森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

秋seasonのドラマは、豊作でした💛

2024-12-27 03:06:33 | テレビ・ラジオ

トップ画像は、12月の水元公園です。

12月にも近場ですが、美しいものを求めてお出掛けしています。

ですが、ブログの方は少々ドラマの感想が続きます。

ドラマって、すごく好きだと思って見ていても、なんでだか時がその記憶を奪っていくスピードが速いのです。

杉咲花さんは好きな女優さんです。どなたかが「今年は『アンメット』と『海に眠るダイヤモンド』が‥‥」みたいなことを言っていた時、ふと「アンメット」ってどんなお話だっけとなってしまった自分が情けないなと思いました。今年の春シーズンで一番トキメイタと言うのに。

 

やはり10回から12回って短編小説のような感覚になってしまうのでしょうか。

いや、そんな事はないですね。星新一のショートショートでもちゃんと覚えているのもたくさんあるくらいだし、それよりも視聴時間が短いはずの映画だと意外と記憶が残っていたりします。そう言えばスペシャルドラマって、やっぱり記憶に残っていたりします。

このドラマの忘却率の高さはどういう事か・・・・・

アッ、やっぱり、見過ぎッてことなのかしら。

 

というわけで、少々の忘却防止メモ(笑)※敬称略で書かせていただきます。

11月の暮らし☆2024という記事に「私的には今シーズンは当たりで、1週間で12本も見ていました。」と書きました。

ドラマ視聴は趣味ですから。でも続けて「月曜日に今見ていた二つのドラマを基準にして、来シーズンは、それよりも好き度が低いドラマは見ないことにしようって。」とも書いたのです。その二つのドラマは

(月)「嘘解きレトリック」と「モンスター」でした。

「嘘解きレトリック」は祝左右馬(鈴鹿央士)の探偵事務所に浦部鹿乃子(松本穂香)が助手として働き、二人で事件を解決していくという昭和初期のレトロな雰囲気のほのぼのミステリーです。鹿乃子には嘘を見分ける力があり、それが推理には大活躍なのですが、祝左右馬に出会う前の彼女は、村ではその力によって気持ち悪く思われ疎んじられていて、それで自己肯定感が低い、ちょっとネガティブ少女です。

だけど移り住んだ町では、皆に愛されて、最終回の最後に撮った集合写真に心が温かくなりました。家族で楽しめるホットなドラマでした。

「モンスター」は趣里・古田新太・ジェシーのリーガルドラマ。

古田新太はこの人がいれば大丈夫と言うような謎の安定感があるし、朝ドラ後の趣里は本当に主役の顔をしていて、なんかすごく綺麗になったという印象がありました。

そして私はジェシーと言う人がちょっと好きになってしまいました(笑)

それから趣里が「相棒」の右京と同じ紅茶の入れ方をして「昨日ドラマで見た。」と言ったのは、なんか微笑ましかったです^^

 

(火) 最初は「オクラ」だけかなと思っていたのですが、途中から「宙わたる教室」と「民王」が加わりました。みんな配信で全話見ました。

「オクラ(迷宮入り事件捜査)」は飛鷹千寿(反町隆史)と不破利己(杉野遥亮)のバディもの。

最初はお気楽な刑事ものなのかと思っていたら、ダークヒーローな物語で、今シーズンの中で異色な感じがしました。そこが狙いでもあったかなと思うのですが、少々感情移入しづらかったです。

「宙わたる教室」は傑作だと思いました。

HPのあらすじをお借りしました。

『あらすじ: 東京・新宿にある定時制高校。そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。負のスパイラルから抜け出せない不良の柳田岳人(小林虎之介)。授業についていくことを諦めかけた、フィリピン人の母と日本人の父を持つ越川アンジェラ(ガウ)。起立性調節障害を抱え、保健室登校を続ける名取佳純(伊東蒼)。青年時代、高校に通えず働くしかなかった長嶺省造(イッセー尾形)。年齢もバックグラウンドもバラバラな彼らの元に、謎めいた理科教師の藤竹(窪田正孝)が赴任してくる。藤竹の導きにより、彼らは教室に「火星のクレーター」を再現する実験で学会発表を目指すが、自身が抱える障害、家庭内の問題、断ち切れない人間関係など様々な困難が立ちはだかり・・・』

理科の教科書を読み直したくなりました。

原作も読みたくなりました。

 

「民王🄬」は総理大臣(遠藤憲一)と国民のだれかと入れ替わってしまうというお話で、9年前に息子と入れ替わってしまった「民王」の続編です。

なんかネットニュースなどでは、あまりいい事は言われてなかったです。なんだか期待外れのような事を言う方もいたけれど、私は全くそんな風には思えませんでした。

滅茶苦茶面白かったです。だけど今の政治に対しての風刺がかなりはっきりしていたので、これを悪く言ってるのって、ドラマに対して良くない印象を与えたがっている人の罠なんじゃないかと思っちゃった。

風刺ドラマをコメディでやるのって凄いと思います。

人にもお勧めできるドラマだったと思います。

 

(水)「相棒」と「全領域異常解決室」

「相棒」、そう言えば2回ほど感想が抜けてしまいましたが2つのドラマの感想は書いています。

 

(木) 「トラベルナース」と「オクト―season2」

「トラベルナース」は那須田歩岡田将生)と九鬼静 中井貴一)のナースバディもの。

歩は35歳、静は62歳設定で、親子の年齢なんですよね。でも良い感じ。テレ朝は「ドクターx」が終わってしまったので、次はこれでシーズンを重ねるのではなんて思っていたりもします。内容も良かったですよね。

「オクト―season2」はたまたまTVerで見つけて、見続けてしまいました。「season1」は見ていなかったのですが、筋的には問題なく大丈夫でした。

飯豊まりえ主演で面白かったのですが、何となく最終話はイマイチ納得がいかなかったような気がしました。それに最後の子供の感情が怖かったです。

 

(金) 「ライオンの隠れ家」

これもまた傑作でしたよねぇ。

キャスト:

小森 こもり  洸人 ひろと  …  柳楽優弥
       
小森 こもり  美路人 みちと  …  坂東龍汰
       
牧村 まきむら  美央 みお  …  齋藤飛鳥
橘 たちばな 愁人 しゅうと ・ライオン  …  佐藤大空 たすく
高田 たかだ  快児 かいじ  …  柿澤勇人
須賀野 すがの  かすみ  …  入山法子
貞本 さだもと  洋太 ようた  …  岡崎体育
天音 あまね  悠真 ゆうま  …  尾崎匠海(INI)
船木 ふなき  真魚 まお  …  平井まさあき(男性ブランコ)
小野寺 おのでら  武宏 たけひろ  …  森 優作
       
工藤 くどう  楓 かえで  …  桜井ユキ
柚留木 ゆるぎ  ・ X  …  岡山天音
       
吉見 よしみ  寅吉 とらきち  …  でんでん
橘 たちばな  祥吾 しょうご  …  向井 理
橘 たちばな  愛生 あおい  …  尾野真千子

何でこのドラマだけこんなにキャストを載せているのって感じですが、すぐに名前が出てこないような人が多いからと思って、HPからコピーしてしまったのですが、これ、途中を消すと大変なことになるケースのような気がするので、そのままお借りしてしまいました。豪華にルビ付き(笑)

でも忘却防止メモなので、これが正解なのかもしれませんね。

10回の時、祥吾が捕まって愛生が家に戻って来て、そして終わりかと思ったら、11回がありました。

それぞれがそれぞれの道を選択して、次に進んでいこうとした最終回は、本当に良かったですね。

 

(土)は一応お休み。

夫は「放課後カルテ」を見ていて、私は見ていないって言っても感想を言って同意を求めるので「それ、ひとりごとですか?」と言いたくなってしまいます。

で、なんかだいたいのあらすじを知っています。でも見ていません。

 

(日)凄く楽しみにしていたのは「光る君へ」です。

大河の最終回はいつも感想を書いているので、書く予定です。

そして「海に眠るダイヤモンド」。

感想を書きました。→「海に眠るダイヤモンド」、良かったですよね~!!!

 

ドラマ制作のキャスト・スタッフの皆様、楽しい時間をありがとうございました。

次のシーズンも楽しみにしています。


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「海に眠るダイヤモンド」、良かったですよね~!!!

2024-12-25 14:27:58 | テレビ・ラジオ

(実は見終わったすぐ後の23日の夜中に書き始めたのに、もろもろなことで挫折して途中で放置状態になり、またも遅れてしまいました。それでもちょっとでも自分ワールドに何かしらの記憶を残しておきたいようなドラマでしたね。)

※           ※

「光る君へ」のない日曜日、ロスの寂しさに負けずに済んだのは「海に眠るダイヤモンド」の最終回2時間スペシャルがあると分かっていたからでした。

―なぜ鉄平は、朝子を置いてリナと島を出て行ってしまったのか。

その後鉄平はどこに行ってしまったのか。―

 

そしてその2時間は、本当に涙を友にして見続けた時間になってしまいました。

 

このドラマの初回、鉄平が端島に戻ってくるシーンを見ていて、なぜか私は「タイタニック」を思い出してしまいました。

その事を伝える前に、姉の方から同じことを言われたのです。

頬を紅潮させながら、希望に満ち満ちて走っていく鉄平の姿と、今では端島が軍艦島と呼ばれている廃墟であることが、あの時希望に燃えて走りながら船に乗り込むジャックと、今では海の底深くに藻屑となって眠るタイタニックと重なったのでしょうか。

だけどどうもその秘密は、音楽にもあったらしいのですよね。

それと現在のヒロインが昔語りをするという方式にも、タイタニックの方式が採用されているのだとか。

だけどそんな説明などを受けなくても、見ていて連想をした方は、たくさんいたのだと思います。

現に進平兄ちゃん役の斎藤工さんは、シナリオを読んで、これは野木亜紀子版のタイタニックだと言ったそうですね。

 

そして最終回にも、そのタイタニックを連想させるシーンがありました。

あの幻のプロポーズシーンです。

あのシーンで涙を我慢なんてできましたか?

 

あのシーン、鉄平が持っているように見えたのは花だけ。だけど最終回後に映されたれにはこれには

ちゃんと、鉄平は花をあのギアマンの花瓶に入れて、朝子にプロポーズしていたのですよね。

あの花瓶、本当にキラキラしていて美しかったですね。

朝子に、本当に見せたかったです。

 

あの日、鉄平は朝子にとってはダイヤモンドに匹敵するギヤマンの花瓶を持って、彼女にプロポーズをしようと思っていた、人生最高の日だったと思います。

そして朝子にとっても、ああ、とうとうこの日が来たのねと予感がした、やはり人生最高の日。

それなのに、たった一日が二人のその後の人生を分かつてしまったのでした。

夜が明けるまで外で待っていた朝子。

途中で朝子に声を掛けに行きたかったけれど、それが出来ないほど緊迫し追い詰められていた鉄平。

何度も朝子に待っていてという手紙を書いては破り捨てていた鉄平。

 

確かに初回の時に、子供を抱いて海に逃れるリナが映し出され、決して平穏ではいかないぞとは覚悟していました。だけど概ねは端島の歴史と幼馴染4人と進平兄ちゃんとリナの青春物語で、お話自体もキラキラしていたと思います。

それが最終回の2時間で、こんな過酷なお話になるなんて。

鉄平が可哀そうすぎます。こんな人生は高倉健さんの世界だよって思ってしまいました。

 

朝子は子供の時に鉄平から貰った花瓶を捨てて、気持ちを切り替えて新しい人生を歩んでいきました。結婚をして二人の子供を産んで、そして会社も作りました。

鉄平は追われることがなくなった後、端島の見えるところに居を構え、そしてそこに二人で植えようと誓ったコスモスをたくさん植えていました。

そのシーンも泣けました。

きっと寂しかったと思います。

だけど彼も、端島が世界遺産になって立ち入れなくなる前に、あの花瓶をきっと自分たちが住んだであろう家族用の部屋に置いてくることで気持ちを切り替えたのだと思います。ずっと朝子の事は想っていたけれど、それでも地域の子供たちの話を聞き、居場所を作り、そして自分が亡くなった後は、家をフリーペースになるように寄贈したのです。それをただ孤独なだけではなくて、親友の賢将が寄り添い続けてくれたのですよね。

彼は素晴らしい人でした。きっと素晴らしい人生を送ったのに違いありません。ただ朝子との人生は「共に」ではなくなってしまっただけ。

だけど心の中では、いつも共に居たのですよね。

 

書いておくべきことはたくさんあるかもしれません。サワダがリナと進兄の子供の誠だったとか、玲央は本当は鉄平には似てなくて、たぶん血縁のものではないとか・・・・。

最終回にワン記事なので書ききれるものではありません。

でもその一つ一つにちゃんと意味があって、胸に迫ってくるものがありました。

 

私ちょっと思いました。

きっと鉄平は、遠くでずっと朝子の事を見守り、その幸せを祈っていたでしょう。もし朝子の会社が株式ならば、そっと会社の株を買っていたのではないのかと。

玲央は鉄平には似てなかったのに、最初に朝子と出会った時、朝子にはそう見えた。

そして声を掛けたくなったのだといいました。元気か、大丈夫かと。まるで鉄平がやっていた外勤の仕事のように。

そして私はまたもちょっとだけ思ってしまったのです。

それって「葬送のフリーレン」のフェンメルみたいじゃない?

って。

朝子は崖っぷちに立っているような、玲央に声を掛けたくなったのです。鉄平ならそうするなって思えたからじゃないでしょうか。

 

素敵なお話でしたね。

 

廃墟の島、軍艦島。前からちょっと憧れていました。条件付きですが、廃墟好きなのです。崩れ行くかつて繫栄していた街。なんかワクワクするような感覚がそこにはありました。でも行くにはちょっと遠く憧れどまり・・・・

だけどこの先、この軍艦島に訪れる機会があったならば、私は「端島」と呼び、目を閉じて過ぎ去った人々の生きたざわめきに耳を澄ます事でしょう。

 

King Gnu - ねっこ

 

 

 

 

 


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「全領域異常解決室」#10

2024-12-21 11:45:59 | テレビ・ラジオ

ふと気がつくと、前回の更新から1週間が過ぎてしまいました。

テーマ絞らずの何でもアリのブログなので、書きたいことはたくさんあるのですが、やはりなんだかんだと言っても12月は時間・体力・気力とブログ更新は厳しいものが・・・・。

でもこのままずっとお休みのままも寂しいので復活しようと思います。

じゃあ、何からと言われたら、やっぱりこれでしょう。

 

終わってしまいました。

ああ、来週は無いのかと思ったらロスになってしまいそうです。

だけど満足のいく最終回でしたね。

 

ふと、このドラマの視聴率ってどうなのって思い、ウキで確認してみましたが、最終話までのは載っていませんでしたが、だいたい5パーセントちょっと。

あらっ、見なかった人は勿体ない。こんなに面白かったのにって思ってしまいました。

だけどこれはある種のSF。サイエンスの方じゃなくてファンタジーの方の。

そう言うジャンルを見ることが出来ない人もたくさんいらっしゃると思うので、まあまあ仕方がないことだったのかも知れませんね。

 

さてそんなテレビ業界の人しか意味のない数字はさておいて、最終回の感想ですが、遅れて書くと何も目新しいことは書けないです。

だから私の胸が高鳴ったシーンから述べさせていただきます。

やっぱりラストでしょうか。

小夢に「事戸を渡す」と言った興玉の少し浮かせた指がしっかりと映し出されていました。

警察に出勤するために颯爽と歩いている小夢とすれ違う興玉。

二人は見知らぬ者どおしのようにすれ違っていきます。

だけどその時、小夢が呼び出しの鈴を出して鳴らしました。

興玉は振り返りもせず。

だけどかけていたサングラスを外し去っていくのです。

その時、前から映さず興玉がどんな表情をしていたのか分かりません。だけどきっと・・・・・。

なんてかっこいい映し方なのでしょう。

思わず「キャー」って言いそうになりました(もちろん、心の中で)

 

あの鈴は、忘れていないという合図・・・・

なんだか胸がキューンとなりました。

 

胸がキューンと言えば、すべてが終わって小夢を救出した興玉が

「任務を果たしました。我々が勝ちました。」←セリフはいつも不正確

と言いました。それだけでもジーンとしましたが、彼女の手を取って「呼び出しの鈴は聞こえました。・・・・・・」

言葉が出ない興玉に小夢は「分かっています。私は人間のままでしょ。」というのでした。

「あなたを取り戻せなかった。申し訳ありません。」と言ってさめざめと泣く興玉を、優しく抱きしめる小夢。

 

彼女は襲われた時、興玉を守るために自らの手で事戸渡しをしていたのです。

そんな真実が隠されているとは思ってもみませんでした。

思わず涙が出そうになりました。

 

そしてそんな神たちを見守る人間の荒波。

この逆のシーン、なんか良かったです。

 

最終回の荒波も、すべてがかっこ良かったですね。

この人は本当に大月比呂佳を大事に思っていたのですね。

「大月が神と言うなら信じられる。」と言ってゼンケツを助けてくれたり、事戸を渡され神の記憶が消される前に、「大宜津比売神」が祭られている神社を訪れるのでした。

彼女が今回の悲劇に遭わず、この人型の人生を続けられていたら、荒波とはまた違った物語が生まれたかもしれませんね。だから神社で手を合わせる荒波の姿が、とっても切なく感じました。

 

さて胸が高鳴ったシーンで、胸キュン以外のワクワクシーンで一番は、トップ画像のそこだったように思います。

「かっこいい~ !!!」って思いましたよね。

特に、宇喜之さん、素晴らしかったです。自分の血を唇に塗って、それが力を出す発動のスイッチだったのでしょうか。

捕らわれてしまった小夢の元に行こうとする興玉とそれを行かせようとする仲間の神、それを阻止しようとする京都のゼンケツの神。

神VS神の戦い、派手で面白そうでしたね(笑)

 

そしてその京都の神が、溝端淳平さんの日野克己(ひの・かつみ)と真壁刀義さんの大和田光男(おおわだ・みつお)で、この二人の神が火と海の神で、これまたかっこいいのですよねぇ。

みんな一回だけのゲストなんて勿体ない。次は京都編でやって。とかいろいろなご意見が出ていますね。

でもその時も東京支部の面々は全員参加必須ですよね。

 

日野は火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)で、この神の神話をチェックすると、かなり厳しい内容が出てきてしまいます。だからそこはスルーした方が良いかもしれませんが、この神の出産の時にイザナミは火傷をして亡くなってしまいます。だからなのか他のみんなはスサノオにケガなどを治してもらったのに、この神は治してもらえず、東京バナナを買って新幹線に乗って京都に帰ります。なーんか微笑ましい^^

そしてとうとう本当の敵と戦うことになりました。

テミスホールディングス CEOの寿は、使い捨てだと思いました。って、偉そうなことを言ってしまいましたが、だって彼が集めた神候補って、見るからにクズっぽくて、不死の薬がじゃらじゃらと出てきたときに、彼らの終わりが見えてしまいましたよね。

でも怪しい野間口さん、好きなので気の毒に思ってしまいました。ヒルコを名乗る者に見いだされなかったら、それなりの豊かな人生を送れただろうに・・・。

最初から怪しいと思っていた直毘。

だって柿澤さんが、政府との連絡係で終わるわけないやと思っていたものですから。

ソーンナ理由かって言われてしまいそうですが、そんな理由からです(笑)

 

彼は、役小角でした。

よく役行者って聞くじゃないですか・・・・って、「よく」は聞かないかもしれませんが、修験道で修行する人たちの総称かと(いい加減に)思っていましたら、それらの人の開祖が役小角でした。

この方の伝説は、半端ないです。

実際、興玉と闘っても、彼の方が強いかもと思わせるものがあって、バトルシーンを盛り上げましたね。

ドラマとは関係のないことですが、この役小角と一言主のエピソードは、かなり面白いですよ。

修行を重ねた彼は、一言主などよりも力を持ち、山に橋をかけるのにぐずぐずしている一言主にかなり厳しく折檻などをしてしまいます。それを根に持って一言主は国主に讒言をし、それによって彼は伊豆に流されてしまいます。その復讐として、彼は一言主を封じ込めてしまうのでした。

科学が神の力を超えたという言葉が出てきましたが、かなり昔のその時、役小角は修業によって神の力を超えていたのですね。

 

だけど興玉は彼の正体を見破っていました。そのアイテムが犬神の毛でした。

今までのお話が、みな絡み合っていて面白く感じました。

最後に彼はハンニバルのような姿で出てきました。

だけどハンニバルは嚙みつくことしか出来ないけれど、彼は波動を打つことも出来るし(?)、いろいろと強い・・・・。
人間なんだからトイレにも行くし、一応お食事も取るのではないの ?

仮面と手錠が外された一瞬に脱獄のチャンスありって、ちょっと思っちゃよね。

こういう人は始末に悪いね。(ドラマなんだから、そこまでマジに考えるな、自分(笑))

 

で、ヒルコは誰かってところですね。

直毘はヒルコを名乗っていただけの役小角。

じゃあ、今回はヒルコはいなかったのかと言うと、もしかしたらいなかったのかも知れません。

だけど直毘の修理固成計画の失敗のあとに、最後に二宮が呼び出してしまったかも。

二宮が(名前から)ヒルコかもと言う説が出回っていて、かなり説得力があったのですが、疑問だったのが神には相手が神か人間かが分かるわけでしょう。誰も二宮が神だとは思わなかったわけで、彼女は人間だったのですよね。

だけど最後に藁の船を編み(ヒルコが海に流された時に乗っていた船)、最後にその姿が見えたのか見えなかったのかという不穏な感じで終わりました。

 

最初の頃、ヒルコを検索して調べたころ、いったいなんで親の神たちは、最初に生まれた我が子を海に流してしまったのかと気になってしまいました。

その理由が不完全だったのでと言うものでした。

太古という昔は医学や介助保護の精神の気持ちも育ってなくて、不完全に生まれたものには残酷な運命が待っていたのかも知れないと思いましたが、その時ふと、この子は大きく月足らずで体内から出てしまった者で、人の形を成すことが出来なかったのではないかと思えたのです。思わず私は自分の経験と重なり、このヒルコと言う捨てられた神が哀れに感じていたのです。もちろん真実は分からないことです。別に「古事記」を深く勉強したわけでもないし、神信仰は私にはないからです。

それにしてはこのドラマのせいで、かなり「おべんきょう」をしてしまいました(笑)

で、私が勝手に言うことですが、ヒルコは人の姿を持たない神。二宮はそんなヒルコの式神的な者になっていくのだと思いました。

 

最終回なので熱く語って長くなってしまいました。最後までお読みいただきありがとうございました。

最後に京都編・平安編のスピンオフ、是非是非お願いしたいです。

京都も東京も出雲も、みんな集結しなくてはならない大きな敵と戦う映画とかもよろしくお願いいたします。

 

「全領域異常解決室」#1

「全領域異常解決室」#2

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「全領域異常解決室」#9

2024-12-13 01:11:37 | テレビ・ラジオ

やっぱりやっぱり宇喜之民生(小日向文世)は、乗っ取られていたのですね。

そこの部分はホッとしました。

攻撃された興玉も危うかったけれど、荒ぶる神スサノオに助けられました。

荒ぶる神って言うから、ついつい荒波警部かと思っちゃった人多数いたと思います。

実は私もそうだったらいいのになと思った一人。

確かに予告編では子供の姿がチラリと見えていたので(?)となっていましたが、何となくユースケさんがいつも不機嫌な警部どまりなわけがないと思っていたからなんです。

 

でもスサノオは子供でした。しかも大昔にはヤマタノオロチを退治したと言う武勇伝を持つ神なのに、今は虐待親の元で苦しんでいました。

生まれ変わっても引き継ぐのは、記憶と能力のみなのでしょうか。荒ぶる神と言われた性格はどうなのでしょうか。

子供の時に見たアニメの影響で、私にとってはスサノオはやんちゃだけれど勇気と強さを持つヤマタノオロチ退治のヒーローだったので、ちょっと納得のいかない感じがしました。子供と言うのは大人になって豹変するものではないからです。

それともそんなスサノオでさえ、愚かな人間の親に苦しまされていて、人間と言うのはつくづく神々を失望させる存在なのだと言うことを強調させるためのものだったのかも知れませんね。

今回の前半、興玉と小夢のふたりに胸がキュンキュンした方もたくさんいらっしゃたのではないですか。

小夢の「私の大事な人を助けて」と言う言葉もそうですし、興玉の横に寄り添う姿にやはりこの二人は・・・・・って思いますよね。

それに事戸渡しの前に死んでしまうことで、今目の前の危機から逃れることも出来ても、それをやったら小夢を殺すと脅かされたら、興玉は出来ません。

同じ言葉の繰り返しだけれども・・・・

ああ、この二人はやはり運命の人・・・・・

と、なると、切ない人が一人。

1000年目の結婚記念日は来ないかもしれないね、芹田さん(ノД`)・゜・。

 

今回、あっという間に終わったような気持もあるけれど、なんだかお話の展開がギュッと詰まっていたように思います。

興玉の武の心得は、神の御業によるものではないー。

凄くかっこ良かったけれど、多勢に無勢でとうとう捕まってしまいました。(ちょっと納得できないけれど)豊玉も、決死の覚悟で飛び込んできた戦闘力が低い芹田も。

私、ここですべてを知った荒波警部が助けに来てくれるのではないかと、無駄な期待をしてしまいました。

(捕まってしまったのは、真のヒルコと会うための、これもワザとじゃないかと疑っています。)

 

で、とうとう恐ろしいことが起きてしまいました。

守るべき価値のない人間たちの排除でしょうか。

バンバンと人々が自殺を始めてしまいました。

興玉たちの危機を知って、小夢は思わず荒波に助けを求めて警察まで走ってきていました。そこに立ちはだかったのは二宮でした。

この方、役者さん的にも単なる脇役ってわけないなと思っていましたが、ツイッター(現X)では前々からヒルコではないかと言われていましたね。

根拠は、

 

彼女の言葉には、ヒルコとしての説得力があったでしょう。これで決定かと思ったのですが、なんかちょっとまだ納得が出来ないような気持・・・・。

このドラマ、いい意味でガンガンと裏切ってくれるじゃないですか。

最終回まで油断できないですよね。

それに今回、荒ぶる神は荒波ではなかったことからも、名前だけではあてにはならないと思えたし(むしろ罠)、荒波警部の昔のエピソードからも正義の二面性と言うものを感じたし、二宮さえも操られていないとは言えないと思います。

ユースケさんは、やはりこのままってわけないし、何よりも怪しいのは直毘のような気もしてしまいます。

予告編も気になるし・・・・

 

ドラマを見終わって、

「これ、課金して次回を即見たくなってしまう人たちの気持ち分かるなぁ。」とか

上の感想に書いた、わざと捕まったのじゃないかとか、小夢どうなるのとかボーっと考えていた時に、連絡事項のラインが入りました。

それに対してスタンプでお返事した直後、「ところでヒルコは誰なんでしょう。」とまたラインが。

きっと「ところで」からが本当に送りたかったことなのではと微笑んでしまいました。

こう言うのって滅茶苦茶楽しいですよね。

それぞれのおうちでそれぞれ勝手に見ているわけですが、実は同じ時間を共有しているのですよね。

 

それでは、次回最終回も楽しみに!!

ちょっと待て。

えーっ、最終回。

寂しい~~~ !!

 

「全領域異常解決室」#1

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「全領域異常解決室」#8

2024-12-01 12:11:25 | テレビ・ラジオ

トップ画像は記事には関係ありません。近所の深まる秋の風景です。

※    ※    ※

ここにきて、来週はお休み!!

え~!? って、思っちゃいますよね。

―興玉は名前からして神だと思っていたわ、えっへへ― (その後の展開は、とりあえず置いておいて)なんて得意がってる場合ではありませんでした。

このドラマ、本当に面白いですね。

私たちはさ・・・・って皆さんを巻き込んじゃだめですか(笑)
でもやっぱり私たちはと巻き込みたいです。
こんな風に、私たちが気がついたレベルの話じゃなくて、いい意味でバンバンと裏切って欲しいのですよね。

 

何度生まれ変わっても興玉は興玉を名乗っていました。つまり偽名。

それさえも伏線だったのでしたね。

彼こそが天石戸別神 !!

しかしキャストの皆さん、皆淀みなく「あまのいわとのわけのかみ」を言っていましたね。もちろん噛んでしまったら撮り直しだったと思うのですが、噛んでしまった人はいなかったのでしょうか。いや、私だって1回ぐらいは淀みなく言えると思います。でもこれ、続けて2回言ってみ。さらに3回とか。
なんか顔面運動になって、良いかも・・・・・って、すみません。すぐに横道に逸れちゃって(;^_^A

で、公式が出してる神カードも更新されていましたね。

 → 

なんかかっこいい~💛💛

ある意味萌えポイント。

いや、おばさんが言うのはちょっと恥ずかしいですね(;^_^A

 

でももう一つの萌えポイント(だからその言い方恥ずかしいって)がありましたね。

芹田と雨野、つまり猿田毘古神と天宇受賣命の結婚1000周年をぶち壊しそうな興玉と雨野のふたりの良い感じのシーンで、思わずニヤニヤしちゃった。

月読命である佃未世(石田ひかり)が経営しているバーのスタッフに手相を見てもらったシーン。

「神様の手みたい。」

確かに。

もう二人は運命の人だって。(キャー)

車の中でも豊玉が「興玉と結婚しちゃいなよ。」と行った時の、二人の反応も、とくに興玉はちょっとまんざらでもないような顔をしたように感じて、またもキャーって気持ちになったのでした(笑)

 

まったくこのおばさんは・・・・・(;^_^A

 

だけどお話自体は、そんなキャッキャとはしゃげる様なものではありませんでしたね。

月読命は悲しすぎる。

彼女を見送ったゼンケツのメンバーは神だから言えなかったのかも知れません。

私は人間だから言える。(言えたと言っても、テレビ前の人なのでしょうもない話ですが)

何をかって言うと、「一番殺したいやつを殺してないじゃん。復讐は終わってないよ。だから死んじゃだめだよ。生きて、その復讐を果たせ。」と。

もちろん俗にいう「嘘も方便」と言うやつですよ。ここまで書いておかなくては、いかに世界の片隅で生きてひっそりと呟いていたとしても、今の世の中怖いからね。

 

今回は神による復讐のための殺人と自殺がメインのお話だったと思いますが、いろいろ進みましたね。

とうとう警視庁捜査一課の皆さんが、ゼンケツの秘密を知ることになりました。それも直毘吉道によってですよ~。彼の偏見込みで。

彼はヒルコに騙されているだけなの?
それとも仲間 ?

そして最後に衝撃の映像が!?

 

宇喜之民生(小日向文世)がヒルコ(野間口さんの役名を忘れちゃって(;^_^A)から、興玉の暗殺を命じられていました。

うっそー!!

でもきっと何かさらに事情があるに違いないとか思ってしまうわけですが、それでも小日向さん凄いと思いました。

みんなといる時は、たとえ料理を振舞っている時でさえ、ちゃんと上の人と言う威厳と落ち着きがありました。でもあの時の小日向さんは、卑屈な顔で姿勢も背中を丸め小者に見えると言う演技力。ねずみ男みたいでした。

それでまた予告編までもが気になりましたよね。

荒ぶる神、スサノオ!!!!

やっぱ荒波 !?

でもさスサノオが出てくるってことは、最終回にはアマテラスかなんて、早くもまた妄想が(笑)

 

ああ、なんかワクワクする~♪

何かいろいろと書き逃していると思いますが、とにかく楽しんでいます。

 

 

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「全領域異常解決室」#7

2024-11-23 02:57:50 | テレビ・ラジオ

誰かが言っていましたね。(もしかしたらXの公式ポストだったかしら。)

エピソード1に繋がるエピソード0だって。

まさに…でしたね。

 

見終わった後、自分の「#1」の感想を思わず読み直してしまいました。

― ああ、やっぱり書いてなかったか。―

と、思ったのですが、実は初回の時、興玉登場のシーン、私は思わずクスって笑ってしまったのです。

だって、凄く「さあ、藤原竜也の登場ですよ。」みたいに勿体ぶった写し方をしたじゃないですか。振り向くシーンがスローで二回繰り返すみたいな感じで。

そして自己紹介をする時も、けっこう溜めて言ったように感じて、なんか微妙な違和感のようなものを感じたのです。

― 藤原竜也、叫ばないけれど、同じくらいインパクトのある演技・・・―

なんて事は、好きな俳優さんの事なので、ちょっと思っても書かないわけですよ。

 

ところがですよ、今回の「#7」で、再びその初回の雨野が全決に来て興玉と出会うシーンを見て、思わずじわっと涙が出ました。

興玉は背中で雨野の声を聞いて、心の中は滅茶苦茶さまざまな想いが風のように吹き荒れたと思うのです。

そして意を決したかのように振り向いたのですよね。

必ず守ると誓い合ったその人が、ようやくまた再びここに来た・・・・。

だからあの自己紹介になったわけですよね。

 

もうほんと。

同じシーンなのに、見方が全く違くなってしまって。

何ヨ、この心地よい騙され感ってなりました。

 

他に、細かいところを拾った感想を言うと、

雨野の拉致シーンって、まさに誘拐の常套的手口で、小学生にダメだからねと注意をするパターンのあれですよね。

「お母さんが事故に遭ってしまった。お父さんはもう病院に行ってるから、おじさんが連れて来てと頼まれた。早く車に乗って。」と言うやつ。

このパターンは、かなり子供たちに「ダメ」が刷り込まれたから、大丈夫だろうと思っていたのですが、そのおじさんが家族みんながにこやかに挨拶するような顔見知りだったら、やっぱりその子供は信じてしまうのではと、ドラマの中のそのシーンを見た時に感じたのです。

 

また興玉と雨野の居酒屋のシーンも良かったですね。世間話に恋バナに、そしてお互いを守りあうという誓いのような言葉も。

永遠に生きる人たちには、その人たちだけが感じる孤独や、共通の感情があるのだと思いました。

 

そして興玉が豊玉に振られる平安時代のスピンオフ、見たいと思いました。もちろんゼンケツメンバー集結で、菅原道真の悪霊と闘うとかって、それじゃ陰陽師じゃん。

でもなんかそう言うのも良いんじゃないと言う妄想してしまいました(笑)

妄想と言えば、最終回後、余韻も収まらないうちに「映画化決定」って言う文字が大きくバーンって出ると言うのが脳内で膨れ上がりつつあります。

このお気楽平和な願いが叶いますように・・・・・って豊玉神社に祈願して来ようかな(ッテ、そんな神社はないらしい^^)

 

さてさて、野間口さん、出てきましたね。

「#5」の中で、

>私は、にやにやしながら話したいのに我慢している役者さんが、まだ姿が見えない状態でいらっしゃるのかと思っていたのです

と、ヒルコの正体を考えた時にそう思っていたのですが、姿の見えない誰かが姿を見せましたね。

だけどヒルコも「チームヒルコ」かしら。

 

おしゃべりは尽きないのですが、あともう一つ。

「修理固成」とは「しゅりこせい」または「つくりかためなせ」と読んで「大地を造りだし、国土を創成し、人々の生活の場を築く」と言うもの。

 

あと一つと言いながら、もう一言言うと、「聖☆おにいさん」の完成披露の動画などを見ました。
そちらでは、興玉は神ではなく悪魔。キャストの皆さんのお話が面白かったし、映画も楽しみです。

楽しみなことが多いのは良いことですよね。

 

 

 

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「全領域異常解決室」#6

2024-11-14 02:39:15 | テレビ・ラジオ

(敬称略で書かせていただいてます。)

なんだか持っていき方が凄く上手いドラマだと思いました。

ああ、「持っていき方」なんて言い方、普通はしないのかしら。つまり物語の運び方と言うか流れと言うか、ほんと、上手ですよね。

だいたい吉田鋼太郎が余命わずかな大国主命だったという所から驚きだったのに、けっこういい話で終わり、しみじみとしていたところに、雨野の

「芹田さん、あなたは今も私の夫なの?

私はアメノウズメ。私も神なんでしょ。」のセリフにドキッとしました。(セリフはいつも不正確です。)

―いやいやいや、そこまでは視聴者の多くは知ってるからさ。―

と、私はテレビ前で言いました。が、なんで既に予想していたことを雨野が言っただけなのに、ドキッとなどしたのだろうかと自分でも驚いたのですが、それは広瀬アリスのキリリとした顔つきと、いきなりバーンときたセリフだったからなのではないかしら。

そしてその時の周りの神たちの(笑)、微妙な反応。

それから「室長」って、彼女の事を呼びましたよね。

 

うわぁ~何、めっちゃ気になるんですけれど。

予告編で「すべてをお話します。」って言っていたじゃないですか。

徐々に明かされていく真実・・・・

続きが凄く気になります。

また水曜日のこの時間帯って、何話で終わりなのって終わりのドラマ回数が、思わず気になってしまいました。

(追:全10話ですって!! えーっ、短すぎますよね。)

さて終わり方にトキメイタと言う話はこの辺にして、他の事も書きますね^^

 

最近、名前名前と言っていたものですから、うっかり罠にはまりそうでした。つまりチョー単純に(これって今は死語?)大隈の新しいパートナーが犬が付く名前から、彼女が犬神に関係ある人だと思ってしまいそうになりました。これって絶対に罠よね(笑)

 

でも彼女の正体は八百比丘尼でした。

お互いの正体は知らずに、死んでいく神を見送る、永遠に生きる人間の比丘尼。もしも正体を知っていたならば(もしくは記憶を消されなければ)、決めた場所に居を構え、私はどこどこで待ってるからと流れる時間の中で待ち合わせることが出来るのにと、切なく思いました。

きっと彼女は、また生まれ変わってくる彼を待ち続け、そして愛するのでしょう。

だけどちょっと気になってしまったのは、大隈の彼女への誤解は解かれての旅たちだったのでしょうか。彼女の本当の気持ちを、彼には知ってもらいたかったと思いました。

 

二人の愛は確かに切なく素敵でしたが、でも私は、あのヤシロと言う女性にも深く同情してしまいました。財産分与で誠意を示しても、内縁であっても妻として生きてきた人の心は救われるはずもなく、闇落ちしてしまったのは、彼女自身の心根だけの問題ではないと思えたからです。

だけどヤシロはヒルコと接触していました。

徐々にヒルコが近づいてきているような気がしましたね。

それに今回の犯行の目的が、人魚による永遠の命を探ると言うもので、全決のメンバーも首を傾げます。

なぜ神なのに永遠の命を求めるのか―。

(・_・D フムフム

これは「神VS神」ではないのかも知れない!?

 

このドラマにおける神隠しの意味は恐ろしいものでしたね。

恐ろしいと言えば、「犬神」。

あまり知らないなと検索したら、けっこう式神の作り方が残酷で、これに憑りつかれたら、そりゃ死ぬまで食べ続けても仕方がないなと思えるほどでした。

一応リンクしておきますね。

犬神 - Wikipedia

 

 

と、果てしなくおしゃべりが続いてしまいそうなので、この辺で。
また次週が楽しみですね♪

 

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「全領域異常解決室」#5

2024-11-10 02:15:56 | テレビ・ラジオ

いくら毎日がバタバタしていたとしても、このドラマの感想を書き始めたのなら、今回の「#5」のそれを書き逃してはダメなんじゃないかと思いました。

今までは前振りで、ここからが本番のような感じでしたよね。

今まで室長の物の言い方から、興玉の言動と態度と目線などから様々な推理や考察を重ねてきた皆様には、ここで一つ目の答え合わせが出来たと思います。

 

そしてワタクシも・・・

ふっふっふ・・・・と微妙に笑う。

初回の時に、「興玉」と言う名前をじっと見て、ここに秘密がと検索したのは、なかなかいい線行っていたと思います(自画自賛)

八百万の神を守るために、社殿を持たない神・興玉神。

なんか彼にぴったりの神じゃないですか。

で、実はその時、雨野についても調べたんですよ。

だって「あまの」って如何にもな感じでしょう。

でも「天野」っていう名前だと、意外と数は多いのですよ。ところがその「あまの」に「雨野」と言う文字を使う方の数は凄く少ないのですね。

珍しいんだなと思いました。

だけど第2話で、ダンスをすぐに覚えちゃうというセリフが出て来たじゃないですか。

それでピーンときました。

ああ、これは「あまの」じゃなくて、そのまま「アメノ」だよ~って。

つまり「アメノウズメ」なんじゃないのかと。

日本最初の踊り子ですよね。

だから彼女は「全決」に当然のように移動になったのだと思います。

 

そして雨野がヒルコだと思っていた謎の女性豊玉の本当の正体も分かりました。

お仲間でしたね。でも皆さんも、そう思っていたでしょう^^

 

そうなるとですよね、じゃあヒルコは誰かまた何処にいるのかとなってくるわけですが、私は、にやにやしながら話したいのに我慢している役者さんが、まだ姿が見えない状態でいらっしゃるのかと思っていたのです。だけど(元)ツイッターによると、名前からある人が浮上してきました。その名前は載せませんが、「えっ!?」と思ったので、またも検索してしまいました。私の中では神社信仰はないのですが、なんだかいろいろな事を学んでしまっているような気がします。

それに今度は違う人を疑うポストが出て来て・・・・

だけど登場人物を一人一人に光を当てて名前から考えてみるというのも、楽しい遊びのような気がします。

 

とりあえずいつも「雨野さーん。」と大好きモードでやって来る芹田正彦は、アメノウズメの夫であるサルタヒコなのでしょうか。

アッ、ちょっと脱線するのですが、「火の鳥」の中で猿田彦と結婚させられる女性は、本当は絶世の美女なのに身を守るためにブスに化けているアメノウズメ。アレってそう言う神話にちゃんと準じていたお話だったのねと、今更ですが思いました。(手塚先生、申し訳ありませんm(__)m)

 

そしてポストを遡ってみたお陰で、何となくスルーしていた事を思い出しました。

それは「事戸を度す 」と言う呪文のシーンです。で、またも検索。

これは元々古事記の中に出てくる話が元なのですが、なんだか頭がくらくらしてきました(笑)

お勉強ルームになっても仕方がないので、気になる方は検索してくださいね。

でも一応意味だけは「『事戸』は語義未詳。絶縁の言葉と取って、それを相手に言い渡す意ととる説が多い。この場合は「戸」を「呪言」ととるわけだが、言葉の意ではなく、場所ととる見方もある」←黄泉国③ – 國學院大學 古典文化学事業

 

また最後の興玉の言葉「僕も神です。」に、皆さま盛り上がっていましたねぇ。

「新世界の神になる」と言っていたけれど、とうとう神になれたんだなって言うようなことを、多くの人が言っていました(笑)

だけどあの言い方、かっこ良くて痺れました。

痺れたと言えば、あの爆弾を投げるシーンもカッコ良かったです。

ゲストの星野真理さんも良かったです。

子を想う優しくって強いお母さんを感じさせました。

そして子役の諸林めいちゃん、可愛らしく、そして演技も上手でしたね。

彼女は市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)でした。

「僕らはずっと味方ですから」と興玉が言い、

「分かってる。」と未琴が答える。

良いシーンでしたね。

 

と言うわけで、次週も楽しみです。

 

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「全領域異常解決室」#4

2024-11-02 00:59:31 | テレビ・ラジオ

30日の「全決」が楽しみすぎて(笑)、ちょっとその日の朝に予習してしまいました。
途中まで、水曜日の朝に書きました。

 

《縊鬼》と言う妖怪。

「いつき」または「いき」「くびれおに」と呼ぶらしいです。

首をくくれと言われると逆らってはならないような気持ちになり、何も死ぬ理由などないのに、首をくくって死んでしまう・・・・

 

いろいろなサイトでの説明はほぼ同じですが、私は読みなれたウキペディア参照です。

それによると、その鬼の首をくくらせる理由が面白いのです。要するに地獄には一定の人数が必要で、生まれ変わるには、それに代わる者が必要になるので首をくくらせるのだというのですよ。

だけど今どきの死者の国は、むしろ逆に人があふれかえっていて、その理屈で行ったら、地上は出産ラッシュのはずなのでは・・・・・・って何を真面目に考えちゃっているのでしょうね(笑)

あっ、そうそう。そのウキのページに載っている久保田 米僊作「縊鬼」の絵はかなり醜く怖いです。

久保田 米僊については→久保田米僊 - Wikipedia

この絵、ドラマの中でも使われていましたね。

絵の下からドラマの感想です。

 

なんたって興玉の言動が気になりますよね。

「まったく人間と言うやつは・・・・」

確かに普通に言うこともあるでしょう。

自分も含めて「人間と言うものは・・・・」と。

でも局長の宇喜之にしても興玉にしても、その人間の中に自分たちは含まれていないようなニュアンスを感じてしまうのですよね。

それに雨野とパンを食べている時に、彼女が小麦の味がするとか褒めていると、前はみんなそうだったのにみたいなことを彼が言い、雨野が少し前の事しか分からないみたいなことを言うじゃないですか。(セリフは不正確)

その時、興玉はちょっと微妙な顔しましたよね。

思わず、彼は今何歳なのかと思ってしまいました。

 

そして今回のアクションもカッコ良かったですね。

「こんにちは。僕が彼の依頼主です・・・・・・・・・・」と普通に走って来て、そのまま突っ込み、そしてアクション。

なんか斬新な流れでした。

そして強い !!!

 

今回の事件は、結局は「麦角アルカロイド」摂取による幻想と言うことで解決しました。

麦角アルカロイド - Wikipedia

なんだかいろいろと勉強になります。

だけど後付けの説明には、世間的にかろうじて通用するものであっても、いつも少々の無理を感じてしまいますよね。

大量摂取によって幻覚を見ることがあると言っても、青酸カリなどの毒性と違って、その作用が出るのは個人差があると思うのです。みなが同じように自殺をするなどとは、疑わしいものです。

キッチンカーの女性が、そのようなものを混入させられるのは、アルバイトの者だけだと言います。

そのアルバイトの女性とは、まさに豊玉。

でももし混入させていたのなら、それは真実をぼかす為の工作だったのではないかと思ってしまいました。

 

そしてとうとう雨野と豊玉との対決シーンがありました。

豊玉の本当の正体は・・・!?

次回も楽しみですね。

 

「全領域異常解決室」#1

「全領域異常解決室」#2

「全領域異常解決室」#3

 


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「全領域異常解決室」#3

2024-10-28 00:12:49 | テレビ・ラジオ

ああ、あれ、「ファフロツキーズ」って言うのか。

空から魚とか蛙とかが降って来るやつ。

トム・クルーズが出ていた群像劇「マグノリア」でも、最後に蛙が降って来て本当に吃驚したけれど、それでそう言う現象があるということを知ったのよね。

(なんかあの映画、また見たくなっちゃったな。アマプラで399円のレンタル・・・。)

falls frothe skies」(空からの落下物)からの造語らしいのですが、ウキペディアを読むと、それを名付けたのはアイヴァン・サンダーソンと言う超常現象研究家なんですね。それでこの人のページを読むと、こういう世界も奥が深いなぁと、しみじみと思いました。

でもこれだってそうとう不思議なことだと思いますが、さらに不思議な案件をごまかすための説明だったような感じでしたね。

ニュースで当たり前のように「今回の事件は『ファフロツキーズ』による。」と説明していましたものね。

 

更に不思議な案件と言うのは「タイムホール」。

これって、ホールだから単純にタイムトンネルみたいなイメージになってしまうのですが、もっと複雑な事みたいなんですね。

「検出・観察されない時間。生じたはずの時間が消える「止まった時間」と認識されている。」

ああ、なんか余計に分からなくなりました(;^_^A

まあ、ここで興玉の言葉を借りてきてしまえば「すべてが分からなくたっていいじゃないですか。」ですよね。

 

あの空からわぁ~とセスナの部品や靴やらが落ちてくるシーン、怖かったです。

よくみんな上手く逃れられたなと思いました。

 

今回もサスペンスありアクションありで楽しかったです。

そして愛も。

「2032年11月3日、我々は再会する」

なんか訳が分からなくても、素敵じゃないですか。

 

今回気になったのは、今回のゲストの山口紗弥加演じる常見のマンションを訪れた時、興玉はそこに居た謎の女性豊玉をじっとと見つめます。

何か言いたげでした。彼女の正体を知ってるようでしたね。

全決局長の宇喜之のものの言い方にも気になるところが多数。

なんか彼は人間と言うものの中に、自分は含まれてないような言い方でしたね。また「新しい神」と言う言葉に怒っていたり・・・・

もちろん彼は豊玉の正体を知っていますよね。

 

3件の事件現場に姿を現していたことから、雨野は「彼女がヒルコだ。」と言いました。

早くもヒルコの正体が !!!

って、たいがいは彼女の推理は外れることになっているのでしたね^^

 

と言うわけで、次回も楽しみですね。

 

「全領域異常解決室」#1

「全領域異常解決室」#2


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