森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

だらだらと

2017-02-28 01:28:52 | 梢は歌う(日記)

今日は滅茶苦茶疲れました。

12163歩、歩いたらしいです。

だらだらと日記を書きたい気分なので、時間の限界が来るまで書き続けようかなと思います。

お付き合いくださるのは大変と思うので、見出しorナンバーを付けますので、気になったものがあったらお目を止めてくださると嬉しく思います。

 

1. 非常停止ボタンの音を聞きました。

柏駅のホームに降りていったら、心がざわめくような不快な機械音が鳴り響いていました。何の音かと思いながら階段を下りて行くと駅員さんたちがホームの外れにダッシュして走っていました。何事もなかったのですが、これが非常停止ボタンの音なのかと初めて知りました。そうですよね。普通のチャイムのような音だったら、場所が場所だけに聞き逃してしまいますよね。この「何事だ !?」と思える音だからこそ、誰もが気が付くと言うものですね。でも怖くなるような音でした。

 

2. 空気を読むことは大切ですよ。

駅のホームで電車を待つとき、三列で並ぶ事は普通の事だと思います。いつもなら普通に三列で私も並びます。でも柏駅ではどこも2列で並んでいました。それ、分かりますよ。だって電車が来てドアが開くと、待っている人は右と左に分かれて降りる人に道を空けるでしょ。後ろに長く伸びすぎなければ、本当は2列で待つのは良いと思うんです。ところが人がかなり並んだあとで、一人の女性が真ん中の一番前にさっと並んだんです。三列並びになっているので、別に良いように見えますが、それはやっぱり違うと思いました。もうたくさんの人が並んでいるわけだから、「三列でいいのよ、ここ。だから私はその三列の真ん中の一番前に立つわ。」はないと思います。なぜなら、電車が入って来た時、けっきょく右と左に人が分かれて、その人はそこで初めて気が付いたんですよね。戸惑いながら右手に分かれた時には右側の一番前に並んでいた人のさらに前に立ち、そして一番先に乗り込んで行きました。

これを普通に「横入り」と言うのです。かっこ悪い。

 

3. 見た目が信用できなかったのか。

今日は、確定申告で税務署に行ったのです。門の所で、「作成してきました。」と言うと、「チェックしてもらった方がいいでしょ。あちらです。」と言われ、流れのまま「確定申告作成会場」なる場所に通されてしまいました。並んではいましたが、どうもここに並ぶ意味はないんじゃないかと思い、係の人に質問すると、提出するところではチェックしてもらえないしあともう少しですからと言われました。結局ここではササッとチェックして貰っただけで、そのまま提出する場所に移動することになりました。

もっと自分を信用すれば良かったと思います。そうすれば意味のない並ぶ時間は省けたのです。やたらチェックと言われたのも、おばちゃんと言う見た目で信用されなかったのかなと思いました。因みに税務署の方々は皆親切でした。提出するところではチェックして貰えないと言われましたが、そんな事はありません。と言うか、必要な書類がそろっているか見ながら受け取るんだからチェックするのは当たり前でしょう。

チェックして貰ってと最初に言った人は、あまり何も考えない人なんだなと、申し訳ないがやっぱり思い出すと少々腹が立ちます。でも郵送でも出来る事を、「経験」と言うものをしたくて出向いたようなものだったので、これはこれで良かったような気がしました。提出する場所では、ちょっと疑問に思っていた省いても良い箇所などについても質問などもさせていただき丁寧に教えて頂いたので、短くても良い時間が持てました。

何事も経験することは大切な事なのですよね。

ああ、だけど松戸税務署はずっと立ちっぱなしで並びっぱなし。これ、私なんかよりずっと上の、憚らずにご老人と言える年代の方も来ていたけれど、ちょっときついんじゃないのかなって思いました。

 

4. ピアノのお稽古

まったく下手くそなまんまのピアノのお稽古に行きました。いわゆる「大人のためのピアノ教室」と言うもので、ピアノを弾かれる皆様とは次元が違います。まあ、習いたての幼稚園レベルと言う所です。しかもワタクシ、先生とずっと楽しくお茶を飲みおしゃべりをしていて、最後にチョロチョロと練習して帰ってきます。でもそれでもすこぶる癒されて帰って来るのです。基本の練習の他に、私がお願いした曲の楽譜を「ずっと下手くそのまんま」の人用に先生が書いてくださるのです。

明日から…いや、明日は無理。あさってから「グリーンスリーブス」練習します。

これ、主旋律も結構難しいですね。でも大好きな曲なので頑張れたらいいなと思っています。

基本の練習と書きましたが、最近「子供のバイエル」の本を先生に買ってもらいました。以前から、それで練習したいと思っていたのです。でも後半の方を見てみるとかなり難しい・・・。この本をクリア出来たら、それ、本当に嬉しいと思います。頑張れ、私。

 

5. 姑は元気♪

ピアノのお稽古の帰りに姑の家に行きました。会うのはちょっと久しぶりです。

先週の土曜日に大宮に用があったついでに、お友達に誕生日のお祝いをしてもらったのだと言いました。そしてそこで買ってきたクッキーを出してもらいました。ラズベリーの味が口の中に広がるメレンゲのクッキーでしたが、凄く美味しかったです。さいたま新都心駅近くの「アルピーノ」と言うお店なんですって。

出してくれたベトナム珈琲も美味しかった。ちょっと癖になりそうな味だなと思いました。

姑は92になったと言うのに、1時間以上も電車に乗ってそしてお友達とリッチなランチをしているわけで、それだけでなんだか尊敬してしまいます。

帰りに「何々さんにこっちのクッキーをあげるね。」とクルミのクッキーをくれました。だけど、その「何々さん」と言うのは私の名前じゃなくて、二番目のお兄さんのお嫁さんの名前だった事はご愛敬と言う事で。

 

6. 明日の事で頭がいっぱいに。

確定申告が終わったら、少しは心が軽くなるかと思ったのですが、そうはなりませんでした。明日ケーブルテレビの工事が入ります。ネットやテレビや電話などみんな切り替えるのです。その説明があった時、初期設定は一台のみと言われました。後から考えて、やっぱりそれはまずいよなと思えてきたのです。ちゃんと三台して貰わなくちゃ。平日の夜仕事から帰って来てから、何やかやと設定で時間を費やすなんて苦痛&ストレスですよね。

で、連絡を取ってその懸念事項を解決しました。その電話の往復の時に、疲れがマックスになってしまいました。もうマジフラフラです。でもご飯を作って夜のバイトに行かなければ・・・。

ただ不安が無くなったので気持ちは軽くなりました。

だけどそのフラフラな状態の時に、「火災保険の申し込みはご検討いただけましたか。」と言うお電話が。

もう本当にいろいろな事が重なりすぎて、「雑務地獄」と呼んでおります。

毎日事務屋をやっています。本当は必殺掃除人になりたい。でも明日は朝から、その必殺掃除人をやらなくちゃなりません。

 

7. auに行く用事が出来たので、あさってはついでに映画を見てこようかな~。

「ラ・ラ・ランド」も見たいし「この世界の片隅に」も見たい。

そう言えばアカデミー賞のあのアクシデントも凄かったですね。「ムーンライト」も見たいですね。

 

8. 忘却曲線

ドラマ「下剋上受験」の「忘却曲線」の話はとっても印象的でした。それでワタクシ、近頃この話をパクッテ仕事に生かしています。とっても正しいドラマの見方だと思います。 ふふふふふ。

 

9. 葉月里緒奈さん

お仕事から帰って来て、ご飯を食べていたら

「葉月里緒奈が出てるんだけれど、痩せすぎだな。」とテレビを見ながら夫殿が言いました。

「えっ、どの人が ?」

パッと見て、彼女だと分かりませんでした。何かの病気じゃないのかなと、思わず思ってしまいました。

 

10. こんな感じの一日で、早く寝ろって言う時間になったので終了です。

ドラマの感想がなかなか書けません。そのうちまた再開…するかな~。

あっ、そう言えば映画の感想も書けてないなあ~。

 

11. のんびりお散歩して花などの写真を撮りに行きたいです。

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鳴り続けるクラクション

2017-02-25 22:31:56 | インド旅行記

見学する場所が限られた今回の旅行でも、多くのものを私に見せてくれたような気がしました。

メインであった「タージ・マハル見学記」を終えて、それ以外のインド旅行記をまだ少々続けさせていただきたいと思います。

 

2月10日、9時10分頃成田をたちソウルの仁川空港を経由して18時20分にデリーに着きました。

意外と近いんだなと思うかもしれませんが、そこには時差と言うからくりがあって、単純な計算プラスおよそ3時間です。朝に出発して、その日に着くのは良いのだけれどうんざりするほど飛行機に乗ってようやくインドに着くと、美しい満月に近い月が私たちを迎えてくれたのでした。

月は何処で見ても美しい。どこで見ても見上げれば同じ月です。

だけれどバスに乗ってホテルに向かう間に、私は「ああああ、インドだ~!!」とじわじわと感じる事が出来ました。もちろんバスの窓から見えるデリーの独特の夜の街並みと言うのもそうですが、最初に「インド」を感じさせたのは、なり続けるクラクションだったと思いました。

 

本当にあっちで「プゥー」こっちで「バァー」、はっきり言って「プー」プー」プー」。

凄いなあと思いました。

日本で派手にクラクションを鳴らしたら、それは

「おい、ぼけってしてるんじゃないぞ。信号が変わってるのに何やってるんだい。」的な事も多いし、

「あぶないじゃないか、このボケっ。」的な…とにかく「このボケっ!」と言う場合が多いかもしれません。鳴らされた方も(-_-メ)ムカッと来る事もあるかも。

(だけれどよほどの本当のボケではない限り、降りて行ってまでどうのこうのと言う事はないと思います。)

いずれにしても、そうそう派手なクラクションを聞く事はないと思うのです。

 

インドの方々は、そんなに危ない運転をしてるわけなのと窓の外を思わず見ていると、やっぱり結構危ないなあと感じました。右折するバスにギリギリまで直進で突っ込んでくるし、曲がるバスと車の車間が本当にないに等しい。

ここの人たちはこういう運転で、皆慣れているんだな、凄いなと思いました。

だけれど翌日の昼間にバスに乗って感じた事ですが、それは「危ないじゃないか !!」の「プー」じゃなくて、

「前の車が急に止まったから、俺も止まる。後ろのやつは気を付けやがれ。」←お下品 ^^

「俺、追い越すからな、注意しろよ。」の「プー」。いわゆる注意喚起なのかなと思いました。

 

所変われば、いろいろ変わる。

それを知るのが旅の醍醐味。

一番最初の、インドでのインパクトは鳴り続けるクラクションだったのでした。

 

インドのタクシーは三輪車。ちょっと懐かしいような気もします。黄色が可愛いです。

 

 

バイクの二人乗りなんかは常識みたいで、4人乗りも見ました。若いパパさんが運転していて、パパさんの前に小学生ぐらいの女の子。パパさんの後ろに幼稚園ぐらいの男の子。その後ろに若いママさん。家族四人でどこかに行く途中なんだと思います。

若いパパさんが「バイクを買って来たよ。」と言ったら、家族そろって「わーい」って喜んだのかなと、そんな事を想像していたら、なんだかほっこりとした気分になりました。でもちょっと怖いな。パパさん運転、気を付けてね~。

 

 

信号だってちゃんとあるんだけれど、あるのかなと思わせるのがインド流・・・・。

 

 

この人たち、慣れていて事故も少ないのかなと感心していたら、最終日に事故を目撃しました。それは日本と同じような風景で、やっぱりいずこにおいても安全運転は大切ですよね。

そうそう。トップ画像の花売りのお兄さん。車が止まるとすかさず花売りやらクジャクの羽などを売りに来るのですが、それは観光客にと言うわけじゃないみたいです。バスの窓に来ることはなかったんです。花なんか売っていて売れるのかと思って見ていたら、買っているインドの人たちがちゃんといるので、これも「へえ」と思ったのでした。

 

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相棒15第16話「ギフト」

2017-02-23 23:37:26 | ドラマ(相棒)

毎回恋バナが絡んでちょっとウザかった陣川くんのシリーズを、「お気楽返上」で根底から覆してしまった「相棒14『第12話 陣川という名の犬』」。

その時の犯人が再び登場。

昨日、その時の記事を読みに来ていただいた方が結構いらしたみたいなのですが、それを読み返すと申し訳ない事に犯人の事をちゃんと書いていないんですよね~。臭いと言われた男の事しか思い出せず・・・・・。

恐ろしすぎて触れたくなかったのかも知れません。本筋攪乱キャラだったからかも知れません。いずれにしても書く事で記憶のインプットのし直しがなく、この北と言う男の事はすっかり忘却の沼に沈んでいました。これの再放送を昼間にやったんですよね。見て復習しておけば良かったナと思いました。

ああ、でもな。

そのお話、また見たいとは思えないのです、やっぱり。陣川くんが可愛そうでね。

 

だけど今回、イギリスに研修中の陣川くんから亘に手紙が来ていました。

 

handling warning と言うカッコいいニックネームが付いているらしい。意味は「取扱注意」。

優秀なんでもう日本に帰っていいと言われている。

幸子さんは言う。「あっちでもなんかやらかしちゃったんでしょうかね。」

「本人は、気が付いていないと思いますよ。」と冠城さん。

 

「鈍感力」って言葉は昔はあまり好きな言葉じゃなかったけれど、彼は、時にはその「鈍感力」も大事な事なんだなって思わせてくれるのでした。

ホッと出来る最後のシーンでした。

 

最近「相棒」はシリアルキラーを取り扱うなと思ったのですが、やっぱり単なる殺人鬼の物語ではなかったですね。だけどやっぱりそうとう気持ちが悪いことには変わりはなかったです。

でも私的には、今回のお話は見ごたえがあったように感じました。

 

シリアルキラーである北を捕まえたイタミンに、個人的に連絡を取って来る。逃亡した後に殺害した女性を冷蔵庫に入れて送りつけてくる。如何にもシリアルキラーのドラマの定番。でも見たいのはそんな物語じゃないんですよね。特に「相棒」では。

 

『右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、上層部からにらまれながらも独自の捜査を開始。一年前の事件では、特命係によって、北が自分と“同じ臭い”がする殺人犯にシンパシーを覚え、身代わりになろうとしたという事件の真相が解明された。右京と亘の脳裏には、“誰かのために罪を犯すことに喜びを覚える”という、北の不可解な思考が蘇っていた。その考え方を踏襲しているのであれば、今回の犯行も共犯者のために行っているのではないか?』HPより

 

北の逃亡を助けたのは誰か。

北は誰の為に罪を犯そうとしているのか。

なぜ刑事は殺されて顔を刻まれてしまったのか。

外に出てから、北を助けたのは誰か。

被害者、有村みなみはどのような女性だったのか。

担当弁護士の連城はどのように絡んでいたのか。

 

刑事の顔の謎の話をした右京に、「そこまで分かってくれて。」と北は喜びますが、いやあなた、テレビ前ではほとんどの人が「そこまで分かって」いたって。

だけど有村みなみ・・・・。

うげぇ。

理解出来ん。

いや、しかし、北はさりげなく彼女には体に秘密があって隠すような服を着ていたのような事を言っていたような・・・・。

サラリと言っていたけれど、語れない彼女の屈折したそれまでの人生があったのでしょう。

「わたしを殺して。」「わたしを切り刻んで。」

ちょっとエロチックなような感じもするし、

ふたりだけの最高の愛の行為だった・・・・

うげぇ。

あら、ごめんなさい。だって私そちらの人間じゃないものですから。

「こちら側」「そちら側」と北は言う。

でも右京はあなた側の人間なんていないんですよ、と強く言いました。

いや、確かに二人はいたのです。

だけど今はもういない。

だって北が二人とも殺してしまったから。

だからと言って、もう誰にも理解してもらえずに一人寂しく死んでいくのだと言うわけじゃないのでは。

「ああ、楽しかったなあ。」と彼は言いました。

 

彼はまだ裁判中。死刑が確定していると言うわけじゃないんですよね。だけれど彼は末期がんでその死は約束されているような物。

まるで最後の思い出作りのお話だったみたいじゃないですか。

 

タイトルの「ギフト」って、誰からの誰へのギフトだって言うの・・・・。

ああ、そう考えちゃうと、そうとう気持ち悪いし、怖いような気がしました。

 

あっ、私・・・・

ちょっと黒い事を考えっちゃった。

私だったら北に

「何が楽しかったって言うのよ。最後に失敗したくせに。もうすぐあんたは別のあっちの世界に行くんでしょ。その時さ、なんて言うのよ、彼に。彼は命までかけたって言うのに、あんたは平気な顔で失敗したよって言えるんだ。それがどんなに悔しくても、もうあなたは死ぬのよ。ふっ、悔やみながら死ぬしかないのよ。」って言うな・・・・・・・・あれっ、私、一歩北さん側に歩み寄っちゃったかしら、ねっ、やじさん。

 

 


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オレンジ色に染まる朝霧の中で/早朝のタージ・マハル

2017-02-22 17:28:50 | インド旅行記

「タージ・マハル尽くし企画」の最後は、ヤムナー川の対岸から、早朝の朝霧の中に浮かぶタージマハルを見ると言うものでした。

この早朝企画は、本当に美しい風景を見せて頂き満足度マックス。

 

ああ、ここからだったら「月とタージマハル」も可能だったのにと、ふと思いましたが、

日常の生活の中では経験出来ない、またはしたくない暗闇を経験してしまう事になり、

歩く事すら困難で、この場所には行きつけないだろうと思われました。

 

こちらの岸辺には遺跡の跡がこれと言って保護されることなく無造作に残っています。

 

タージマハルを建てたシャー・ジャハーンは王妃の霊廟と対になるように、対岸に黒の霊廟を建てようとしていました。民の重税の苦しみなんかは、あまり考慮されていたなんて思えないので、この黒の霊廟が挫折したのは、建てている途中で息子にアグラ城塞に幽閉されてしまったからなんだと思います。

この遺跡は、その黒の霊廟の建設途中跡地なんですね。

これ、本当に建っていたら、凄まじかったですよね。

「苔むして 夢の残骸 霧の中」

 

 

インドのガイドさんは、このように建設途中で挫折した建たなかった物の遺跡など興味もなかったのか、

尋ねるまで何の説明もなかったのです。聞くと、

「だから昨日言ったでしょ。対岸に王様は自分の・・・・」となったわけですが、

言われて「あっ、そうね。」とすぐに思ったものの、何の説明もなければ、また違う何かかも知れないし、このように遺跡のようになっているとも思っていなかったので、「=」には結びつかなかったのでした。

違う場所に訪れて知る我が家の良さと言うものがあるじゃないですか。

 

私がガイドでも、相手が日本人なら見逃さずに説明しますよ、ここは。

「ここが昨日言っていた黒の霊廟の建設途中で挫折した跡地です。」

日本人って「平均値なる人種」だと思うのです。

ずば抜けてと言う人は他の国と同じく一握りでも、皆そこそこに知識や興味を持っていたりするのですよね。

そこそこの考古学人。

何の意味もなさないような土塊からいにしえ人の声を聞き、吹く風からも悲しみを感じることが出来るのは日本人特有の感性ゆえでしょうか。

 

あとほんのちょっとだけ思った事を書かせてくださいね。

イスラムの文化はシンメトリーを重要視するそうです。

「対の文化」と言う事でしょうね。

だからタージマハルも、塔もシンメトリーに建てられて、左側にモスクなら同じような建物が客殿として建てられているのです。

それゆえ王は白きタージマハルと黒き自分の霊廟を河を挟んでシンメトリーに建てたかったのです。

 

でも「対」と言うのなら、これほどの「対」はないと私は思いました。

14人の子供を産んで産褥熱で死んだ王妃は、勇猛果敢に戦った戦士と同じように思われて、人々の尊敬を受けました。

そして何より愛に包まれて死にタージマハルが生まれたのでした。

だけれど王は、愛する長男を別の自分の子供に殺されて、幽閉されてそのまま失意のうちに生涯を終えました。

愛と憎しみ、栄光と挫折、完成と未完。

河を挟んで見えない物たちの「対」がそこには存在していたように思ったのでした。

 

空をオレンジ色に染めて、太陽が昇っていきました。

 

 

 

 カラスも羽を休めていました。

私たちが近づいても逃げません。

 日本の鴉とは違う衣を着ていました。

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満月の空に浮かぶ漆黒の影<その2>/夜のタージマハル

2017-02-21 00:57:24 | インド旅行記

「満月の空に浮かぶ漆黒の影<その1>/夜のタージ・マハル」の続きです。

 

さらに吃驚する事と言うのは、夜のタージマハルのセキュリティチェックは昼の比ではありません。

三脚などは論外で、大きなカメラも危ない所。それらはもちろん私には関係のない事ですが、携帯電話・スマホもダメなんです。

ガーン !!!

ス、スマホがダメって・・・・ !?

この日の為に買い替えたって言うのにか~(ノД`)・゜・。

そしてバッグもダメなんですよ。

 

その事を事前に知らされてなかった私たちは、カメラとお財布、パスポートをポケットにねじこんでバスを降りました。

 

この事は一度ガイドさんが言ったみたいなんですが、いつ言ったのかと後でツアーの皆さんに確認したら、

私たちがいない時に言ったみたいで聞いていなかった人が他にもいました。

いなかったのは、私たちが他の所でちゃらちゃらしていたからではなくて、お部屋でいろいろとあったからなんです。

この件はこの旅の唯一の不愉快な出来事だったのですが、またこれが不思議な事に良いように絡みあっていくのですよ。

それはまた別に書くつもりですが、物事は単体では存在しないのですよね。

 

だけどこの重要事項は、そんな直前に言わないで(たとえ1時間前でも同じ事です。)、予定表の注意事項に書き込むような内容だと思いました。

日本人ほどカメラ好きな国民っていないんじゃないかしら。

日本人にとって(みなさんを巻き込んだ言い方でスミマセン。)「この目で見る」と「カメラに収める」はほぼ同義語じゃん。

私のようにスマホで夜間撮影の練習をする人も居るかも知れないし、

今時の若い人はカメラなんか持ち歩かないでスマホオンリィで旅行に行く人も多いのですから。

実際にそう言う方もいらしたのです。

 

「夜間見学会は厳しいセキュリティチェックのため、持ち込める撮影機材はカメラのみになっています。」

と、だからあらかじめ書けばいいのですよ。

これ、大事なお知らせで必要事項だと思いますよ。もっと丁寧に書くのなら、

「またかなり暗いので撮影にはベストな状態ではありませんので、あらかじめ設定などを考慮ください。」などとあったらもっと親切ですよね。

 

さてパスポートも入る大きなお財布を小さなポケットに押し込んで、二度のセキュリティチェックを受けて入場したわけですが、

私の懸念はこの財布が財布と認識されるだろうかと言う事。

「お財布って 『wallet』だよね。」

焦ると度忘れをするので、思わず確認し、自分に言い聞かせました。

案の定、二度目のチェックの時に

「これは?」と聞かれ

頭の中で復唱していたので

「wallet」と答え中を見せました。

 

でも私、一度目のチェックで悟ったのです。

チェックする人は何を確認しているのか。

それは一番に、携帯&スマホを持ち込んでいないのかと言う点なんですよね。

ボディチェックの時に、真っ先に

「cellphones ?」と聞いて来て、後は何もチェックされなかったんです。

なるほどなあって思いました。

 

スマホを持ち込めば、それは第三の目を持ち込むのと同じようなもの。

それに今時はそれで爆弾も起動させることが出来るわけだし・・・

って、私は出来ないけれどね、サスペンスで出てきそうなお話ですよね。

その事を星子さんに言ったら、

「藤原竜也もドローンを飛ばしてたしね。」って。

それはドラマのお話です^^

 

私のお財布は、ちょうどスマホがすっぽり入る大きさだったので、検査する女性もスルーと言うわけにはいかなかったんですね。

だから中を見てパスポートとお金しか入っていない事を確認すると

「悪かったね。」みたいな顔をして「ありがとう」って言ったのだと思いました。

あっ、もちろん英語でね。

 

このノートに貼ってあるのは、この時カメラに付けたタグです。

このタグが付いていないカメラは持ち込めません。

 

 

そして下の画像が目元も暗くて、何の調節も出来なくて勘で写した夜のタージマハルです。

心がピュアな人にだけ見えると思います…なんちゃって。

 

下の画像、載せるかどうかちょっと悩みました。

いくらなんでもと言うレベルだからです。

 

でも雰囲気だけは伝わるかもしれないと思って載せたので、ご勘弁のほどを。

目が暗闇になれるように、じっと見ていると黒い影が浮かんできますよ。

 

 

 

真ん中の白い点はゴミが付いたんじゃなくて、王と王妃の眠る部屋だけ明かりがともっているのです。

こんな写真しか撮れないので、すぐに写真を撮る事は諦める事にしました。

タージを囲む森からは夜に鳴く鳥たちの澄んだ声が絶え間なく聞こえてきました。

 

夜空の大スクリーンに貼られたように存在する影絵のような漆黒のタージマハル。

耳を澄ましつつ心も澄まし、そして私は手を合わせて祈ってきました。

「遠い時代の王と王妃よ。安らかにお眠りください。」と。

 

 

 

早朝のホテルの庭にて。

まだ白い月がぽっかりと西の空に浮かんでいました。

「象と月」

 

江戸の敵を長崎で・・・

って、それってだいぶ規模が違うかな。

 

 

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満月の空に浮かぶ漆黒の影<その1>/夜のタージ・マハル

2017-02-20 10:04:06 | インド旅行記

何回か繰り返して言っている事ですが、今回は「タージ・マハル尽くし」のインドの旅でした。

その中の予定に満月の前後2日間のみ、つまり5日間のみの夜間特別見学会に参加すると言う事が入っていました。

なんか凄く素敵って思うでしょう。

私、思いましたよ。

「なんか凄く素敵♪」って。

 

送られてきた予定表にも書かれていました。

『月夜の幻想的なタージマハルをご覧ください。』って。

で、私、その時に脳内に勝手なストーリーを紡いでしまいました。

藍色の空とタージマハルにかかる輝く月・・・・・

キャー、テンションがあがるわ~。

 

実は私のカメラ、ルート君に貸したらポケットから落とされて壊れかかってます。

また私のスマホ、年代物になりすぎてもうメールと電話にしか使えませんでした。

それでこの旅行を機にどちらか買い替えようと思ったのでした。

そして結局暗闇でも調節しやすいスマホを買い替えたんです。

 

下の画像は、夜明け前のホテルからスマホカメラの夜間撮りの練習をしたものです。

なんとか行けるなあって準備も万端です。

 

 

 だけど、ホテルからタージマハルに再び着いてバスから降りると、月は天高くバスを降りた私のやや左側で輝いていました。

でもでも、霊廟はその反対側にあり、見学をする場所もこの月とタージの真ん中にあるのです。

どういうマジックが使われると、月がタージマハルにかかると言う構図になるのかしら。

とは一瞬思ったのでしたが、

やっぱりそれは無理のある事で、その時私はようやく理解したのです。

 

満月の月明かりに照らされるタージマハルを見るのであって、決して月のかかるタージマハルを見るのではないのと言う事を・・・。

西も東もサッパリなこの場所で月がどのように動くのかよく分かりません。

でもいずれにしても月がタージにかかるのはもっと早い時間じゃなくては無理なんじゃないかしら。

 

はっきり言って、凄くがっかりしたのは確かです。

だけどこれは私が勝手に頭の中でストーリーを作り上げてしまったからで、敢えてそこには触れない旅行会社のせいではないんです。

この旅行企画は良いなあと思っていて、この記事で「えー、そうなの!?」と思われた方もいらっしゃるといけないので、先に言っておきますが、

私はこのイベントには満足しました。夜間見学、これはこれで凄く良かったのです。

でも知っていて行くのと、その場で吃驚するのとでは全く違います。

チョーポジティブでお気楽なワタクシでも、気持ち切り替えに5分はかかりましたから。

 

でもさらに吃驚することがあったのです。

長くなったので次回に続きます。

 

月は輝いていました。インドから見た月 ↑

 

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録画を見ながら作りました♪

2017-02-19 00:50:57 | ちょっと楽しいつまし...

 

いつもギリギリに出してそのまま3月いっぱい飾っている私のお雛様を、今日出しました。

それと言うのも、それはやはり皆様のブログの影響だと思います。

「今日、出しました。」と言う記事が多かったものですから、「そうか !!」と思ったのです。

私のお雛様は土鈴なので、ホイホイと簡単なのです。

 

お雛様を出すのは簡単なのですが、遣らねばならぬ雑務が山積みになってしまいました。溜めたと言うより一気に来たのです。

あれとこれとそれと…もう一覧表にしなくちゃ無理なんじゃないとか考えていたら、自治会の人がやって来て、今日抽選で来年度の役員がウチが当たったと言いました。

 

ー もう嫌だ~。自治会役員って地域ボランティアの重責が本当に重いのよね。時間も相当提供しなくちゃいけないし。

なんだって今、その連絡が来るんだろう。ストレスだわ。

ああ、もう嫌。ー

 

脳内プチパニック。

 

今日は午後から一つでもその雑務を片付けて行こうと思ったのですが、仕事だった夫が帰って来てから買い物に行き、午後からはのんびりとしてしまいました。言うなれば逃げの法則。

先週、見る事が出来なかった「精霊の守り人」と「おんな城主直虎」の再放送を更に録画して、それを見る事にしました。

その時に作ったのが、下の画像の結ぶだけバッグです。

 

 これはセリアのフェルトで作りました。持ち手に青なんかを加えなければ、飾りを付けても200円。持ち手に色を加えても300円で出来るので、超お気楽手作りバッグじゃありません事、奥様。しかも録画ドラマ二本分を見る時間で作れちゃうザマス。

 

こんなモノを作っている途中でも、必ずやって来るあんずさん。

しっかりフェルトの上で毛づくろいなんか始めちゃって。

持ち手を作るんだから返してよ。

 

 ※  明日からも、とにかくいろいろ頑張ろう。頑張らなくちゃならぬ。頑張るのだ、私 !

あっ、映画は行くんだけれどね。💦💦

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赤き悲しみの城塞/アグラ城

2017-02-18 10:53:05 | インド旅行記

白き霊廟とは対比的な、こちらは赤い城塞アグラ城。または「アーグラ城」。でも私は「アグラ城」で押し通します。

こちらも世界遺産。

インドは中国に次いで世界遺産が世界で二番目に多いのだそうです。現地ガイドさんが自慢をしてました。そっりゃ、歴史が違うものね。

だけど私、タージマハルの美しさに圧倒されて、この城では意識の手抜きが起きてしまいました。

別の言い方で言うと、疲れ始めていてあまり熱心尚且つどん欲に見ると言う事をしていなかったかも知れません。

今になって「アグラ城」の画像検索をしてみると、最初に撮るべき場所で撮ってなかったようにも思いました。

象が人を運んだ強固な道は入口のアクバル門に通じ、その背後にはまさに要塞のような赤い壁がそそり立っているのです。

ただけだるい思いで入場を待っていた私は、ツアーで知り合った人や友達とおしゃべりをして待っていました。

今思うと、ここでの画像がないのが悔しい・・・・・

これを「後の祭り」と言うのですよね。

まあ、ネットの画像検索で見ればいいや・・・・って、それは違うか 💦

 

そそり立つ赤き城塞

アマル・シング門から。

ここからまたセキュリティチェックされてようやく入場します。

 

 そしてトップ画像の所に行くのですが、この城の前でガイドさんから長い説明を受けました。

周りをぐるりと囲む城壁の上の道は馬で走る事が出来るとか…すごいね。

 

お城の中に入って行くと中庭に出ます。

すべての所に名前がちゃんとあるのだけれど、日本の観光地のように親切丁寧な地図とか無いのでよくわかりません。

でもここは、今でも軍の管轄になっている場所が多数あって見学不可の場所もあるため、

きっと親切丁寧でなくても地図なんか出ないかもしれませんね。

 

この場所は、中庭の所でイベントなんかも行われたようです。踊りとか。

貴賓の方々は、上の窓からそれらを見学したのですって。

 

 

ここでもガイドさんの熱き語りがありました。この旅行記は朝からの時系列で書いていないので、ここで彼の話の内容を書いてもピンと来ないと思うので、今は省きますが、すこぶる心に残る内容で、私的この旅の醍醐味はここにあったなと感じたのです。

今はお気楽に写真日記をご覧くださいませ。

と言っても、帰って来てから見ると、このアグラ城での写真は、なんか不思議な画像ばっかし。

なんでこれをこの角度で撮った ?

みたいな・・・・・^^

どうも細工に心惹かれていたみたい・・・

自分の心の事にこの言い方はないかな。

下の画像なんかもっと変。これ、何で撮った?

みたいな。

たぶんハ⁻ス・マハル(寝殿)とアングリー庭園じゃないかと思いますが・・・・?

普通は下から写す場所だと思います。だけれど、この時イイコで団体さんツアーの群れの中でいたから、たぶん立ち位置の関係で「来たよ」画像を撮っていたのだと思います。(もう1週間前は遠い過去なのか?)

 上のは左側で、下のはその右側。手前に見えるのは空っぽの池。水が張ってあって噴水が出ていたら、それなりに絵になったと思います。

 

王はここから(下)、愛する妻が眠るタージ・マハルを毎日眺めていたのでしょう。下からの画像も囲みの衝立の近くから撮ったので全体が写ってはいないのですが、離れて全体を映そうと思ったら、人間ばっかり写ってしまうので仕方がありません。なんたって日曜日なので一応混んでいたのです。(でも混んでいると言う基準が日本の比ではないなあとは思いました。休日の観光地の混雑ぶりは日本の方が人が多いような。もちろん私的感覚です。)

 

 

 

この部屋には上がる事が出来ないので、その窓からの風景を拡大してみました。

でもちょっと横に歩みを進めると、(下)こんな風に撮れる場所がありました。

王は手すりに手を書けて亡き王妃を思っていたのに違いありません。

 

どんなところから撮ったかと言うと・・・

 

あみあみの手すりが壊されていました。

これ・・・

誰が壊したんだろう。

絶好のカメラポイントなんだけれど・・・?!

 

更に歩みを進めると、ちゃんと全体を見渡せる展望出来る場所もあります。

 

 

最後は謁見の間です。

写りこんだ人の頭の部分を切ってしまったので、高さを感じる事が出来ませんが、かなり高い所から謁見するようになっています。

下の画像は、その謁見に来た人たちの広場です。

 

日がかなり落ちています。

 

 

アグラ城塞はアクバルとジャハンギール・そしてシャー・ジャハーンの三代の居城になりました。

タージ・マハルを作ったシャー・ジャハーンは自分の息子であるアウラングゼーブに、

このアグラ城に幽閉され最後の時をこの場所で終えました。

現地ガイドは

「王様はタージマハルを作るのに20年の歳月と膨大な費用をかけ、民は苦しんだ。これではいけないと息子の一人が思い・・・」と、まるで正義のための反乱を起こしたみたいに言いました。

でもそれは鵜呑みには出来ません。

本当は行く前にしたかったけれど、ちょっと時間が無くてできなかった事を帰って来てからやってます。

ガイド、なめちょるな、日本のおばさんの事を。

 

アウラングゼーブは三男坊。政権争いに勝った彼は長男を殺し、その首を幽閉されているシャー・ジャハーンに送り付けたのです。

またアグラ城にあった父の宝石などを奪い続け、最後はサンダルの買い替え・バイオリンの修理代にも困窮したらしいです。

彼、アウラングゼーブが父にそんな仕打ちをし続けたのは、愛されなかった復讐。

父王は長男を溺愛していたらしい。

 

なんか被るなあ・・・

近所の国のあの一族と・・・・。

 

「私の子供たちを愛して、そして守って。」と言って王妃は死んでいったのに、

シャー・ジャハーンは毎日タージ・マハルを眺めながら亡き王妃と何を語り合っていたのでしょう。

 

 


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相棒15第15話「パスワード」

2017-02-17 00:08:17 | ドラマ(相棒)

 冒頭のシーン、何かな~と思ったら点字を打っていたのですね。

何気ないシーンでしたが、それは後からちょっとグッとくるような気がしました。

ワタクシ、単純な人なので、手紙の中に隠されていた「あいしてます」と言う言葉に素直にジーンときました。

 

裏相棒のシナリオも書いた若い櫻井さんは、きっとこれからの「相棒」を支えて行くひとりになると思うのです。だけどこの人の描く右京さんはほんの少しだけ正義の暴走をする右京ではないような気がしました。

「愛する人を殺されたら、その犯人を殺してしまいたいと思うのは致し方ありません。」

たとえその後に、「だけど復讐は決して許されるものではありません。」と言う言葉が続いても、彼はそんな事を言うような人じゃないような気がするのです。特に最近の彼は。だからなのか心に残り、逆に好感が持てました。

そして

「あなたを殺人犯にしなかったことが、僕にとって唯一の救いです。」

と言う言葉も良かったです。普通の生活をしていたならば罪を犯さす事のない善き人。その人の犯罪を未然に防ぐことが出来たと言う事は最大の正義だと言えるのかも知れません。もちろん殺人未遂ではあるのですが。

 

だけど残念です。小松崎は真奈美と出会って、抜け出せない世界から抜け出ようとしていたし、真奈美は明るい世界を思い出し普通の幸せを願うようになっていたのですよね。

小松崎の命が奪われなければ、彼も罪を償って、そしていつか二人の物語は続いていったのかも知れません。

だけど小松崎の命が奪われて、思い描いた未来は(ドラマ外の妄想です)立ち消えてしまいました。やはり罪は憎い。

 

パスワードは「ciel bleu」、フランス語で「青空」。

それが書かれた手紙には、「あ・い・こ・と・ば」が書かれていたって事なのかしら。

 

あっちの仲間こっちの仲間と脅されて、ますます便利屋に成って行く青木、

猫好き鑑識益子、

イタミンの喉元にスッポン、などがツボでした。

 

 ※      ※     ※

 だけどちょっとだけ謎が残りました。

それはなぜ遺産は平等に分けられなかったのかと言う・・・・・。

傷害なんかを過去に起こし、嫌われていたって事でしょうか。

物語の目くらましにしたって、なんだかちょっと気分が悪い。

あのお姉ちゃん役の人が結構好きなものだから、かわいそうに思ってしまいました。

何気にお姉ちゃんの勘は当たっていたわけだし。たとえそれが欲から出た勘であってもね。

 

 

 

コメント (2)
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白き愛の霊廟/タージ・マハル

2017-02-16 01:25:33 | インド旅行記

 

「タージ・マハル尽くしツアー」、最初は普通の昼間の観光です。

インドの世界遺産のひとつでもっとも有名だと思われる「タージマハル」は、ムガル帝国第5代皇帝のシャー・ジャハーンが最愛の妻だったムムターズ・マハルの為に建てたお墓です。タージ・マハルについての詳しいあれこれは→こちらで

 

ここは本当にセキュリティが厳しいです。カメラ・パスポート・お財布・お水・スマホぐらいはokで、他の余分なものは持って入れません。

今時は小さなマスコット人形を自分たちの代わりに置いて写真を撮る事などが流行っているじゃないですか。入口でそれではねられてしまった人がいたのですよ。ただダラダラ入っているように見えますが、手荷物チェックなどを受けながら入場しているところです。

 

ふうやれやれ。無事に通過です。  ↓

この入口の所ではたまたまラッキーな事に、インドの方や他の国から来た若い女性たちと交流の写真撮影会がありました。残念ながら画像は星子さんのカメラの中。(今度貰う予定です。)そして見知らぬ国の見知らぬ女性たちのカメラの中。遠い国の人の写真の中で微笑んでいる私。なんか想像すると不思議なような気がしてしまいます。

 

この(↑)入り口だけ見ていると、まだ私の中ではディズニーランドと同レベルにしか感じなかったりもします…ってなんてことを言うのか、私。

ただこの人の中に、明らかにそんな平和の欠片で出来ている夢の国とは違いのだと言う事を、教えてくれる人が立っていますよね。ライフルを背負う人は、やっぱり少し怖く感じました。

 

この入口をまっすぐ行って左に曲がると、見えてくるのが赤砂岩で出来ている大楼門です。

 

こちらはこちらで美しい。

 

 

だけどやっぱり・・・・・・。

なんか観光客まで絵になるような気がしました。

 

タージ・マハル、至近距離。

横の壁に彫られているのはコーランだそうです。

 

 

 

タージはある所まで来たら、靴を脱ぐか、または靴カバーを付けて歩きます。また外国人とインドの方とは入場するところが違います。だけどそれは上がって行くところまでで、入り口は同じです。その事が分からずにまだ別に入口があるのかと、ぐるりと1周してしまいました。

 

左側に建つモスクです。

裏手にはこのような川が流れているのです。この川はヤムナー川です。

ぐるりと回っている途中です。

 あっ、なんか川に黒い球体が !!!

って、この黒いしみはカメラレンズに問題があるからなんです。ご容赦くださいませ。

 

何処にも別の入り口が見つけられず、長い列の後ろに並ぶと、前に行けと強面警備兵のお兄さんが誘導してくれました。その列は地元インドの方々の巡礼の列だったのです。前に前にと誘導されたのであっという間に入口に着きました。

外国人は特別待遇なのかと思いましたが、後で知ったのですが、入場料金がまったく違うのですね。インドの方は20ルピー(約40円)で外国人は750ルピーなんです。そりゃあ、先にどんどん入れてくれるわけですね。

 

美しき大理石の細工などをパチリと写してきました。

 

 

現地ガイドさんがたっぷり一時間と言いましたが、本当の事を言うと、あと30分ぐらい欲しかったです。

だけどさすがに現地ガイドさんです。日本だとトイレの時間を含めて1時間と言われてしまうでしょう。でもギリギリに戻って来ても、さあおトイレに行ってくださいと言うのです。だからなんだかんだといって、ここでの滞在時間は長かったように思います。この後のスケジュールを考えたらギリギリだったような気もしました。

「けっこう満足している私」と画像です。↓  

 

コメント (4)
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