぐらい自分が関わってないその名前に私は馴染めなくて、間違えまくっていた。
「ワタルちゃーん・・・じゃなかった。えーと、×××ちゃんだったね。」

なぜか、ワタル、ワタルと間違えてはいたが、さすがに人前では間違えた事はなかった。それなのに、不思議な事に、近所のおばさん、友達、一度は母でさえ彼のことを、「ワタル」と呼んだことがある。・・・なんででしょ???

今彼は、「ケニア人」と時々言われている。なぜかは、またの機会にすることにしても、彼がそう呼ばれるのも運命だったのかも。

ーワタルとケニア、線で結べた人は今の日本の要の年代・・・・以上ですね


ちなみに、可愛かった異星人のラッタ君も育ちに育ち、今では「レベルE」と私に呼ばれている。これは、「幽白」の富樫義博の漫画の題名。その中の正確悪い異星人の王子にイメージが似ているから。

ー「レベルE」と聞いてバカ=キ=エル・ドグラ王子を連想できた人には  を送ります。

私は少し前から、彼らのことを紹介したかった。名前だけだけど。なぜなら、彼らはこのブログの登場人物だから・・。キャラの違う二人を「子供」とか、「息子」って一緒くたには書きづらいものがあった。これからは、ラッタとルートでよろしくね。



 
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