森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒season23 第5話「幽霊ホテル」

2024-11-22 02:51:00 | ドラマ(相棒)

亀山君、虫博士だったの?

なんか前にも、そう言うシーンがあったのでしたっけ。

すっかりこんこんと忘れています。

でも彼が、先に蝶の説明を詳しく話してくれたので、火の玉の正体がすぐに推理できてしまったのは、分かりやすかったとも言えるけれど、なんかちょっとつまらないなと思っちゃった(;^_^A

これ、タイトルは面白そうだけれど、どうなのって!?

 

だけどこれ、とっても「相棒」らしい「相棒」でしたね。

非情である事件の背景には優しさがいっぱいでした。

良い人がてんこ盛り。(支配人も)

 

だからやっぱり殺されてしまった青年は、本当に気の毒に感じました。

優しさの国から来た王子みたいな人だったのに。

あんなクズに殺されるなんて。

 

あの幽霊さんの言葉があって救われました。

被害にあった男性は、本当の優しさの国に生まれ変わり、豊かで優しい両親のもとでたくさんの優しい人と出会いながら次の人生を豊かに生きるに違いありません。

 

右京が言いました。

「しかし本当の幽霊にはなかなか出会えませんねぇ。」

いや、あなた、何回も会っているから!!

と、テレビ前で突っ込みを入れた方多数と推測しました。たぶん当たっていると思います(笑)

 

ところで、皆さんは幽霊が出ると噂されているホテルに泊まりたいですか ?

私は絶対に無理 !!!

海外ではそれを売りにしているホテルもあるとこてまりさんが言いましたが、海外の幽霊のイメージと日本の幽霊のイメージって違うじゃないですか。

「ワハハハハ」と高笑いしながら、透明な体ですぅって通り過ぎていくなら、吃驚しても、そんなに怖く感じないかも。でも日本の幽霊さん。もっとジメェ~っとしちゃって、いやいやいや、想像しただけでも怖いです。ラップ音が聞こえたって怖いもんね。

それに海外の幽霊ホテルと聞いて思い出したのは「1408号室」と言う映画。

冒頭の方で、確かにホテルのオーナーが、泊りに来たルポライターに、一生懸命に幽霊アピールしてましたよね。でもあの映画怖かった、まじで。

 

あと、ちょっと思ってしまったのは、ホテルでの足止めって厳しいなって事です。

ホテルでの快適な滞在ではなくなったと言う問題ではなくて、旅行の計画が滅茶苦茶になって、その旅がないに等しい事にもなりかねないことなんですね。

ホテルは、次回の無料宿泊券くらい出さないと、「ひどい目にあった!!」って拡散されてしまいそうです。

 

ああ、すみません。細かいところが気になっちゃうのは、「相棒」視聴者の共通の癖なのかもしれませんね。

細かいと言えば、レンズの汚さ(傷なども)で犯人の嘘を見抜いていたなんて、さすが右京さん。

 

今回のライターさんは岩下悠子さん。

相棒season22第5話「冷血」

の人。この方、非情と人情の混ぜ込みが上手い人だと思いました。「冷血」もそうでしたよね。視聴率は、10.4でした。

 

次回はヒロコママの回。やはりライターさんは岩下悠子さんです。


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相棒season23 第4話「2つの顔」

2024-11-07 01:29:26 | ドラマ(相棒)

今回のゲストは、山口馬木也さん。

「侍タイムスリッパ―」でブレイク中。その映画の感想は→侍・アラタ・9月に見た映画

そして「相棒」のゲストも2回目です。

前回の「相棒」は、相棒8‐11「願い」でした。

14年後に再びと言うのも、いろいろな意味で凄いなと思うし、今回はアクションもしっかり取り入れられていて、彼の持ち味を生かされたように感じました。

 

ここからは敬称略で書かせていただきます。

またドラマの感想はネタバレ配慮していませんので未見、または再放送時の事前リサーチはお気をつけて。

 

今回のタイトルの「2つの顔」には、深い意味がありましたね。

HPのあらすじ欄の

「電話番の相場(中尾暢樹)が言うには、加納にはオモテとウラの顔があったらしく…!?」と言う言葉に引っ張られてはダメなのでした。

だけど確かにこうも書いてありました。

「変死した男性に見え隠れする“2つの顔”」

つまり、良く解釈すれば、「変死した男性の周辺で」と理解したら良いのだと思いました。

第4話|ストーリー|相棒 season23|テレビ朝日

 

そのあらすじのページには載せてあっても、ゲスト欄には「中尾暢樹」の名前がありませんでした。

載せると、サスペンスでありながら、推理部分の面白さが半減してしまうからと思われたのでしょうか。

「ああ、この人が犯人。」ってなりやすいですものね。

でも軽い口調のチョイ役キャラに見えても、やっぱり「あいつが犯人だな。」って思ってしまいました。(根拠ないけれど)

だって、インパクトがありましたよね、彼。

私は、若手の登竜門としての番組だと思われる何とかレンジャーとか言う番組にはまったく興味がないので、新しい俳優さんに気がつくのが遅い方です。

この人、良いなあと思って、番組終了後に調べたらビックリしました。

今期のドラマのゲストに出まくりですよ。

なんと「全領域異常解決室」第2話のクズなイケメン先生は彼だったのですよ。(「全領域異常犯罪解決室」#2

「オクト―」と言うドラマは、TVerでも彼がゲスト回だった第4話はもう見ることは出来ません。でもあらすじ等を読んだら、面白そうで、次回から見てみようかなと思いました。はっきり言って、視聴者数が1増えたのは、彼のおかげって言っていいわけですね^^

 

2つの顔・・・・・やくざのような生活で子供と妻と別れてしまった加納(山口馬木也)。今の生活も脅しのような事をやり褒められたものではないかもしれませんが、未来の地球を守ろうとしていた彼のもう一つの顔も真実だったと思います。

彼の「未来の地球が許さない」と言うセリフもカッコ良かったですね。

そして軽いキャラの電話番の相場ももう一つの顔は、某国のエージェントでした。

またプラスチックを分解するという素晴らしいキノコにも、それに反応して猛毒を出すという、恐ろしいもう一つの顔がありました。

その青白く光る美しいキノコは、右京が言う通りやはり人間が手を出してはいけない神の領域のものなのでしょうね。

 

しかしですね、あのキノコ・・・・

「ピスタチオなんちゃら」と薫がずっと言い続け、「いい加減に覚えてください。」と右京は言いましたが、無理ですよね、そんなの。

イタミンの「ペテロアンドカプリシャス」、他の皆さんの「早口言葉のようなキノコ」、そう言いたくなるの凄く分かります。1回聞いただけで、すぐに言える右京さんがおかしいのよね。

実は私、例の如くリアルタイムは夕寝しちゃって、さきほどTVerで見たのですが、初めて字幕つけちゃいました。

あのキノコの為に(笑)(笑)(笑)

皆さま、聴いただけで言えましたか?

「ペスタロチオプシス・トニトルス」

 

13日はお休みで、次回は20日ですよ~。

 

 


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相棒season23 第3話「楽園」

2024-11-01 10:02:39 | ドラマ(相棒)

今回の脚本は光益義幸さんで《相棒season22第6話「名探偵と眠り姫」》のライターさんです。リンクした記事にもリンクしてありますが、この方の「最後の晩餐」や「悪役」もかなり気にいっている作品です。

 

《ドラマの感想はネタバレ配慮していません。未見または再放送時の事前リサーチにはお気をつけて。》

 

彼の作品には、時には愛する者のために自己犠牲も厭わない人が登場してくるなと思いました。

また、「彼はこのようなことをする人かしら」と感じてしまう人と「彼ならやりかねないな」と感じさせる顔ってあるのかなとも思いました。

これはちょっと失礼な感想なのかもしれませんが、マンションから転落死してしまった右京たちがマークしていた男は、そんな50億もの仮想通貨を盗んでいくようなバジリスクには思えなかったのです。
そうなると、やはりドラマの限界と言うか、「ハハーン、きっとああなってこうなってね。」と次の推理に向かっていくということなんですね。

でもまあ、「相棒」では全くそうは見えなかった普通のおばちゃんが、恐ろしい殺し屋だったという話もあったように思いますから、そうとばかりは言えないことですね。

 

「らくえん」と言うペンションに集まった客たちはみな一癖も二癖もあるような人たちばかりで、楽しめました。

1時間ドラマなので種明かしが早かったのは残念なような気もしましたが、よどみなく物語が進んだのは良かったように思います。

所轄の刑事たちやハングレの鮫島の子分たち、そのハングレにかつて脅かされていて、その者から指令を受けてきた編集者にその彼を金銭的に助けた小説家。

私は「バジリスク」とか「鮫島」とか言う名前をすぐに忘れてしまうので、その為に2回見たのですが(笑)、2回見たら、より一層面白く感じました。

 

冒頭の薫が、美也子が見つけたネットニュースの画像から事件を追いかける展開になるのが面白かったし、

ペンションで犯人を追い詰めていく右京と、彼と何の連絡もつかないまま、その真実と右京のいる場所にたどり着いていく薫と言う設定も楽しめました。

そんなところも今回の見せ場だし、右京の「そろそろ着く頃だと思ってました。」と言う言葉が、彼らの相棒の絆がますます強くなっている感じもして良かったですね。

 

結局今回の事件は、自殺に追いやられた我が子の母の復讐・・・・・

そう書くと、さながら悲劇の母みたいになってしまうわけですが、その自殺した男と言うのは、多くの人を暴力で縛り付け苦しめてきた男で、ある意味自業自得でもあるわけ。

だけどどんな子供でも母は母ってことなのかもしれません。

しかしこの母にしてその子ありって感じでしたね。

右京が声を荒げて諭しても、この母には1ミリも響いてない感じで、そこが一番怖かったかも。

 

今回で、私的に嵌った言葉は、イタミンの「温泉に戻って茹で亀になってろ。」。

六本木署の刑事の右京への言葉「黒幕っていう雰囲気がある。」。そして右京の「そちらは危ないですよ。」「熊でも出るって言うのか」「いいえ、亀が出ます。」かな。

 

またデジタルデトックス・・・・・ときには大事な事よねって私も思いました。

それから今回のロケ地「ジャルダンドヨノ」・・・・いつか行ってみたいなと思いました。

 

今回の視聴率は、10.7でした。

 

 

 


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相棒season23 第2話「警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!」

2024-10-27 01:24:13 | ドラマ(相棒)

【ドラマの感想は、ネタバレ配慮していません。未見、もしくは再放送時の事前リサーチでの訪問時にはお気をつけて。】

 

そして警察官Aは刑事Aになっていくのですね。

別れて一人歩く高田(加藤清史郎)の顔はりりしく美しかったです。

なんかこう「警察官A」なんて言うから、ろくでもない方向に進んだら嫌だなと、ふと思ってしまったわけですが、そうならずいい方向に落ち着いてホッとしました。

 

そうなってくると、こう言うのはドラマの弱さで、犯人はあの人しかいないのですよね。

「二人」とタイトルに書かれたわけですから、あまり引っ張ることなく進んで良かったです。

残された血痕が吐血・・・・

で、流れが進んでいくのも淀みがなくて良かったです。

ただ犯人の動機に、私的にはなんだか納得がいかず。

たぶん殺人などに納得のいくものなんかないのですよね。

あの犯人の警官は、能力がなくて警官に向いてなかったのではなく、元々適性があってなかったのじゃないかと思いました。

だけどこれだけは分かる。

強い憎しみからではなく、なかなか死なないという恐怖から、何回も刺してしまったという点。

絶対にそちら側の人間にならないという決意はありますが、もし入ってきた賊に包丁で応戦しなきゃならない状況になり、上手い事その包丁の応戦が上手く言った場合(なんか簡単に取り上げられて終わっちゃいそう(;^_^A)、きっと私は恐怖のあまりグサグサとさして、過剰防衛の罪に問われてしまうのではないかと思うことがあるからです。

正当防衛はけっこう厳しいですよね。

 

ただ市民を守って刺され、のちにその傷から死に至った元警察官は、本当に気の毒だったと思いました。

だけどこの人は、警官としての使命を全うしたのですよね。

そして右京と薫も。

「相棒」が面白いのは、心のどこかで「そんなことあるかい!」ぐらい思ってしまっていたとしても、権力にこびずにまっ正面からぶつかっていく所があるからですよね。

そんなところを元法務大臣だった瀬戸内も衆議員だった片山雛子も、魅せられていたのではないかしら。また彼らはそんな右京たちと渡り合えるくらい大物だったということなのでしょうね。

だけどキングメーカーと言われたでんでんさんの利根川は、いい味出していましたよね。

最初あの話し方に、ちょっと違和感を感じてしまったのです。でんでんさん、もっと上手じゃなかったっけ・・・・みたいな感じに。

でもあのガサツさが、後からじわってきました。

 

そう言えば、でんでんさん、今週もう一回見たなと思ったら「ライオンの隠れ家」の優しい近所のおじさん寅吉でした。

全く違う人に感じて、思わずHPにて確認しちゃいました。(;^_^A

 

権力について強気の発言をする利根川に、警察官の本分のような本来の警察の姿勢を示すような言葉を言いながら詰め寄るシーン。または薫に相棒の意義を語る右京。そして窮地に陥っても必ず助けに来ると信じていた薫と、その信頼を裏切らずに「亀山君!!」と探しに来る右京。

そんなところがみな良かったし、見せ場であったと思いました。

 

初回と今回の脚本は徳永富彦さん。監督は橋本一さん。ゲスト:加藤清史郎 でんでん 柴俊夫

視聴率は、初回が12.6で今回は11.2

 

次回も楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 


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相棒season23第1話「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」

2024-10-17 02:44:51 | ドラマ(相棒)

初回拡大スペシャルで9分だけ延長でした。

珍しく、延長が嫌だなと思いました。なぜって、10時からの「全決」に食い込んでしまうからです。

ダラダラとした感じだったら変えちゃおうかなと思っていましたが、これ残り数分だからと言って、変えてはいけないやつでした。

結果的には最後まで見ていたわけですが、ラスト、吃驚しました。

キーンとマイクがなった時、アッ、そうなんだ、もしかしてと思いましたが、それでも爆破シーンは吃驚したのです。

現役総理の暗殺。

現役ではなかったですが、あの事件を思い出し、ちょっと怖かったのです。

果敢に攻めた台本だなと思いました。

 

右京が警視庁の150年記念の「警視庁150年史」の編纂を任されていたわけですが、大地震に疫病の蔓延、腐敗為政者たちへの不満・・・・

今も昔も何ら世の中は変わっていないのですね。

だけど…、ドラマの感想を離れてしまいますが・・・どんな状況の中でも庶民は、時には泣きながら時には苦しみながらも、それでも生き抜いてきたという所が大事なポイントなのではないかしら。

で、またドラマの感想に戻りますが、大久保利通って警視庁を作った立役者だったのですね。勉強になります。

 

そして今回の大きなゲストさんは、あの時の「少年A」の加藤清史郎君でした。

「少年A」、覚えていますよ。

良いお話でした。

その時の感想は、→相棒16/第19話「少年A」

2018年の作品で、あれからもう6年も経ってしまったのですね。

少年Aだった高田創も今では立派な青年で、警官になりました。

しかも美しい顔立ちで精悍です。

果敢に敵に立ち向かう様は、思わず準レギュラーで頼むと思ってしまいました。

 

次回は右京と薫、そして創はいかに、要人暗殺の首謀者をあぶりだし解決していくのか楽しみですね・・・・・・・。

 

だけど私、それは止めて欲しいなと思っているのですが、「警察官A」の正義の暴走って言うのも、もしかしてあり?

なんかタイトルでドキドキしちゃう私の心臓は蚤のそれですね、きっと(;^_^A(;^_^A(;^_^A


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相棒season22第19話最終回スペシャル前編「トレードオフ」

2024-03-08 02:03:40 | ドラマ(相棒)

困ったことに、あまり感想がありません。

まだ前編で、いろいろな事が全く分かっていないからだと思うのですが。

そう、まったく分かりません。

ただドラマの中でも、政治家たちの汚らしいあれこれを見せられるとゲンナリしますよね。今は特に。

考えてみたら、政治家って公僕でしょう。

何を勘違いして偉そうにしてるのって、時々思う。

まあ、それはともかく、あの未成年の青年、やったことは褒められとことじゃないけれど、だけど可哀そうですよね。親の借金なんか背負わなくていいのに、誰も彼に相続放棄を教えてあげなかったのかしら。

おじさんとか言う人が、とても恐ろしい人たちが絡んでいて、そんな事は許されなかったと言うけれど、借金のない人に付きまとっていたら、それは犯罪でしょう。

なんかおじさんも怪しいとか思ってしまいました。

怪しいと言ったら、あの襲われた政治学者の、なんか胡散臭いじゃない ?

最初、自作自演かと思ってしまいました。それがテレビ局の人にバレて、それで彼も殺害かってね。

時々あるじゃないですか。大きく広げて小さく畳むって回が。今回はそれかしらと思ってしまったわけですが・・・・。

今の段階では、好き勝手なことを言っていても許されるかと思って^^

だけど本当はどうなっていくのか、次回が楽しみですね。

 

最終回の前編の感想は、こんなものしかないのですが・・・・・って、そう言えばラスト、面白かったですね。

話の内容で、フェイクかなと思ったけれど、そう言うのをぶち込んでくると思わなかったので、ここでようやく面白くなってきたと言うのが、もしかしたら本音かもしれません。

 

で、13日は最終回の後編。

そして20日からは、動画配信プラットフォーム『TELASA(テラサ)』限定で、オリジナルドラマが配信されますね。

この際だから、見ちゃうかも^^

配信オリジナル|相棒 season22|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)

 

 

 

 

 

 

 


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相棒season22第18話「インビジブル~爆弾テロ!最後のゲーム」

2024-02-29 00:36:27 | ドラマ(相棒)

いつになく・・・・なんて言ったら、失礼かしら。でも今回のお話は、心に突き刺さるような物語だったと思います。

右京が山田青年に向かって、

「希望はあります。」と近づいていくシーンには心が揺れました。

それは単純に「そうだそうだ。」と言う共鳴ではなく、まるで山田側に立ったみたいに、

「希望 ?   どんな?」と言うようなものだったかもしれません。

もちろんこの時、山田青年は深く何も考えていなかったと思うし、右京はその改造銃が人に向けて発砲されないことを知っていたのだと思います。

これは単なる刑事ドラマだっていうのに、私が考えすぎちゃっただけのことです。

 

でもね、そう本当にシナリオに書いてあるだけのことだと思いたいのですが、山田青年が言うじゃないですか。

学校に居場所がなかったって。周りの子供たちから、そのうち先生からも気味悪がられたって。

なんかムカムしたのですよ。

IQ150の子供って言ったらね、その能力は日本の宝になっていくかもしれないんだよ。

先生が凄い凄いって言ったら、クラスの子供たちも凄い凄いってなるはず。だって意外と子供って素直なんだから(単純ともいう。いい意味で)

「大人の責任」ってやつじゃないかなぁ。

それとも親がいなかったからなのかな。

だけど親に殺されてしまう子供だってたくさんいて・・・・・・

ああ、日本って(日本だけじゃないかもしれないけれど)問題が山積みですよね~。

 

銃を手放した山田青年が右京にすがって泣くじゃないですか。

きっと彼が一番したかったのは、それだなと思いました。

ずっと彼を守ってくれる大人の人に、すがりついて泣きたかったのだと思いました。

私、泣き虫なので、ちょぴっと涙が目頭を濡らしました。

 

市長の山田征志郎氏は、少々気の毒な感じがしたけれど、息子の方には「ざまあみろ」と思いました。あんなのが警察のトップを目指して行かれちゃ、この国はますます後進国になっちゃうよ。

と言うか、既にこんな警察、いやですよね。正義が死んでいる警察・・・・・・やっぱり後進国日本じゃん、泣くわ。

 

最後のシーン。

ひとり、チェスを指す右京。その見えない対戦相手は、山田青年に違いありません。

そして静かに雪の降る窓の外を眺める右京・・・・。

なんだか良いシーンでしたね。

 

珈琲を取りに行こうとする角田課長を止めた薫ちゃんも偉いね。

そして角田課長(山西惇さん)、令和5年度 芸術選奨<演劇部門>文部科学大臣賞を受賞、おめでとうございます。

その角田課長からの情報ですが、ラストの雪のシーンを撮った日、本当に大雪の日だったのですってね。


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相棒season22第16話「子ほめ」と17話「インビジブル」

2024-02-22 01:57:18 | ドラマ(相棒)

実は先週見逃して、今日、急いで配信で見た16話。

本当は先週、昼間の再放送も録画して、橘亭青楽がどんな人でどんな過去を持つ男だったのかを確認したいと思っていたのに、それも忘れてしまいました。

この方のエピソードは、見たら思い出せるような気もするのですが、今はあらすじを読んでそうだったのかと思うばかりでした。

『元アイドルの妻・美奈子を脅迫していた男を殺害した罪で服役するも落語家を続け、単独公演を開けるまでに復活した。』

 

今回のさりげないテーマは、受刑者の復活でしょうか。刑に服して罪を償って世間に出てきても、じゃあ普通に生活できるのかと言えば、そうではないと言うのが本当のところだと思います。

この人が落語家でなかったら、もっと話は複雑になり、かなり重いテーマになってしまったと思います。が、彼は落語家で、そして復活の高座で、薫ちゃんが「お帰り !!」と声をかけたところが良かったですね。

だけどやはり悲しいお話だったことには間違いのないことですね。不注意で自分の大事な息子「福ちゃん」を亡くしてしまい、職場でやはり福ちゃんと呼ばれていた青年を大事に思うがゆえに、彼の罪まで背負ってしまった男・・・・。

でもその助けた青年は、クズ中のクズでしたね。

泣き叫びながら、助けを求める子供のような姿は、子を失ってまるで我が子のように思えていた男には、すがる手を思わず取ってしまいたくなるようなものだったかもしれませんが、見るからに嘘だと分かっている私たちから見れば、醜さ全開でしたよね。

役者さん、上手いね(笑)

彼は二度までも、自分に寄り添う人に罪を擦り付けようとしたのです。彼の存在が周りの人を不幸せにしていく・・・・・

恐ろしい人ですね。

右京が言うように彼が償わなければならない罪は重い・・・・

でも私・・・・・

ちょっと自分の理解能力が落ちているのかなと思うのは、なぜこの回のタイトルが「子ほめ」なのかがよく分からないのです。

落語の「子ほめ」のあらすじは→子ほめ - Wikipedia

もしかしたら、罪をかぶった男が落語の「子ほめ」の練習をしていて、子供を愛おしそうに抱くしぐさから、男には子供がいたと分かり、そこから事件解決の糸口が見つかっていったからってことなのかしら。まあ、そういう事にしておきましょう。(何か見逃していたかもしれません(;^_^A)

 

で、17話の「インビジブル」。乱暴に16話と一緒にしてしまいましたが、実はまだ感想がありません。なぜなら今回は前編で、謎だらけですものね。

山田少年は何かを右京に分かってもらいたいのだと思うし、インビジブル、透明人間と言う名前にその何かの想いが隠されているようにも思うのです。

だけど家は一軒燃やしちゃうし、一人の人には大けがさせちゃうし・・・・

普通に考えても、決して小さな事件とは言えませんよね。

自首してきた山田少年は、何を思っているのか。どんな秘密があるのか。

次週を楽しみに待ちたいと思います。

 

 


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相棒season22第15話「マッターホルンの殺人」

2024-02-09 00:22:40 | ドラマ(相棒)

公園の梅も、もう咲いているのかしら。

ネタバレしています。》

なんか「相棒」には、時々めちゃくちゃ良い人が出てくるなと思ってしまいました。

この芸能プロダクションに勤めていた善家光明は、「夢を追う若者を支える仕事に就きたい」と、社長に直談判して6年前からそこで働いていたのでしたが、彼の行動はまさにそれでしたね。

親の顔色を窺って、または母親の夢を押し付けられても自分の気持ちを言えない子供たちに、彼は寄り添って助けようとしていました。

ふと、前にもこんないい人がいたよなと思い、思い出したのが、
相棒21 第18話「悪役」

同じライターさんかと思ったら違いました^^

実は

相棒season22第11話「その頬に触れるな」

の川崎龍太さんでした。

この方のお話は、何かアイデアありきのような気がします。

今回の物語も、右京はマッターホルンで起きた殺人事件に、いかに臨むのかと言うところで、本当に引き付けられましたよね。

彼の住居を暴き、そこからどんどん推理が進んでいくのは、気持ちがよく面白く感じました。

 

ただ、第11話の感想でもついつい書き込んでしまった事ですが、あの柵の高さだったら、かなり強く押し込まないと、つまり相当の殺意がないと落下しないと思うー。でも言い争いをしていたら落ちちゃったんですよね。(だから11話の事ですが。)

で、今回も、女の人は何か抗議するときも、それがかなり激昂していたとしても、立っている男の人の胸ぐらを掴んで言い争う人は、そうそうにはいないのでは?

あっ、そう言えば、一度だけそういう光景をリアルで見たことがあるけれど、男の人は座っていたから出来たことだと思うんです。

その時だって、私、「凄っ!!」って思って、そしてポカーンとしちゃいましたよ。

そのくらいめったに見られるものじゃないって思うんです。

ちょっとだけ不自然に感じたシーンでした。

そしてまた言い争っているうちに、滑って頭を機材にぶつけちゃうんですよね。

でも今回は、「僕が石頭だから(言い争いをしてしまった女の子のお母さんが)助かったんですよね。」という方向に言ったので、良かったと思いました。

 

酷い目にあわされたのに、心配してあげている良い人の善ちゃん。

なんたって名前からして、「善い家の光が明るい」人なんですからね。

でも彼は男の子のお父さんから、階段から落とされ、女の子のお母さんから突き飛ばされ、可愛そうな善ちゃん^^

彼が生きていてホッとしたし、誰も死なない「相棒」も良いなと思いました。

 

あの少年が将棋のあの会に入ったという新聞のシーンは、あそこだけ時間が未来に進んだところを描いていたのでしょうか。

「良かった良かった。」と言うシーンなのでしたが、ちょっとだけ分かり辛いなと思いました。

でも「解けないだろう」「自信がないのか」と言う挑発に乗る右京さんは可愛かったし、そして面白かったです。

 

次回「16話」は、「シーズン1#3」に出てきたゲストさんたちが再び登場ですって。

前のお話ってどんなだっけと思ったら、来週の水曜日、夕方4時からの再放送で、その前のお話をやるみたいですね。

最近再放送って見ていないのですが、来週の水曜日の再放送は、忘れずに見たいと思います。

相棒〜警視庁ふたりだけの特命係 - Yahoo!テレビ.Gガイド [テレビ番組表]

 


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相棒season22第14話「亀裂」

2024-02-01 01:01:33 | ドラマ(相棒)

美和子の陶芸作品、いきなり大作。

植木鉢カバーに間違えられるのは良いとしても、「素敵な洗面器」はやっぱりないだろうって笑っちゃった。

 

でもおこがましくも、私、最近陶芸と名前の付く趣味をかじってしまったものだから、あの陶芸教室のシーンはちょっと違和感がありました。

それが雑なドラマだなぁと言う感想に繋がってしまいそうなのですが、やはりテレ朝の美術さんは凄いですね。美術が凄いので、「雑なドラマ」という感想には至りませんでしたが。

あの百舌鳥の墨絵の掛け軸、本当に素敵に感じました。

あの絵から、孤高、寂しさ、清々しさなどを感じましたが、あの道明寺から見放された青年・関口の復活の絵が、飛び立とうとしている(または飛び立った)鳥の絵だったと言うのも、素敵でした。

最後に右京が道明寺に言った「真実の愛情とは手放す事」は、母の愛と同じような気がしました。

ただ道明寺・・・・、穏やかな品の良い男性のように見えて、その実はかなり歪んだ愛の持ち主に感じました。その時々の形相も怖かったです。小林隆さん熱演でしたね。

しかしライターさんも(今回は岩下悠子さん)大変だなとつくづくと思います。

こんな変な考え方をするキャラを産んでいかねばならないのですから。(自分が死ぬときにすべてのコレクションも道連れにする・・・という考え。それはフェイクでも、孤独になって自分と向き合った時に、真の芸術作品は生まれる。犯罪者になれば人はその人から離れ、孤独にならざるを得ず成長すると言う考え方。)

しかしあの二人の若者はどうなってしまうのでしょうか。道明寺のせいで海外留学もパアですか。

なんか気の毒すぎます。

 

あと「道明寺」って名前、名前からしてお金があるって感じがします。あの漫画の影響かしら。「花より何とか」とかいうやつの・・・(笑)

ああ、それよりも右京が最初から道明寺に違和感を抱いていたと言うことの方が大事ですよね。

こういう刑事ものドラマには、偶然が多発。でもこのお話の中では、その偶然は道明寺の計算で、それを右京は見逃さなかったのですね。

刑事である右京を自分の計画の駒にしようとしたなんて迂闊でした。それも最初に彼とチェスをしてしまうなんて。自分でも言っていたじゃないですか。棋風にはその人間の本性みたいなものが現れると。人の好さそうなチェス好きな良いところの旦那に見えて、実は策士であると言う事を自分でばらしてしまったようなものなのですから。

それからあの薫ちゃんのティーカップのプレゼントの事もほのぼのとしたので、書き留めておきましょう。

そして美和子の作品・・・・・あのブルーの大皿にピンクの御料理が乗ったら・・・なんかおぞましい・・・・・

 

 

 


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