公開初日(29日)、ライブビューイングの舞台挨拶付きの朝一番の回で観てまいりました。
舞台挨拶付に行ったのは、たまたま行きたい回がそうだったからなのですが、このライブビューイングを見る事が出来てとっても良かったと思いました。それは、映画が終わった後始まったわけですが、撮影時に印象深かったことや、作品に対しての熱い思いが伝わって来たからです。テレビやネットでも配信されていましたが、太陽の日の光を連れて撮影場所にやって来る神木君のお話は面白かったです。
また室内なのに、雨のように水が降り注ぎ風が吹きまくる撮影で、声が聞こえなかったと言うエピソードも。私はここで「ダイナー」、また見たいなと思いました。また柴咲さんのオーラが凄すぎて、前に出るとすぐに子犬になってしまうと言う吉岡さんのお話も。
感想ですが、この記事はやたら画像が多くなっています。
なぜならその舞台挨拶で、柴咲さんも毎回メイクが凄くて楽しみにしていたしワクワクしていたと言っていましたが、見ていた私もずっとワクワクしていたからです。蜷川実花さんの作品は、やはり映像美。
(以下からは敬称略で書かせていただいています。)
そこは男性の方よりポイントをあげてしまう所かもしれませんが、壱原侑子役の柴咲コウの衣装とメイクには、トキメクものを感じさせました。
と、言うわけで、これでもかの画像・・・・
ちょっと多過ぎww
だからと言うわけではないのですが、最後の四月一日君尋の神木隆之介にもゴージャスな衣装と、もう少し濃いメイクが欲しかったなと思いました。
そういう神木君も見てみたいじゃないですか。まあ、それは願望です。
また蜷川作品の特徴の一つには、皆カメオレベルの役に出てくれることじゃないかしら。
美咲役の趣里は違いますが、
以下の方々は、あれっ、この人なんで出て来て、何の役なんだろうかと思っているうちに消えた賑やかしでした。
そして悪役の方々。
アカグモの磯村勇斗。色っぽいです。なんでも彼はこなしますよね。でもこの色っぽさには指導が入ったそうですね。首の角度とか。
そして吉岡里帆。とっても可愛らしくて恐ろしい魔女役が似合っていました。良かったです。
そう言えば君尋の友人役で味方である百目鬼静(松村北斗)、九軒ひまわり(玉城ティナ)の画像だけ無い状態になってしまいました。
月三回も髪を染めても、毛先が茶髪になってしまうと言う松村さん。彼の低い声が、正義の「払う人」にぴったり。画像がないと言ったらモロとマルも。さりげなくやはりお色気担当でしたね。
美しく華やか。この映画はこんな風に楽しくて、そして面白かったです。
蜷川実花監督が、メッセージも込めたと言っていましたが、君尋の成長の姿に、そのメッセージは感じる事が出来たと思います。そしてほんの少し元気も出たように思いました。
だけどなぜ彼、百目鬼はあの時、あの封印を破いたのかしら。
そうなんです。
この作品、少々わかり辛い所があります。
そして脚本には、私的には(あくまでも私にはと言う意味です。)致命的に気に入らない部分がありました。
いったい君尋は、何を願って何を対価に払ったのか。
いや、見てりゃ、分かるじゃん、と言われてしまうのでしょうか。
なんかゴジャゴジャしてた、そこ。
そして気に入らない部分は
「一番大事なものを差し出す。」だったかも。
それ、悪魔の契約だと思います。
そのぐらいの覚悟をと言う意味だったかもしれないけれど、「じゃ、良いです。」ってほとんどの母親と言うポジションにいる人は、その館から帰るでしょうね。
家に帰ってから、原作を少々読みました。そこは単純に原作通り、妖を見えなくなりたい。そしてその対価は家政夫をやるで良かったのにと思いました。
その方が楽しさが増すと言うものです。何やら文句を言ってるかのようですが、思った事を書いたまでの事です。
物語の内容的には、特別寄稿100ページの漫画的な感じであっさりしています。
それでもお勧めできます。
なぜならこの作品の見どころは、物語の深みではなく美しさと絢爛さにあると思うからです。その美しさからも余韻と言うものは残るものだなと思いました。
最後に君尋の作った朝ご飯は、いつも凄く美味しそうでした。
昨日の夕食に、思わずだし巻き卵を出してしまいました。
あっ、最後って言ったけれど、もう一つ。エンディングの音楽が最高に良かったです。いろいろと収穫がありました !!
素晴らしい、この曲。
【新曲】SEKAI NO OWARI 「Habit」
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