森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「光る君へ」も終わってしまいました。

2024-12-28 17:25:22 | ドラマ (大河)

感想の前に、予定確認などを(笑)

「光る君へ」の総集編は、12月29日12時15分から。一の巻から終の巻まで5話。終了が16時3分。

その後《「光る君へ」グランドフィナーレ〜まひろと道長からありがとう〜》。吉高由里子と柄本佑、そして作者の大石静香が今だから語れる撮影秘話などを。

それが16時23分まで。

その後「道長さんぽ」。道長役の柄本佑がゆかりの地をなどを訪ねます。

こんな流れで29日は、「光る君へ」の余韻に浸れますね。

あっ、そうそう。「道長さんぽ」は16時23分から33分まで。

えっ、ええー!?

これ、期待していたのに、たった10分の番組だったのですね。

そこはちょっと残念なような気がしますが、こんな風に一つ一つが終わっていくのですよね。

 

というわけで、「光る君へ」の感想です。

このドラマの感想は、9話まで書いていました。大好きなドラマだったので、書き続けられたら良かったのにと、少々悔いの気持ちが残ります。

止めてしまったのは、そんなに明確な理由があったわけではなかったのでした。

別に散楽の一員 直秀(なおひで)ロスになってしまったからではありません。

言えるのは、なんとはなしの体調不良に理由があったように思います。あとで検査したら白血球が異常な数字を出していました。そのくせそれを知らずあっちに行ったりこっちに行ったりとで、毎日遊んで暮らしていました。

その頃から畑も借りました。

いや、そんな話はどうでも良い事でした。10話はタイトルまでは下書きに入っていました。書く気満々だったと思います。

ただ私、好き度が高いと、大河のあとにかなりあっちに飛んだりこっちで調べたりと、時間を費やしながら余韻を楽しむ習慣があって、その時も花山天皇の出家の大事件を調べていたのです。そしてその時に『疲れ』を感じて、そのまま毎週感想を書くことから離脱してしまったのでした。

この花山天皇を本郷奏多が個性的で魅力的に演じ、惹きつけられましたね。

そして

 この絵にも惹きつけられました。

花山天皇は、その後も長徳の変で登場してきて、中関白家の伊周たちは失脚する原因を作りました(原因を作ったのは伊周たちですが。)

 

ほんと。簡単で良いからずっと書けば良かったと、繰り返しですが思ってしまいました。

なぜならこんなにいろいろあったのに、最後にワン記事では書ききれないからです。

本当に魅力的なエピソードがいっぱいでしたね。

先に直秀ロスになったからではないと書きましたが、ほんの微かにはあったかもしれません。

彼がいた頃、私は身分の違う三人の友情物語かと思っていた節があるのです。だから彼が死んでしまって、吃驚しました。

だけど後になって彼は物語の上でも、とっても大事な役割を持って登場してきたのだと思いました。

言うなれば、道長とまひろに共通の深い悲しみを持たせ、二人の共通世界の礎の人だったのでしょうか。

 

道兼の最後、伊周の人生、定子の儚さ、晴明の魅力・・・・

そして彰子の成長、美しかった一条天皇、強かった倫子の魅力、道長の周りの貴族たち・・・

可愛らしかった弟の惟規、寛容だった夫の宣孝・・・

描ききれないから書かないだけですが、みな魅力がいっぱいの登場人物でしたね。

この楽しくてワクワクした一年を彩った方々に、感謝の気持ちさえ感じます。

 

この「光る君へ」の中の気になるエピソードなどは、また別の機会に少しだけ書いて行こうかと思います。その時はドラマの話とは離れるかもしれませんが。

 

このシナリオって本当によく出来た傑作だったのだなと強く感じたのは、若武者 双寿丸(そうじゅまる)の存在でした。

いったい彼は、何のために出て来たのかと思っていました。誰かの息子でもない彼は、まさかイケメン枠の補充ではあるまいなとか思ってみたりみなかったりとか(笑)

それとも賢子を失恋させ、宮中に向かわせるための要因だったのでしょうか。

それが最終回で、強くその存在意義を放ちました。

彼は次の時代の象徴だったのですね。

やがて来る武士の時代の。

 

「道長様・・・・」

「嵐が来るわ」

で、まひろのアップのストップモーションで終わりました。

 

この物語、「完」とか「終わり」とか最後に出なかったことが話題になりました。

誰かが儚く消えて行っても、みなその後の人生は続き、そして時代も川の流れのように留まることはないのでしょう。

そうのような事を隆家(伊周の弟)も言っていましたよね。

道長の守った平安の世は、やがて力でのし上がっていく武士の時代に流れていくという最後だったのでしょうか。

 

子供の頃、清少納言も紫式部も美しい名前だと思いながらも、実はあまり好きではありませんでした。なぜならそれは彼女たちの役職名だったと思うからです。

「蜻蛉日記」の作者は、藤原道綱の母。なんだか論外という感じ。

まるでこのブログだったら「ルート君ママ」という名前になってしまうのですよね。

ブログだとワンコ、ニャンコのママと言うハンドルネームがあるじゃないですか。まるで、そんな感じがしませんか。作品の作者名だからペンネームと思えば良いのかと思うのですが、反面、彼女たちの本当の名前は何だったのだろうかと思っていたのです。

歴史に名を遺す。その野望は男のみのものではなかったと思います。

だけど政治にも大きく影響を与えた平安文学の代表作の作者は、その本当の名前が残っていくことがありませんでした。(説はあるようですが)

そんな彼女たちに、まひろやききょうと言う名前を与え、この平安を生き生きと生かしたこの物語は素晴らしいと思いました。

そして何よりも、鳥肌ものだったのは、学校でも道長の権力を誇った歌と習った「望月の・・・」の歌が道長がまひろに贈った愛の歌にしか聞こえてこなかったところでしょうか。最終回の日、今年最後の満月で、この日を狙って最終回にしたのかと思ってしまいました。

 

12月15日の月です。(トップ画像も。電線邪魔。消すともっと変・涙)

 

どんなに離れてしまっても、かの人と同じ月を見ている―。

それは私たちにも同じことが言えるのではないですか。

「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな」

 

(月岡 芳年(つきおか よしとし)作)

石山寺にはいつか行ってみたいものですね。

 


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秋seasonのドラマは、豊作でした💛

2024-12-27 03:06:33 | テレビ・ラジオ

トップ画像は、12月の水元公園です。

12月にも近場ですが、美しいものを求めてお出掛けしています。

ですが、ブログの方は少々ドラマの感想が続きます。

ドラマって、すごく好きだと思って見ていても、なんでだか時がその記憶を奪っていくスピードが速いのです。

杉咲花さんは好きな女優さんです。どなたかが「今年は『アンメット』と『海に眠るダイヤモンド』が‥‥」みたいなことを言っていた時、ふと「アンメット」ってどんなお話だっけとなってしまった自分が情けないなと思いました。今年の春シーズンで一番トキメイタと言うのに。

 

やはり10回から12回って短編小説のような感覚になってしまうのでしょうか。

いや、そんな事はないですね。星新一のショートショートでもちゃんと覚えているのもたくさんあるくらいだし、それよりも視聴時間が短いはずの映画だと意外と記憶が残っていたりします。そう言えばスペシャルドラマって、やっぱり記憶に残っていたりします。

このドラマの忘却率の高さはどういう事か・・・・・

アッ、やっぱり、見過ぎッてことなのかしら。

 

というわけで、少々の忘却防止メモ(笑)※敬称略で書かせていただきます。

11月の暮らし☆2024という記事に「私的には今シーズンは当たりで、1週間で12本も見ていました。」と書きました。

ドラマ視聴は趣味ですから。でも続けて「月曜日に今見ていた二つのドラマを基準にして、来シーズンは、それよりも好き度が低いドラマは見ないことにしようって。」とも書いたのです。その二つのドラマは

(月)「嘘解きレトリック」と「モンスター」でした。

「嘘解きレトリック」は祝左右馬(鈴鹿央士)の探偵事務所に浦部鹿乃子(松本穂香)が助手として働き、二人で事件を解決していくという昭和初期のレトロな雰囲気のほのぼのミステリーです。鹿乃子には嘘を見分ける力があり、それが推理には大活躍なのですが、祝左右馬に出会う前の彼女は、村ではその力によって気持ち悪く思われ疎んじられていて、それで自己肯定感が低い、ちょっとネガティブ少女です。

だけど移り住んだ町では、皆に愛されて、最終回の最後に撮った集合写真に心が温かくなりました。家族で楽しめるホットなドラマでした。

「モンスター」は趣里・古田新太・ジェシーのリーガルドラマ。

古田新太はこの人がいれば大丈夫と言うような謎の安定感があるし、朝ドラ後の趣里は本当に主役の顔をしていて、なんかすごく綺麗になったという印象がありました。

そして私はジェシーと言う人がちょっと好きになってしまいました(笑)

それから趣里が「相棒」の右京と同じ紅茶の入れ方をして「昨日ドラマで見た。」と言ったのは、なんか微笑ましかったです^^

 

(火) 最初は「オクラ」だけかなと思っていたのですが、途中から「宙わたる教室」と「民王」が加わりました。みんな配信で全話見ました。

「オクラ(迷宮入り事件捜査)」は飛鷹千寿(反町隆史)と不破利己(杉野遥亮)のバディもの。

最初はお気楽な刑事ものなのかと思っていたら、ダークヒーローな物語で、今シーズンの中で異色な感じがしました。そこが狙いでもあったかなと思うのですが、少々感情移入しづらかったです。

「宙わたる教室」は傑作だと思いました。

HPのあらすじをお借りしました。

『あらすじ: 東京・新宿にある定時制高校。そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。負のスパイラルから抜け出せない不良の柳田岳人(小林虎之介)。授業についていくことを諦めかけた、フィリピン人の母と日本人の父を持つ越川アンジェラ(ガウ)。起立性調節障害を抱え、保健室登校を続ける名取佳純(伊東蒼)。青年時代、高校に通えず働くしかなかった長嶺省造(イッセー尾形)。年齢もバックグラウンドもバラバラな彼らの元に、謎めいた理科教師の藤竹(窪田正孝)が赴任してくる。藤竹の導きにより、彼らは教室に「火星のクレーター」を再現する実験で学会発表を目指すが、自身が抱える障害、家庭内の問題、断ち切れない人間関係など様々な困難が立ちはだかり・・・』

理科の教科書を読み直したくなりました。

原作も読みたくなりました。

 

「民王🄬」は総理大臣(遠藤憲一)と国民のだれかと入れ替わってしまうというお話で、9年前に息子と入れ替わってしまった「民王」の続編です。

なんかネットニュースなどでは、あまりいい事は言われてなかったです。なんだか期待外れのような事を言う方もいたけれど、私は全くそんな風には思えませんでした。

滅茶苦茶面白かったです。だけど今の政治に対しての風刺がかなりはっきりしていたので、これを悪く言ってるのって、ドラマに対して良くない印象を与えたがっている人の罠なんじゃないかと思っちゃった。

風刺ドラマをコメディでやるのって凄いと思います。

人にもお勧めできるドラマだったと思います。

 

(水)「相棒」と「全領域異常解決室」

「相棒」、そう言えば2回ほど感想が抜けてしまいましたが2つのドラマの感想は書いています。

 

(木) 「トラベルナース」と「オクト―season2」

「トラベルナース」は那須田歩岡田将生)と九鬼静 中井貴一)のナースバディもの。

歩は35歳、静は62歳設定で、親子の年齢なんですよね。でも良い感じ。テレ朝は「ドクターx」が終わってしまったので、次はこれでシーズンを重ねるのではなんて思っていたりもします。内容も良かったですよね。

「オクト―season2」はたまたまTVerで見つけて、見続けてしまいました。「season1」は見ていなかったのですが、筋的には問題なく大丈夫でした。

飯豊まりえ主演で面白かったのですが、何となく最終話はイマイチ納得がいかなかったような気がしました。それに最後の子供の感情が怖かったです。

 

(金) 「ライオンの隠れ家」

これもまた傑作でしたよねぇ。

キャスト:

小森 こもり  洸人 ひろと  …  柳楽優弥
       
小森 こもり  美路人 みちと  …  坂東龍汰
       
牧村 まきむら  美央 みお  …  齋藤飛鳥
橘 たちばな 愁人 しゅうと ・ライオン  …  佐藤大空 たすく
高田 たかだ  快児 かいじ  …  柿澤勇人
須賀野 すがの  かすみ  …  入山法子
貞本 さだもと  洋太 ようた  …  岡崎体育
天音 あまね  悠真 ゆうま  …  尾崎匠海(INI)
船木 ふなき  真魚 まお  …  平井まさあき(男性ブランコ)
小野寺 おのでら  武宏 たけひろ  …  森 優作
       
工藤 くどう  楓 かえで  …  桜井ユキ
柚留木 ゆるぎ  ・ X  …  岡山天音
       
吉見 よしみ  寅吉 とらきち  …  でんでん
橘 たちばな  祥吾 しょうご  …  向井 理
橘 たちばな  愛生 あおい  …  尾野真千子

何でこのドラマだけこんなにキャストを載せているのって感じですが、すぐに名前が出てこないような人が多いからと思って、HPからコピーしてしまったのですが、これ、途中を消すと大変なことになるケースのような気がするので、そのままお借りしてしまいました。豪華にルビ付き(笑)

でも忘却防止メモなので、これが正解なのかもしれませんね。

10回の時、祥吾が捕まって愛生が家に戻って来て、そして終わりかと思ったら、11回がありました。

それぞれがそれぞれの道を選択して、次に進んでいこうとした最終回は、本当に良かったですね。

 

(土)は一応お休み。

夫は「放課後カルテ」を見ていて、私は見ていないって言っても感想を言って同意を求めるので「それ、ひとりごとですか?」と言いたくなってしまいます。

で、なんかだいたいのあらすじを知っています。でも見ていません。

 

(日)凄く楽しみにしていたのは「光る君へ」です。

大河の最終回はいつも感想を書いているので、書く予定です。

そして「海に眠るダイヤモンド」。

感想を書きました。→「海に眠るダイヤモンド」、良かったですよね~!!!

 

ドラマ制作のキャスト・スタッフの皆様、楽しい時間をありがとうございました。

次のシーズンも楽しみにしています。


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「海に眠るダイヤモンド」、良かったですよね~!!!

2024-12-25 14:27:58 | テレビ・ラジオ

(実は見終わったすぐ後の23日の夜中に書き始めたのに、もろもろなことで挫折して途中で放置状態になり、またも遅れてしまいました。それでもちょっとでも自分ワールドに何かしらの記憶を残しておきたいようなドラマでしたね。)

※           ※

「光る君へ」のない日曜日、ロスの寂しさに負けずに済んだのは「海に眠るダイヤモンド」の最終回2時間スペシャルがあると分かっていたからでした。

―なぜ鉄平は、朝子を置いてリナと島を出て行ってしまったのか。

その後鉄平はどこに行ってしまったのか。―

 

そしてその2時間は、本当に涙を友にして見続けた時間になってしまいました。

 

このドラマの初回、鉄平が端島に戻ってくるシーンを見ていて、なぜか私は「タイタニック」を思い出してしまいました。

その事を伝える前に、姉の方から同じことを言われたのです。

頬を紅潮させながら、希望に満ち満ちて走っていく鉄平の姿と、今では端島が軍艦島と呼ばれている廃墟であることが、あの時希望に燃えて走りながら船に乗り込むジャックと、今では海の底深くに藻屑となって眠るタイタニックと重なったのでしょうか。

だけどどうもその秘密は、音楽にもあったらしいのですよね。

それと現在のヒロインが昔語りをするという方式にも、タイタニックの方式が採用されているのだとか。

だけどそんな説明などを受けなくても、見ていて連想をした方は、たくさんいたのだと思います。

現に進平兄ちゃん役の斎藤工さんは、シナリオを読んで、これは野木亜紀子版のタイタニックだと言ったそうですね。

 

そして最終回にも、そのタイタニックを連想させるシーンがありました。

あの幻のプロポーズシーンです。

あのシーンで涙を我慢なんてできましたか?

 

あのシーン、鉄平が持っているように見えたのは花だけ。だけど最終回後に映されたれにはこれには

ちゃんと、鉄平は花をあのギアマンの花瓶に入れて、朝子にプロポーズしていたのですよね。

あの花瓶、本当にキラキラしていて美しかったですね。

朝子に、本当に見せたかったです。

 

あの日、鉄平は朝子にとってはダイヤモンドに匹敵するギヤマンの花瓶を持って、彼女にプロポーズをしようと思っていた、人生最高の日だったと思います。

そして朝子にとっても、ああ、とうとうこの日が来たのねと予感がした、やはり人生最高の日。

それなのに、たった一日が二人のその後の人生を分かつてしまったのでした。

夜が明けるまで外で待っていた朝子。

途中で朝子に声を掛けに行きたかったけれど、それが出来ないほど緊迫し追い詰められていた鉄平。

何度も朝子に待っていてという手紙を書いては破り捨てていた鉄平。

 

確かに初回の時に、子供を抱いて海に逃れるリナが映し出され、決して平穏ではいかないぞとは覚悟していました。だけど概ねは端島の歴史と幼馴染4人と進平兄ちゃんとリナの青春物語で、お話自体もキラキラしていたと思います。

それが最終回の2時間で、こんな過酷なお話になるなんて。

鉄平が可哀そうすぎます。こんな人生は高倉健さんの世界だよって思ってしまいました。

 

朝子は子供の時に鉄平から貰った花瓶を捨てて、気持ちを切り替えて新しい人生を歩んでいきました。結婚をして二人の子供を産んで、そして会社も作りました。

鉄平は追われることがなくなった後、端島の見えるところに居を構え、そしてそこに二人で植えようと誓ったコスモスをたくさん植えていました。

そのシーンも泣けました。

きっと寂しかったと思います。

だけど彼も、端島が世界遺産になって立ち入れなくなる前に、あの花瓶をきっと自分たちが住んだであろう家族用の部屋に置いてくることで気持ちを切り替えたのだと思います。ずっと朝子の事は想っていたけれど、それでも地域の子供たちの話を聞き、居場所を作り、そして自分が亡くなった後は、家をフリーペースになるように寄贈したのです。それをただ孤独なだけではなくて、親友の賢将が寄り添い続けてくれたのですよね。

彼は素晴らしい人でした。きっと素晴らしい人生を送ったのに違いありません。ただ朝子との人生は「共に」ではなくなってしまっただけ。

だけど心の中では、いつも共に居たのですよね。

 

書いておくべきことはたくさんあるかもしれません。サワダがリナと進兄の子供の誠だったとか、玲央は本当は鉄平には似てなくて、たぶん血縁のものではないとか・・・・。

最終回にワン記事なので書ききれるものではありません。

でもその一つ一つにちゃんと意味があって、胸に迫ってくるものがありました。

 

私ちょっと思いました。

きっと鉄平は、遠くでずっと朝子の事を見守り、その幸せを祈っていたでしょう。もし朝子の会社が株式ならば、そっと会社の株を買っていたのではないのかと。

玲央は鉄平には似てなかったのに、最初に朝子と出会った時、朝子にはそう見えた。

そして声を掛けたくなったのだといいました。元気か、大丈夫かと。まるで鉄平がやっていた外勤の仕事のように。

そして私はまたもちょっとだけ思ってしまったのです。

それって「葬送のフリーレン」のフェンメルみたいじゃない?

って。

朝子は崖っぷちに立っているような、玲央に声を掛けたくなったのです。鉄平ならそうするなって思えたからじゃないでしょうか。

 

素敵なお話でしたね。

 

廃墟の島、軍艦島。前からちょっと憧れていました。条件付きですが、廃墟好きなのです。崩れ行くかつて繫栄していた街。なんかワクワクするような感覚がそこにはありました。でも行くにはちょっと遠く憧れどまり・・・・

だけどこの先、この軍艦島に訪れる機会があったならば、私は「端島」と呼び、目を閉じて過ぎ去った人々の生きたざわめきに耳を澄ます事でしょう。

 

King Gnu - ねっこ

 

 

 

 

 


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11月の暮らし☆2024

2024-12-22 02:20:35 | 梢は歌う(日記)

ドラマの最終回が続いていて、今シーズンは本当に毎日楽しませていただきました。「全領域異常解決室」#10の感想のあとに、続けてドラマブログで行きたいと思っているのですが、とりあえずは11月を終わらせようと思いました。最近ではこれを書くのが習慣化していて、終わらせないと落ち着かないのです。

でもね、これ、本当に脳内整理に役に立つのですよ。

それに時には立ち止まって振り返ってみないと、あまりに時がさらさら過ぎて行ってしまうので、「何をしていたんだ、私」状態になってしまいそうです。

それの防止にもなっていると思います。

ただブログと言うのは、アナログの日記とは違いますよね。備忘録のみに終始するのも面白くないし、書ききれないのも事実。

また全部書く必要もないことですよね。

書きたいことのみを書き、備忘録的なことは、みなおまとめ日記に書くというのもアリかなと、ちょっと今更ながら思ってみたりしています。

 

ここ数日のように、まったくブログと向き合えない気持ちになることがあっても、やっぱりまだまだ止めないと思います。

それゆえにちょっと考えたりするのですね。

 

囲みは昨年の11月の暮らしです。

その囲みの下は、何も考えていないかのようなお気楽な私の11月の暮らしが書き留めてあります。

どこかで何か、共鳴していただけるような事があったり、何かを考えたり思い出したりする引き金になどなれば幸いです。




 
11月の暮らし☆2023
昨日スーパーで知人に会いました。その人とは、共通の知り合いで転んで頭を打ってしまった事からその後の人生が大きく変わってしまった人の、答え合わせのない近況を心配しあったのち......
 



 映画

11月に見た映画

 

 ドラマ

10月から「相棒」と「全領域異常解決室」が始まったので、一応その二つの感想は書いてます。

「全領域・・・」の方は、リンクした記事に今までの感想もリンクしていますので、もし興味がある方がいらっしゃったら、いらしてくださいね。「相棒」の方はカテゴリーからお願いします。

私的には今シーズンは当たりで、1週間で12本も見ていました。

ドラマを見るのが趣味なので、まったく問題はないのですが、ふと思いました。月曜日に今見ていた二つのドラマを基準にして、来シーズンは、それよりも好き度が低いドラマは見ないことにしようって。

だけど線引きが難しい。

ドラマ好きにそれが出来るのか否か。

でもそれをしないと海外ミステリーとか見る時間が作れないから。

えっ、結局ドラマを見るための時間づくりなのって驚かれそう(笑)

だから言ったでしょ。ドラマを見るのは趣味なんだって。

 

 読書

「蟲の神」を読みました。

ドラマのところで書いた事の続きですが、少し読書時間も意識しないと増やせないなと思っています。夜になると皆様のブログ周り。それは良いにしても、ついついネットニュースなどで見たばかりのドラマの感想なんかを読んでしまったりも、活字中毒の部分を満たしてしまっているような気がします。

 

 漫画

これもまた何も感想を書いていませんが、たまたま入会してしまった漫画サイトのピッコマで、夜な夜な何かを読んでいます。こういうサイトってお気楽なので読みやすいのですが、気になる作品は課金もしてしまうので、恐ろしいと言えば恐ろしいです(;^_^A

 

 

 お出掛け

◎「田中一村展」に行きました。

その時の上野の様子は

虹と紅葉(上野にて)

◎ 実家に帰ったというと、格別なお出掛けには思えないのですが、意外と大荷物だったりして、横浜と言えども最近では遠く感じたりもします。

11月の線香花火

その翌日にはラッタさんとまた会って、ランチをしてから帰りました。

◎ 23日にはピアノ教室の大人の方たちの発表会に行きました。

この時「おおたかの森」の駅前広場で、何かのイベントもやっていて、帯などが切れてしまった本などが値引きされて売っていましたので2冊ほど買い求め、またコーヒーや無花果のジャムなども買い求めて帰ってきました。音楽・美術などいろいろと刺激された一日でした。

 

 お散歩日記

秋のルーティン(十月桜)

秋のルーティン(秋薔薇を見に行く)

友達と会った帰り道、陶芸教室の帰り道・畑に行った帰り道で撮った秋の風景は

11月の4枚☆2024

 

 パパさんの一族とは・・・

◎ 11日の日、義母の用で銀行に行きました。本当は、この日のような出来事をブログには書いていくべきだと思うのです。ちょっと疲れた一日でした。

私はちょっと怒っていました。銀行のある人のあまり優秀ではないとしか思われない態度に。

 やっと解体を始めた柏そごう。

 ご用が終わって頂いた遅い昼食。「美味しそう」と選んだけれど、母の口には合わなかったようで気の毒でした。

だけど

 

目の前に広がった風景の紅葉が綺麗で、義母が喜んでくれて嬉しかったです。お食事は合わなかったみたいだけれど、このお店に連れて来て良かったと思いました。

◎ 24日、一族でお食事会がありました。

次男さんの三回忌の連絡がなかなか来なくて、結局やらなかったのでした。だけど話の流れでお食事会を持つことになりました。お食事代を持参しましたが、いらないと言われ、結局長男さんの奢りになりました。(なんかちょっと変じゃないかとちょっとだけ思いました。義母さんの発案だったから、そうなったみたいです。三回忌をやらなかった次男さんのお嫁さんも払う気が合ったようなのですが、なんかうやむやになってしまったようです。)長男さんは一族の事を考えている頼りになる人だと思っています。だけど申し訳ないと思ったので

 

これ、プレゼントさせていただきました。

    

 

 陶芸日記

12月に窯入れがあるので、地味に作っていました。

でもあまり熱心には記録しませんでした。なんか上手く言ってないような気がして落ち込んでいたからです。

唯一画像に残していた一枚は

 なんじゃこれはってな感じですね。

ちょっと完成したものも載せておきます。

 これは三島手と言うものに初挑戦したものなんです。
「可愛い~。欲しいわ。」と義母が言ってくださったので、貰って戴きました。

本当は、もっと上手になってからねと言いたかったのですが、ちょっと母の年齢を考えたら、もっと上手なものが作られたら差し替えていけばいいなとと言う作戦にしました。

もう少し頑張りたいと思いました。

 

 畑日記

もういろいろな事がギリギリだったので、ちょっと頑張ったかも。

両隣のおじ様たちの畑が綺麗なので、私の小さな畑は余計にごちゃごちゃに見えてしまうのですが、それは抜いた夏草を片付けずに枯れ草にしたからなんです。

まあ、そうでなくても片付いてはいないです。本当に小さい畑に13種類も植えてありますから。だけど水やりにあまり行かなくて、また枯れちゃうものが出てきてしまうかしら(;^_^A

 

 

 その他の日記と猫様

◎ 13日、今年もシュガーレディの試食会に行きました。

 

◎ お友達とのランチも11月は少なめ。

 

久しぶりにビュッフェに行きました。やっぱり食べすぎちゃって怖いです。

お友達とのランチは3回くらい。夫とのランチが意外と多い。

◎ 11月も「歌の会」に参加して歌ってきました。

「もしもピアノが弾けたなら」を歌った時、思わず涙が出そうになりました。

 

◎ あんずさん

「そこに居たら、見えないって!!」

 

そんなこんなの11月でした。

12月も早くも残り10日。2024年も残り10日 !

なんか焦ります。

 


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「全領域異常解決室」#10

2024-12-21 11:45:59 | テレビ・ラジオ

ふと気がつくと、前回の更新から1週間が過ぎてしまいました。

テーマ絞らずの何でもアリのブログなので、書きたいことはたくさんあるのですが、やはりなんだかんだと言っても12月は時間・体力・気力とブログ更新は厳しいものが・・・・。

でもこのままずっとお休みのままも寂しいので復活しようと思います。

じゃあ、何からと言われたら、やっぱりこれでしょう。

 

終わってしまいました。

ああ、来週は無いのかと思ったらロスになってしまいそうです。

だけど満足のいく最終回でしたね。

 

ふと、このドラマの視聴率ってどうなのって思い、ウキで確認してみましたが、最終話までのは載っていませんでしたが、だいたい5パーセントちょっと。

あらっ、見なかった人は勿体ない。こんなに面白かったのにって思ってしまいました。

だけどこれはある種のSF。サイエンスの方じゃなくてファンタジーの方の。

そう言うジャンルを見ることが出来ない人もたくさんいらっしゃると思うので、まあまあ仕方がないことだったのかも知れませんね。

 

さてそんなテレビ業界の人しか意味のない数字はさておいて、最終回の感想ですが、遅れて書くと何も目新しいことは書けないです。

だから私の胸が高鳴ったシーンから述べさせていただきます。

やっぱりラストでしょうか。

小夢に「事戸を渡す」と言った興玉の少し浮かせた指がしっかりと映し出されていました。

警察に出勤するために颯爽と歩いている小夢とすれ違う興玉。

二人は見知らぬ者どおしのようにすれ違っていきます。

だけどその時、小夢が呼び出しの鈴を出して鳴らしました。

興玉は振り返りもせず。

だけどかけていたサングラスを外し去っていくのです。

その時、前から映さず興玉がどんな表情をしていたのか分かりません。だけどきっと・・・・・。

なんてかっこいい映し方なのでしょう。

思わず「キャー」って言いそうになりました(もちろん、心の中で)

 

あの鈴は、忘れていないという合図・・・・

なんだか胸がキューンとなりました。

 

胸がキューンと言えば、すべてが終わって小夢を救出した興玉が

「任務を果たしました。我々が勝ちました。」←セリフはいつも不正確

と言いました。それだけでもジーンとしましたが、彼女の手を取って「呼び出しの鈴は聞こえました。・・・・・・」

言葉が出ない興玉に小夢は「分かっています。私は人間のままでしょ。」というのでした。

「あなたを取り戻せなかった。申し訳ありません。」と言ってさめざめと泣く興玉を、優しく抱きしめる小夢。

 

彼女は襲われた時、興玉を守るために自らの手で事戸渡しをしていたのです。

そんな真実が隠されているとは思ってもみませんでした。

思わず涙が出そうになりました。

 

そしてそんな神たちを見守る人間の荒波。

この逆のシーン、なんか良かったです。

 

最終回の荒波も、すべてがかっこ良かったですね。

この人は本当に大月比呂佳を大事に思っていたのですね。

「大月が神と言うなら信じられる。」と言ってゼンケツを助けてくれたり、事戸を渡され神の記憶が消される前に、「大宜津比売神」が祭られている神社を訪れるのでした。

彼女が今回の悲劇に遭わず、この人型の人生を続けられていたら、荒波とはまた違った物語が生まれたかもしれませんね。だから神社で手を合わせる荒波の姿が、とっても切なく感じました。

 

さて胸が高鳴ったシーンで、胸キュン以外のワクワクシーンで一番は、トップ画像のそこだったように思います。

「かっこいい~ !!!」って思いましたよね。

特に、宇喜之さん、素晴らしかったです。自分の血を唇に塗って、それが力を出す発動のスイッチだったのでしょうか。

捕らわれてしまった小夢の元に行こうとする興玉とそれを行かせようとする仲間の神、それを阻止しようとする京都のゼンケツの神。

神VS神の戦い、派手で面白そうでしたね(笑)

 

そしてその京都の神が、溝端淳平さんの日野克己(ひの・かつみ)と真壁刀義さんの大和田光男(おおわだ・みつお)で、この二人の神が火と海の神で、これまたかっこいいのですよねぇ。

みんな一回だけのゲストなんて勿体ない。次は京都編でやって。とかいろいろなご意見が出ていますね。

でもその時も東京支部の面々は全員参加必須ですよね。

 

日野は火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)で、この神の神話をチェックすると、かなり厳しい内容が出てきてしまいます。だからそこはスルーした方が良いかもしれませんが、この神の出産の時にイザナミは火傷をして亡くなってしまいます。だからなのか他のみんなはスサノオにケガなどを治してもらったのに、この神は治してもらえず、東京バナナを買って新幹線に乗って京都に帰ります。なーんか微笑ましい^^

そしてとうとう本当の敵と戦うことになりました。

テミスホールディングス CEOの寿は、使い捨てだと思いました。って、偉そうなことを言ってしまいましたが、だって彼が集めた神候補って、見るからにクズっぽくて、不死の薬がじゃらじゃらと出てきたときに、彼らの終わりが見えてしまいましたよね。

でも怪しい野間口さん、好きなので気の毒に思ってしまいました。ヒルコを名乗る者に見いだされなかったら、それなりの豊かな人生を送れただろうに・・・。

最初から怪しいと思っていた直毘。

だって柿澤さんが、政府との連絡係で終わるわけないやと思っていたものですから。

ソーンナ理由かって言われてしまいそうですが、そんな理由からです(笑)

 

彼は、役小角でした。

よく役行者って聞くじゃないですか・・・・って、「よく」は聞かないかもしれませんが、修験道で修行する人たちの総称かと(いい加減に)思っていましたら、それらの人の開祖が役小角でした。

この方の伝説は、半端ないです。

実際、興玉と闘っても、彼の方が強いかもと思わせるものがあって、バトルシーンを盛り上げましたね。

ドラマとは関係のないことですが、この役小角と一言主のエピソードは、かなり面白いですよ。

修行を重ねた彼は、一言主などよりも力を持ち、山に橋をかけるのにぐずぐずしている一言主にかなり厳しく折檻などをしてしまいます。それを根に持って一言主は国主に讒言をし、それによって彼は伊豆に流されてしまいます。その復讐として、彼は一言主を封じ込めてしまうのでした。

科学が神の力を超えたという言葉が出てきましたが、かなり昔のその時、役小角は修業によって神の力を超えていたのですね。

 

だけど興玉は彼の正体を見破っていました。そのアイテムが犬神の毛でした。

今までのお話が、みな絡み合っていて面白く感じました。

最後に彼はハンニバルのような姿で出てきました。

だけどハンニバルは嚙みつくことしか出来ないけれど、彼は波動を打つことも出来るし(?)、いろいろと強い・・・・。
人間なんだからトイレにも行くし、一応お食事も取るのではないの ?

仮面と手錠が外された一瞬に脱獄のチャンスありって、ちょっと思っちゃよね。

こういう人は始末に悪いね。(ドラマなんだから、そこまでマジに考えるな、自分(笑))

 

で、ヒルコは誰かってところですね。

直毘はヒルコを名乗っていただけの役小角。

じゃあ、今回はヒルコはいなかったのかと言うと、もしかしたらいなかったのかも知れません。

だけど直毘の修理固成計画の失敗のあとに、最後に二宮が呼び出してしまったかも。

二宮が(名前から)ヒルコかもと言う説が出回っていて、かなり説得力があったのですが、疑問だったのが神には相手が神か人間かが分かるわけでしょう。誰も二宮が神だとは思わなかったわけで、彼女は人間だったのですよね。

だけど最後に藁の船を編み(ヒルコが海に流された時に乗っていた船)、最後にその姿が見えたのか見えなかったのかという不穏な感じで終わりました。

 

最初の頃、ヒルコを検索して調べたころ、いったいなんで親の神たちは、最初に生まれた我が子を海に流してしまったのかと気になってしまいました。

その理由が不完全だったのでと言うものでした。

太古という昔は医学や介助保護の精神の気持ちも育ってなくて、不完全に生まれたものには残酷な運命が待っていたのかも知れないと思いましたが、その時ふと、この子は大きく月足らずで体内から出てしまった者で、人の形を成すことが出来なかったのではないかと思えたのです。思わず私は自分の経験と重なり、このヒルコと言う捨てられた神が哀れに感じていたのです。もちろん真実は分からないことです。別に「古事記」を深く勉強したわけでもないし、神信仰は私にはないからです。

それにしてはこのドラマのせいで、かなり「おべんきょう」をしてしまいました(笑)

で、私が勝手に言うことですが、ヒルコは人の姿を持たない神。二宮はそんなヒルコの式神的な者になっていくのだと思いました。

 

最終回なので熱く語って長くなってしまいました。最後までお読みいただきありがとうございました。

最後に京都編・平安編のスピンオフ、是非是非お願いしたいです。

京都も東京も出雲も、みんな集結しなくてはならない大きな敵と戦う映画とかもよろしくお願いいたします。

 

「全領域異常解決室」#1

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「全領域異常解決室」#9

2024-12-13 01:11:37 | テレビ・ラジオ

やっぱりやっぱり宇喜之民生(小日向文世)は、乗っ取られていたのですね。

そこの部分はホッとしました。

攻撃された興玉も危うかったけれど、荒ぶる神スサノオに助けられました。

荒ぶる神って言うから、ついつい荒波警部かと思っちゃった人多数いたと思います。

実は私もそうだったらいいのになと思った一人。

確かに予告編では子供の姿がチラリと見えていたので(?)となっていましたが、何となくユースケさんがいつも不機嫌な警部どまりなわけがないと思っていたからなんです。

 

でもスサノオは子供でした。しかも大昔にはヤマタノオロチを退治したと言う武勇伝を持つ神なのに、今は虐待親の元で苦しんでいました。

生まれ変わっても引き継ぐのは、記憶と能力のみなのでしょうか。荒ぶる神と言われた性格はどうなのでしょうか。

子供の時に見たアニメの影響で、私にとってはスサノオはやんちゃだけれど勇気と強さを持つヤマタノオロチ退治のヒーローだったので、ちょっと納得のいかない感じがしました。子供と言うのは大人になって豹変するものではないからです。

それともそんなスサノオでさえ、愚かな人間の親に苦しまされていて、人間と言うのはつくづく神々を失望させる存在なのだと言うことを強調させるためのものだったのかも知れませんね。

今回の前半、興玉と小夢のふたりに胸がキュンキュンした方もたくさんいらっしゃたのではないですか。

小夢の「私の大事な人を助けて」と言う言葉もそうですし、興玉の横に寄り添う姿にやはりこの二人は・・・・・って思いますよね。

それに事戸渡しの前に死んでしまうことで、今目の前の危機から逃れることも出来ても、それをやったら小夢を殺すと脅かされたら、興玉は出来ません。

同じ言葉の繰り返しだけれども・・・・

ああ、この二人はやはり運命の人・・・・・

と、なると、切ない人が一人。

1000年目の結婚記念日は来ないかもしれないね、芹田さん(ノД`)・゜・。

 

今回、あっという間に終わったような気持もあるけれど、なんだかお話の展開がギュッと詰まっていたように思います。

興玉の武の心得は、神の御業によるものではないー。

凄くかっこ良かったけれど、多勢に無勢でとうとう捕まってしまいました。(ちょっと納得できないけれど)豊玉も、決死の覚悟で飛び込んできた戦闘力が低い芹田も。

私、ここですべてを知った荒波警部が助けに来てくれるのではないかと、無駄な期待をしてしまいました。

(捕まってしまったのは、真のヒルコと会うための、これもワザとじゃないかと疑っています。)

 

で、とうとう恐ろしいことが起きてしまいました。

守るべき価値のない人間たちの排除でしょうか。

バンバンと人々が自殺を始めてしまいました。

興玉たちの危機を知って、小夢は思わず荒波に助けを求めて警察まで走ってきていました。そこに立ちはだかったのは二宮でした。

この方、役者さん的にも単なる脇役ってわけないなと思っていましたが、ツイッター(現X)では前々からヒルコではないかと言われていましたね。

根拠は、

 

彼女の言葉には、ヒルコとしての説得力があったでしょう。これで決定かと思ったのですが、なんかちょっとまだ納得が出来ないような気持・・・・。

このドラマ、いい意味でガンガンと裏切ってくれるじゃないですか。

最終回まで油断できないですよね。

それに今回、荒ぶる神は荒波ではなかったことからも、名前だけではあてにはならないと思えたし(むしろ罠)、荒波警部の昔のエピソードからも正義の二面性と言うものを感じたし、二宮さえも操られていないとは言えないと思います。

ユースケさんは、やはりこのままってわけないし、何よりも怪しいのは直毘のような気もしてしまいます。

予告編も気になるし・・・・

 

ドラマを見終わって、

「これ、課金して次回を即見たくなってしまう人たちの気持ち分かるなぁ。」とか

上の感想に書いた、わざと捕まったのじゃないかとか、小夢どうなるのとかボーっと考えていた時に、連絡事項のラインが入りました。

それに対してスタンプでお返事した直後、「ところでヒルコは誰なんでしょう。」とまたラインが。

きっと「ところで」からが本当に送りたかったことなのではと微笑んでしまいました。

こう言うのって滅茶苦茶楽しいですよね。

それぞれのおうちでそれぞれ勝手に見ているわけですが、実は同じ時間を共有しているのですよね。

 

それでは、次回最終回も楽しみに!!

ちょっと待て。

えーっ、最終回。

寂しい~~~ !!

 

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11月に見た映画

2024-12-10 00:56:24 | 映画

何とはなしに昨日、ブログ更新を細かく軽く複数で更新するようなことを言っていたと思うのですが、結局2つしか更新できずに、今日も今頃の更新になってしまい、こまめに更新はまさに「言っただけ」になってしまいました。

だけど気持ちは変わらず、こまめに複数更新と思っています。

備忘録としても、今年の事は今年のうちに・・・・・って、それ思う所が違うのでは・・・・・って、そこは深く考えないことにしましょう。

 

というわけで、映画の話題ですが、11月はたったの3つ。

ドラマをたくさん見ているからだと思います。ドラマも、特にスペシャルなものではなくて、通常の秋のシーズン物。

私的には今シーズンは豊作です。
それもみなもうすぐ最終回を迎えるのかと思うと、寂しいですね。

 

 

2020年から☆なども付け始めました。

☆☆☆☆ (あくまでも私が)大好きな作品

☆☆☆ は普通に面白いと思う。

☆☆  は、私には合わなかった。(あくまでも私にはで、他の人の事は関係のないことです。)または見なくても良かったかも・・。

☆  はないです。そんな作品は、途中で離脱してしまうから、付ける必要もないからです。今までにそのような作品、あったかな?

★ 0.2 ちょい上と言う意味です。

またリンクは「映画 .com」に飛びます。諸々の情報はそこからどうぞ。

 

1.「ムルゲ 王朝の怪物」☆☆☆★

ムルゲ 王朝の怪物 : 作品情報 - 映画.com

アマプラで見ました。

『16世紀、朝鮮王朝時代に存在がささやかれていた怪異な生き物「物怪(ムルゲ)」を題材に、朝廷にうごめく陰謀や武人たちの戦いを描いた韓国の時代劇モンスターアクション。』

こういう物語は好きです。

ネタバレになるので書けませんが、ラスト、「ハルマゲドン」なんかを連想しつつ、でもこういう終わり方はもっと好きと思ってしまいました。

なんのこっちゃって所ですが、気になる方で、このようなジャンルも好きだと思う方は本編でご確認ください。

「半地下の家族」の青年役、チェ・ウシク、吉田拓郎氏が推していたイ・ヘリが出ています。

 

2.「ルックバック」 ☆☆☆★

ルックバック : 作品情報 - 映画.com

『学生新聞で4コマ漫画を連載し、クラスメイトからも称賛されている小学4年生の藤野。そんなある日、先生から、同学年の不登校の生徒・京本の描いた4コマ漫画を新聞に載せたいと告げられる。自分の才能に自信を抱く藤野と、引きこもりで学校にも来られない京本。正反対な2人の少女は、漫画へのひたむきな思いでつながっていく。しかし、ある時、すべてを打ち砕く出来事が起こる。』

これもラストが秀逸。

思わず涙が。

この作品、たった58分。

物語は完ぺきに完結しているけれど、藤野と京本の活躍をまだまだ見たいと感じてしまったので、58分は短く感じました。

 

3.「ジオストーム」☆☆☆★★

ジオストーム : 作品情報 - 映画.com

たぶん見せ場は異常気象によるパニックシーンだと思うのだけれど、私は本筋の骨格部分の方の物語に惹かれました。

だからあまり悲惨なシーンは、心に残らなかったかも。

一生懸命に作ったとしても、特撮と言うより、なんかね、あれでしょって、心の中で思っちゃってるのかも。

でもド派手なパニックシーンはやはり面白いですよね。

そして月並みな言い方ですが、そんな恐ろしい異常気象よりも怖いのは人間の果てしない欲望なんだなと言うのが、この作品の感想です。

 

 

 


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秋の散歩道

2024-12-08 14:06:46 | お散歩&写真日記

今日などは寒さも増して、短かった秋は過ぎ去り、既に冬がやってきたのだなと感じてしまいますね。

12月8日の今日は、朝から陶芸の素焼きの窯入れに行ってきました。

10月にやった作品展で、みんなも気が抜けたのでしょうか。何となく小作品が多くていつもより寂しい感じでした。

作品に絵を描いたので、今日までがちょっと忙しかったのですが、既に素焼きが終わっていているものにもこれから絵を描こうと思っているので、もうちょっとだけ忙しい日が続きます。(作品と言えるものでもなかった・・(;^_^A)

今日、窯入れが終わって外に出たら、銀杏の木々の葉がもうほとんど落ちていて、点描の世界になっていました。

トップの画像は11月20日のやはり陶芸の帰りに撮ったものなんです。

 

雨の日だったので、ちょっと銀杏たちの黄色も冴えなかったかもしれません。

でもほんのちょっとのささやかなシーンにも心を止めながら歩く散歩道は、楽しいです。

 緑のグラデーションが可愛い。

 

・「11月の4枚☆2024」にも撮った写真の一部を載せてしまったのですが、いつも覗くフェンスの向こう側にある大好きな小さな水辺にも、癒されました。

鳥さんが来ていたからです。

  

そしてマルハアサガオ。

 その近くに咲いていた  ユウゲショウ

朝と夕方が一緒に咲いているのね・・・・・って結構くだらないこと言ってしまいました(笑)

 えっ!?  これはセイタカアワダチソウ ?
セイタカになる前ですね。

ある時、セイタカアワダチソウとブタクサは別物であることを知り、確かその事を記事にしたと思ったのに、自分のブログを検索しても出てきませんでした。誰かとお話して終わってしまったのかしら。

セイタカアワダチソウではくしゃみは出ません^^

ご参考に→セイタカアワダチソウとブタクサの違いとは?見分け方は葉の形! | mio log

 

 これはチカラシバ・・・らしい。

その名の通り、ちょっとくらい引っ張っても抜けないそうです。

力強いなと思いますが、除草したい人には厳しい植物かも知れませんね。

 

本日、これは2回目の投稿です。

まだ更新出来たら良いなと思っていますが、どうかしら。

12月8日投稿の記事

なんでもバランスって大事よね。


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なんでもバランスって大事よね。

2024-12-08 02:41:17 | 梢は歌う(日記)

シニアの暮らし方で「きょうよう」「きょういく」って大事だって言うじゃない?

「今日、用がある」の「今日用」。「今日、行くところがある」の「今日行く」ね。

 

確かに大事なことだと思うの。

だからって、毎日毎日用なくても良いと思うし、行くところがなくても良いじゃない。

だって疲れちゃうじゃない。

こう言うことも、たいがいにねってところで、何事も暇であると忙しいと言うのにも、バランスが大事だと思わない?

 

こんなことを言ってる私・・・・疲れてますね(笑)

一日何か一つでも心に残ることをやろうと思っています。

でもそれって、家でもできることでも良いのではッて思いますよ。

 

と言いつつ、なんか用があってどこかにフラフラと出掛けていく私。

そしておうち大好き人間のオタクおばさんは疲れているのでありました(笑)

 

アレっ!?

これって愚痴なの?

じゃあ、こんな事を呟いていないで寝ましょうか。

 

何となくブログ更新滞っていました。

フラフラとしていたので、ブログと向き合えずにいたからなのですが、脳内整理のために小口で更新して行こうかと思っています。

 

 

 


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「蟲の神」を読みました。

2024-12-04 09:43:09 | ユーモレスクを聴きながら(book)

エドワード・ゴーリーの作品は、みんな気持ち悪いのかと思って読み進めてみると、実はそうでもなかったのです。

今まで『横須賀美術館にて「エドワード・ゴーリーを巡る旅」展』で読んだ「不幸な子供」「うろんな客」、また「ずぶぬれの木曜日」と「音叉」、「金箔のコウモリ」と「失敬な召喚」を読みました。

確かに、ざわっとする感覚を感じるかもしれません。だけどその感覚のカーテンの裏側に何かが潜んでいるような感覚を感じます。

感動したり深く頷いたり・・・・・、そして癖になるのでした。

 

そしてこの「蟲の神」、確かに刺さる、何かが。

 

その手を放し、子供をさらわれてしまった子守は狂ってしまい、恐ろしい言葉をつぶやきます。

「奴らが天井をはっている音が聞こえる。」

いや、正確には

「聞こえますとも、何度でも。
奴らが 天井を歩く音。」

そこだけ読めば、まるでサスペンス。

だけど実はホラーに近い。

そして救いがないのです。

 

攫われたたった4歳の子供、ミリセント・フラストリィは蟲の神のいけにえに・・・・・・。

だけどやっぱり何かカーテンの裏側を考えてしまう彼の物語。

 

彼が描く蟲たちは、4本脚。

確かに6本足も紛れているのです。

でもこの4本足の、おぞましき蟲たちは、実は・・・・って思ってしまったり。

 

あとがきがいつもの通り充実していて、そこも読みごたえがあります。

ただ彼の絵は繊細で、触覚やその他もろもろ、いつも以上にザザッとした感覚に襲われます。

どなた様にもお勧めできるかと言うと、ちょっと微妙です(笑)

虫が苦手な方には、その絵が素晴らしいがために、より無理になってしまったかもです。

実はワタクシも。

初めて「うえっ」ってなりました(笑)

でもパタンと本を閉じたら、次は何を読もうかなと言う気持ちになっていたから、やっぱり彼の本は癖になるのですね。

 

 

・・・・


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