森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

wowowで舞台「パラサイト」を観ました。

2024-11-16 09:16:22 | 観劇・コンサート日記

映画「パラサイト半地下の家族」の舞台。

映画は、非常にインパクトのある心に突き刺さった作品だと思いましたが、かなりの鬱映画で二回は見たいとは思いませんでした。

それの舞台って、如何に古田新太主演と言っても観る勇気があるかどうかと思いつつ、ずっと録画ホルダーの中に鎮座していました。(他にもてんこ盛りでそう言うのがあります(;^_^A)

 

結論から言うと、観て良かったです。

以下はあらすじは追っていませんが、なにげにネタバレしています。

映画の大雨で半地下の家が壊滅的な状況の部分を、(たぶん)神戸の震災に置き換えて描かれていました。

しかしここで語られていたことは本当だろうかと、すべてを丸のみにしてはいけないなとは思いました。下町は大火事。だけど影響を受けなかった高台の人たちは、いつものように犬の散歩をし、そして予定通りパーティーをする・・・・・

ただ格差の状況を描くのに採用した出来事だったのかも知れません。だから(たぶん)と書いたのです。

こういう部分こそ、録画なんだから何度も見て確認したら良いじゃないってところなのだと思います。

 

ところがいつ終了になるか分からない人生の後半を生き始めると、それが気持ち的に出来ないのですね。

要は、これからは何でも一期一会と言うことなのかもしれませんね。

 

これは決して批判ではないのですが、お母さんがクリスマスに鏡餅にろうそくを突き刺して、ケーキと言い張り、みんなで笑いあうというシーンがありました。

ちょっとベタだなと思ってしまいました(;^_^A

だけどしっかりと「貧しかったけれど、楽しい幸せだった日々」と言うのが伝わってきました。

 

この家族は皆家族を深く思って、そして幸せだったと思います。

 

だけど他の人には冷たかったと思いました。冷たすぎたのです。そこが貧しい毎日を暮らしてきた一番の弊害だったと思いました。

あの時、自分たちが罠にはめて追い出した元家政婦のお願いに頷いてさえいれば、あの悲劇は起きなかったはずです。いや、もしかしたら、元家政婦の反撃がその後に来たかもしれません。だけど元々仕掛けたのは自分たちなのですから、反撃の気配を感じた時点で防御しても良かったのではないかしら。

と、そんなことをいくら言っても意味のないことできたね。

彼らは他の人々を陥れ、その家に入り込むパラサイトだったのですから。

 

父と母は、その生活ゆえにまたは生き方ゆえにそこにたどり着いてしまった人々なのかもしれません。

だけど未来ある若い人たちは、その理不尽さに気がつき、抜け出そうとします。はっきりと娘は言います。「もう止める」と。

が、間に合いませんでしたね。

 

舞台ゆえの工夫があり、それによって分かりやすかったりユーモアをより一層感じたりしました。

こちらはより一層とは言えないかもしれませんが、その悲劇も深く感じました。

そしてベタだなと感じた、あの貧しいけれど笑いあった日々と言うシーンが胸に迫ってきました。

 

大切なのは「愛」。だけどそれは自己愛のみでは悲劇を生むってことなのかも。

家族愛は、ある意味自己愛の延長のような気がしました。

やっぱり心に突き刺さる作品でした。

以下の文は、「パラサイト」の舞台のHPからお借りしました。ねっ、魅力的なキャストさんがいっぱいで、それだけでも観る価値ありって感じでしょ。

【家内手工業の靴作りで生計を立て、地上にありながら地下のように一日中陽がささないトタン屋根の集落で細々と暮らす金田一家。物語の中心となるそんな金田一家の主・金田文平には、ドラマ・映画・舞台・ラジオなど様々なジャンルで活躍する個性派俳優、古田新太が決定。身分を偽造し、高台の豪邸に住む永井家の家庭教師としてアルバイトを始める文平の息子・純平を、数々の話題作に出演し俳優として着実にキャリアを積む宮沢氷魚、同じく永井家にアートセラピー教師として取り入る純平の妹・美姫には、子役時代から安定感のある演技力に定評がありシリアスからコメディまでこなす伊藤沙莉、美姫に続いて家政婦として雇われる文平の妻・福子を、多くの作品で唯一無二の存在感を放つ江口のりこが務めます。
また、金田一家とは対照的に、高台の豪邸で暮らし、次第に金田家に<寄生(パラサイト)>されていく永井家の主人で、実業家として成功しつつも中身はまるで“土建屋の親父”・永井慎太郎には、舞台やドラマ、映画で独特の存在感を放つ山内圭哉。美しく品もあるが天然な側面も持ち合わせる永井家の“奥様”・千代子には、デビュー以降数々の人気作に出演し、幅広い層からの支持を得る真木よう子。その娘・繭子を次々と話題作に出演する注目俳優、恒松祐里が演じます。
さらに、永井一家の家政婦を務めこの物語のキーパーソンとなる安田玉子には、その抜群の演技力が多くの作品で光る“カメレオン俳優”・キムラ緑子が決定。また、舞台『パラサイト』オリジナルの登場人物として、ナイロン100℃の作品をはじめ毎回鮮烈な印象を残し、鄭の作品に多数出演し信頼の厚いみのすけと、個性と実力を兼ね備えた魅力的なキャストの共演が実現しました。】

 

 

 


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「ハリーポッターと呪いの子」☆2024

2024-07-04 01:53:44 | 観劇・コンサート日記

ある日、ルート君が言いました。

「俺、藤原竜也のお芝居だったら観に行きたいな。」と。

それを聞いた私は、なんかとっても嬉しかったのです。私の好きなものに寄り添ってくれるような気がして。

張り切って、チケットを買い求めました。

たっちゃん、3年目もカムバックしてくれてありがとうと言う気持ちにもなりました。

 

この先にも彼は言いました。

「俺、生竜也、凄く楽しみにしてるんだ。藤原竜也、好きだからさ。」と。

6月9日は、実は朝から陶芸の窯出しがあって、そこをゆっくりしていたら間に合いません。自分の作ったものをすぐに仕舞って、会場まで一緒に来てもらったルート君の車に乗って最寄りの駅まで行き、そこから電車に乗り換えて行きました。

もう朝からバタバタし、そして緊張しました。

だけど赤坂に着いたら、もうそこはポッターの世界でした。

 

軽食を頂き

入場まで、そのハリーポッターの世界観を楽しみました。

 

 

ここに来るとどうしても、その頭を撫ぜたくなりますよね。

この日の私はどう見たって、太った緑の魔女という感じでした。

 

 

下の画像の絨毯は、エレベーターの中のものなんです。

私、杖を持っているので、エレベーター移動を許してもらえたのですね。

正直凄く助かりました。

なぜなら、このお芝居が終わって、さあ帰るかとなった時、左足が動かなくなってしまったからです。

引きずって帰りましたが、何があるのか分からない毎日なんて「怖い」しか言えません。

だけど、私的にはルート君がとっても楽しんでくれたのが分かっていたので、それだけで満足しました。

お芝居の感想は、さすがに3回目となると「以下同文」みたいな気持ちにもなりますよ。

でもどこがどうとは説明できないのですが、毎回演出などが変わっていると思います。

毎回新鮮で、そして切なさに泣けます。

でも今回は、ある人のセリフの話し方が、ちょっと苦手だったかも。

もちろん「私的には」ですよ。あくまでも。

 

カーテンコールの時もスタンディングオベーションの時も、ルート君と楽しみました。

 

まだラッタさんが小学校低学年の時、彼を連れてドラクエコンサートに行ったことがあるんです。ドラクエと言えど交響楽のコンサートですから、少し早いかなと思ったのですが、まったく大丈夫で親子で楽しみました。この時、ルート君はさすがにお留守番でした。

私はこの時思っていたのです。この先の人生で、同じようなことはたくさんあると。

だけどそれは勘違いで、仕事ばかりしていた毎日に追われ、とうとうこの先は何もないまま子供たちを大人にしてしまいました。

それは私の中の一つの悔いでもあったのです。

なんだか私、自分の中の宿題を一つずつやっているみたいな気持ちになっています。

 

「ハリーポッターと呪いの子」は、親たちと息子の物語。

舞台の下でも,親と息子の物語があったなんて言うと、ちょっと気恥しいかもしれませんね(;^_^A

 

【関連記事】

「ハリーポッターと呪いの子」を観てきました(2022年)

日経エンタテイメント演劇スペシャル「ハリーポッターと呪いの子」

舞台脚本「ハリーポッターと呪いの子」

「ハリーポッターと呪いの子」☆2023

 


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「ゲキ×シネ『天號星』」

2024-04-26 00:59:22 | 観劇・コンサート日記

25日が最終日だと前日に知って、ちょっと焦ってしまいましたが、観に行くことが出来ました。

劇団新感線のお芝居は裏切られることのない面白さで、またそれをスクリーンで見ても、遜色がないように感じるのは私だけではないと思います。

それに映像だからこそという点もあるのだなと、今回観ていて感じました。

新感線はメイクも綺麗だけれど、やっぱりなんたって殺陣の凄さだと思うんです。

直に舞台を見ている時、確かに早いのですが、それに光が加わることで早さが加速しているように感じていました。それが映像だと敢えてモーションをかけているのかは分かりませんが、残像が見えるからか、剣が18観音の手のようにいくつもに見えて、さらに早さを感じるのでした。

観に行って本当に良かったと思いました。

面白かったし、なぜか元気が出ました。

楽しい時間を持つことは大切なことなんだと、しみじみと思いました。

 

裏家業&善人と悪人の魂の入れ替わりの物語と言ったら、これ以上雑な説明はないかもしれませんね。

なのでもう少し詳しいあらすじは→ゲキ×シネ「天號星」 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

早乙女兄弟のキレッキレの殺陣がかっこいいです。

物語の終わりに、早乙女兄弟が出てきて挨拶をしてくれますが、早乙女太一が
7作の中で一番汗をかいた作品のようなことを言い、友貴が一番汗をかかなかった作品と言っていました。だけどこのお芝居をしているさなかは、二人はどんなにご飯を食べても太る事は出来ないなと、そんな下らないことを、私は思わず考えてしまいました。(確か「ゴールデンカムイ」の山﨑賢人を見ていても同じことを言っていました(;^_^A)(敬称略で書かせていただきます。)

早乙女太一の宵闇銀次は、時には残虐非道な殺し屋の本人、時には人も殺せないようなお人よしの半兵衛、また時には修行して徐々に力をつけていくちょっとカッコイイ半兵衛を演じ分けていて、かなりやりがいのある役だなと思いました。

 

あまり若い人を知りません。神おろしのみさきを演じていたのは久保史緒里。彼女は乃木坂46だったのですね。でもかなり個人で活躍している方なので、それはあまり関係はないかもしれません。

「どうする家康」で信長の娘の五徳を演じていた人なのですね。

半兵衛の義理の娘・いぶきを演じていたのは山本千尋で、この人の殺陣も凄いな、どれだけ訓練したんだろうと思っていたら、この人は
「3歳から武術を習い始める。12年、第4回世界ジュニア武術選手権大会で槍術の金メダル、剣術と長拳で銀メダルを獲得し、「カンフー少女」として話題になった。」
山本千尋:プロフィール・作品情報・最新ニュース - 映画.com (eiga.com)

なのですって。

 

 

そして安定の古田新太。何をやっても上手いですよね。

そして安定の高田聖子。どんな役もちょっと下品で面白い・・・m(__)m

そして安定の悪役。

 

新感線の物語の中の旅立つシーンは好きです。

メインの人の話はここでは避けますが、高田聖子演じる渡占いの弁天の弟子のこくり(中谷さとみ)が去っていくシーンは、弁天たちを見限って逃げ出したシーンかも知れないのに、爽やかな旅たちに見えました。

いつだって旅している人がいて、いったいどこに行くのだろうかと思ったりします。でも根無し草のように彷徨っていく彼らは、いつも自由だと言う顔をしているような気がするのです。

それは作者の中島かずき、または演出のいのうえひでのりの、そっと物語に織り込んだ願望なのかもしれないなと・・・・・まあ、本人たちから言わせたら「なんとまあ、適当なことを」と思うに違いないなと言うことを、ふと思いながら観ていた私でした。


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「中村仲蔵―歌舞伎王国下克上異聞ー」を観ました。

2024-02-24 03:01:58 | 観劇・コンサート日記

2月9日に観てまいりました。

このお芝居があると知った時から楽しみにしていましたが、その制作発表の様子を見て、ますます期待が高まっていました。

「中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~」の製作発表

その中にも書いたことですが、舞台は歌舞伎界の事なので、出演者の皆さんはそれぞれ踊りや三味線などを習いに行って、その稽古に余念がないようで、それを聞いてはその期待値の高まりを抑えるわけにはいかないことですね。

そしてその期待は裏切られることはありませんでした。

また制作発表の時、藤原のたっちゃんが市原さんの脱ぎにも期待しているかのようなことを言って笑いを取っていましたが、その期待(?)にも応えてくれましたね。

そこは敢えて脱がなくても良いのではないかと言うところで脱ぐので、演出の蓬莱さんが、「こりゃ、どこかで分かるように脱いでもらわなくちゃな。」とぶち込んできたように思えて、市原さんが上半身をあらわにした時、私はマスクの下で笑ってしまいました。

そう、楽しさもいっぱいでした。

 

以下に役者様の名前を書くことがあった場合は、お芝居の感想なので敬称略で書かせていただきます。

また使わせていただいた画像は、舞台の公式様のツイッター(X)が配布してくださったものです。

とにかくお芝居の中のお芝居、見応えがありました。

 

歌舞伎界は今でもほとんどが世襲制、つまり血の継承がなされている場所ですね。そこに何の後ろ盾もない者がのし上がっていくわけですから、半端のない努力とお芝居への情熱、そしてそこから湧き出てくる知恵と工夫がなされたのだと思います。

また出る杭は打たれるではないですが、同じ部屋の者たちの嫉妬など、苦難の連続だったと思います。

 

このお芝居で、私は「縁」と言うものを感じました。

今ある私は、見知らぬだれかとの出会いによって、作られているのだと深く感じざるを得ませんでした。

お芝居の感想でまじめ腐ったことを言うと、冷めたお気持ちになるかもしれませんが、かの者を見て我を思うと言うのは、映画・ドラマ・演劇、または小説などを観たり読んだりするうえで、一番大事な部分ではないかと思います。

自分を作ったその縁を、自分は気がつく事もせずに暮らしていることも間々あるなとも思いました。

 

仲蔵にとって、酒井新左衛門はそう言う男でしたね。

この先は、お話のあらすじには触れていませんが、さりげなくネタバレしています。

 

市原隼人、大変な役どころだったと思いました。

なんたってかっこ良くないといけないんですから。

すべての所作が仲蔵の目に留まり、そこから仲蔵は芝居のヒントが浮かぶのです。

彼は2回、仲蔵を助けたと思います。いや、3回ですね。

1回は命そのものを助けたのですから。

もしも新左衛門に、あなたは仲蔵を助けたねと言ったら、「ああ、川から救い出した。」と思うでしょう。

だけどかけた言葉から、仲蔵は自分が芝居をやる意義を見出し、そして重要な芝居のヒントを彼から得るのです。だけどそれはきっと新左衛門には分からないことです。

だから私は思ったのです。

見知らぬ誰かが私を作っていると。

または私自身も誰かの糧となっていたりするかもしれません。それが思わず吐き出したくなるような、そんなものではないように振舞って行かねばならないとふと思ったりもしたのでした。

 

また「お前、役者だな~。」と新左衛門が言います。

今まさに殺されるかもしれない時でも、じっと相手の顔を観たり所作を観たりしてしまう仲蔵に、そう言ったのです。

私はここでも、自分自身のあることに気がついて胸に突き刺さりました。

日記には書けてもブログには書けないことってありますよね。それはまさにそれに当たることかも知れませんが、時には怒りや悲しみや、失敗でさえもその人の糧になることはたくさんあると思います。

とってもしみじみとした気持ちになりました。

 

さてさて、もう自分の事は語りません(笑)

 

ストーリー的に感動したシーンですが、家出したくなるほど芸に厳しかった養母の夢は、仲蔵の名前が大看板の上に書かれること。

そんな夢を見ながら、母は亡くなっていきます。

ラストの狂喜乱舞の人々の中に、仲蔵は亡き母の姿を見つけ・・・・・

 

ああ、良いお芝居でした。

その物語に、演技力の高い人々が脇を固めました。

高嶋政宏は市川團十郎なわけで、お芝居の中のお芝居でも高いスキルを求められたでしょうし、市原隼人は上にも書いたようにかっこ良くなければならないし(笑)、三味線も弾きこなさなければならないわけで大変だったと思います。

今井朋彦の金井三笑にはざまあみろと思ったりもしました。

そして池田成志のコン太夫には笑わせていただきました。

彼の忠臣蔵の説明のところー。

「『世界のチュウシン蔵で愛を叫ぶ』、『助けてください。』に泣きました。」は後を引いてしまいました。

そしてなんたって長台詞。

素晴らしいと思いました。

 

その「忠臣蔵」で、仲蔵の役は「斧定九郎」の一段のみで今までは弁当幕と言われていた演目。しかも三笑にセリフまで削られてセリフは「五十両」のみ。

「どうする仲蔵!!」ってな感じですよね。

悩む仲蔵。思わず私、「ガラスの仮面」みたいで面白いなと思ってしまいました。

 

そして彼が考えた定九郎、良かったですね。

今でも藤原竜也の「五十両」の声が頭の中に響くような気がします。

 

また「外郎売」、凄かったです。「凄い凄い凄い」と言いながら見ていました。(心の中でね)

東京公演は明日の25日で終わりですが、この後、3月の終わりまでに5か所も回るのですよね。

けれど、毎回毎回これをやるのかと思うと、心臓に悪いなと思ってしまいました。

役者という仕事は、本当に大変だと思います。

そして素晴らしい !

 

 

買ったグッズとパンフの画像は、後で追記する予定です。

 

 

 

 


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「中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~」の製作発表

2023-11-10 01:08:28 | 観劇・コンサート日記

私的には、これを書かないでスルーしてはいけないような気になっています。

なんたって藤原竜也殿は、私のトップ推しですから(笑)

8日の日に都内で製作発表が行われたのですね。

皆さん、素敵なお召し物だったし、佇まいなども素敵でしたね。

 

市原さんが、個人的に歌舞伎の方に弟子入りしたり、三味線を習いに行っていると語っていましたが、なんか楽しみが増えました。

役者様たちの大いなる努力のたまものを、見届けることが出来るのですから。

たっちゃんの挨拶も良かったですね。

で、市原さんの脱ぎに期待していると、思わず笑ってしまいましたが、そんなことを言われると、ついつい期待しちゃいますよね(笑)

 

私はチケットは一枚だけですが、すでにゲットしています。が、安心していて、まだ受け取りに言っていないことを思い出し、

手帳に「チケットを受け取る」とメモしました。

 

詳しい記事と映像は

藤原竜也 「演劇少年に戻った気持ち」 主演舞台「中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~」 (msn.com)

 

※ 日記ブログも更新中

→「あっという間に8日が過ぎました。

 


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舞台『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』のチケット

2023-10-13 23:50:42 | 観劇・コンサート日記

2024年2月6日から25日まで 「東京建物 Brillia HALL」にて公演の『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』のチケットは、めでたくゲットしました。

ふふふ。

 

ほんの数年前は、この2月の公演は悩んでギリギリにチケットを買ったり、諦めて行かなかったりしたけれど、迷わず一番最初の先行抽選で買ってしまったなんて、それもまた私自身の「時代」の表れなんだなって思いました。

 

時が移り変わっていくのは当たり前のこと。それに伴って私の環境や生活に変化があって当たり前。

今と言う時代を享受して楽しみましょう。

 

「痛快出世物語」とポスターにも書いてあるので、構えずに観に行けそうで良いですよね。

 

チケットは10月14日10時から10月22日23時59分まで、先着先行発売が始まりますよ。

一般発売は10月25日からですね。

 

 

 

 

 


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「帰ってきたマイブラザー」を観ました。

2023-09-28 15:57:13 | 観劇・コンサート日記

22日、wowowで放送されたものを録画して観ました。

(敬称略で書かせていただきます。)

水谷豊、23年ぶりの舞台だそうですね。

このお芝居の感想を書く前に、水谷豊繋がりで「相棒」の事を書いておきますね。

と、言いましても、皆さま、もうご存じかと思いますが…(;^_^A

「相棒season22」は10月18日スタートですね。タイトルは「無敵の人」で初回ゲストは栗山千明です。

「相棒」が始まると、

「ああ、秋だなぁ。」と思う私です(笑)

 

と言うわけでお芝居の感想ですが、この作品、まったく肩も凝らず難しいところもなく、そして大きな衝撃も感動もないです。

だけど主演の水谷豊をはじめ、段田安則、高橋克実、堤真一がその兄弟役を務め、池谷のぶえ、峯村リエ、寺脇康文が脇を固めるのですから、面白くないわけがないのです。

ただひたすら楽しかったです。

たぶん劇場に足を運んだ方は、その帰り道は足取りも軽く感じたのではないでしょうか。

大きな衝撃や感動もないなどと意外と身も蓋もないことを言ってしまいましたが、

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、人によっては「推し活」の尊さ、または最後の長蛇の列のシーンで感動するかもしれません。

私はそこでも幸せな気持ちになりました。

 

お芝居にも、こういうジャンルがあるんだなと思いました。

彼らが歌う2曲は、とっても素敵でした。

その中の1曲は一番下に貼っておきますね。

 

ところで水谷豊、23年ぶりの舞台と聞くと、その23年前の舞台ってどんなのって気になりませんか。それから舞台と言うものから遠ざかっていたわけで、どんな舞台に出ていたのかなあと調べてみたら、この舞台とは、なんか真逆っぽいのに出ていました。

それは「劇団雲」の「ドン・ジュアン」に客演したのですね。

「ドン・ジュアン」と言うのは、モリエール作の舞台で→ドン・ジュアン (戯曲) - Wikipedia

「劇団雲」のアーカイブにての記録→『ドン・ジュアン』 雲No.11 – 現代演劇協会 デジタルアーカイヴ (onceuponatimedarts.com)

そのアーカイブでの記録には、水谷さんの写真はないのですが、他の方々の若々しい写真に、何やらしみじみしますよ。

「歴史」と言う物差しで見ると、23年は大した年月ではないと思うのですが、人生の長さから見た23年はかなり大きいのですね。

思わず23年前の私はと想いを馳せ、そして23年後の自分の事を思うと、見えない槍が胸を突き刺していくような気がしてしまいました。

 

ああ、みなさま。

今と言う時間を大事にしたいものですね。つまらない下らないことに左右されずに。

 

 

ブラザー4 - マイブラザー【帰ってきたマイ・ブラザー】

 

ついでに、面白かったので

【帰ってきたマイ・ブラザー】稽古初日


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「ハリーポッターと呪いの子」☆2023

2023-07-04 15:47:56 | 観劇・コンサート日記

下の囲みは昨年の6月24日に見た感想の記事を、25日に投稿したものなんです。

その記事のトップ画像に載せた「マホウドコロ」はグッズのショップなのですが、予約制で、今回は劇終了後でも予約すれば、2時間後に入場できたのですが止めたのです。

観覧後にお茶を飲んでいたら、あっという間に2時間が過ぎて、実はその辺は予想していました。だから予約しようかと迷ったのですが、ちょっとそういう気分じゃなかったのです。

お芝居が良すぎて !!!

新しい刺激よりも余韻に浸りたかった!!

と言うのが、正直な本音だったと思います。

 

 
「ハリーポッターと呪いの子」を観てきました
トップの画像は、ショップの「マホウドコロ」のショーウィンドウに飾ってあったフクロウ君。お芝居終了後に遅い昼食なのか早い夕食なのかの食事の後に訪れたら、既に予定整理券配布が......
 


昨年観たのはプレビュー公演でした。

それはそれでとっても良かったです。

感動もしました。

もっと深く知りたかったので、シナリオの本も読みました。

舞台脚本「ハリーポッターと呪いの子」

 

一応、本の紹介も入れておきますね。

 

 

プレビューも観ていて、本も読んでいたので、理解度が違うと感じたのでしょうか。

冒頭からバンバンと物語以外のシーンからでさえも、目に飛び込んでくる刺激が違うと思えたのです。

これは私の理解度もあったかもしれませんが、たぶんお芝居自体が進化しているのだと思いました。

 

「ハリーポッターと呪いの子」はハリーと一緒に暮らすことが出来なかった父と母との物語でもあり、そしてハリーとその子供たちとの物語。

親としてもハリーの悩みに、「分かるなぁ」と思ってみたり、子供たちの冒険心に「違うよ。」と思いながらも応援したくなったり、心も忙しく観ていました。

とても二回目とは思えないのめり込みようだったかも。

だけどこれ、お話自体も本当に面白いのだと、しみじみと思いました(今更 !)

 

涙あり、笑いあり、そして驚きありの舞台でした。

やっぱりいろいろな仕掛け、目を凝らしても分かりませんでした(笑)

でもそれは魔法の世界なんだから、分からなくて当たり前ですね。

 

もうすぐ楽しい夏休み。

この物語の本当の深みや良さが分からなくても(ごめんね。)、見ているだけで楽しいし、子供と一緒に見ることが出来たら、最高にいい夏の思い出になると思います。

実際に、どこかの子供の少人数の団体が(何か矛盾しているような文か?)、先生に引率されてきていました。

もしかしたら修学旅行かで、ネズミ王国とハリーワールドとに希望がとられたとかなのかなと勝手に推理しました。もしそうなら良い企画じゃないかしら。

 

と言うわけで、またもネタバレなしの感想でした。

あっ、そうそう大事なことを書き忘れるところでした。

この日、スタンディングオベーション、いきなり全員が立ちました。

全員は、そうだろうなと思っていても、いきなり一気にと言うのには、ちょっと驚いてしまったかも。

 

竜也さんをはじめ、この日何回かの(カーテンコール、多く嬉しかったです。)再登場時も、他の方もみな、榊原郁恵さんを前面に押し出していました。他の人も数名、前にと促していました。

なんと、6月30日が彼女の最後の舞台の日だったのですね。

この舞台の途中で、最愛の人を失った郁恵さん。

でも素敵なマクゴナガル校長を演じ続けてくださって、本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。

 

以下は写真での記録です。

 

 

 

私が冬になって、コートをバ~っと大きく回して着ていたら、夫に「何しているの ?」と冷たく言われそう。

でもあのマント、かっこいいし、みな登場人物は、上着ですら普通には着ないよね。とってもかっこいい。

 


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楽しみなことを数える《ハリーと仲蔵》

2023-06-04 00:18:23 | 観劇・コンサート日記

画像は記事とは関係がありませんが、花を添えたようなものです‥‥って本当の花ですが(笑)

 

私の「楽しみ」を語るには、このカテゴリーを省くわけにはいきませんよね。

近頃は、劇場に足を運ぶのは、一年に1度か2度。それも今は藤原竜也さんのお芝居を中心に選んでいます。

6月からまたも「ハリーポッターと呪いの子」に、彼は戻ってきました。

 

私も今年も再び行きますよ。

この6月に。

ふんふんふん♪

楽しみだなぁ~♪

 

でもふと思いました。

彼の情報って、今これだけなの ?

映画とかドラマとかないのかしら。

そんな事を思っていたある日、次の情報が出てきたんですよね。

(ちょっと前の話ですみません。)

 

2024年2月公演の舞台「中村仲蔵」。

チケットは今秋発売予定だそうです。

またも来年のお楽しみですが、チケットは秋発売なので、今年の楽しみと言っても良いのかもしれません。

 

例年2月の公演の時はいろいろと重なって行けないことや、バタバタしていてチケット発売を忘れて、ちょっとだけ苦労して買ったりなんてこともあったので、少々気合を入れたいかなと思っています。

 

それで場所なんですが、「東京建物Brillia HALL」なんです。

私、ここ、初めてで、それもまたなんか楽しみです。

 

 

※ 録画したお芝居が、たまりにたまっています。いつそれらを観るのかと考えていますが、お芝居は「ながら」では、なかなかちゃんと観ることが難しいものだと思うので、時間を作るのに気合が必要だと思っています。

 

真っ暗な何もない舞台の上で、

「この終わりのない宇宙で」と青年が張りのある声で言うと、その空間は暗い暗黒の宇宙に代わり、またある時は

「ズシーンと森の奥で大きな木が、音を立ててなぎ倒され、その音を聞いている。」と男が言う。

そのセリフには実は深い隠された意味があり、物語の終盤でないと分からない。

舞台は目で見ているのに、映像のようには描かれないー。

舞台と映画は決して同列では語れない、不思議な魅力がありますね。

 

 

 


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音楽劇「歌妖曲~中川大志之丞変化~」

2023-04-10 13:04:22 | 観劇・コンサート日記

3月25日にwowowで放送されたものを録画して、26日に観ました。

「鎌倉殿の13人」から中川大志が好きになり、好きになってみると、過去に観て印象深かった映画「砕け散るところを見せてあげる」の主演が彼だったなと思いだし、認識を新たに、彼への注目度が高くなっていたのです。

そしたらですね、wowowでこのお芝居の放送があると知りました。

楽しみだなぁと思いました。でも「この変なタイトルは何 ? 」ってなりました。

 

2月に(やはりテレビで)【舞台「薔薇王の葬列」】を観て、リチャード3世に興味を持ちました。

シェークスピアの描いた彼は、湾曲した肉体の醜い男だったのです。

この「歌妖曲~中川大志之丞変化~」は、「リチャード3世×昭和の歌謡界」。

またも「???」

となりましたが、観ると、「ああ、なるほど~。」と思いました。

 

 

中川大志が演じる鳴尾定は、肢体が曲がり、顔も歪んで生まれてきてしまった男。光り輝く芸能家族である鳴尾一族の中では、決して表に出てはいけない影のものとして扱われてきました。

その彼が闇医者を使って、美しき桜木輝彦に生まれ変わり、トップスターの座に上り詰め、そして一族に復讐を果たすという物語なのです。

昭和の歌謡界の話でも、確かにシェークスピアという感じがしますね。

ネタバレのようですが、ここまでは許容範囲のものと思ってくださいね。

 

しかし役者さんって大変だなぁと、改めて思いました。その仕事を「受ける」と言ってしまったその時から、その舞台のために逃れられない戦いが始まるのですものね。

昨年の彼は、その前半は重い兜の衣装を着けていたかもしれませんが、そののちは、肢体をくねらせた姿勢で舞台の練習を重ねたのですから。舞台の放送後のインタビューで、徐々にその姿勢に慣れて、真っすぐに立っている方が疲れたと笑って言っていました。

そして、このお芝居は「音楽劇」であり、歌の練習にも励まなければなりませんよね。でもその歌のレッスンは、彼にとってはとっても楽しいものだったらしいですよ。

 

キャストさんはみな良かったです。私はやっぱり浅利陽介が好きなんだと思います。鳴尾定の理解者であった義兄弟の徳田誠二が物語の中でも好きでした。

愛を渇望して止まない男が、その愛を信じることが出来ずに破滅していく物語で(リチャード3世なのですものね)、切なく哀しかったです。

 

「薔薇王の葬列」、そしてこのお芝居ときて、私の中の興味の風船が「リチャード3世」で大きく膨らみつつあります。

こんなニュースを見つけました。

「リチャード3世の「凄惨な死」、遺骨から明らかに」

2014年のニュースですが、

>「シェークスピアの戯曲では背骨が湾曲し、権力に飢えた残忍な人物として描かれるリチャード3世だが、現代の研究ではリチャード3世を倒して台頭したテューダー朝によって本来の姿が歪曲(わいきょく)されていることが分かっている。(c)AFP/Richard INGHAM」

すこぶる興味深いじゃないですか。

 

それからまた、私はその歪んだ体を修正するシーンで、デジャブみたいな感覚に襲われました。見たことがあるという既視感です。確か・・・・手塚治虫の漫画だったかな ?

検索してみたら、今はAIが答えてくれるんですね。

「手塚治虫の「湾曲した肢体をギブスで伸ばす漫画」についてですね。手塚治虫は、日本の漫画家・アニメ監督・医師であり、ストーリー漫画の先駆者の一人とされています¹。手塚治虫の作品には、医療や科学技術に関する要素が含まれていることが多く、その中には「湾曲した肢体をギブスで伸ばす漫画」も含まれています¹。しかし、この作品については詳細な情報が見つかりませんでした。 ソース: Bing との会話 2023/4/10」

これ以上は無理なわけですが、なかなか面白い経験をしたように感じました。

 

お芝居の感想から、徐々に離れていってるような気もしますので、もう終わりですが、観ることが出来て嬉しかったです。

下にリンクしたHPは、すこぶる丁寧でキャストさんたちのインタビュー動画もあり、読み応え見ごたえ十分です。

またその下のは、桜木輝彦の解禁されている動画です。

ファンの皆様、お楽しみあれ。

ですね^^

 

サービス満点のHPは→こちら

 

桜木輝彦「彼方の景色」ミュージックビデオ


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