森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

宝塚花組公演「ポーの一族」を観てまいりました♪

2018-02-27 23:49:48 | 観劇・コンサート日記

2月27日の今日、観てまいりました。

もうね、本当にね、なんて言うか、泣きっぱなしだったのですよ。そりゃ、号泣って事はないですよ。でも喉はカラカラに乾燥しても、瞳はずっとウルウルしっぱなしだったのです。

私たちがどれだけ長い間エドガーとアランを愛し続けて来たと思っているのって、私は自分に言いました。

そりゃ、こんな美しい舞台を見せられたら、泣きたくもなるって言うものですよね。

2次元から飛び出してきた彼らは、本当にイメージを壊すことなど微塵もない美しいバンパネラ達だったのですよ。

 

このお芝居で、「ポーの一族」のどの部分を見せてくれるのかと思ったら、意外と総集編のような感じになっていて、よくこの壮大な叙事詩をまとめたなあと感心してしまいました。

このお芝居を観に来る方が、皆「ポーの一族」の物語を知っていると言うわけではないので、このような流れになるのは仕方がない事なんですよね。

もっと一つの時代をじっくりと観たいとは思いますが、これはこれでも良いような気がしました。あわただしいような感じは否めませんが、この原作を愛してくださっている方が作ったと言うのが伝わって来て、ポイントを外していないので感動しました。

 

一緒に行った妹たちが、シーラの歌が上手くて引き込まれたと言っていましたが、後からポスターやパンフを見たら(宝塚に詳しくなくてすみません。)、シーラが女性役のトップでヒロイン的ポジションだったのですね。そう言えばメリーベルには波の音に合わせるかのようにひとりで踊るシーンとかもなかったなと思いました。

妹は宝塚のお芝居で、初めて泣いたと言っていました。(私は「ベルばら」でも泣いたけれど^^)

「どこで?」と聞いたら、やはりシーラのシーンでだったのです。

なんだかどちらかと言うと、このシリーズの最初の方で消えて行ってしまった登場人物に、もう一度ヒロインとして光が当たったような気がして、しみじみとしたような気持ちになりました。

 

それと・・・・

ああ、この事はネタバレになってしまうので、最後に書きますね。

 

その前に千秋楽の3月25日にライブビューイングがある事を、ここにお知らせしておきますね。

知っている方も多いかと思いますが、チケットが手に入らなかった方、または二回は見たいと思っている方で、もうチケットは無理と言う方はチェックしてみてくださいね。

ここです。

後、3月20日にはDVD・ブルーレイがリリースされるみたいです。

 

 パンフレットです。

お土産の、薔薇の香りの紅茶。

光ってしまいましたが

 ファイル。

写真は撮ってませんが、メモパッドなど。

劇場では

 スペシャルカクテルを楽しみました。

そしてネタバレになってしまうので最後に書くと言った感想ですが、これを作った方は分かってらっしゃると思ったのは、最後のシーンをギムナジウムの門の所に持って行ったところです。既に転校してきているエドガーとアラン。だから何もその門の所に立たせなくても良かったわけですが、だけど立たせてくれて嬉しかったです。

 

なぜなら、今ではそれは珍しくない手法(?)なのかも知れませんが、ずっと昔のその時、「ポーの一族」の最終回、エドガーとアランが消えて、そして霧の中から現れたかのように時を経て、ドイツのギムナジウムの門の前にバーンと現れて終わった時、あなたどう思った?

私は心の底から打ち震えましたよ。

あの時の少女たちは「キャー」って言ったよ。

あの時のプロの漫画家さんたちは、きっと心の中で「ギャー」って言ったよ。

(思わず文体も変わってしまいました^^)

 

そこをね、この「ポーの一族」は外さなかったのですね。

満足度高かく、幸せな一日になりました。

 

 チケットを定価で譲って下さってありがとうございました。

お友達の娘さんは、普段から宝塚のファンで彼女たちには日頃から助け合う仕組みがあるらしいですね。それでお願いしておいたのです。でなければ、三人で行くなんてことは出来なかったと思います。何かを真に愛する人たちは、本当に美しいと思いました。

もちろんお土産は、その彼女たちの分も買ってきました。

「たち」と言うのは、マイフレンド、その娘さん、その娘さんのお友達・・・なんですね。

妹が私に

「ありがとう、お姉ちゃん。素敵な友達を持っていてくれて。」と言いました。

 

生きていく毎日には美しい欠片がたくさん落ちているなって、私は思っています。

時にはそれに気が付かないで、見逃している事もたくさんあるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

コメント (4)
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野田市山崎貝塚町にある「湯の郷」

2018-02-27 00:42:32 | お出掛け日記

ラッタ君とお風呂に行ったら、やっぱりルート君とも行くよね。

「縄文温泉/志楽の湯」に行きました。」と続けて書いています。そちらもよろしくです。

 

21日水曜日は、ルート君の土曜代休の日でした。

それで二人で野田市にある「湯の郷」に行ってみました。

 

ここは温泉ではないかも知れません。だけど炭酸泉で、逆に、・・逆にと言うのは、ひとつ前に書いた「縄文温泉」と比較してと言う意味ですが、ここはなんでもあるのが楽しいところでした。いろいろな種類のお風呂がありました。お風呂の外にはマッサージ機があったけれど、入浴中のジェットバスを渡り歩くだけで十分な感じです。

岩盤浴は横浜の龍泉寺みたいに種類はたくさんないのですが、じっくりと休むように堪能出来て良かったです。

ルート君は無口な人ですが、それでも一緒にお風呂に行くのは楽しいです。

 

お昼。

下のはルート君の。

美味しかったのですが、ルート君には足りなかったみたいです。それで私のご飯の半分は彼にあげてしまったので、

帰るころにはお腹が空きすき。

 

帰りに、来る時に見つけたお店に寄って(オランダ屋)でお菓子やらケーキを買って帰りました。

 

私はこれ。

 

 春のモンブランだったかな。

 

野田市で行ったのは「ほのか」とここ「湯の郷」。

両方とも気に入っています。


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「縄文温泉/志楽の湯」に行きました。

2018-02-27 00:01:03 | お出掛け日記

※ ブログを自分の備忘録として考えるならば、いろいろ書き逃してそれがストレスになりそうなので、ちょっと多めに更新して「備忘録的役割」を果たさせようと思います。今から寝るまでにいくつ書けるかな ?

だいたいいつも大した事はないのですが^^;

 

以前お友達が東京周辺の温泉の湯と言うような内容の本を、私に見せてくれました。

その時、ちょっと心に引っ掛かっていたのが「縄文温泉志楽の湯」だったのです。

なんたって名前がイイじゃないですか。

ネットの評判も良くて、期待値もあがり、姉妹プラス母、そして横浜で暮らすラッタさんとの6人で先週の18日に行きました。

 

川崎からの南武線沿線矢向にある「志楽の湯」は横浜から普通の距離だったと思います。普通の距離と言うのは意外と近い !

が、私には横浜の実家に帰るのと同じくらい遠い。

なんか損をしたカンジ。^^

 

「縄文温泉」は街の中、住宅街にあります。それでなのか、最初の地図の見方を間違えて、危うく一族もろとも「たどりつけない女'S」になる所でした。

「あっ、ちょっと待って。なんか違うみたい。」と妹と地図を確認し、いざ行こうとした時に時計を見たら、遅れてくると言っていたラッタさんが着く時間になっている事に気が付いて、待っていてあげようと言う事になりました。

えっ、じゃあ、最初は待っていてあげないのかと思うでしょう。どう考えたって薄情ですよね。

それは寒くて母も一緒だったし、時間厳守で来ない方がいけないのよと言う雰囲気で先に行く事になってしまったのだけれど、やっぱり私的にはそれは間違っていたと思う。だって彼は私の大事な家族なんですから。もしそのまま行ったら、私の中で悔いが残り楽しい以外の想い出を残すところでした。

そしてやはり待っていて正解でした。なぜなら地図を見直して行こうと思っていた道が違う事が分かったからです。

結局遅れて来たラッタさんに地図を送っておいたので、彼に案内されて行った感じになったのですから。

 

だけど情けないですね。

よく女は地図が読めないと言うけれど、それは違うといつも思っているのです。いつも私が「たどり着けない女」をやってしまうのは、地図を見ないで勘でフラーッと歩き始めるからだと。(たどり着けない女は、結局はたどり着くのですが、予想外の時間を要する人の事です。)

でもこんな事があると、自信がなくなりますね。

 

さてさて、たどり着いた「縄文温泉志楽の湯」は、本当に古さがウリの落ち着いた雰囲気の素敵なお風呂でした。

だけど何も無いと言うのも本当です。

スーパー銭湯に普通にある、ジェットバスも電気バスもなければ、塩サウナもありません。ましてや岩盤浴などもありません。それからマッサージチェアも無し。なんだかその何も無いと言うのが、ここはそこが良さのポイントのような気がしてしまいました。

 

 

何も無い割には楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。

お風呂でののんびりタイムはもちろんですが、お食事タイム、ソフトクリームでおやつタイム、お昼寝タイムと時間はいくらあっても足りない感じでした。

 

だけど日曜日でしたので、夕食に間に合うように帰りたかったので、4時ごろそこを後にしました。

川崎駅で皆と別れたのですが、母と姉とラッタさんは同じ方向です。

おばあちゃんとおばさんとラッタさん。

なんだか私はその姿を見て、安心と言うかほっこりするような気持ちになったのでした。

やっぱり一族のイベントは大事だなと思いました。

次は何処に行こうかな。何をしようかな。

 

そして家に帰ったら、6時からのBS大河が始まったところでした。

ただいま~と夫殿と猫たちに言う私。

 

おそばが有名らしいです。他にもあんきもを食べたり、カキフライも食べたり・・・♪


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選手の皆様、ありがとうございました。

2018-02-26 02:19:57 | 梢は歌う(日記)

毎日、「ピョンちゃん、ピョンちゃん。」とテレビから聞こえてくると、うさぎが跳ねているかのような気持ちになって、楽しく感じていました。

本当は、オリンピックが始まった頃は、このオリンピックは政治色が強く感じられて、開幕式も安倍さんは何しに行っているのだろうかと、微妙な気持ちになっていたのです。国が分断されている韓国の北と南が同じ席に座ろうと感動するような意味合いでもないのも悲しく感じられました。そのせいか、日本の選手が頑張っていたと言うのに、まったく興味も持てなかったのでした。

だけどそんな私の気持ちをすべて吹き飛ばしてくれたのが、やっぱり男子フィギュアの羽生君の演技の素晴らしさだったのでした。

「SEIMEI」と言う音楽と衣装も本当に素晴らしくて、あらゆることに完璧でしたね。

 

やはり純粋なる力の前には、つまらないことなど消し飛んでしまうものなのですね。

 

本当に毎日毎日、楽しかったです。

 

もちろん感動を頂いたのは羽生君からのみではありませんが、真夜中更新ゆえ丁寧には書けないので申し訳ありません。

 

今日、夫と話している時に「そうだね。」と言う事があったのですが、思わず「そだねー。」と言い直してしまいました。

だって私、ミーハーな人なので^^;

 

選手の皆様、感動をありがとうございました。

 

そして3月8日から18日までパラリンピックが始まりますね。

 


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今年のお雛様は

2018-02-24 00:58:26 | ちょっと楽しいつまし...

お友達から「お手玉うさぎ」の作り方を習いました。

お手玉うさぎのお雛様です。

うさぎと聞いて、お口辺りをミッフィー風にしてしまいました。

 

毎年飾っている私の土鈴のお雛様は、今年は何処に飾りましょう。

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衣笠警視庁副総監 !!!

2018-02-23 00:00:16 | ドラマ(相棒)

大杉漣さんの訃報は本当にショックで、今も信じられないような気持ちでいっぱいです。

なんと言っても突然すぎて、そして66歳と言う若さ、悲しすぎます。

 

昨日は「相棒Season16『17話騙し討ち』」を見ました。その流れで「報道ステーション」がそのまま掛かっていたのです。

キャスターの方が

「最初に訃報です。『相棒』にも出演されている・・・」

「えっ、ええっ、誰 ?」

と、ドキリとしました。誰の名前が出てきても、私は凄く吃驚したと思います。それでも次に大杉漣さんの名前が出てきた時には、何かの間違いではないのかと思ってしまいました。

本当に唐突過ぎたからです。

 

急性心不全・・・・

朝になって、それってどんな症状なのかと調べてしまいました。そうしたくなるくらい戸惑いがあったからなんです。今は60代なんて若いと言われる時代だと思うんです。なぜ大杉さんはそんなに若く亡くならねばならなかったのか。若いと言っても30代や40代の時とは違うのは当たり前です。売れているからこそ、どこかで知らずに無理をしていたのかしら。

そんな風に思っても、意味のない事ですが。

 

彼を見ないドラマシーズンはありませんでした。だからきっと皆さんの思い浮かべるドラマや映画の中の大杉さんは、皆それぞれではないでしょうか。テレビなどで多く紹介されている北野作品の大杉漣さんは、北野作品をほとんど見ない私には、あまりなじみのないものです。

そしてあれにも出ていたなあ。これも好きだったなあ。そんな風に思うのですが、私はやっぱり「相棒」に今出演中で、きっとこれからも出演され続けたであろう衣笠警視庁副総監の事を、深く思ってしまったのでした。

彼はまだまだ「相棒」の中ではこれからの人だったと思うんのです。

甲斐峯秋と対立していて、特命係も鬱陶しいと思っている人。そして心の奥底では特命係に恨みを持っている青木をコネで警察に入れた人。その青木の親とも懇意。このシーズン中、唯一家族を登場させているのも彼だけ。

特命係の(今のところ)の敵。でもこの先は分からない。

憎たらしい感じもし、だけど完全には憎めないキャラだったりもして、本当にどうなっていくのかといろいろとドラマを生み出していける立ち位置に居た役だったと思うのです。

だから本当に本当に残念です。

 

この「本当に本当に残念」というのは、ドラマや映画を作る人それらを見る人にとっては共鳴していただけるお気持ちだと思います。

それでも逝く方のお気持ちを今生に残すような事を言ってはいけないのですよね。

 

今までありがとうございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

  ※        ※       ※

 

「衣笠警視庁副総監~ !!!!!!」

 

(ふざけていません。「相棒」ファンとしての見送り方もあるかなと・…あっ、なんか涙が出たなあ)

 

 

 

 


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逃げる女といがぐり頭

2018-02-21 01:50:31 | 梢は歌う(日記)

街を歩くと、時々驚くような何とも説明のつかない出来事に遭遇する事があります。またはさりげない面白いシーンとかにも出会える事もあるでしょう。

まさに昨日のささやかな出来事がそれだと言えるかもしれません。

 

昨日は朝一番で予約してあった病院に行きました。病院と言っても皮膚科で、ご心配なくです。

病院に向かう道に大きな横断歩道があって、そこを歩いて渡っている時に、ひとりの年配の女性が私を足早に抜いて行きました。私は時間に余裕があってのんびりと散歩気分で歩いていたので、後ろから来た人に抜かされようが別に構わなことだったのです。

ところがその人、抜きざまに、私の顔を振り向きながらジロって見たのです。振り向いたら後ろの人と目が合うなんて事もあるでしょう。ところがその人、二度も三度も振り向いて、あからさまに上から下までじろじろと見るんです。横断歩道でですよ。

もう絶対に挙動不審です。

普通だったら、思わず鏡を取り出して、口紅とかが大きくはみ出しているのかしらとかコートの後ろが大きくめくれていたのかしらとか不安になるレベルです。

だけどたまたまその日の朝は電車の中で友人と会い、短い時間を楽しくおしゃべりして別れたばかりだったので口紅の心配はなかったのです。コートの裾は思わず確認してしまいました。こちらもセーフ。

いずれにしても、失礼の極みです。何かあったとしてもです。

思わず私、言いました。

「どうかなさったんですか ?」

「なんですか ?  」って。

返事もしないで、また振り向くもんだから二回も言ってしまいました。

それも私、私が中学生だった時代に流行っていた「何、ガン飛ばしてんだよ~ !!」みたいに言ったわけじゃなく(知ってます? ww)って普通に聞いたんです。

だけどその人、横断歩道を渡り切ったら、その人チョーハヤハヤですたこらさっさと歩いて行きました。

しかも何度も振り返りながらですよ。返事もしないで、謝りもしないで。

 

何あれ !?

要するに逃げているわけ?

失礼な態度に、「なんですか ?」って私が言ったから ?

気持ち悪い人だなあって思いました。だいたいジロジロの理由は不明のまま。

 

しかもおばあちゃんの癖に足が速くて、あっという間に100メートル以上先に行ってしまったのです。

ずっと先に行ったので、私もホッとして、なんだったんだろうかと思いながらずっと先に行ったその小さくなった姿に目が行った時、またその人は立ち止まり私の方を振り返って見たのです。

その人から見たら、「ここまで来れば安心ね。」とか思っているのかしらとか思うと、はぁああってため息が出そうになりました。

妄想癖のある人なのかしら。それとも私が何かに取りつかれていて、あの人にはそれが見えちゃったとか…って私が妄想してどうするんだ。

 

ああ、だけど、今これを書いていて、ちょっと怖くなってしまいました。

だって私、背が低いので、それは要するにコンパスが短いって事で、そういう意味では足が速いとは言えないのですが、近頃お出掛けも多くしかも歩きで生活しているので、意外と一般的な足の速度は持っていて、そんなには遅くないつもりなんです。その時も私、散歩気分でと書きましたが、気持ちはのんびりでも普通に歩いていたんですよ。

なのにあの人、あっという間にずっと先に居たんです。しかも走っては居ないようだったのですが。いや、走れないでしょう、普通。

じゃあ、私の方が見えない人を見ちゃったとか・・・ね。怖い怖い。

 

 

昨日はW病院の日。午後からは歯医者に行きました。

その帰り道、誰も歩いていない道で小学生の子供とすれ違いました。

その時ふと、先日の教育懇談会での地域の校長先生が言った「挨拶が出来てない。」と言う言葉と、一緒にボランティアをやっている方の、やはり挨拶が出来ない子供の話を思い出したのです。

「そうかなあ。」と私は思いました。ときどき私は子供の方から可愛らしい挨拶をしてもらって、幸せな気持ちになった事がたびたびあるからです。それに私の方も、すれ違うたびに挨拶なんかはしませんから。

だけど挨拶されたら、挨拶をするのは普通の事ですよね。

ふとその事を思い出したのと、本当に誰も歩いていない寂しい道だったこともあって、私はそのひとりでとぼとぼと歩くいがぐり頭のすれ違った子供に、

「お帰り~」と言ったのです。

 

その子がどんな反応をしたと思いますか ?

 

なんと !

唇を前に突き出してチョー変顔をしたんです。

思わず私の頭の中で、校長先生とボランティア仲間の言葉がリフレインしてしまいました。

 

でも私、だてに二人の男の子のお母さんや多くの子供たちと触れ合ってきたわけじゃないんですよね。

あまり動じないんです、そう言うの。

だから私もチョー変顔で挨拶を返してやりました。そして言ってやったのです。

「おばちゃんの勝ね。」って。

「違う。僕の勝だ !」と少年は言いました。

「ううん。おばちゃんの勝よ。」と私は言って、さっとその場から立ち去りました。

後ろから

「僕の勝だからね。」って言う声が聞こえたけれど、もう振りむいてあげませんでした。

なんだかおかしくて笑いが込み上げてきました。

 

だって私の勝ですよ。

君から声を引き出したのですからね。

 

 

何もないように見える日だって、本当はそんな日などないんだって私は思っているのです。

 

だけど昨日姉は娘と孫を連れてシャンシャンを見に行くと言うスペシャルディーでした。(羨ましい。)

すぐ下の妹はやはり病院の検診で半日を費やしていました。

一番下の妹は、ネットでマッサージ器を買ってもらったとかで画像を送ってきました。

私もダブル病院以外にも花を買ったり家で映画を見たり、夜は仕事。それなりの楽しい一日でした。

 

 

 

 

 

 

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ドラマ「荒神」を見ました。

2018-02-20 23:05:36 | テレビ・ラジオ

ちょっと遅れて見たドラマの感想を書いてます。

 

時代劇でありながら、怪獣もの。

怪獣映画で育ったような私ですから、見なきゃって思いました。(笑)

怪獣と言うものには、その誕生の秘密があるようです。大概が生物の突然変異や宇宙からの飛来などのSF的なものが多いと思います。

それが時代劇になるとどうなるのか。やはりそこは一番の興味のあるところでした。

 

だからなのか私、「荒神」を見て思ってしまったわけなのですが、これはやはり大きさがビッグな妖怪なんじゃないのかって。「どろろ」の百鬼丸が出てきて闘っても違和感ナシ。

土をこね、そこに沢蟹やヤモリの死骸(不正確)を山のように混ぜ込み、そして人々の怨念のこもった生き血をささげる。それは血のみではなく命さえも。何人も何人も・・・・・。

こういう流れから生まれ出たものを、人は妖怪と恐れて来たのではなかったのかしら。もしくは「神」と敬ってきたのかもしれません。

そう言ったものに命を吹き込む一族が出てくると言うのも、いかにも不思議。

と言う事は、これはファンタジーフィックションの、SFって事だったのかもしれませんね。

 

まあ、ジャンルはどうでも良いことかもしれませんが、その怪獣が襲ってくるシーンは迫力があり、見た目も不気味で恐ろしく見ごたえがありました。人々が襲われるシーンも怖かったです。

 

また兄妹の、切ない物語も良かったです。

自分から遠く離れていくのならいっそと刃を向けてしまった妹。その想いに応えるように、血まみれになりながらも禁断の愛の一線を越えてしまった二人。

朱音は、その時に怪獣に命を与えてしまったと思い込みます。その罪が命を・・・・。

だからあの怪獣は私の子供ですと言うのですが・・・・。

もしも最後の仕上げとして、その一族の者の契りが必要だったのならば、それはそうならざるを得なかった運命の罠だったのに違いありません。

その罪におびえ、今も慕いながら、その距離を置こうとする妹に対して、兄は今も妹を思っているのです。生きるよすがと。なんかちょっとドキドキするようなものがありました。

 

だから欲を言えば、もっとしっとりとじっとりと描いて欲しかったです。朱音は拒むばかりでなく、時には揺れる心と言うシーンもみたかったです。

それなのに最後は、宗栄に気持ちが向かうみたいな展開だったら、「キャー」とかなったかも。

お兄ちゃんは結構あっけなくて、勿体ないような気もしてしまいました。

まあ、それは勝手な事を言ってるだけですから^^

(良いと言いつつ、さりげなく文句も言う。)

 

でもはっきりとちょっとなと思う事もないわけではないですよ。

やっぱりざっくりで良いから、絵師以外の後日談はやって欲しかったです。弾正の妻の音羽は朱音の代わりに村に残ったようですが、彼女の兄などはどうしたと言うのでしょうか。

また敵対していた香山藩の兄妹の一族を追い込んだ藩主はどうなったと言うのでしょうか。

「ロミオ&ジュリエット」のように長年の争いをやめたのでしょうか。それともまた人々が無益な戦いを始めた時には、再び荒神は現れるぞと言う事なのかも知れません。

あの一族の血と力は弾正の子供の一の姫に引き継がれたようですから。

 

 

・・・・・

荒神
宮部みゆき
朝日新聞出版

 

新聞掲載時の挿絵がこうの史代の物だったのですね。荒神の絵物語。ちょっと素敵じゃないですか。

荒神絵巻
こうの史代,宮部みゆき
朝日新聞出版

・・・・


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相棒16/第16話「さっちゃん」

2018-02-19 01:26:04 | ドラマ(相棒)

※ ドラマの感想を遅れ気味に書いています。

 

ライターの真野勝成さんは、ミステリー部分がどうのこうのと言うよりは、人間ドラマ部分が結構好きなライターさんです。「右京さんの友達」なんかは、かなり好きな作品です。

反面、真野さんは彼自身の中の「相棒」ワールドがあるのかなと、常々感じていたりもするのです。それは彼がレギュラーをいじると、今までテレビ画面のこちら側から作り上げてきたキャライメージを変えざるを得ないと言う点からそう思うのです。その最たるものは、陣川さんの「陣川という名の犬」など。

今回の月本幸子。

いや彼女は、あんなキャラだろう、もともとはと思われると思います。本当は結構過激。そこはそう思っているからいいのです。

でも右京と幸子の関係は、あのようにはっきりさせるところじゃないと思うんです。中には二人は「本当は・・・」みたいにあまり二人も視聴者も意識していなくても、そうかってに漠然と思い込んでいた人もいると思うのです。

「微妙なイイ感じ」、そこは触られたくなかったなあ。

 

シーズン4「ついてない女」シーズン6の「ついている女」シーズン10「つきすぎている女」は古沢良太さんの脚本。

それでも真野さんワールドの幸子さんを描きたかったのかしらなどと、本編とはあまり関係のない事を推理してしまいました。

田村が出てきてそこは嬉しかったし、秋の上野でのロケも素敵でした。

烏丸は運が悪い男、言うなれば「ついてない男」でしたね。

 

 

あらすじ「相棒」HPより

消費者金融で乱闘騒ぎがあり、社員の男性一人が死亡。乱闘を仕掛けた烏丸(池田成志)という男が刺され、意識不明の重体に陥るという事件が発生した。烏丸は最近、花の里の常連客になり、幸子(鈴木杏樹)とも親しくしていた人物だった…。
事の発端は三週間前にさかのぼる。ふとしたことで幸子と知り合い、花の里に通うようになった烏丸。何者か気になった亘(反町隆史)が調べると、彼は元暴力団員で傷害の前科があると判明。しかし、20年以上前に足を洗ってプロボクサーとして活躍し、引退後は肉体労働で汗を流しているという。幸子と烏丸が意識し合っていることを察した亘は、静観している右京(水谷豊)を尻目に、二人の仲を取り持つ。そのデート中、チンピラとトラブルになった烏丸が逆上し、相手にけがを負わせてしまう騒動が起きて…!?
烏丸はなぜ、無関係な金融会社で乱闘騒ぎを起こしたのか?
右京と亘が真相を探る中、幸子が決意の末に大胆な行動を!
それぞれの過去の呪縛が翻弄する大人の恋の行方は!?

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相棒16/15話「事故物件」

2018-02-17 10:51:07 | ドラマ(相棒)

何とはなしに、「相棒」の感想が抜けました。

「相棒」の感想は抜ける時もあるのですが、ここ数年のシリーズでは内容が薄くても一応皆勤(たぶん)ですので、ちょっと簡単に「見たよ的メモ」を書いておこうと思います。

ラストに事件解決に満足した幽霊が出るじゃないですか。ちょっとその時、もういいかなと席を立ってしまって、私は見逃したのですが、夫が見ていて

「やっぱり出てくると思った。」と言いました。

意外とカイトの時から「相棒」は大河ドラマ同様に霊的体質なのですよね。

でも私、それを聞いて出てきたのは写真のお母さんかと思ってしまいました。

「違うよ。殺されてしまったお爺さんだよ。」と聞いて、そりゃ、真相が分かって満足したのは、被害者で当たり前の事ですが、そこにはもう一人この結果に満足した人がいたと思うのですよ。

それは上にも書いた、ホームレス青年(おじさん?)のお母さんだったような気がするのですね。

幽霊は奮発して、二人出して欲しかったかも。被害者とお母さんが目を合わせて微笑む。右京と亘の後ろで。

と言う方が、私好みだったかも。

って、あなたの好みはどうでも良いって言われそうですね。m(__)m

 

これ、元ホームレスの東大寺(勝矢)がいい味出して、お話自体も面白かったですね。ご遺体の埃の付き方で、犯人に気が付いてしまうあたりは 久しぶりに右京に感心させられるところであったと思います。

ただね。

犯人が、イヤでしたよね~。

おじいさんが可哀想でしたよ。

まあ、ああいう親たちで子供だけ良い子って言うドラマもたくさんあるけれど、これは蛙の子は蛙的だったと言う事なのかな。

娘だけはまともで良かったですね。

 

あらすじ。HPより。

パチンコ店の景品交換所で400万円を奪った男が、逃走中に事故死する事件が発生。その金をネコババしたホームレスの東大寺雅夫(勝矢)は、老人が病死したという“事故物件”を借りる。と、金を隠そうと開けた天井裏から、『この手記が発見される時、私はすでに殺されている』から始まる不穏な手記を発見する。筆者は、大手家具メーカーの会長・矢部泰造(勝部演之)で、『犯人を見つけた者には謝礼を支払う』と書いてあったことから、東大寺は密かに犯人捜しを決意する。いっぽう、消えた400万円を捜索していた右京(水谷豊)亘(反町隆史)は、「最近、羽振りがいいホームレスがいる」という情報を得て、東大寺のアパートを訪れる。東大寺が何か隠していることを察した2人は、周辺の情報を収集。すると、元の借り主である泰造の一族が相続を巡って揉めていたことが判明。親族一同が暮らす矢部邸を訪ねると、門前には挙動不審の東大寺の姿があり…!?

不穏な手記を残した資産家は病死か、他殺か?
遺産を狙う“華麗なる一族”には裏の顔が!

ホームレス探偵と右京、推理合戦の行方は…!?

視聴率は16.9

 


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