2010年の春スタートドラマが次々と終了していきますね。
スタート時に見ていたドラマの事は「
ドラマのお話ー2010春②」に書きました。←リンクしています。
スタート時には見ていたけれど止めてしまったものには「
同窓会ーラブアゲイン症候群」があります。好きな俳優さんがたくさん出ていました。だけどお話にどうしても共鳴できず、リタイア。だけどこの年齢の同窓会は、意外と危ないって知っていましたか。狙いは実は悪くなかったのかもと思いました。
例えのお話。現実の生活では、かってかっこよく見えた夫殿が、仕事的にも冴えなくて、夫婦の間にも距離を感じてしまう毎日、そんなときにあった同窓会。行った先には昔好きだったA君が、大学の先生なんかになってしまって見た目もかっこいいまま。
そしてキメ台詞が「あの時勇気がなくて言えなかったけれど、Bちゃんが好きだったんだ。」
私は、あえて聞きたいです。これで心動かない女性っていますか。
でも、現実の生活では、その後は何も起こらないのです。せいぜい友人に「ああああ、失敗したなあ」と嘆くぐらいで、それも一ヶ月ぐらいすると、A 君も自分の事が好きだったんだなと良い思い出とかに変わっていく。そんなものなんですよ。自分の気持ちに正直に生きることは、決して素晴らしい事でも美しい事でもないのだと、このぐらいの年齢ならわかるようになってきて、それを人は分別と言うのだと思うのです。
だからドラマで変わりにやっちゃって~、というのもアリですよね。ドラマの役割にはそう云う部分もありますから。
最終回の時、ツイッターでは盛り上がっていましたよ。見ていた人も多かったのかと思いました。それは主役にと言うより、三上・斉藤さんの部分に関しての呟きが多かったように思いました。実はその辺は私も気になっていた部分ですが、主役に共鳴できないと言う事は大きな部分であって、再放送があっても見ることはないと思います。(このドラマが大好きだった方、すみません)
春ドラマのテーマは「
サスペンス+人情」なのかと以前にも書きましたが、そんなドラマが多かったかと思います。
火曜日・金曜日の9時台のドラマは、お仕事終了直後で、引き続いて食事のセッテング中なので最初の部分は見逃し気味。
でも「
警視庁失踪人捜査課」「
絶対零度」はどこか軽めでありながら、それぞれ自分の事情を抱えながら仲間たちとのチームワークも良く楽しいドラマに仕上がっていました。意外とシミジミもしたり。
近頃海外ドラマに嵌りつつある私がようやく気がついたことは、日本のドラマの中には海外ドラマを意識したものが多いと言う事で、この二つは明らかにそうじゃないかと感じました。でも、「警視庁失踪課・高城賢吾」原作ありでした。(最高視聴率16%・最終回視聴率11.8%同枠内ではなかなか良いほうだったようです。)
上戸綾ちゃん、可愛かったですね。(最高視聴率18%最終回視聴率12,8%)
日曜劇場の「
新参者」。純なサスペンス好きにはちょっと物足りないような感じ。その部分だけだったら最終回だけで良かったのですよ。でも、「根こそぎ拾う・刑事編」と言う感じでした。人間関係をしっかり拾い、消去法で犯人にたどり着いた感じです。こんな人情刑事がいたら、もっと警察に親しみを感じてしまうかもしれません。まさに街と共に生きる警察と言う感じですね。その人情刑事を阿部さんがやったから良いのですよね。時には泣けるエピソードもあったかと思います。親子のちょっとした誤解のお話には弱いのです。泉谷しげる演じた刑事の子供との話には、結構ウルウル来ていましたよ。最終回では、出した辞表が受理されていなかったと言う警察内の人情話にもなって、それがまた良かったです。昔ながら。これ大切ですよね。
でも、この時間帯はケーブルテレビの方でも、なかなか良い映画をやっていたりで、時には一話完結のほのぼのドラマだから、まあイイヤとスルーしたくなることもしばしば。が、ここ最終回近く、ツイッターで、このドラマのスタッフの方からフォローされました。しかもリプライ(コメント)まで頂いて、ちょっと嬉しかった私。これは裏切ってはいけないと最終回間際は、視聴優等生でした。でも、その後はその方にリプライを送っても、お返事もなく、まあ宣伝だったのかなとかすかな失望は抱きつつ、頑張って視聴者も丁寧にすくっているんだなと、感心もしたのです。
とりあえず人形町には散歩に行きたくなりました。いつか行くかもです。物好きですから。
(最高視聴率、初回で21%最終回視聴率18%。これ、私と同じような感じの人も多かったのか中はあまり良くなかったですよ)
そして火曜日、「
ジェネラル・ルージュの凱旋」。これも
サスペンス+救命救急24。これもサスペンス部分の薄さにはがっかり。でもだからといって嫌いじゃないです。ただ、火曜日は体が持ちません。夜の転寝タイムにこれが引っかかってしまいます。再放送の時、もっと楽しみたいと思います。
だけど最終回、頑張ってみました。頑張って見る物ではないとは思うのですが、そこはドラマ好きの性と言うものです。と言うより今時録画機能を持つものを持っていないというのが、珍しいうちですよね。分かってはいるのですが、別にそんなに困らないので、買う気分になれないのです。
それはともかく、ドラマのお話ですが、間がざっくり空いても、何の問題もなく見ることが出来ました。そして、なかなか良かったです。サスペンス部分は解決して、速水先生の治療方針を話し合っている時に白鳥は気がついてしまったのですね。でもがさつながら彼はストレートには言わない。チームの医師たちのプライドを大切にしたのかもしれません。でも凄く遠まわしにヒントを言います。こんな時にと言う様な主の悪、小玉な実行犯と言う内容で、他の者には不愉快な会話でも、コンビとして息もぴったりになってしまった田口だけには、白鳥流の言い方が分かってしまったのでした。このシーンなかなか良かったです。
万が一の病の時には、彼らのような医師と巡り会いたいと思いました。
ジェネラル・ルージュのエピソードは映画と同じ。原作のある物ですから、その辺の大切な部分は守りましたね。大事故のシーンも同じ。もちろん映画のようなド派手なシーンは展開されません。でも、そこに臨む速水の気持ちが伝わってきて、カッコ良い~と思いました。
「俺は神になる。」内容が違うと違って聞こえてくるから不思議なセリフですね。
だけど、中村徹、主役の座を譲らず。ドクターヘリを飛ばせと言う所の良いところをしっかり抑えていました。なおかつ
「僕は僕の仕事をするよ」と走って行くシーンもかっこ良かったです。
走って行く―そう言うキャラじゃないだろとふと思っても、そこは触れなくて良いところなのかもしれませんね。
(最高視聴率16%・最終回視聴率15,1%)
さて、今日の夜も「臨場」と「Mother」が最終回。水曜日はドラマディ。
根こそぎ拾う。もう一回誘拐して。―見ないわけにはまいりません。