森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜第2回「吉原細見『嗚呼(ああ)御江戸』」

2025-01-13 01:04:22 | ドラマ (大河)

画像は記事には関係ありません。義母の作品です。

※   ※   ※

HPの「べらぼうブログ」が結構楽しいです。

こちらです→【大河べらぼう】第2回「吉原細見『嗚呼(ああ)御江戸』」まとめ - 大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」 - NHK

そこから「あらすじ」を引用させていただきます。(いわゆる手抜き^^)

【蔦屋重三郎(横浜流星)は吉原の案内本“吉原細見”で、吉原に客を呼び寄せる案を思いつく。細見の序文を江戸の有名人、平賀源内(安田 顕)に執筆を依頼するため、地本問屋・鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)に相談にいく。自ら説得できれば、掲載を約束すると言われ、源内探しに奔走するが…。一方、江戸城内では一橋治済(生田斗真)の嫡男・豊千代の誕生を祝う盛大な宴(うたげ)が行われ、御三卿の面々や田沼意次(渡辺 謙)らが集まっていた。】

やっぱり重三郎は良い男だな。

自分で考え、知恵を絞り、そして動く男ってかっこいいですよね。

そんな重三郎に「おめえがやるなら良いよ。」と大変なところを押し付けて、自分だけちゃっかり美味しい所だけ持っていこうとする地本問屋・鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)は、ずるい奴だ。

だけどきっとどこかで痛い目に遭うに違いない・・・・・って思うのですが、意外とその痛い目に遭わずにちゃっかりとずっと行っちゃう人もいるので、油断がなりませんね。

その源内とのあれやこれやのシーンも面白かったのですが、ちょっと彼が「男一筋」だったと言うのは驚きで、「えっ、そうなの!?」となりました。

で、またやっぱり検索しちゃうわけですよ。

そしたらですね、ウキペディアにもちゃんと書いてあったのですよ。

【男色家であったため、生涯にわたって妻帯せず】【二代目瀬川菊之丞との仲は有名】

ふーん、そうだったのね。

でもこの吉原に来た時には、その愛する瀬川は既にいない人だったわけで、源内先生、寂しいですよね。

 

吉原にとって「瀬川」って何かとも、思いました。

それって【瀬川は松葉屋で代々受け継がれてきた家名です。】なんですって。

この時は、その名を受け継いでいる者がいなかったのですが・・・・その後は・・・・・って先の話ですね。

 

重三郎の苦労が実り、源内に吉原のガイドブック「吉原細見」の序文を書いてもらえて、めでたしめでたし。

だけど重三郎は更にやらなければならないことが続きます。

 

一方この頃、田沼意次は・・・・

ってここで、いきなりですが

 

この本をチェックしてしまいました。

なんですか唐突にってな感じですが、このドラマの初回の感想の時に、あることを連想していたのです。が、いろいろ書きたいことがあって、ついついうっかり書き逃してしまった事があるのです。ですがある方の感想を読んで、「あっ、しまった。書きそびれちゃった。」となったわけです。

(「ある方」って俺?

そうです。あなた様の事ですが、コメントも残さずすみません。)

何を言ってるのかと言うとですね・・・・

昔、「天下御免」と言う、とっても面白いドラマがあってですね、田沼意次と平賀源内と聞くと、このドラマの事を思い出してしまったのですよ。

 

今回、夫が「田沼って悪党なんじゃないのか。」と言うので、

「学校では賄賂政治の田沼ってまっくろくろすけみたいな感じで習っちゃったけれど、あれって次の政敵にデマを流されて、イメージを悪くされた説もあるらしいよ。」と私。

どうもあのドラマを見ていた人たちは、田村意次を、あまり悪くは思えないんじゃないかと思うのです。(ドラマの影響力って凄いですよね。)

その面白いドラマを書いた人の本がリンクした本です。いつか読もうと思います。

と、ここでふと、もしかしたら本だったらあるのではないかと検索したら、やっぱりありました。

 

あったけれど、お高い(ノД`)・゜・。

 

とっても面白かったドラマと言っても、なんたって大昔のドラマなので最終回のラストシーンと、また別の回のあるシーンしか覚えてないのですが。

その一つが、金の含有量をすこぶる減らして小判を作るのですが、幽霊騒ぎなど諸々のエピソードがあって、盗人が小判を捨てて命からがら逃げていき、事情を知らない田沼が盗人にも見向きもされないかと嘆くのです。

で、今回も田沼は貨幣の事で真剣に考えていましたよね。

改革を拒む綺麗ごとの老害老人を石坂さんが演じていて、それも何か、むしろ斬新かも知れません。

 

長くなったのでもう終わりですが、あと一つだけ検索したことを備忘録として載せておきます。

 

 

これを見ても、なんだかピンときません。

こちらの方のHPなどを参考にさせていただきました。

徳川家系図大鑑

そっかそっか。

こちらのドラマもどんな展開になっていくのかも楽しみですね。

 

ああ、そうそう。平蔵が破産しないか心配です(笑)

紙花、何枚あったのかしら。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜第一回「ありがた山の寒がらす」

2025-01-06 23:47:32 | ドラマ (大河)

【大事な事なので、記事には関係のないことなのですが追記させていただきます。パソコンで皆様のブログに訪問させていただいていますが、「いいね」などのアクションボタンが押せない状態になっています。申し訳ありません。これもこの前のサイバーテロの影響でしょうか。早くすべてが復旧しますように。】

「べらぼう」が始まりましたね。

冒頭、「ああ、私は好きなことがいっぱいあって良かったな。」と思ってしまいました。

「私は」と言いましたが、好きなことがたくさんある人はたくさんいらっしゃると思います。

ただ私のその好きな事の一つが、絵を見る事。

浮世絵もその範疇の中に入るものなんです。

そして私は無知。今だに知らないことがたくさんあるのです。

だから今回の大河も、凄く楽しみにしていました。

 

ちょっと姑の話なのですが、いきなり食事がほとんど取れなくなって、このままじゃ衰弱死してしまうわと言う状況になってきてしまって私は憂鬱。

起きてもやることもなく、気力もなくなっています。そんな母に「今日から大河ドラマが始まるよ。」と言うと、

「もう何年も見てないわ。」とのたまう。

私は心の中で「この前会った時に、『光る君へ』の中の石山寺の説明を、私に熱く語ってたじゃない。(母は大津出身)」と思いましたが、もちろん言いはしません。

「だけど今度は蔦屋・・・・・蔦屋・・・えっとなんだっけ・・・・・まあその蔦屋なんとかが主役なのよ。」と、私の知識はこんなもの。(知識じゃなくて単なるボケ的度忘れの可能性も(;^_^A)

「そしてその蔦屋なんとかを演じる主役が、綺麗な男なのよ。お母さん、元気出るから見た方が良いわよ。」←おすすめのポイントはいろいろあるのです。

「それにさ、彼がいなかったら(蔦屋なんとか)、浮世絵なんて読み捨てられる雑誌のようなものだったかもしれないと思うのよ。←勝手な私の考え
それを高いクオリティのものを見つけ後押しして、世に出していったから、逆に世界に流出して行って、そこはちょっと残念なんだけれど、だけど芸術として世に残り、海外の画家さんたちも彼らに影響されたのだから、その彼の物語が面白くないわけはないわ。」

「まあ、そうなの。面白そうね。」とにっこり笑って義母は言いましたが、その日の夜に、それを見たかは不明。

 

その蔦屋なんとか・・・じゃなくて・・・蔦屋重三郎を演じる横浜流星は、本当に美しい男性だと常々思っているわけですが、彼はその自身の美しさに頼らずに様々な役に体当たりで演じているような気がしていて、大好きな俳優さんです。

そしてその彼、やはり体当たりの演技(じゃなくて、余裕の演技かも知れませんが)でしたね。

初回で蔦屋重三郎がとっても好きになりました。

それに重三郎が、メディア王になっていく引き金が吉原再興の為だったなんて驚きました。(無知ですので)

 

冒頭から吉原炎上シーンで迫力がありましたね。

そしてOPも素敵でしたね。

音楽もジョン・グラムで期待値が上がります。

花魁姿の九郎助稲荷(綾瀬はるか)の吉原案内も面白かったですね。

だけど吉原に綾瀬はるかがいると、何となく「JIN-仁」を思い出していた私。そう言えば、このシナリオは同じ森下佳子が書かれているのですから、なにげにどこか同じ世界観が漂っていたのかもしれません。それは綾瀬はるかと言う世界観だったかな^^

衝撃的だったのは、やはり朝顔の裸体の死体だったでしょうか。

ツイッター(現X)の中には、やせ細ってなかった・病気の体ではなかったなどの意見もあったようですが、言われてみれば確かにそうだったなと思いました。でもこのシーンにそこまでのリアルさはいらなかったとも思いました。むしろ真っ白な裸体に哀しさが増しました。お芝居の世界では、敢えて見せずで何かを見せるということも大事なことだと思います。

 

しかし女郎屋の主人たちのゴージャスなお食事と比べての女郎たちの粗末すぎる食事には、心の底からむかつきました。

思わず、こいつらみんな飢えて死にやがれみたいな気持ちになったことは確かです。

ただHPのキャスト欄を読んでいたら、一概には言えない、これからが楽しみな方も多数いるのだと分かりました。

これからのエピソードが楽しみです。

実在の人物だと思うと、すぐに検索したくなってしまうのですが、今はちょっと我慢しています。始まったばかりですから。

と言いつつ、実は「田沼意知」については調べてしまいました。

ああ、この人は・・・・。

って、この人の事も、この人の欄ではありませんが、他の人の場所にこの先の事が書いてありました。要するに歴史の事実はネタバレではなくて、隠す必要がないってことなのですね。

 

「なりませぬ。」「よいではないか。」と藪の向こう側で、怪しいセリフのやり取りをしていた田沼意知。

でもそれは豪華なお弁当を、下女たちに分けてあげていたのでした。

そして重三郎と父・田沼意次との会話を遠くから見守り、その成り行きに楽しそうに笑っていたこの若様には、今後も期待できそうだと思いました。

でもこの人は、ああ・・・・・・。

って、今はそれは考えないことにしましょう。

 

田沼意次の言葉には説得力がありました。

まず自分はそれに向けて何かをしているのかと言うもの。

その言葉に、重三郎は目覚めます。

吉原に人が集まる工夫を考える。

次週からの彼の活躍が楽しみです。

 

でも私、ちょっと思うのですが、吉原が潤えば女郎たちはお腹一杯ご飯が食べられるのでしょうか。

今の時点でのあの食事の差 !!

吉原に必要なのは、上に立つ者たちの意識改革では ?

(なんか今の日本みたいね。むかむか)

だけどきっと重三郎の頑張りが、きっと何か風をおこしていくに違いありません。

 

ではまた次回に・・・・

と言いながら、「べらぼう」の感想は、ランダムでありテキトーです。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「光る君へ」も終わってしまいました。

2024-12-28 17:25:22 | ドラマ (大河)

感想の前に、予定確認などを(笑)

「光る君へ」の総集編は、12月29日12時15分から。一の巻から終の巻まで5話。終了が16時3分。

その後《「光る君へ」グランドフィナーレ〜まひろと道長からありがとう〜》。吉高由里子と柄本佑、そして作者の大石静香が今だから語れる撮影秘話などを。

それが16時23分まで。

その後「道長さんぽ」。道長役の柄本佑がゆかりの地をなどを訪ねます。

こんな流れで29日は、「光る君へ」の余韻に浸れますね。

あっ、そうそう。「道長さんぽ」は16時23分から33分まで。

えっ、ええー!?

これ、期待していたのに、たった10分の番組だったのですね。

そこはちょっと残念なような気がしますが、こんな風に一つ一つが終わっていくのですよね。

 

というわけで、「光る君へ」の感想です。

このドラマの感想は、9話まで書いていました。大好きなドラマだったので、書き続けられたら良かったのにと、少々悔いの気持ちが残ります。

止めてしまったのは、そんなに明確な理由があったわけではなかったのでした。

別に散楽の一員 直秀(なおひで)ロスになってしまったからではありません。

言えるのは、なんとはなしの体調不良に理由があったように思います。あとで検査したら白血球が異常な数字を出していました。そのくせそれを知らずあっちに行ったりこっちに行ったりとで、毎日遊んで暮らしていました。

その頃から畑も借りました。

いや、そんな話はどうでも良い事でした。10話はタイトルまでは下書きに入っていました。書く気満々だったと思います。

ただ私、好き度が高いと、大河のあとにかなりあっちに飛んだりこっちで調べたりと、時間を費やしながら余韻を楽しむ習慣があって、その時も花山天皇の出家の大事件を調べていたのです。そしてその時に『疲れ』を感じて、そのまま毎週感想を書くことから離脱してしまったのでした。

この花山天皇を本郷奏多が個性的で魅力的に演じ、惹きつけられましたね。

そして

 この絵にも惹きつけられました。

花山天皇は、その後も長徳の変で登場してきて、中関白家の伊周たちは失脚する原因を作りました(原因を作ったのは伊周たちですが。)

 

ほんと。簡単で良いからずっと書けば良かったと、繰り返しですが思ってしまいました。

なぜならこんなにいろいろあったのに、最後にワン記事では書ききれないからです。

本当に魅力的なエピソードがいっぱいでしたね。

先に直秀ロスになったからではないと書きましたが、ほんの微かにはあったかもしれません。

彼がいた頃、私は身分の違う三人の友情物語かと思っていた節があるのです。だから彼が死んでしまって、吃驚しました。

だけど後になって彼は物語の上でも、とっても大事な役割を持って登場してきたのだと思いました。

言うなれば、道長とまひろに共通の深い悲しみを持たせ、二人の共通世界の礎の人だったのでしょうか。

 

道兼の最後、伊周の人生、定子の儚さ、晴明の魅力・・・・

そして彰子の成長、美しかった一条天皇、強かった倫子の魅力、道長の周りの貴族たち・・・

可愛らしかった弟の惟規、寛容だった夫の宣孝・・・

描ききれないから書かないだけですが、みな魅力がいっぱいの登場人物でしたね。

この楽しくてワクワクした一年を彩った方々に、感謝の気持ちさえ感じます。

 

この「光る君へ」の中の気になるエピソードなどは、また別の機会に少しだけ書いて行こうかと思います。その時はドラマの話とは離れるかもしれませんが。

 

このシナリオって本当によく出来た傑作だったのだなと強く感じたのは、若武者 双寿丸(そうじゅまる)の存在でした。

いったい彼は、何のために出て来たのかと思っていました。誰かの息子でもない彼は、まさかイケメン枠の補充ではあるまいなとか思ってみたりみなかったりとか(笑)

それとも賢子を失恋させ、宮中に向かわせるための要因だったのでしょうか。

それが最終回で、強くその存在意義を放ちました。

彼は次の時代の象徴だったのですね。

やがて来る武士の時代の。

 

「道長様・・・・」

「嵐が来るわ」

で、まひろのアップのストップモーションで終わりました。

 

この物語、「完」とか「終わり」とか最後に出なかったことが話題になりました。

誰かが儚く消えて行っても、みなその後の人生は続き、そして時代も川の流れのように留まることはないのでしょう。

そうのような事を隆家(伊周の弟)も言っていましたよね。

道長の守った平安の世は、やがて力でのし上がっていく武士の時代に流れていくという最後だったのでしょうか。

 

子供の頃、清少納言も紫式部も美しい名前だと思いながらも、実はあまり好きではありませんでした。なぜならそれは彼女たちの役職名だったと思うからです。

「蜻蛉日記」の作者は、藤原道綱の母。なんだか論外という感じ。

まるでこのブログだったら「ルート君ママ」という名前になってしまうのですよね。

ブログだとワンコ、ニャンコのママと言うハンドルネームがあるじゃないですか。まるで、そんな感じがしませんか。作品の作者名だからペンネームと思えば良いのかと思うのですが、反面、彼女たちの本当の名前は何だったのだろうかと思っていたのです。

歴史に名を遺す。その野望は男のみのものではなかったと思います。

だけど政治にも大きく影響を与えた平安文学の代表作の作者は、その本当の名前が残っていくことがありませんでした。(説はあるようですが)

そんな彼女たちに、まひろやききょうと言う名前を与え、この平安を生き生きと生かしたこの物語は素晴らしいと思いました。

そして何よりも、鳥肌ものだったのは、学校でも道長の権力を誇った歌と習った「望月の・・・」の歌が道長がまひろに贈った愛の歌にしか聞こえてこなかったところでしょうか。最終回の日、今年最後の満月で、この日を狙って最終回にしたのかと思ってしまいました。

 

12月15日の月です。(トップ画像も。電線邪魔。消すともっと変・涙)

 

どんなに離れてしまっても、かの人と同じ月を見ている―。

それは私たちにも同じことが言えるのではないですか。

「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな」

 

(月岡 芳年(つきおか よしとし)作)

石山寺にはいつか行ってみたいものですね。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光る君へ 第九回「遠くの国」

2024-03-04 01:42:29 | ドラマ (大河)

えっ、噓 !!

道長たち、間に合わないって言うの。

えっ、いやだーーーーーーー !!

 

直秀の固く握りしめた土くれを放させて、扇子を握られる道長。

その時扇子を握ったその指がピクリと動く・・・・・それは私の期待・・・・

いや動かないし・・・・・。

ぷはっ~と言って息を吹き返す・・・・・・ちっとも吹きかえないし・・・・

 

号泣した道長とまひろがその地を立ち去ろうとしたとき、または立ち去ったその直後、土の中からボコって腕が出てくる・・・・・って、それじゃホラーか !?

だけどちっともそういうシーンにはなってくれなかったのです。

盗賊とバレて今回退場でも、そのうちまた肝心な時に出てきてくれるキャラだと思っていました。

まさかここで直秀が退場してしまうなんて思っても見なかった私。

「遠くの国」って遠すぎるよ、その国は。

もうショックすぎて、頭の中がそれでいっぱいになってしまいました。

道長の号泣とすがりつくまひろの姿が、本当に悲しかったです。

 

もう他の事なんかどうでもいいやと言う気分にもなってしまったのですが、一応書いておくと、前回のミステリーの解答編になっていましたね。

いったいどこからが芝居だったのかと言う所は、意外と普通でしたね。

倒れて晴明が入って来て、人払いをしたところまでは陰謀はなかったのでした。

「無策」と兼家が嘆くと、晴明は「策はあります。その策を買いますか。」と言いました。

やはりこの晴明は、単に貴族に祈ることを請われて使われるだけの男じゃないのですね。

しかし呪術や妖が好きな日本人にとっては、陰陽師である彼は人気の高いキャラだと思います。

このドラマの中の晴明にも、それなりの未来の物語が用意されていて欲しいと私は思ってしまいます。

 

父が目覚ると、その間にしていた自分の働きを兄弟に自慢する道兼。

花山天皇に近づくためとはいえ、体中に自分で作った痣などを自慢げに見せている姿を見ると、この人がまひろの母を殺した人でなかったならば、嫌いにはなり切れない人だったなと思ってしまうのです。

そして亡き妻を一途に思う花山天皇。

その想いさえ策謀の道具にされてしまう魍魎の潜む宮中なのでした。

歴史的大事件まで、後わずか・・・・。

 

なんだか悲しい第9話、弟君の 惟規の大学に入るための別れのシーン、
漢文で送り出す父の言葉に、まひろは続けて

「今の分かった?」と聞くと、「一つだけ分かった。」と明るく答える弟君。

なんだかホッとできるシーンでしたね。

 

というわけで次回も楽しみです。

 

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光る君へ 第八回「招かれざる者」

2024-02-26 00:32:34 | ドラマ (大河)

藤原家、思ってた以上に恐ろしい家ですね。

私、うっかり騙されかけました。

そうか、そうか。道兼があんな性格になってしまったのは、父親からの虐待が原因だったんだ。以前の感想の中でサイコパスなんて言って悪かったな・・・・・とか、思ってしまったよ、うっかりと。

過去にあんなことがあったけれど、もしそういう事が無ければ、意外と良い感じも醸し出せるんだななどとも思っちゃったじゃないか。

だけど彼が花山天皇に呼び戻された時、

あっ、そういう事かってやっと気がついた私 (;^_^A

 

道兼が兼家のそばにいた時に目覚めるじゃないですか。

あの時に彼に指令を与えたのだなと思いました。

道兼への兼家の期待は兄や弟に対してとは違うものなのは分かっていた事でした。でも今までに暴力を加えていたことなどなかったはずです。そういうシーンがなかっただけというのも違うと思います。違う期待でも期待の息子なのです。これは彼にしか出来ないミッションだったので、彼しかいない時にそのミッションを与えたのですよね。

道兼はまひろの父、為時に近づいて弱みを見せ、そして家にまで押しかけて近づいてきたのです。

まんまとその計略に嵌って、花山天皇に道兼が父親とはうまくいってないと進言してしまう為時。

 

で、予告編ちらっと見ていて、またも、「あああ、そうだったのか~!!!」と思った私。

晴明が兼家の部屋に入ってきたとき、二人にしてくれと言い、なんか怪しいなと思ったのに、その後の忯子の魍魎騒ぎが凄まじく、前のシーンが怪しげだったことなど忘れてしまったのです。

愚かにも私、あの時

「目が動いたわよ。段田さん、ダメじゃん。」とか思っちゃったのよね。あれ、わざとだったのよね。ダメだったのは私です(涙)

 

なんかこれ、普通のサスペンスより面白いですね。

どこから計画なのと思ったら、もしかしたら倒れたところからなのかしら。

そしてその計画を立てたのは、(予告編からすると)晴明なのかしら。

するとこの晴明は、かなりのまっ黒クロすけですよね。

 

ああ、4月19日からの「陰陽師0」で若く美しい安倍晴明に早く会いたいものです(笑)

 

今回の私的ハイライト。

・ 同じ月を見ているまひろと道長。切ない。でも別々の場所にいても同じ月を見ているって良いですよね。

・ 道長との縁談の話を聞いて、父親に「なんだ、そのまんざらでもない顔は。」と言われ、「まんざらでもない顔なんかしていません。」と言う倫子でしたが、部屋に戻って「道長様・・・」とやっぱり、まんざらでもない顔をしていましたよね。

・ 都より外の世界を知っていると言う直秀。近々都を離れると言う。「一緒に行くか。」「行っちゃおうかな。」「行かないよな。」と言う二人の会話に、きっとテレビ前で、胸がキュンキュンとなった人も多かったと思います。

・ 道兼の前で弾いた琵琶の音は、胸を刺すような悲しい調べでしたね。
母はなぜ亡くなったのかという問いに、まひろが何か言うのではないかと目が離せませんでした。恐ろしい世界ですよね。

・ しかし直秀、甘いよ~。
きっと都を離れる前の大仕事と思ってしまったのかもしれませんが、道長の家の中に招き入れられて、しめしめと思って下見したつもりだったのかもしれませんが(彼が本当は何を思っていたかは不明)、やはり見るべきところは警備の強固さじゃなかったかしら。

・ 薄々知っていたとしても、盗賊の顔を見て、それが直秀だと知ってしまった道長の嘆きの顔が凄まじかったですね。

 

というわけで、次週もいろいろと楽しみです💛

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光る君へ 第七回「おかしきことこそ」

2024-02-19 00:09:42 | ドラマ (大河)

いろいろと平安の文化が分かるところが、このドラマの良いところかな。

今回はポロに似た球技、打毬。

ルールとかまでも分からなかったけれど、まあ、いつの時代でもスポーツはやる方も見る方も燃えるものですよね。

ただその後の男子たちのアフタートークが酷すぎて、前の話のあれやこれやがすっ飛んでしまいました。

 

ある意味、事実。

この時代の結婚は、一族の繁栄がかかっているわけですから、自分の家に見合う家の娘と結婚するのは、普通のことだったと思います。今の価値観を、この時代に持ち込んではダメなのですよね。タダですね、それでも彼らの会話には若干違和感を感じました。

嫡妻以外の身分の低い女とは適当に遊ぶ相手みたいなことを言うじゃないですか。

この時代は一夫多妻の文化。嫡妻以外の女性にも、ちゃんと妻という意識はあったのではないかしら。むしろ心の高鳴りを感じたりした恋の相手ではなかったのかしら。

それにこの時代は、女性はずっと父親の庇護の元にあり、親が老いると夫がそれに代わるわけで、結婚は生きていく糧でもあったわけで、「遊びだよ、遊び。」なんていう感覚を許さなかったと思います。

もちろんいつの時代にもそういうクズはいたと思いますが、身分が学者という低いと言っても普通の家の女性を、遊び相手専門のように言うのなんて許されるわけもないことですよね。

まひろはそこに居た道長が同じ考えなのかと思い、ずっと大事に持っていた彼からの文を燃やしてしまいます。

毎回毎回、切なすぎますよね。

 

そう言えば、この時吉高さんがリアル視聴していて

「悪かったな!地味で !!!」と呟いていて、笑っちゃいました。

 

昔は、私もツイッターで呟きながら見ていた時もあったのですが、もう皆さんのクオリティが高くてですね、恐れ多くて参戦できない感じです(笑)

だけど見た後、解説を読んでいるような気持にもなり楽しませていただいています。

前回でも、「二人の才女」の時の漢詩の会で、なぜ公任の詩の感想を聞いたのか不思議に思っていたら、

行成:独酌憶微之 白居易
斉信:花下自勧酒 白居易
道長:禁中九月対菊花酒憶元九 白居易
公任:即興自作詩

他の三人は白居易からの引用で、公任だけがオリジナルだったからなんですって。

なるほど~と感心してしまいました。

 

また今回も実資の日記は、「小右記」と教えてもらいました。

全文漢文で書かれているそうですね。

全61巻で道長の「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 虧(かけ)たることも なしと思へば」は、ここに書かれているから、世に知れ渡ったらしいです。

小右記 - Wikipedia

 

今回は、

・まひろ、散楽のシナリオを書く。

・お父さん、いや、為時は「信用できるのはお前だけ。」と言う言葉に胸を打たれ、右大臣からその任を解いてもらう。
(が、宜孝からもいとからもギャーギャーと反対されてしまいます。)

・道隆、弟の道兼を気遣って酒を飲み、道兼は兄の心を思って泣く。

・花山天皇は愛する妻が亡くなって、悲しみに暮れ政治の場に現れなくなる。

・安倍晴明はけっこう怖い。
道長と会った清明は、何かを見たのね、きっと。彼の未来とか。

・直秀は今回もカッコ良かった。だけど道長に腕の傷から本当の正体が分かってしまったみたい。
(最近見つかった弟・・・・には笑っちゃった。)

・滅茶苦茶予告編が気になった。

以上でしょうか。

また次回も楽しみです。

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光る君へ 第六回「二人の才女」

2024-02-12 01:01:20 | ドラマ (大河)

清少納言が出てきましたね。

快活で、それらしくて良いと思いました。

男の場の漢詩の会で、堂々と「私はそうは思わない。」と自分の意見を言う彼女。今でもこれをやると、かなり目立ちますよね。

堂々とした彼女を見て、高子は満足した顔をしていました。もしかしたらこの時に、彼女が定子のための女官として認めたのでしょうか。

 

先週、ついつい脱線して「蜻蛉日記」に拘ってしまったのですが、今回は倫子のサロンで、その話が出ていましたね。

『高い位の男に愛されたという自慢』・・・・・

へぇ、そうだったのか。

久しぶりにやって来たからちょっとじらしてやろうとしたら、すぐに帰ってしまって、なんかがっかりとか言うのって、その「蜻蛉日記」じゃなかったでしたっけ。

とても自慢話には感じなかったな。

それと言うのも、やはり有名な

『嘆きつつひとり寝る夜の明くる間は いかに久しきものとかは知る

この歌のせいでもあり、秀逸な冒頭の『かくありし時過ぎて、世の中にいとものはかなく、とにもかくにもつかで、世に経ふ人ありけり』のせいかもしれません。

現代語訳は

「時は淡々と過ぎ、世の中は相変わらず頼りなく、拠り所もなく、自分はただ暮らす人である」

5分でわかる蜻蛉日記!概要、あらすじ、冒頭、和歌などわかりやすく解説 | ホンシェルジュ (honcierge.jp)

とにかくも、勉強になりますよね。

 

 

勉強になったと言えば、このドラマの冒頭、桶に月が映るじゃないですか。

ツイッター(X)に「掬月」と言う言葉が並びました。

掬う月とはなんじゃらと思った私はまた検索しました。

「掬水月在手」と言う禅語で、元は唐の時代の「春山夜月」からのものだそうですね。

月は天上高く輝いているものだけれど、手で掬えば手の中にあると言うような意味だと思います。

唐の時代の漢詩と考えれば、まひろは知っていたかもしれませんね。

だけれど、まひろはやはり道長を天上で輝く月のように感じたのかもしれません。

だから距離を置こうとしたのかもしれませんね。

 

だけど漢詩の会に行って、道長に会ってしまい、そこで彼が詠んだ漢詩は、完全にまひろにあてた恋の歌だったと思いました。

そしてその夜も、道長は想い余って。まひろに歌を贈ります。

「ちはやぶる 神の斎垣も越えぬべし 恋しき人の みまく欲しさに」

 

切ない。切なすぎます。

もう、このドラマ、「大河ドラマ」をやめましょう。1月期の12回ドラマで良いからさ、まひろは紫式部になんかならなくていいよ。源氏物語も書かなくていいよ。

史実は違っていたのさと言うドラマ的ぶっ飛び展開で、道長とまひろは結ばれて欲しいと、私は心から願ってしまったのでした。

 

あっ、そうそう。

今週も直秀、かっこ良かったです。

「俺は誰にも惚れないよ。明日の命も知れぬ身だ。」

また盗賊をやって逃げる途中に白い布を投げて、道長の弓を巻き付けちゃうとか・・・・。

倫子様もカッコ良かったです。

「苦手は苦手のままで・・・・」とか。でも本は苦手だとかとか。

そして、とうとう花山天皇の女御の忯子様がお隠れになってしまいました。

徐々に歴史も動き始めますね。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光る君へ 第五回「告白」

2024-02-07 01:37:09 | ドラマ (大河)

いつも会いたいと思っていたその人は、母を殺した憎い男の弟だったー。

憎しみとそして愛。

まだ若いまひろには受け止められるわけ間もなく、倒れこみ寝込んでしまった。

巷では、身分が低い者が五節の舞などを踊るからだなどと噂されたり散々な感じだ。

果ては憑き物がついたなどと、市井の者たちまで噂されたりもしていたまひろ。

 

倫子のサロンでも、早速欠席裁判が如く噂が飛び出すも、倫子はそれを窘める。

この人は決してこの先も、まひろの敵にはならないのだと思う。

 

五節の舞の時に倒れた女性が、藤原為時の娘だと知って道長は文を出す。

父親に会って、詫びを入れ、そしてこれからは身分を隠さずに堂々と会おうと思ったのかもしれない。どんなに身分が違っても、世の中には玉の輿と言う言葉だってあるわけだし・・・・って、それは江戸時代以降に生まれた言葉か・・・

この先「妾」というポジションに落ち着く可能性だってあったと思う。

この時代は通い婚で、一夫多妻制。決して「妾」という立場は見下すようなものではないのだと思う。

ただ、かの有名な「道綱の母」が出てきて、ドラマの中の彼女を見ていると、何となくかなり格下感が否めなかったが。

このドラマの中では「寧子」と言う名前がある。

 

ちょっと横道に逸れるが、私はこの「道綱の母」が書いたと言う「蜻蛉日記」が、昔からあまり好きな方ではない。内容がネチっとしているからというわけではなくて、たぶんその名前が嫌だったのではないかと思われる。私だったら「ルート君のママ」と言う名前で呼ばれ続けるようなものだから・・・・

アッ、でも今だったら、それも良いかもね。

 

だけどとにかく道綱ちゃんのママの寧子は、なにげに必死と言う感じがした。ものの言い方から、頭は良さそうではあったが。

つまり夫が通って来なくなってしまったら、その結婚は消滅してしまうのだろうか。

確か古典の授業では、保護者である父などが死去して、自身も歳を取ってしまったのちには、その家に入ると言う風に記憶している。

でも彼女の場合は、きっと道綱のところで、静かに暮らすのに相違ない。(いや、ちっとも静かではないと思うが)

だから必死で「道綱をよろしく」と訴える。

まあ、それだけじゃないかもしれないけれど、ちょっとそんな風にさえ感じてしまったのだった。

 

いや、ちょっと待て・・・・。

なにげに私はこの「蜻蛉日記」の内容を知っているみたい。

ネチネチとした内容が面白くて、そして何やら悲しくて、きっと昔読んだに違いない。もちろん現代語訳されているものを。

今だと

 

 

 

 

 

などといろいろあるね。また読み直したら面白いような気がする。

 

などと、横道逸れまくり・・・・・(;^_^A

元に戻します。

「妾」という道もまひろにはあったはず。右大臣の息子となれば、父だって喜ぶはず。

だけどそうはならなかった。

憎い男の弟だから。

 

まひろから涙ながらの告白を受けて、道長は家に飛んで帰って、兄に詰め寄り殴り掛かる。

そんな道長に、父はすべてを知っていたと言い、そして激昂を見せた道長を頼もしいと笑う父の姿に驚愕し絶望する道長。

 

すべてを道長に話すことは、凄く辛く苦しいことだったと思う。

だけどもう二人の間に秘密はない。どんなに苦しい真実だったとしても。

二人は同じ世界にいるー。

 

その他の感想としては・・・

直秀、かっこ良かった。

実資、かっこ良かった。

詮子、かっこ良かった。

花山天皇、可愛らしかった。

帝の子供を呪詛しようとする上級おっさんズ、怖かった。

というわけで、また次回^^

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光る君へ 第四回「五節の舞姫」

2024-01-29 01:14:49 | ドラマ (大河)

あの五節の舞、美しかったですね。

特に上からのカメラワークの時、花と言うか蝶と言うか、見応えがありましたね。

だけど途中で三郎を見つけ、そして道兼を舞台から見つけてしまいます。

思わず動揺して舞が滅茶苦茶になってしまったらどうしようなどと、意味もなくドキドキしてしまいました。

そうはなりませんでしたが、三郎の本当の正体を知って倒れこんでしまうまひろ。

ああ、次回はどうなるのか、待ち遠しい。

(ッテ、言うか、三郎、起きてなさいよ。見逃してもったいない。)

 

なんだかラストですべて持ってかれたような気がして、他の所はまあいいかという気分なのですが、それではあんまりと思うので、少々書き足します。

インパクトの強かった順に言うと、やはり詮子のシーンでしょうか。

入内したばかりの時のように、彼女はずっと帝と仲睦まじく生きていきたかったと思います。それなのに嫌われてしまいました。それだって父親の権力を増大させることを嫌ってのことだったと思います。円融天皇の譲位の挨拶に行くと、今度はこともあろうか、毒を盛った首謀者扱い。決して許さないとまで帝に言われてしまうのでした。

そのことで男たちの酒の席に怒鳴り込んで行くと、父親からはずっとひとり身になってしまった事でのヒステリーみたいな言い方をされてしまいます。

彼女の口から、天皇譲位のための毒を盛った話が出ると、汚れ仕事はみな道兼がしてきているので、それまで何も知らなかった長男は、何があっても父上について行きますなどと言うのです。兼家は恐ろしい男です。彼らの家は恐ろしい。

女は道具。

もしも母の時子が生きていれば、もう少し詮子は救われたのではないかしら。

 

が、一方、左大臣である倫子の父の家は違いました。

花山天皇に入内する気はないかと、右大臣の華々しさを見てついつい倫子に言ってしまうと、娘には拒否られ妻にも「娘を出世の道具にはしないって言ってたでしょう。」と窘められてしまいます。

そうだったなと父も言い、温かい家庭の雰囲気が伝わってくるのでした。

そんな家庭に育った彼女は、とっても綺麗に育つことが出来たのですね。

またもまひろが、竹取物語のかぐやについて、空気読まずの発言をしてしまうと、それをちゃんと笑顔で窘めるのでした。

 

五節の舞姫を倫子の代わりに引き受ける時の

「絶対に見初められない自信があります。」という変な自信も面白かったですが、花山天皇のシーンは、なんかみんな惹きつけられてしまいます。

一番の理由は本郷奏多の顔が好きだからだと思いますが、ヒステリーを起こして、みんなの帽子を取ってしまう花山ちゃん。物価対策のアイデアを出す花山ちゃん。

妻の手首に鉢巻を巻いてあげる花山ちゃん・・・・(;^_^A(;^_^A

なんか彼の四コマ漫画とか読みたくなってしまいますね(笑)

 

光る君へ 第一回「約束の月」

光る君へ 第ニ回「めぐりあい」

光る君へ 第三回「謎の男」


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光る君へ 第三回「謎の男」

2024-01-22 16:22:40 | ドラマ (大河)

画像は記事には関係がなく、冬枯れの公園の木々。

 

謎の男は、盗賊(だろうか?)であり散楽の人でもあったわけだけれど、どうも最初から道長の正体を知っていたように感じました。だからいつも

「弟よ、弟。どうすれば・・・」の所で彼に迫って来ていたのだと思います。彼がその弟だと知っていたから。

最後に彼に近づいたのは、彼がここにいると、まひろに伝えるためで、あの時助けてくれたことに対しての、ある意味恩返しだったのではないかと感じました。

 

姉のために真剣に三郎を探す弟君が可愛い。

 

いや、もしかしたら「謎の男」って、道長のことかしら。

確かに彼は、今の段階ではどこの誰かもわからない、まひろにとって一番の謎の男ですものね。

連れてこられた男たち・・・・・まるで警察の首実検みたいでしたね。

 

しかし私はやっぱり切ない。

まひろが弟の太郎に三郎は貴族でないと言うと、凄く驚かれ、それでは釣り合わないからダメでしょうと言われてしまう。

この「つり合い」と言うのは、この時代の絶対的なものなんだと思いました。そしてその天秤は本当はどちらに傾いているものなのかと知っているテレビ前の人(つまりワタクシ)は切なく思うのでした。

弟君の名前って何だっけとHPで確認したら、幼名「太郎」。「三郎」は「三郎」にあらずだけれど、今のところ、「三郎」と同じくらい覚えやすい(笑)
次回からは「惟規」(のぶのり)。一回じゃ読めませんでした(/_;)

しかしのこの高杉真宙氏、見ていると、どうも
「あーた、何しちゃってるんですか !!?」と女らしいことが出来ないお姉ちゃんの代わりにテキパキと家事とかやりそうで怖い(笑)

(「私のお嫁くん」見てた?)

 

でも私が本当に怖くなってドキドキしてしまったのは、倫子の家で空気読まずに、一人勝ちしてしまうところかも。

または、赤染衛門が何かの歌(小野小町でしたっけ?)を詠むと、

「合ってます。」なんて言うのですものね。

空気読めっていうのも、大人の感覚でイヤラシイとは思うのですよ。

むしろ私は、そういうのは嫌いです。

でもそんな私でも、ドキドキしてしまいました。

だけど笑顔でその場を和ませ、または丸め込んで、倫子、立派じゃないですか!

 

また藤原実資は、かなり優秀な人だったのですね。女たちの圧には負けていましたが。

道兼は父の信頼を得たと思っているので、ほんのちょっとだけ丸くなった感じがしました。

公任や斉信など、道長の友人たちはみな優秀な人が多いと思いました。

だけど私たちは既に知ってしまっているわけなのですよね。

誰が一番の出世をしていくにかってね。

無欲に見える道長が、どんな風にして望月の人になっていくのかと、この先も目が離せませんね。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする