森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「ブレット・トレイン」

2022-09-30 02:07:33 | 映画

9月22日に見て参りました。

『作家・伊坂幸太郎による「殺し屋シリーズ」の第2作「マリアビートル」を、「デッドプール2」のデビッド・リーチ監督がブラッド・ピット主演でハリウッド映画化したクライムアクション。』映画.comより

原作が「伊坂幸太郎」と聞いただけで、「行かなきゃ !!」という気持ちになりました^^

「殺し屋シリーズの第2作」ならば、1作目は「グラスホッパー」になると思うのですが、先日それはテレビで見て、そしてちょうど今、原作も読んでいる所なんです。

この「殺し屋シリーズ」は3作あるのですね。3作目は「AX  アックス」。

 

舞台は日本・・・・・・と言う名で、そんな雰囲気を醸し出す、別のどこか・・・・・・・って日本人なら思ってしまう・・・(笑)

品川と言う名前の別の駅、京都という名の別の都市

新幹線らしき別の弾丸列車。

だけどそんな事はどうでも良い事なのだと思えてしまいます。

だってブラピの映画だもん。

 

お話は本当にもうハチャメチャです。だけど伊坂幸太郎が原作なら、最後は何とか丸く収まるんだろうと思いつつ見ていました。

そしてハチャメチャは続き、「ふふふ」「ハハハ」と笑ってしまいましたが、ちゃんと成るようになりました。

かなり・・・・・・・(昨日、「かなり」と書き込んだところで、寝落ち。一晩経ったら、「かなり」の後に何を書こうとしたんだってなってます。いや、いったいなぜ「かなり」で止めたんだ、私。)

最終的には、殺し屋さんばっかしが乗っている電車になってしまうわけですが、(あっ、「電車」って書くと、やっぱりスピード感が無いですね、)その殺し屋さんたちも、皆それぞれの人生が背景にあって、あっけなく死んでしまったりすると、哀しくもなってしまったりもするのでした。

誰が死んで誰が生き残るのかはかきませんが、私的には「レモンとミカン」は好きでした。

字幕で「ミカン」と書いてあったので、そう呼ばれているのかと、勝手に思い込んでしまいましたが「タンジェリン」でした。

そうすると、なんとなく「マンダリン」「タンジェリン」「ミカン」の違いに、心の中で拘ってみたり・・・・・。

「ミカン」はそのまま「ミカン」で世界流布して欲しいものだと、思ってしまいました^^

 

話が横道にそれました。

私はこのお洒落な感じのミカンが気に入っていました。この人「キックアス」の主人公だった人なんですね。

どうりで・・・・。

魅力的な人だなって思っていました。

 

それから真田さんの扱いが、チョー適正と言う感じがして嬉しかったです。というのも、私的には「アベンジャーズ」の真田さんは、ちょっと気にいらなかったから。

ただネチネチのお父さんだなと思ってた^^

「あの時お前は、どうしてあの子をひとりにしたんだ。」と電話までかけて責めて来るのですものね。

でもそのおかげでという所もあり。

 

ブラピ、何でもできるんだなぁと、好き度がまた上がりました。

面白かったです。ど派手だしね。ここまでは日本では作れないと思います。

ちょっとプリンス、ラストに「えっ !?」となったけれど、何か凄く納得した感じ。そこは原作はどうなんだろうかという所です。

思わず図書館に予約を入れてみたら19人待ちでした。

皆考える事は同じなのでしょうか(笑)

 

下の記事が面白いです。

 

【ネタバレ解説】「ブレット・トレイン」がもっと面白くなる! 殺し屋キャラまとめ、原作との違いなど9の裏話


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鎌倉殿の13人 第37回「オンベレブンビンバ」

2022-09-27 01:37:07 | ドラマ (大河)

先週、次週の予告にこのタイトルが出た時に、思わず「はぁ?」となりました。

近頃は横文字言葉や若者の言葉がますます苦手になっていく私。

このような言葉が、巷に普通に語られているのだろうか !?

その時、ふと同義語のように頭に浮かんだのは、昔見た「世にも奇妙な物語」で草刈正雄氏が演じた「ズンドコベロンチョ」。

一回観ただけなのに、インパクト大 !!

考えてみると、あれ、凄いです。内容も言葉も忘れられないものね。

こちらは、予告編を見ただけでは覚えられずだから、今のところ、同義語のようにと書いたけれど、そうはいかないかも・・・・。

 

で、えっ、なに?

「ズンドコベロンチョって何かって?」

えっ、嘘 !

まさか 知らないなんて !?

いや、嘘うそ。 意地悪で言っているのではなくて、そういうお話なのよ。一応→

 

またも関係のないお話から長々と書いてしまいました。

実は、ここまでは、本編を見る前に書いていました。

だから違和感のある書き出しに感じた方もいらっしゃったかも。

 

本編を見た後、このタイトルにどう感じるのでしょうね。

ちょっと楽しみです。

 

※        ※       ※

見ました !!

※        ※       ※

 

まさかそれが大姫の「良い事が起きる呪文」の思い出せないいいかげんバージョンだったとは!!

北条の一族が集まって、ああではなかったかこうではなかったと、みなその呪文を思い出そうとしていたシーンは、本当に楽しそうで、だから逆に切なさがいっぱいになりました。

これ、本当はナニナニと長澤まさみさんが教えてくれたのですが、聞き取れなかったんですよ。だけどツイッターで全成さんが教えてくれました。

『実衣ちゃん それは 「♪オンタラク~ソワカ~♬」 だったんじゃないかな? 確か。。』って。(by新納慎也)

 

そしてまたみんなでワイワイしながら、茄子を植え替えるシーンにも同じような事を感じました。

野菜と北条・・・・。

昔、地域の権力者に(雑な言い方)に土産に野菜を持って行って、馬鹿にされてた時があったじゃないですか。

あの頃、北条はさしたるものを持っていなかったけれど、家族で笑い合う毎日だったよなと、思い出すのがつらかったです。

 

時政はりくに負けて、彼女の策略に乗ってしまいます。彼にとって、彼女はとっても大事な人だったから。

事を起こす前、彼は「やっておかなくちゃならない事がある。」と言って出かけてきたのです。

彼のやっておくべきことは、家族との別れだったのかも知れません。

お酒を飲みながら、ブツブツとその言葉を唱えていた時政。

この楽しい団欒の時に、彼は心から我が子たちの幸せを祈っていたのだと思います。

 

よもやよもやの「オンベレブンビンバ」でしたね。

 

三谷さんはこのドラマのタイトルでは、ほとんどが二つの意味を持たせていますよね。じゃあ、もう一つは・・・!?

それは先週、予告編が流れた後、ツイッターで活発になされた推理合戦。二つ目の意味は、やはりそのツイッターで流れてきたアレなんじゃないかなと思うのです。アレと言うのは、それはイタリア語で「ombre per un bimbo」その意味は「愛する子どものため影」という意味。

なんだか胸が熱くなりますね。

 

今週も見所がいっぱいでした。

思いついた順に書くと、

政子と千世とのえの女子会。のえの話し方がおばさんっぽい。なんか下品な感じ。

小骨が取れない鎌倉殿。

全成の息子君が登場とその恨み節。

餅、触り過ぎのトキューサ。

後鳥羽上皇に、その後の畠山の事を聞かれた時の平賀朝雅の顔。

後鳥羽上皇の似絵の上手さ。

「よくまた裏切ってくれたな。」の三浦義村。

もう時政の言いなりにはならなかった鎌倉殿。

 

そして

いつも和田殿の所に逃げ出す鎌倉殿。

その和田殿の「武衛」発言。

もう嫌な予感しかしないのですが。

 

また「鎌倉殿の13人」の最終回は、12月18日。

10月9日はトークスペシャル番組なんですって。

10月2日は「時を継ぐもの」


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横浜の昼と夜

2022-09-25 02:43:44 | お出掛け日記

なんだか思わせぶりなタイトルですが、要するに、9月16,17日「月一実家帰り」の時のお昼ご飯、晩ごはん、やった事の記録です。

ちょうどお昼ぐらいの時間に関内駅に着き、星子さんのリクエストの喫茶店に着きました。

そこは横浜スタジアム前の「大学院」と言うお店でした。

ちょっと名前に吃驚しました。

名前だけだと、ちょっとお洒落と言う感じがしなかったからです。

 

だけど中はレトロな感じの落ち着いた、いい感じのお店でした。かなり有名なお店らしいのです。

ランチのエビフライも

珈琲も美味しかったです。ただここの珈琲はモカベースらしく、けっこう酸味が効いた味だったんです。実は私、珈琲は酸味より苦味の方が好きなので、ここの珈琲と相性抜群だったかと言うと、そうでもないと答えると思います(心の中で^^)

だけど星子さんは酸味派なので、かなり気に入ったようです。

だけどいいお店だったので(ランチが美味しかったので、他のメニューもチャレンジしたいかな。)、また来たいと思いました。

それにこのお店、奥の部屋に見どころポイントがあったようなのです。「特別室」と言うものが合って、凄くゴージャスみたいなんです。でもそこを見なくてもかなり満足したので、「いつかまた行く」の「いつか」はすぐじゃないいつかだと思います。

このお店を後にして、バスで「三渓園」に向かいました。

 

「三渓園」に行きました。

 

そして「三渓園」を後にして、今度もバスで横浜駅に戻ってきました。

夜は五番街をウロウロ。

夕食のお店を探しました。

横浜の夜は、ここはと思うお店は、たいがい予約なしでは入れない事が多いのです。

前にラッタ君と行ったお店・・・・・入れませんでした。

前にみんなで(姉妹とラッタ君とで)入れなかったお店、今回、入れました。

「俺のフレンチ」

前は立食フレンチだったと思いましたが、今はコロナ禍のせいなのか、ちゃんと椅子席になっていました。

音楽演奏もあって、かなりゴージャスな夕食になりました。

 

最後のチーズリゾットの写真を撮り忘れました。みんな二人でシェアしたのですが、それでもお腹がいっぱいになってしまいました。

最後のリゾットは要らなかったかも・・・。

モヒート1杯で顔が赤くなり、その後はウーロン茶。本当にお酒に弱くて悲しいです^^

 

9時半ぐらいに解散し、私は実家に帰ったわけですが、星子さんは家に帰ったわけで、凄いなぁと感心してしまいました。

 

10時くらいに家に(実家)帰り着いたら、全員寝てました。

いつもは起きて待っていてくれる姉の蝶子さんも、昼間足に打ったステロイドが全く効かずに、それもショックだったのか逆に体調が悪くなり、早々に寝てしまったのでした。

私も来るからと、痛みを軽減してルンルンで私を迎えてくれようとしたに違いありません。

起きていたら、一緒にアイスなんかを食べながらお喋りしようと、途中でシロクマを買っていったのですが、それを冷凍庫に放り込んで一人で寝る準備です。

だけどテレビ前に置いてあるリモコンは、そのテレビのリモコンではないし、エアコンはコンセントから入れなくてはならないし、それでもシャワーを浴びてのんびりしようと思ったところに、母が起きて来て

「いつ来たの ?なんでこんな遅くになったの ?」と聞くので

応えようと話し始めたら、

「なーんにも聞こえない。」と手を振って去って行く母。

あっ、補聴器外してるんだから聞こえないよね。と思いつつ、じゃ、聞くなよ~!!

って、思った私(^_^;)

 

16日と言う1日が、いろいろあって楽しくて寝付かれませんでした。

だけど・・・・。

姉妹(スノウさんと名都さん)とラッタさんの時、入れなかった『俺のフレンチ』。その時、5番街の外れに行き、イタリアンのお店の2階だかにみんなで入り、2階は私たちの貸し切り状態で、みんなではしゃいでいっぱい食べて飲んで楽しかったね。あれはラッタさんの誕生日祝いも兼ねていたような気がするの。

だけど翌年、ラッタさんと二人でそのお店に行ってみたら、もうそこはなかったんだよ。

あの時に入れなかったお店に、今日、行ったよ・・・・。

なんだか私は、ちょっとだけセンチメンタルな気分になって、いつものように深夜族、やっていました。

 

家事をするのも大変な状態になっていた蝶子さん。

私にも何もしなくていいよと言ったけれど、それじゃ来た甲斐がないなと、予定通り段ボールに入っている写真の整理をし始めました。

お昼は、

 

食べたかったので、嬉しい~。

 

夜はラッタさんの街で、一緒に夕食を。

最初からカシスウーロンです。

ウーロン茶って、本当に酔いを抑えてると思われるので、凄いなって思います。

 

 

 

ふたりでシェア。3つも食べてしまってから写真を撮る私。この後にちょっとだけ追加しました。

そしていつも通り、最後に珈琲タイムを持ってから帰りました。

またも家に帰っても、静まり返った家。

私はまたやる事をやって、写真の整理の続きをひとりでしました。

そのために来ているからね。

でも大量にあり過ぎて、取っておく写真と捨てる写真に振り分けて終わり。それでもビニールのゴミ袋1杯のゴミを出し、段ボール二箱分は片付けました。どうもあと10箱分ぐらいあるらしい・・・・

父はまったく少しは処分してから死のうなんて、露ほども思ってなかったなと思います。

私には私たちみたいな娘もいないので、今からボチボチやらなくちゃなって、本当に思います。

またも深夜の3時に就寝。

 

翌朝は豪雨。

だけどスキマを狙ってびゅっと帰りました。

なんだか上手くいって、タイミングよく傘もささずに帰れたのですが、電車に乗っている間に激しい雨になり、またバスに乗っている間に振っていた雨が、降りる頃に止み、家に着いたらまた土砂降りと言う、稀なる運の良さでした。

 

横浜の実家で出前館に頼んで届けてもらったガストのお食事。

昔はそのようなお天気だと、お店はガラガラだったと思います。ところが今は、頼んだお店から直接、「混んでいるので少々遅れます。」と電話が入るほどです。天気が悪いほど、忙しくなるのかも知れません。時代は変わったのですね。

雨の中配達してくれた人に、

「こんな雨の中、本当にありがとうございます。」と言うと、その若い人はにっこりと笑い頭を下げました。

 

楽しい3日間でした。

 

 

 

 


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「三渓園」に行きました。

2022-09-24 01:28:49 | お出掛け日記

何度も書き込んで必要もないアピールをしているようで、なんだか申し訳ないような気もする「月一実家帰り」。その時に、ついでに横浜で少し遊んでこようかなと思っている私です。

ところが姉が、なーんとなく言うには、「どっちがついでなんだか・・・。」

いや、そんな事はないですよ。

こっちがついでです(^_^;)

今回も、いつも遊んでくださる星子さんが相棒です。

その彼女の、前からのリクエストによって、「三渓園」に行って参りました。

 

「三渓園」は懐かしい場所です。

小学2年生の時に遠足で行きました。その頃は今は埋め立てられてしまいましたが、裏手が浜辺で潮干狩りも出来たのです。袋いっぱいに取れる子もいれば、私のように3つか5つくらいしか取れない子もいました。だけどそんなちょっとのアサリを、母は無駄にはせずにみそ汁の中に入れてくれたので嬉しかったです。

それで私にとって、「三渓園」は楽しい所と言う風に刷り込まれてしまいました。

ルート君が生まれて実家に帰っていた時に、小さな彼を母に預けて、夫とやはり小さなラッタ君と三人で、楽しい所と思い込んでいる「三渓園」に行きました。

この三人のお出掛けも楽しかったと言う記憶があるものの、何をしたのか何を見たのかまったく覚えていません。ただ帰ってみたら、母がルート君のミルクの量を間違えていてメチャクチャ濃いミルクをあげていて、吃驚し、一気に憂鬱になってしまったのです。このせいで記憶がすっ飛んだのかも知れませんね。

で、それ以来、「三渓園」には来ていません。

という事は30年以上って事ですね。

 

そして「三渓園」はやっぱり楽しい所でした。

今の私が好きな場所です。

正直な事を言うと、まるで何も覚えていなかったのです。

むしろ若いパパさんとママさんと小さな子供がやって来て、「楽しかったのかな ?」と過去の自分たちを不思議に思いました。

いいえ、たぶん私は昔から、こういう場所が好きだったのかも知れません。

 

それに今は子供たちが来ても楽しめる工夫もされているようです。

 

東京国立博物館でもやっていた、いま流行りの「謎解き」、ここでもやっていました。

上の画像は、もしかしたら私の手が映りこんでしまって、なにげに不気味な感じになってしまったかも。

この絵の中に亀は居ないのかしら。

ジーッ!!

居ないような・・・・

でも池には亀がたくさん居たのですよ。

蓮の花はやっぱり終わっていました。

それでもハグレは居ないかと、じろじろ見ていました。ハグレと言うのは、後からマイペースでポツンと咲いている花の事です。よそでは通用しない言葉ですが、私がそういうと、ちゃんと星子さんには説明なしで通じました。だけど土も乾いてしまっていて、ハグレの蓮もいなかったようです。

同じ事を睡蓮でしていましたら、ハグレ睡蓮を発見。

かなり遠い場所で、まったく綺麗に撮れませんでしたが、咲いていてくれてありがとうと思いました。

《鶴翔閣》結婚式場などに使われるみたいです。

今って、廃墟とか撮るのが流行ってませんか。「三渓園」は古い建物がいっぱい。でもちゃんと保護されているので、皆綺麗です。だけど探すと(実は何も探していません。目の前にありました。)、こんな場所にも行きあたるのです。

何気なく撮った《御門》

「三渓園」のHPの説明によると

『京都・平安神宮近くの寺院・西方寺にあった、江戸時代の宝暦5年・1708年ごろに造られた門です。三溪園には大正時代の初めごろに移築されました。
戦前、三溪園では、一般に開放されていた外苑に対して、内苑は原家の私的なエリアとして使用され一般の人は立ち入ることができませんでした。その境界にあった建物がこの御門です。この先にある臨春閣は当時、豊臣秀吉が建てた桃山時代の聚楽第の遺構とされ、「桃山御殿」と呼ばれていたため、この門も「桃山御門」、または「桃山御殿門」と呼ばれていました。 』

ちょっと悔しかった《臨春閣》

と言うのは、この場所の一般公開が、私たちの訪れた16日の翌日の17日からだったのです。だけど、特別招待客の先行見学会があったのか、開いていて中には人が。関係者以外はダメという事で、見張りの人が立っていました。別にみ針の人の好きを狙って入ろうなんて、露ほども思っていないわけですが、ちょっとだけ寂しい気持ちになりました。

でも私的には、外観でかなりの満足をしました。

《旧天瑞寺寿塔覆堂 (きゅうてんずいじじゅとうおおいどう)》

『天正19年・1591年豊臣秀吉が、病気から快復した母・大政所の長寿を祈って建てた、生前墓の寿塔を覆っていた建物です。』

遠くに見えるのは《聴秋閣 (ちょうしゅうかく)》

『徳川家光の上洛に際し、元和9年・1623年に二条城内に建てられ、のちに家光の乳母であった春日局がこれを与えられたといわれ、嫁ぎ先の稲葉家の江戸屋敷に伝えられていました。三溪園への移築は大正11年・1922年で、これをもって三溪園は完成となりました。』

この建物の横には、小川が流れ、秋には紅葉した木々に囲まれ、まさに秋を聴く庵と言う感じがしました。

その脇の道をフゥフゥと上っていくと、《月下殿》に出ます。

『徳川家康が慶長8年・1603年に京都伏見城内に建てた諸大名の控えの間であったと伝えられています。』

『原三溪の構想によって大正7年・1918年に建てられた、一畳台目、すなわち一畳と約4分の3の大きさの畳からなる極めて小さな茶室で、月華殿と連結されています。《金毛窟》の名前は、床柱に京都・大徳寺の三門・金毛閣の高欄の手すりの古材を用いていることにちなみます。 』

《天授院 (てんじゅいん)》

『鎌倉の建長寺近くにあった心平寺の地蔵堂の建物と考えられています。禅宗様を主体とし、全体に室町時代の様式が見られますが、修理の際に慶安4年・1651年の墨書銘が確認され、江戸時代の初めごろに建てられたことが明らかになりました。
三溪園には大正5年・1916年に移築され、原家の持仏堂として用いられました。天授院とは、三溪の先代、原家初代・善三郎の法号です。 』

凄いですね。自分の家の敷地内に持仏堂があるなんて・・・。

こんな風に、「三渓園」には移築された、由緒ある建物がたくさんあります。ほとんどが重要文化財か市指定有形文化財です。

この他にも、「春草廬 (しゅんそうろ)」とか「蓮華院 」などもありましたが、だいたいこの頃になると、少々飽きて、写真なども撮らなくなったりする私。

だけど、こう言うものを見るのは好きなのです。

「なかなか鬼瓦が怖いわね。」と言うと、「柿もあるわね。」と言うのでよく見ると、「桃じゃないかしら。」となりました。

「鬼と桃」。

なにげにドラマチックじゃないかな~ ?

そして三重塔を目指して登っていく私たち。

 

だけどその前に行ったのは、展望台。

目の前に広がった海の風景に、心が晴れ晴れとしたのに、なんだか画像は、手前にたちこめていた黒い雲のせいで、暗い印象になってしまいました。

 

そして《旧燈明寺三重塔 (きゅうとうみょうじさんじゅうのとう)》

降りて来て、もう閉まっていた茶店の写真も撮りました。

展望台に居た時に、警らの人が巡回していて、あと30分で閉まりますと教えに来てくれました。

たぶん茶店のお国も建物があって、「旧燈明寺本堂 」とか「旧東慶寺仏殿 」などを見逃したと思います。

 

そして少々の野の花マニアタイム

三色のミズヒキ。咲く前のアザミ。秋の花はひっそりとしていますね。

 

 

これ、足元のゴミを間違えて写したの ?

と、聞かれそうな画像ですが、単に写真を撮る腕がないだけです。後、壊れかけたスマホ殿となかなかお別れしないからだと思います。

可愛らしい紫の花が咲き誇っていたのです。土など見えないくらいに蔓延っていたら、きっと可愛らしく色づいて見えたと思います。

下の写真も、何を撮っているのかと聞かれそうですね。

これは、咲き始めの萩の花です。萩のように楚々とした花には、ずうずうしくらいに咲き誇って頂きたいものです。

この日は風が吹くと気持ちがいいと言うものの、お日様があるとこは、まだまだ暑かったです。それでも季節は、ちゃんと秋の気配・・・・。

「三渓園」、本当に久しぶりに来ましたが、やっぱりこの場所は、私にとって楽しい場所でした。

そして美しかったです。

ちょっとだけ残念だったのは、帰りに買おうと思っていた干菓子のお土産が買えなかったことくらいかしら・・。

(干菓子、好きなんです^^)

 

今、外は凄い雨です。

(9月24日1時半ごろ)


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天才画家の肖像☆異能の絵師「曾我蕭白」

2022-09-23 02:40:09 | テレビ・ラジオ

2005年に放送されたもので、「プレミアムカフェ」にて14日の日に見ました。

 

ー 彼は、一時期忘れ去られた画家だった。

しかし1960年代から研究され始め、再び世間の知る所になった画家。―

 

《・「奇想の系譜展」に行きました。》は2019年、4月の投稿記事ですが、その中の私の彼の感想。

お土産の絵葉書も、彼の絵だけを無意識に避けようとしたことに気がついた私。

>【なぜ避けたくなったのかと言うと、曽我蕭白の紹介コピーは「醒めたグロテスク」なのですが、まさにその通りだったからです。

下の絵は、フライヤーから撮りました。少々見辛いと思いますが、重要文化財である「群仙図屏風」です。
 
 
 
 左の絵。
仙人たちに美しき女性たち、幼子と子供たち、そして鶴と鯉。そう言葉だけを羅列すると如何様にも美しき構図が想い描かれるような気がします。
だけど醜さを感じさせるような仙人たちに侍る女性、ちっとも可愛らしくない子供たち。そしてめでたき象徴であるはずの鶴と鯉ですが。鯉は洗われて、その先の展開を楽しみに待っているような鶴の姿が描かれています。
この絵の中で、鯉の命は風前の灯。見ていると、さながら自分がこの絵の中の登場人物の中では鯉なのではないかと、不安な気持ちになってきます。
 
はっきり言って強烈でした。】
 
と、書きました。
 
しかし、物事は人の意見を聞いたり人の視点から学ぶという事は、本当に大切な事なんだなと、この番組を見てしみじみと思いました。
 
 
ホラー漫画家の日野日出志と言う方が出てくるのですが、この方をまったく知らず。こう書くと、なんかとっても失礼な感じですね。でも私は結婚してから(もう、かなりの年数)、漫画も多読ではないので、知らない方が多数いるのです。
その方が、この絵に嫌悪感を感じるのは、ところどころにあるアンバランスに理由があると言われていました。可愛らしいはずの子供の目の瞳が、言われて見ると、かなりバランス悪く書かれています。
なるほどなと思いました。
ところが、これを京劇の人たちに見せると、あまり違和感がない。
「俺はこの仙人だな。」「私はこれね。」となる。
 
そう言えば、この絵は京劇っぽい・・・・確かに。
しかも、これは解説を読んで知っていた事ですが、実は子供のお祝いのために描かれたお目出度い絵なんですよね。
ところどころに、その目出度いと言うキィーワードが入っているのです。
子供の数が目出度い7だったり、出世に関係のある仙人が出てきたり・・・
 
しかしこれを受け取った人はどう感じたのだろうか・・・・。
ちょっと笑えてしまうのは、受け取った人もずっと広間に飾っておくことに抵抗があったのか、かなりの間、蔵にしまわれていたらしいのです。つまりお蔵入り?
 
その為に、保存の状態がイイらしいのですよね、これ。
 
実は彼の作品も、インパクトは大きいけれど、なんだか愛らしいなと思う作品も多数あるのですよね。
それを現代画家の方が、この爪がとか、この色彩がとか解説して下さると、「ははっー」と頭を下げたくなるような気持ちになりました。
 
この番組は、意外と盛りだくさんで見応えあがありました。2005年の作品なので、元気溌剌の佐野史郎さんが、彼のゆかりの地を歩きレポをしてくれたりもします。
 
そしてやはり圧巻だったのは、ボストン美術館の門外不出になっている「雲竜図」の、お寺にての襖絵としての再現だったと思います。
 
「奇想の系譜」の画家さんたちの事は、実は私の中の掘り下げたいテーマの一つになっています。
 
また、彼の名前はこのブログにても登場してくる事があると思います。
 
 
綺麗な画像を一枚ぐらい(お借りして)載せようかと、ネットをウロウロしていたら、もう終わってしまった府中美術館の美術展ですが「ふつうの系譜」と言うものがって、しばし楽しい気分になって笑わせていただきました。

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足跡姫~時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)〜

2022-09-22 00:28:03 | 観劇・コンサート日記

記事にはまったく関係のないメモ。「相棒」は10月12日からで、そしてゲストに
“サルウィン親善使節団”のメンバー、ミウ・ガルシア役 宮澤エマさん。大河メンバー、頑張っていますね。

拡大スペシャルと言っても、10時9分まで。

  ※         ※        ※

「蒼の乱」に続けて、こちらの作品も観ました。→「蒼の乱」をwowowで

こちらは「NODA・MAP」の舞台で、「劇団☆新感線」と同じように軽妙でテンポよく進んでいくものの、実はその奥にあるものは難解です。お話がストレートに見えて、「よく分からない」物語が混ぜ込んであるからです。

ぼんやり見ていると、置いてけぼりを食らいます。

またもWOWOWのHPから解説をお借りしました。ハッキリ言って手抜きですm(__)m

【野田秀樹率いるNODA・MAP、2017年の公演「『足跡姫』〜時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)〜」を放送。この作品は、2012年12月5日に逝去した十八代目中村勘三郎へのオマージュとなっている。野田は勘三郎の葬儀で、今は亡き十代目坂東三津五郎の弔辞のなかで「肉体の芸術ってつらいね、死んだら何にも残らないんだものな」という言葉が脳裏に残り続けていたという。そんな「肉体を使う芸術、残ることのない形態の芸術」に身をささげた人々とその思いを作品へと昇華させたのが本公演だ。】

 

でもWOWOWのHPでも「蒼の乱」のように、おおざっぱなストーリーさえ入れてないのは、書き辛いからだと思います。

由井正雪や女歌舞伎の姉とその戯作者である弟は出雲阿国の子供たち、由井正雪を祭り上げる浪人たち、お話は流れるように進んでいくのですが、最後になって、中村勘三郎へのオマージュを感じさせ感動するシーンは、妻夫木のセリフにかかっていたと思いました。

ああ、なるほどなぁ。感動したなぁ。と思ったのに、何か記憶が曖昧になってしまいました。

それで何気なく検索したら、古本でありました。Amazon、便利ですね。

思わず買ってしまいましたが、このくらいの衝動買いは許してもらいましょう。DVDを買ったと言うわけではないのですから・・・(^_^;)

読んだら、また感想を書こうと思います。

終ったあとの宮沢りえさんのインタビューは印象的でした。

「そんなに飛んでいたら(踊りで)、61日間も持たないで足がダメになると振付の先生に言われ心配したけれど、大丈夫でした。」

やはり舞台は全力投球でやってしまうのだと思いました。

 

 

 

「新潮2017年3月号」で検索したら、「芸術新潮」も出て来て、特集が「ミュシャ」。思わずこちらも・・・・。

 

外は強風。私は家の中。それでもお金を使ってしまうのって、ちょっと怖い気がします。

(これは日付が変わったばかりの20日の日の真夜中に書いていました。)

 

宮沢りえ

妻夫木聡

古田新太

佐藤隆太

鈴木杏

野田秀樹


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「蒼の乱」をwowowで

2022-09-21 13:22:37 | 観劇・コンサート日記

 

9月2日にwowowで放送されたものを録画してあったのを、見ました。

この作品は、2014年に公開されたものの放送で、いったい何時録画したものだったのかなと見たら、なんと2018年12月24日だったのです。

思わず、ずっと放置していてごめんね~と言う気持ちになりました。

 

【お話:(wowowさんのHPからお借りしました。)

すべてが混沌のうちにあった時代。贅沢三昧に暮らしていた貴族らの宴の席で、渡来衆の一団が占いに見たのは、国家大乱があるという凶相だった。その場で処罰されそうになった渡来衆のおさ・蒼真(天海祐希)は、坂東武者の将門小次郎(松山ケンイチ)によって助けられる。しかし都に逃げ場はなく、追い詰められた彼らは謎の剣士・帳の夜叉丸(早乙女太一)に案内され、西海へと導かれることに。
瀬戸内を荒らし回る大海賊のもとへ連れてこられた蒼真らは、新しい政府を立てるため、東国で蜂起するよう促されるが、小次郎は躊躇する。真っすぐで無垢な小次郎という男に惹かれ始めていた蒼真だったが、彼女自身の過去から、ある不安がよぎっていた。
東国の地へと戻った小次郎が目にしたのは、飢えて苦しむ民の姿。そして、その東国で出会った蝦夷の大君(平幹二朗)がささやいた言葉は、後に蒼真と小次郎を引き裂くことになるのだった。】

 

舞台の殺陣のスピードと迫力と言ったら、やっぱり「新感線」だなと再確認しました。

天海祐希、カッコイイです !!

松山ケンイチの将門小次郎、単純で良い男です。だけど単純すぎて騙されやすい^^

なんとなんと善児が出ていました。いや、梶原善さんが出ていました。これ、上にも書いたように2日の日に観たので、8月最後の「鎌倉殿の13人 第33回「修善寺」を見たばかりで、どうしても思わず「善児~!!」となってしまったのでした。

そしてそれから平幹二郎さんと、なんとなく再会したような気持ちになりました。

人はこの世から消えても、人々の記憶の中に残り、またはこのように作品の中に残っていくのですね(/_;)

二転三転する物語の中で、やはり将門の悲劇からは逃れられず・・・・

だけどなぜ将門の首の伝説は生まれたのか、なんとなくこういう事なのかなと思ってみたりしました。

ここはネタバレと言えばそうなのかと思いますので、大したことはないのですが、画像の下に書いておきますね。

 

本当に大したことがなくて、申し訳ないのですが、つまり愛する人が彼の首を持って、京の都から坂東に帰ったという事なのだと思います。

将門の首塚で有名なのは東京の大手町ですが、なぜだか柏市にも将門神社とか、ゆかりの地が残っています。首塚も他にもあったような気がします。「跳ねたのか ?」と言って首を傾げていましたが、持ち帰る時に、皆に会わせたのではないでしょうか。会った人たちは手を合わせ拝んだのかも知れませんね。

とにかく首が飛んできてという事はなかったのだと、ホッとしました(笑)


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舞台脚本「ハリーポッターと呪いの子」

2022-09-21 00:17:06 | ユーモレスクを聴きながら(book)

・「たまには指を折って文字を数えてみた その2」と言う記事の中に、

>『(図書館に行く日を)日にちをずらして大正解でした。「今日返ってきた本」と言うコーナーの中に、買おうかと思っていた本が置いてありました。

「マジですか!?」と言う気持ちになって、それも借りてくる事が出来たのですから。』

と書き込みました。

本当は前日に出掛ける予定でした。だけどいつもグズグズしているものですから、予定がずれるのです。だけど予定通りではなくてラッキーな事が起きたと言う例のひとつです。

で、借りたのがこの本です。

 

 

これ、本当にラッキーだったなと思ったのは、もう一回読みたいなと思って、違う図書館に予約を入れたら、なんと6人待ち。次にもう一回と思ったら、3か月待ちって事ですね。私の借りた本は、まったく予約が入っていなかったので、マックスの6週間借りて返却しました。(かなりの期間積読)。読もうと思ったら2日で読めると思います。

お芝居の感想は→「ハリーポッターと呪いの子」を観てきました

でも、その記事内でも、お芝居自体の内容の感想はあまり書いていないのです。なぜならこのお芝居は来年5月までのロングラン公演だからです。些細な事でもネタバレ厳禁かなと思いまして。

 

感想ですが、セリフに魂が入っていた舞台の方が圧倒的に面白いし、良かったです。

それでもちょっとした所の分かりやすさとかで内容補完、また舞台での感動が蘇えってきました。

先に舞台を見ていたので、逆に冒頭の方から、ハリーの息子の気持ちマルフォイの息子の気持ちに、涙が出そうになりました。

舞台の感想の中で雑に

>『私、ところどころで目が潤みました。

その「愛」に。

そしてあるシーンでは胸が締め付けられ、こらえきれずに泣きました。』

 

もう少し丁寧に書くと、その「愛」と言うのは、二人の息子たちの友情にです。ハリーとマルフォイの子供たちの友情ですよ。もうそこから胸が熱くなりますよね。

親がハリーポッターであれば、もう子供はそのブランドを背負っているようなもの。

けっこう大変なのですよね。

マルフォイの息子には、また違う大きな悩みがありました。そして更に乗り越えなければならない家族の悲劇もありました。

寄り添い心をつなげていく二人。

ふたりの子供たちはそれぞれに魅力的です。

この舞台は、この二人が主人公なんですよね。

 

そして涙した「愛」は親子の愛にです。

先日竜也さんの「プロフェッショナル」で、けっこう大事なシーンが流れ、かなりのサービスだなと思いました。

親を幼子のうちに失ってしまったハリーには、基準になる見本が居ません。

手探りでの子育て。子供との関わり合いで悩んでいたハリー。

いろいろとジワジワときます。

 

ちょっと蛇足な事を書きます。

Amazonのレビューを読みましたら、この本が脚本だったことに戸惑ったと言うものが多数ありました。

そう、この本は脚本なのです。

よく映画などでも「原作を超えた。」と言う褒め言葉がありますが、そう「原作」が支持をされ、そして映画化になるわけですから、作り手が最初にしなければならない勝負は「原作」なのですよね。

ただシナリオは、そうは言われないはずです。舞台が勝って当然。寧ろ勝たなければ、その舞台は失敗もいい所です。シナリオは、物語と言うその骨格。そこに役者さんたちの演技、演出の感性、舞台の美術、照明、衣装、音楽が加わって素晴らしい舞台が完成されるのですね。

学生の頃、「サロメ」を読みました。有名な本ではありますが、脚本です。

「その首をおくれ。その唇に接吻するよ。」と何度も言うサロメ。最後に彼女によこしまな愛を感じていた義理の父の王も、彼女の異常な愛に彼女を殺せと命じるのですが・・・・。

なんだかさっぱり分からない・・・・・とずっと思っていました。

ある日、多部未華子さんの「サロメ」を見て、メチャクチャ分かったような気持ちになり、感動したことがあるのです(^_^;)

 

もしこの本を読んで、「なんかな~」と思われた方は、是非劇場に足を運んでいただきたいかなと思います。

 

あっ、それから、細かい事だから良いかなと思って最初は書かなかったのですが、たぶん私が読んだのは「リハーサル版」と言うもので舞台のとは少々違います。

「リハーサル版」をそのままやったら、また予算が(役者さんの出演料とか、新しい舞台装置とか)跳ね上がりそうです。(笑)

 

実は買って安心B型なので、(いや、血液型は関係がないらしいですね。)

いろいろと読みたいものがたくさんあるのに放置しています。

下の本はそれの最たるもの。申し込んで家に来た段階で、満足度が80%以上満たされてしまいました。

 

このように家にあるものも、丁寧に読んでいきたいと思っている今日この頃です。

ついでにこの本をいつ読んだのかの私的メモ。

「青春18きっぷ」の旅のお供に連れて行きました。

電車の中では、あまり寝る事も出来ず、ラインのお返事・ツイッターのツイートを読んだりしていましたが、本を読み始めたら、一気に眠くなりました(つまらないからではありません。)

夜寝る前の読書に安眠効果があると言うのは、本当のような気がしました。と、言うわけで、旅行中には読み切れず、9月に入ってから読み切りました。


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「この子は邪悪」

2022-09-20 00:53:13 | 映画

9月9日、映画館で鑑賞しました。

この作品は、チラシを見た段階で気になっていました。

このチラシ見て、このタイトルだと、なんとなく騙されるような気がしませんか?

いやいやいや、この映画もネタバレ厳禁でいきましょう。

 

こういうジャンルの映画が苦手な姉などにも、いつかアマプラでやったら見てねとお勧めしました。

ひとりでも見る事が出来る、怖くないホラーと言うかサスペンスと言うか、不思議な映画です。

まったく怖いシーンがないからと、私は姉妹に言ってしまいましたが、よく思い出してみると、残酷なシーンが一か所あります。

でもそれは「よく思い出してみると」と言うように、思い出さなければスルーしてしまいそう・・・。

他の事が、かなりインパクトが強いからです。

 

この作品、後からじわじわと恐怖の気持ちが沸き上がってきます。

同時に怒りも。

「どうするんじゃい。あの×××さんたちは!!」と言う気持ち。

あの狂ってしまった人たちの謎も判明します。その謎を知ってから、その人たちの狂いっぷりを思い出してみると、「ああ、なるほど~。役者さんたち、それぞれに頑張っていたな~。」と変な所で納得できます。

他でも「ああ、なるほどなぁ」といろいろと思いました。

特にラストで、タイトルの意味が分かった時、怖いと言うよりも、思わず「ふふふ」と笑ってしまったりして・・・。

面白かったです !

 

 

 

玉木宏/ 南沙良/ 大西流星/ 桜井ユキ

監督・脚本 片岡翔

オリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」準グランプリ作品の映画化。


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鎌倉殿の13人 第36回「武士の鑑」

2022-09-19 13:49:07 | ドラマ (大河)

「神回」って誰かが言ってたけれど、私も本当にそう思いました。

良く舞台は「総合芸術」と言われていて、私は失礼ながら、ドラマに関しては少し脳内でランクを落としていたように思うのです。あくまでも私の感覚です。

ですが最近いつも「三谷幸喜氏、絶好調 !」言っていると言うか、叫んでもいる様な気がするのですが、今回もまさにでしたね。

だけどそれに加えて、演出も素晴らしかったです。カメラも。

そして何より、役者様たちの出し切ったように感じた演技に、一番の震えを感じました。

(ごめんね。いつも話が固くって(^_^;))

全てすべてが素晴らしくて、泣き虫なのに泣くことすら忘れて魅入ってしまいました。

 

ツイッターで「中川大志さんを、いつか大河の主役に」と言う言葉を、時々見受けられるようになりました。意外と数も多いのですが、いつかそういう日が来るかもしれませんね。

妻との別れのシーンも「行って参る」しかないのに、既にジーンとさせるものがありました。

息子のだまし討ちの死を知って腹をくくる畠山。

和田が説得に行きますが、今まで何かと相反してきたのに、最後に一番より添えた二人の姿にしみじみとしました。

私はすっかり忘れていたのですが、またもツイッターで壇ノ浦で安徳天皇の入水の時、それぞれの場所で手を合わせていたのは、この二人だけだったのですよね。

ある方が呟かれていて、「ああ、そうだったなぁ。」と思い出しました。そしてその時、「この二人は同じ魂の持ち主なんだな。」と思ったのでした。

自分のその時の回の感想を読みなおしてみましたが、義経中心に書いていたので、切り捨てて書いていませんでした。今思うと、何も書いてなかった事が悔やまれます。

畠山を討てと言う時政の命に、「今まで長い間一緒にやってきたから、・・・・・」「見栄えも良いし聡明だし、俺と同じ匂いを感じる・・・・」など言って、不満を唱える和田にはホッとさせるものがありました。

それをサッと「次に行きましょう。」とクールに切り捨てる三浦義村。

彼はいったい何を考え何処に向かっているのか、時々疑ってしまいます。

 

そして畠山に会いに行って「もう少し生きていようぜ。」と言う和田。

それに応じない畠山に「じゃ・・・・」と言っただけで

「腕相撲はしない。」と、先を読まれ、戦いのシーンでも畠山に和田は横から来ると読まれていましたね。横から攻める事を阻まれて、「なぜ分かった~ !!!」と叫ぶ和田に、なんだかまたもホッとさせられました。

その後の戦いのシーンは凄かったですね。

最後に殴り合いになるとは思ってもみませんでした。

義時との一騎打ちに、勝ったのは畠山。

でも彼は義時を殺しませんでした。

全てを終えて、畠山はヨロヨロになりながら、いや体を無理やり立たせて、いやそれも違うような気がします。上手く言えないけれど、命のギリギリ、そんな感じがしました。そんな状態で馬上から、空を見上げる畠山。

畠山のシーンはそこで終わりです。

 

あのテレビ前に居た時は、本当に一筋の涙も出ませんでしたのに、今これを書いていて、思わず涙が零れます。

これは戦なので、大将に勝った、じゃあ、さらばと言うわけにはいかないのですよね。(それでもいいじゃんと思ってしまいましたが。)彼は討ち取られ、その首を義時は義政の所に持ってきます。

次郎は決して逃げようとしなかった。 逃げるいわれがなかったからです。 所領に戻って兵を集めることもしなかった。 戦ういわれがなかったからです。」と義時は、そう言いながらその首を、時政に渡します。時政は一番それが分かっている男なので、逃げて、その首と対面する事すらできません。

この回、中川大志さんも素晴らしかったけれど、小栗旬氏も素晴らしいと思いました。

剣が真上から降りて来て、彼は当然ながら死を感じたと思います。

彼だって体はボロボロです。だけどそれだけではなく、なかなか彼の魂が、そのボロボロの肉体に帰ってこなかったようなシーンは素晴らしかったと思います。彼はかろうじて手のひらに残った自分の命の意味を、深く感じていたのだと思います。

畠山が言った「あなたには分かっているはず・・」。

その分かって居る事を実行すべく、義時は動いていきます。ダークヒーロー義時、恐ろしいです。

 

華々しく美しく散った畠山退場の他に、かなり理不尽な死で退場していった稲毛重成、静かに退場していった足立遠元。彼は生き残ったまま退場していったので、彼の孫は丹波に移り住み370年、足立の名で統治したのですって。

悪女りく、妻に支配されている時政、間が悪すぎる泰時の事は今回はスルーでいきましょう。

 

で、今回ついでながら・・・

私、月一実家帰りを再開しています。

言いたかったことは、「大雨で無かったら。」という事なんです。

姉とこのドラマの話をしていたら、彼女が「畠山アイスは昔からあって・・・」と言ったんです。

でもこれは後から調べたら「畠山もなか」の間違いではないかと思います。で、そんな話題から、「なんでそのようなものがあるの ?」になり、実は横浜は畠山のゆかりの地であったことが分かりました。

「えーっ !!

行きたいわ~。明日行ってから帰ろうかな。」

「でも明日は雨よ。しかも大雨らしいよ。」と、これは土曜日の会話です。

私はかなり諦めが悪いので、心の奥底では「小雨決行」にし、夜になってから使い慣れてませんが、少々の事をスマホで調べていたのです。

だけど実際には、「小雨」なんて論外の大雨で諦めたのでした。

思った通り「紀行」で、二俣川、鶴ヶ峰、出て来ていました。

あー、悔しいって、私はちょっとだけ思いました。

だけどドラマを見終わって、しばらくの間、私的に畠山にさよならできません。

だから年内には「横浜鶴ヶ峰畠山ツアー」を決行しようと思います。(おひとり様で(/_;))

だいたい1時間のコースらしいですよ。

地図などは→こちら

もしかしたらこの地図は、期間限定かもしれませんので、お気をつけて。

旭区がやっている「重忠キャンペーン」は9月30日までだったと思うので。

嵐山も行ってみたいです !!

 

 

 


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