※ 最初にどうでも良いような前置きを少々書かせてください。
藤原のたっちゃんがこのドラマのゲストになると言うので、第一話目を無料視聴動画で見て予習しておきました。だけれど予告編などもちゃんとチェックしていなかったので、彼が第二話のゲストと言う事も知らなかった呑気さ。
水曜日は「のーんびりぼーんやりしていました。」なら良かったのですが、少々いろいろな事がありバタバタフゥフゥ言っておりました。
そのバタバタフゥフゥタイムが終わって、「相棒」を見て、いつもリアルタイムで見ている「無痛」がかなり遅れて始まる事が分かったので、リアルタイムで「偽装の結婚」を見て、それでも「無痛」がさらに遅く始まる事が分かったので、「相棒」の感想を書こうかなと思いましたが疲れがふつふつと出て来て、とても文章などを打てるものではないと思いました。
それでぼんやりツイッターを眺めていましたら・・・
このあと23:55~TBS系「おかしの家」第2話ゲスト。 (一部地域を除く) 「ST」以来のテレビドラマですね。 楽屋ばりがかわいかったです。 http://p.twipple.jp/z3XU3
と言うツイートが流れてきました。
― ええっ!? 早くも2話のゲストだったんだ。←大丈夫か、私!?
そそくさとお風呂にも入り歯も磨き、さあ来いと待機です。
【くだらない前置きを読んでくださってありがとうございます。
でも私、このようなどうでも良い話をしたいお年頃なのよね♪】
「おかしの家」は、ゆるゆるな雰囲気が漂っていますが、それはそのような雰囲気を、セリフの間の取り方や音楽のテンポなどで漂わせているだけで、内容的には決してゆるゆるなものではないんですよね。
セリフの一つ一つが宝石箱に入れてしまいたいような煌めいているものばかりです。
オダジョー、素晴らしいです。
そして私はこの第二話の最後に、思わず泣いてしまいました。
「今度武蔵に会ったら香水いっぱいつけて、きつくハグしてあげるんだ。」
このセリフ、本当にジーンとしました。
私の涙はけっこうハードルが低いからなあと思っていたら、このように泣いた方が多数いたと知り嬉しく思いました。
武蔵は少年だった頃から、きっと太郎の事が大好きだったのに違いありません。
「三枝・・怪我は大丈夫か?」と聞くのに
「太郎、久しぶりだな。」と、ここだけでそれが伝わってくるようです。もちろんハグの場面でも。
30過ぎて自分の人生を振り返った時に、驚くほど何もないと言う武蔵。彼が心のどこかでずっと会いたかった懐かしいクラスメイトはきっと太郎だったのかもしれません。
「さくらや」の裏庭には不釣り合いな綺麗なシャツを着た武蔵。アンバランスにたくし上げられたズボン。
「むしろ俺はお前たちの方が羨ましいよ。」
「お前たちはここにいて、考えていればいいんだ。」
「本当に大事なものは何かって事をさ。」
こんな風にセリフの一部だけを拾ってしまえば、一億円の年収よりも大事なものがある的なありがちな物語になってしまって、なんだかそんなに面白いものには感じないような気がしてしまうのですが、そうじゃないんですよね、このドラマ。
武蔵に誘われたからと、太郎が来た背広はおじいちゃんのもので、どう見てもかっこ良くない。でもおばあちゃんは、ちゃんとするといい男だねえと褒めるのです。
駄菓子のお礼にと銀座のレストランに招待されると、銀座だからと気合を入れてオシャレしてみんなで嬉々として出掛けます。
パリで食べた肉の方が美味しかったなどと文句を言いながら食べている客の近くで、四人は凄く幸せそうにカレーライスを食べていました。たぶんお店では一番安買い物だったかもしれません。でも本当に幸せそう・・・・。
「また来いよ。」
「お前もな。」
「さくらい」と銀座の高級レストランは、もはや同位置だなと私は思いました。
そして最後に繋がっていくわけですが、すべてを失っても太郎たちがいるんだと思うと、ちょっとだけ救われたような気もしたのでした。
― 武蔵はずっと寂し気な顔をしていましたね。
やっぱり藤原竜也さんは良いですね。
皆さんも言っていましたが、「武蔵」と言う名前は、勝地さん繋がりかなと私も思いました。それとオダジョーと竜也さんと言ったら「新選組!」繋がりだし、演出の石井裕也さんの奥さんは満島ひかりさんだし、竜也さんが二話ゲストで出るのは必然なのだとか思ってしまいました^^
でも久しぶりのテレビドラマ出演が、この素敵なドラマの「おかしの家」で良かったなと彼を応援してる者として、本当にそう思いました。