森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

約8年 その16

2022-12-30 01:26:38 | ランダム自分史

「約8年 その15」の続きです。

前回の記事だと、取りようによっては、スノウさんがクレームモンスターのような感じになってしまいました。なので今回は彼女の汚名返上・名誉挽回の記事です。

ある時母が自慢げに言いました。

彼女の中学の先生が、皆、夢を語ったけれど、その夢を叶えたのはスノウだけだったと言ったのだそうです。スノウさんの夢は「女優になる」だったのですよ。

それを聞いて「凄いなぁ」と、私は少しだけ羨ましく思いました。

 

そう言えば、ここまで書いたらある事を思い出しました。

それは「泣けと言われたら泣けるのか」と言う記事に書いたことですが、

> 『昔の事ですが、劇団の養成所にいた妹が、「今日は泣く授業だった。」と言いました。泣けと言われたら、すぐ泣かなければならない授業だったそうです。

「出来たの?」と私が聞くと、「お姉ちゃんのお陰で出来た。」と言いました。
「あのね、お姉ちゃんが死んでしまった事を想像したらすぐに涙が出てきて、結構号泣しちゃった。」

一瞬、私は嬉しく思ってしまいました。なぜなら私でも姉妹が死んだ事を想像したらかなり悲しいと思いますが、すぐに涙が出て、しかも号泣モードにはならないよなと思ったからです。

が、妹は続けて・・「ああ、あの人はあれやこれやと未来の展望を語っていたけれど、結局何も出来ず、何もしないまま、ただこの世から消え去ったのかと思うと、なんか憐れで惨めで・・・」

―あのなあ 』

《続きが気になる方は、リンクした記事にてどうぞ。》

だけど、まったく失礼しちゃいますよね。

 

まあ、それはともかくとして、話を元に戻して「女優」などと言うと、「誰 ?」となる方もいらっしゃるかもしれませんが、はっきり言って無名の人です。テレビを点けたら、思いがけず彼女が出ていて吃驚したことがありましたが、ほとんどセリフのないモブの人だったかと思います。だけどそれは別に「売れなかった」と言う悲劇の人でもないんです。それにそれでも彼女の職業は女優でしたしね。

 

これは彼女が女優志願だと知った頃の事ですが、私はたまたま「結婚しない女」と言う映画を見ました。

今見たら「それが ?」と言うような内容かも知れませんが、あの頃はかなり進んだ作品だったのですよね。

でも私はその映画を見て、一番印象的だったシーンは、他の人には意識にすら残らない場面だったと思います。

それは、朝、夫婦で目覚めると、ベッドから起きようとする妻のパンティの中に手を入れる夫・・・・。

それはベッドを共にしている夫婦だったら、すこぶる普通のさりげないシーンで、誰もそこに目を止めないと思うんです。

でも私はその時思ってしまいました。

「女優ってたいへんだなぁ。」と。

それで妹に言ったんです。

―女優を目指すなら、最初に決めておかなくちゃならないよね。自分はどこまで自分に許すかをね。人が見たらさりげないシーンでも、本人は相当大変だと思うよ。体を触らせてもど真ん中を目指すか、それを許さず脇を目指すか。
売れる売れないの行き当たりばったりでなく、最初に決めておけば、目指す道は変わって来るよ。―ってね。

 

もちろん、その時は私は勘違いをしていて、今の時代は脇の人であっても、更に過酷な条件を飲まなくてはならない時もあると思います。

だけどそんな事を言ってた私って、いいお姉ちゃんだったなと思うんですよ。しかしスノウさんは、この先こんな話を私としたことなんて、すっかりコンコント忘れてしまったと思います。それでも彼女は「道」を選んでいき、「アンパンマン」とか「くまのプーさん」とかのミュージカルを中心にお仕事をしていたのですよ。

 

そう言えば、彼女が高校生の時、演劇部の部長をしていたと思うんです。女子高でしたが、ファンレターなどを貰っていました。

実は実はですが、最初のお手紙のお返事は私が代筆したのですよ。

女性からのお手紙ですからね。

逆に凄く気を使って書いた記憶があります。

 

きっとこの事も、スノウさんは忘れていたと思います。(/_;)

でもその時、ファンレターをくださった方は、その後もスノウさんの舞台のチケットを買ってくれていたのですって。

ああ、なんかさぁ・・・・。

スノウさん !

文句ばっかし言ってないで、少しくらいは私に感謝しても良かったんじゃないかしら。

如何にその人たちの心を掴んでいたのが、あなたの魅力だったとしてもね。

 

だけど彼女の舞台の想い出は、私にとっては楽しいものばかり。いつか番外編で書きたいような気がします。

 

その後彼女は結婚して、オツレアイさんとの時間のすれ違いを解消するために、仕事を辞めてしまった時、私は一言も何も言わなかったけれど、本当は凄くがっかりしました。

 

意外とねー。

ファンだったんですよ、彼女の。


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12月の暮らし☆2022

2022-12-28 11:12:55 | 梢は歌う(日記)

2022年も今日を含めて、残すこと4日になりました。来年は喪中なので正月はやらないと思っています。だけどその意識が、どれだけ日にちにの感覚を狂わせているのかと、先日、思い知らされたことがありました。

クリスチャンではないので、クリスマスに対しては元々意識が低いのですが、それでも12月の飾りは、そのクリスマス仕様にしたり、24,25日にはそれらしきメニューにして家族忘年会のお食事をする事になっていました。

ところが今年の24日の朝になって

「へぇ~?今日はクリスマスイブか~!?」とのたまう私。完全に体内時計ならぬ体内カレンダーが狂っていたのです。

 

「イブか~!?」と思っても、ルート君は朝早くから講習会と言う名前の仕事に行っているし、夫も午前中はお仕事、私も「へぇ~?」などと言っていたくらいなので、まったく盛り上がりません。

それでも朝、冷凍庫にその日のために買っておいた食材の調理方法をチェックしておきました。

その後姑から依頼が来て、仕事帰りの夫と一緒にランチ&買い物に行くことになりました。迎えに行く時に近所のケーキ屋さんは大賑わいなのを目撃しました。かき入れ時ですからね。ふと思いついたとしても、買いに行きたくはない状況です。でもケーキなんて今日は食べたくもないしと、夫に言っていた私でした。

ところがランチタイムを終えてスーパーに行くと、先程のケーキ屋さんのケーキが大量入荷されて山積み。

スーパーでも買いやすく、ひとつひとつがパッケージ化されていました。それを見て、先程はケーキなど食べたくないと言っていたはずの私は、ほんの少々は迷いましたが、それでもそれを4つカゴに入れたのでした。

そして一つを姑に渡しました。

義兄が亡くなって再び独居老人になってしまった姑は、きっと私以上に、クリスマスなんてまったく関係のない生活になっていると思ったからでした。

夫は

「おふくろ、こんなの食べるかな。」と心配していましたが、後から自分も家で食べると

「なんか気のせいか、あそこのケーキ、ちょっとだけ小さくなったような気がするんだ。でも俺にはそれがちょうど良くて、これならおふくろも食べられたな。」と言っていました。

「あのさ、私もね、あそこのさ、少しだけ砂糖の量を減らしたような気がするの。だからさ、変に甘いというのが無くて、美味しくなったなぁって思ったのよ。きっと原材料の値上がりで、いろいろ工夫してると思うの。だけどそのいろいろな努力が、いい結果に出たよね。」と私。

「うん、美味かったな。」と夫。

小さくなった、砂糖を減らすと言えば、なんかろくでもないような感じですが、その見えない努力で寧ろ良い結果に出たと言えるのではないでしょうか。

ただこれは、私と夫のみの感覚と感想であって、真実は分からない事です。

 

さて、まだやり終えていないで途中になっている事や、書ききれていない事もありますが、12月の暮らしのまとめ、今月は少々早めにしようと思います。

 【映画】

12月に観た映画

別記事にまとめました。

 【ドラマ】

「ドラマブログか !?」と言われそうなくらい感想を書きました。が、WOWOWで放送されたものが多く、メジャーな感想ではなかったですね(^_^;)

英国サスペンス「THE BAY 3 ~偽りの仮面~」

北欧ホラーサスペンス「ブラックレイク」

 

地上波放送の者の感想は、下の記事にねじ込みました(^_^;)

エルピス-希望、あるいは災い-》の最終回、見ましたか ?

マスコミがしっかりとしてくれたら、国民を舐めているお代官様的政治家は、ちょっとは消えるよね。私の中では、地上波ドラマの中では断トツ一位の作品でした。

秋シーズンのドラマとwowowドラマ「両刃の斧」「DORONJO / ドロンジョ」

 【お芝居】

wowowでの録画にて見ました。

「2020」、高橋一生のひとり芝居。

この作品、言葉のシャワーです。「ながら」で見てしまって、「あかん、これはもう一回ちゃんと見る。」となっています。

「ピガール狂騒曲」

2020年の宝塚作品です。元ネタはシェークスピアの「十二夜」。コメディですから楽しいですよ。すべてが丸く収まってメデタシメデタシなのですが、この人たちの恋愛観は、まず顔と容姿がすべてなのって、ちょっとだけ思ってしまった・・・・。でもヒロインのジャンヌと劇場の支配人は違うみたいだったから、まっいいか。女が男に化けて男が女に化けて、同じ顔が出て来て、大混乱。子供のとき読んだけれど、好きでした。シェークスピアは悲劇は外道かと言うくらい怖いけれど、コメディはメチャクチャで楽しいと思うのです。そしてそれを宝塚は更に分かりやすく、シナリオを書き演出するので、単純で、とってもいいと思っています。いつ見ても、宝塚は元気が出ますね。

 【読書】

「春にして君を離れ」はまだ読書継続中。

気もそぞろになっていて、読むスピードが滅茶苦茶遅くなってます。本を借りないで、家にある本を読もうと思っていましたが、図書館から借りてしまったので、せっせと読まなくては。

この本を返したら、マジで家に積んである本や雑誌、ライナーノーツ、ハウツウ本を丁寧に読もうと思っています。「買って安心」から卒業しなければと思っています。

 【漫画】

「月刊フラワーズ2月号」は明日届くのですって。「ポーの一族」の感想を今年中に書くかは分からない事です。

 【お出掛け】

実家に帰るついでに、横浜観光。陽が落ちてからの港の夜景に赤レンガのクリスマスマーケットの記事は書きました。

赤レンガ倉庫のクリスマスマーケット

そこに行く前には、「BAY QUARTER」に行ってランチしてました。

 

楽しかったです !!

 【ランチ&お茶日記】

夫と姑と星子さんと久しぶりのお友達、大河女子会、仕事の人と、なんだかんだと8回くらい。横浜日記はまとめて書くつもりなので除外しているけれど、ラッタさんとのランチを入れたらもっとです。なんか多いような気がいつもしてしまうけれど、やっぱり内容的には、みな必要な集まりだったと思います。

写真の取り込み、今は止めておきます。

 

 【その他の日記】

このおまとめ日記を書いていると、いつも自分で感じてしまうのですが、凄くお気楽に毎日テレビを見て、友達とランチして、なんか凄くグータラしている人みたいじゃないですか。

そんな事ないよ~ !!!!

って、誰かに言い訳したいけれど、言い訳する必要ある ?  (笑)

頑張っている事は、あまり書かないからそうなるのかも。

だからちょっとだけ書くと、昨日の5時間縛りの年内ラストのバイト、今の私の体力ではきつかったです。

4時間しゃべりっぱなしになるので、家に帰ったら、本当に疲れを感じました。

だけど先日、道で友達に会って挨拶しました。その時友達は他のお友達と一緒に居たのですが、その時のお友達が、私の年齢を聞いて「若いね!!」と驚いていたそうなんですね。ホホホ

これって、日頃から頬を動かす仕事をしているからなのではと、ちょっとだけ思っているんですよ^^

 

◎ 病院

今、この「病院」と打って、思い出しました。歯医者の予約を入れなくちゃ。

と、言うのも、病院通いに疲れて、ちょっとお休みにしてもらいました。来年早々から復活させましょう。

12月1日に乳腺外来に行きましたが、要観察になって1年後とは言われず、半年後の診察予約を入れました。なんたって4人姉妹の半分が乳癌になってしまったので気を付けなくてはなりません。でも気をつけようはないんですってね。要観察、速やかに受診、見つかったら迷わず切る。らしいです。( ;∀;)

今月の初めにそこに行って、今月のラスト(ではないが、病院のラスト)に整形外科を変えました。「やっとか。」とみんなに言われています。

12月1日の病院に行った日の日記

ポジティブ

 

◎ 陶芸体験教室

行ってみました。

(先生の手です。)

 楽しかったです。

 

◎ 久しぶりに人前で話す。

10年前に1年間だけ関わったボランティアのイベントが10周を記念して、ご招待して頂けました。「ご招待」と言うのは、地域の人気イベントで、市の広報に告知が出ると、あっという間にいっぱいになってしまうイベントだからです。

そのお話があった時に「一言挨拶良いかしら。」と言われ「いいよ~。」と私。軽すぎます!!

だけどその日の朝、ちょっと待てよ。こんな感じと外郭はあったけれど、いざとなったら上がっちゃって、話があらぬ方向に行き、結局何が言いたかったのだという事になりかねないなと思いました。

で、チマチマとメモを書きました。

でも話すときに

「メモを書いてきました。でも見ない。北条政子のように。」と言ったら、5,6人には受けたような気がしました(笑)

 

 ありがとう吉田拓郎さん。

「吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」最終回

引退した感じがしません。やっぱり作品をみんなが愛している間は、関係ないのでは。

新しいライブ、新しい曲がないだけ。

でもさ、拓郎さんの場合、ライブは体力的に無くなっても、新曲がないとは言いきれないんじゃないかしら。彼の性格的に・・・? ←叱られちゃう発言かしら。

 

なんかやっぱり12月は、ワサワサしてる。

さりげなく画像なんかを追記しておきます。

あんずさんが、じーっと,「私たちは ?」と言ってるような気がしますから^^

 

さぁ、今日で一応仕事納めです。


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12月に観た映画

2022-12-27 08:46:06 | 映画

なんとか今年の出来事は今年中に出来るだけ終わらせたいと、今月は飛ばしています。

「出来るだけ」なんて言っているようでは怪しいってなもんですね。

11月に「コンフィデンスマンJP 英雄編」を見て、やっぱりこれ好きだなと再確認したので、前の2作もまた見ました。→「11月に観た映画」

ドラマをたくさん見ていたので、映画は11月に引き続き本数は少ないです。

 

また最近☆なども付け始めました。

☆☆☆☆ (あくまでも私が)大好きな作品

☆☆☆ は普通に面白く見る事が出来る。

☆☆  は、私には合わなかった。(他の人は分からない事です。)または見なくても良かったかも・・。←ここは足しました。

☆  はないです。そんな作品は、途中で離脱してしまうから、付ける必要もないからです。今までにそのような作品、あったかな?

★ 0.2 ちょい上と言う意味です。(先先月とここは変えました。)

またリンクは「映画 .com」に飛びます。諸々の情報はそこからどうぞ。

 

「コンフィデンスマンJP」(12/3)☆☆☆☆

 

https://eiga.com/movie/89944/

しつこいようだけれど、毎回思います。「なんで死んだの。」って。彼らは生きてますよね。スクリーンの中に。

2020年に書いた「去って行ってしまった3月。。。。。」の中の【映画】の中の一回目の感想は。

《ドラマが大好きだったので、映画公開が決まった時に「行く、行く、絶対に行く !」とテンション高く思ったのにもかかわらず、行く日が見つけられずに、とうとう行けなかった作品。

夫曰く「その程度のファンだったんだな。」

ちとムカッとする。好きだと思うものは最優先にした方が良いですよね。しかしながら、それよりも優先すべきことはあるってものではないですか。仕事だったり、家族のご用だったり、今なら命とかね。

で、映画の感想ですが、楽しかったし面白かくて満足度も高いです。しかしですね、いつもドラマの時やスペシャルの時、「どうなるんだろう。」とドキドキしたのに、あまりにも好きだなと見続けてきてしまったがゆえに、すべてまるっと御見通しでした。思っていた通りに物語は進んでしまうわけですが、じゃあ、がっかりかと言うとそうでもありません。「好き」ってそう言う事じゃないんですよね。》

 

「コンフィデンスマンJP プリンセス編」(12/3)☆☆☆☆

https://eiga.com/movie/92106/

やっぱり、元気が出ます。

その1回目の感想は→「コンフィデンスマンJP プリンセス編」を観てきました♪

 

「ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち」(12/5)☆☆☆★

https://eiga.com/movie/92237/

映画館で予告編を見ていた時、なんとなく涙ぐんでしまいました。感動的なお話には間違いがないなと思っていました。

イイナと思っていても、最近はなかなか映画館に足を運べません。

家のリビングで見ると、たぶん感動的に作られている作品はその感動度が増したりもしますが、または差し引かれる場合もあるのかも知れません、たぶんこちらは後者。それでもひとりひとりの葛藤やその背景にある生き様には心惹かれるものがありました。華やかな花のその根の部分の物語でした。

最後に家族の前で飛ぶことが出来て、良かったなとしみじみと思いました。

 

「TOVE トーベ」(12/6)☆☆★★

https://eiga.com/movie/94235/

かってに楽しい夢を見た私が悪いのです。ちっとも楽しいお話ではありませんでした。

ただ彼女が多彩な人で、それでも若い時には恵まれずに苦労をし、そして自分の心に正直すぎるほど正直に生きた人であったことが分かりました。ムーミンの中には、彼女と彼女が愛した人たちが、かなり投影されていたのですね。

私は結構ムーミン好き。

思うにあの作品は、彼女が生み出したわけですが、世界中の自由を愛する人たちが育て上げたものであったのだなと、ふと思いました。

 

「プラダを着た悪魔」(12/8)☆☆☆☆★★★

https://eiga.com/movie/1051/

ブランドの何かが良いとか、痩せて細い事が良いとかは関係なく、思わず鏡をのぞき込みたくなる作品で、働く女性のみならずフツーの主婦にも「さあ、何かやるか。」みたいな気持ちにさせてくれる作品だと思います。

名作として残っていく作品には、必ず何か輝くものがありますよね。

ただヒロインが、最初は少しだけ無駄な脂肪を持っているセンスの悪い人と言うのには、少々の想像力が必要です(笑)

どう見ても痩せているし、何を来ていても似合っちゃいますからね、アン・ハサウェイ。

 

「SING シング ネクストステージ」(12/13)☆☆☆☆

https://eiga.com/movie/95370/

吹き替え版で見ました。それでも感動しました。歌も聴きごたえがあります。ただ今度は字幕版で見て、タロン・エガートやヨハンソンの歌も聴きたいと思いました。これ、クレイ・キャラウェイの声を稲葉浩志で、アッシュは長澤まさみ。なんだかんだと彼女の映画ばっかり見ていたというわけなのですね。

・「すずめの戸締り」(12/23)☆☆☆☆★★★

https://eiga.com/movie/96308/

久しぶりに映画館で見た映画です。

感想は→「すずめの戸締り」

少し追記してあります。

 

7本と少ないようですが、2020年の3月の記事を見たら、4本ですものね。

決して少なくはないのかも。それにみな良作でしたし、ほとんどが好きな作品でした。

また来月も良い作品に巡り合えますように・・・・って、来月は、2023年。

ああ、この人生の砂時計を止める方法はないのでしょうか^^


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「すずめの戸締り」

2022-12-26 03:06:07 | 映画

12月23日金曜日に、銀行周りのついでに観てきました。その映画の終わった時間に友達と待ち合わせをしてランチANDおしゃべりをして、その友と別れた後に銀行の長い列に並んで用を済ませ、買い物をして夕方帰って来たので、何がまたはどの部分がついでであったのかは不明ですが、金曜日は充実した一日であったことは間違いのない事でした。

見たい映画が数本ありましたが、もう年内に見に行くのはせいぜい1本くらい。

あまり人気がなかったのか、見たいと思っていた「ザリガニの鳴くところ」はあっという間に終わってしまいました。

最近は、劇場公開から配信までの間が短いので、1本選択となると、ドラマ系のやつはちょっと我慢して、映画館で見た方が良いなと思える作品をチョイスして、このアニメになったのでした。

なんたって、絵が美しいですから。

音楽も大好きなRADWIMPSですから。

 

それに近頃は、廃墟は少々のブームではないですか。

コロナの初め、東京での感染者の数が三ケタで震えていた頃、「廃墟展」と言う写真展がありました。

コロナにもめげずに行こうと思っていましたが、日付が合わなかったのと、やはり自粛の気持ちが働いて行けませんでした。

もちろん自分自身で、廃墟に行って写真を撮ろうなどとは思いません。特に学校や病院、絶対にダメでしょう。夜のなんてさらに無理と言うものです。

それでも他の方が撮った廃墟の写真を見る時、胸が締め付けられるような気がして、そして美しいと思ったりもするのでした。

なぜ人は廃墟に心惹かれるのでしょうか。

それはまた別のテーマだと思いますが、新海さんは、良い所に着眼しましたよね。

 

また彼の作品を見ると、いつも「自己犠牲」と言う四文字熟語が浮かんできてしまいます。

そしていつも思うのは、物語は単純のように見えて、まったくそうではないという点なんですね。

「天気の子」を見た時、私はちょっと驚きました。

既成の概念をぶっ飛ばす、そこには新しい考えがあったからです。ある意味、それが正しい考えなんだと思いました。

だけど微妙に共鳴しきれていない自分がいたのです。

 

だけどこの「すずめの戸締り」には、その新しい考えと言う微妙に共鳴しづらいものがなく、そのファンタジーを堪能しました。

 

意外と笑えます。

そう、私、けっこう声を出して笑っていました。なんたって、子供用いすが白い猫を追いかけて、町を走っているんですよ。わらっちゃいますよね、そのシーン。

そして最後は、やっぱりじわっと来て泣きました。

ファンタジーと言っても、描かれているのは3.11だったりするわけですから、決して軽いというわけではありません。

 

これもまた原作を読もうと思いました。

分かっちゃいるけれど、分かってないという部分もあるし、今度は文字で楽しみたいからです。

それに分からない事などは、年明けにネットぐるぐる検索もしてみようかとも思っています。

でもそんなに難しい事を考えなくても、(いや、テーマについては深く考えよう。)すずめとイケメン青年の草太とのお話は素敵なのよね。

登場人物はみな魅力的で、嫌な人は出てこない・・・・。

ロードムービーも楽しい。

 

だけど私、2日経った今は、下の白い猫型の神の事を思い出しては、ついつい泣きそうになってしまいます。

このダイジンと言う神は、あの「マドカ・マギカ」のアレ(名前忘れた^^)みたいに、まったく可愛らしくない存在にも見えたりするわけ。その正体は何か・・・・。

 

この画像の下は、あらすじなどは書いていませんが、ちょっとネタバレしています。

 

 

 

草太が、この猫の代わりに使命を果たすことになって、その時の苦しさと寂しさを語るじゃないですか。

きっとこのダイジンだって同じなんじゃないかなと思ってしまうのですよね。

同じでも、それがこの白い猫の神の仕事だから・・・・。

 

なんかやっぱり泣ける。

だけどつかの間の自由と楽しい時間があって良かったなと思えて、それが救いです。

 

この椅子も可愛い^^

だけど椅子のエピソード、ある種のパラドックス。ちょっと気になりました。

《追:後からいろいろ思い出し、またじわじわと来ています。

この物語には、2回、「うちの子になる」と言う言葉が出てきます。すずめの叔母さんの環さんがすずめに言うそれと、すずめがダイジンに言うそれ。

その対になっているかのような言葉には、また深い意味があったのだと思いました。

子供は親が大好きで、また飼われている生き物たちも、飼い主が大好きで、その愛を疑いません。たぶん動物たちは死ぬまで疑わないのではないかと思うのですが、それは置いといて、子供たちは愛だけではないのだと気がついた時に・・・・

どんなにやんちゃな素振りをしていても、ダイジンはすずめが自分の事を好きだと信じていたのですよね。だけど(勘違いから)自分を苦しませ続けるダイジンに嫌いだと告げたすずめ。その時ダイジンは見る見るうちに萎れてしまうじゃないですか。

そしてのちに、誤解が解けて「ありがとう」の一言で復活。

さりげなく織り込まれているものに、また泣いています。》

 

そしてやっぱり綺麗・・・・。


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秋シーズンのドラマとwowowドラマ「両刃の斧」「DORONJO / ドロンジョ」

2022-12-25 02:51:04 | テレビ・ラジオ

まだちょっとドラマの感想です。海外ドラマの感想ばかりでは寂しいかなと思って。(誰が寂しいと思うかは明白。自分ですね(^_^;))

WOWOWでも見て、地上波でも今年の秋を楽しませていただきました。

【両刃の斧】全6話

井浦新と柴田恭兵のW主演。

大門剛明の原作のドラマ化です。

《あらすじ》https://www.wowow.co.jp/detail/171161

【捜査一課の刑事・柴崎の娘が刺殺体で見つかる事件が発生。警察組織を挙げての懸命な捜査が続けられるが、事件は迷宮入りとなった。しかし、事件から15年後、未解決事件の再捜査を専門とする専従捜査班が立ち上がったことで事態は急転。現場には不審な点が多く一向に進展しなかった捜査だが、事件を洗い直す中で犯人と目される「ある男」の存在が判明し、柴崎の後輩刑事・川澄らが動きだす。
一方、独自に真相を追う柴崎だったが、1本の電話をきっかけに、彼自身に「ある嫌疑」が掛けられることに……。疑念が渦巻く中、真相を追う川澄がたどり着いた真相とは?誰もが予想し得ぬ衝撃の結末が待ち受ける!】

このドラマ、善人と悪人がはっきりとしていると思いました。柴崎は本当に良い人。だけどその柴崎に殺人の嫌疑がかけられる…果たして。

悪の人が招いた悲劇は、他にもあって、事件は混乱をきたすわけですが、なかなか見応えがありました。柴崎は不幸のてんこ盛り。そんな感じがしてしまいました、人はそれでも生きていかなくちゃならないんです。

生きてさえいれば、やっぱり良い事もあると信じて行けるドラマになったと思いました。

 

【DORONJO / ドロンジョ】全11話

タツノコプロ創立60周年記念ドラマ。

タイムボカンシリーズのヤッターマンは、人気がありましたよね。だけどその人気は、ヤッターマンよりもドロンジョ達の憎めない悪人三人組がかなり貢献していたと思います。その昔うちの父さえも、「このドロンジョが意外と可愛いんだよなぁ。」などと言っていましたから。

だけどこのドラマはコミカルな部分はほとんどなく、愛の乏しい逆境でボクシングの世界から、そしてそこから事故によって片足を失ってから、格闘の世界を経て、如何に彼女はドロンジョになっていったのかと言う物語で、なかなか見応えがありました。

ヤッターマンも出てきます。

ボクシングでもライバルだった、お嬢様育ちの聖川愛加。

彼女の言う事に、けっして嘘はなかったと思います。

だけど最後にドロンジョ泥川七音(どろかわなお)は、彼女の心の内側にあるものを引きずり出してしまったかも知れません。

正義と悪は表裏一体。

たとえ正義の人であろうと思っても、自分の中の悪を知っていなければ、その正義の実行は難しい事なのかも知れませんよね。

もうひとりのヤッターマンは、高岩田ガン。そのガンちゃんを金子大地が演じ、頼家との再会が嬉しかった私。

 

主演は池田エライザ。ドラマ出身のこの人は、今までもドラマや映画に出て来ていたのに、ほとんど見ていないものばかり。また少しは見ていた映画やドラマにも出ていたのに、まったく覚えていなかったのです。

だけどこのドラマで、この美しい人はイイナと思ったら、他のドラマやCMなどでも、やたら目に入ってくるようになりました。これからも楽しみな女優さんなのかも。

 

【地上波では】

リビングが夫と私の共通の部屋なので、夫などは自分が見ていると、私も見ているのだと思って感想を呟いていたりするのだけれど、そりゃ、そこに居てテレビがかかっていたら、だいたいのあらすじは分かってしまうわけですが、「見てないですから。」と、私は強く言いたいですね。

二人揃ってドラマ好きですが、少々好みが違います。

ただ好みが一致した時の感想討論会は、意外と楽しい・・・・・かも^^

《アトムの童》

これ、本当にワクワクしました。

何故かっていうとね、あのさ、私たち客観的に言ったら、確かに「シニア」なのかも。(『えーっ!?うっそ~、いつから ?いつ、そのようなものになった !?』と、言う心の叫びは無視すると。)

でもね、私たちの世代からがゲーム世代だと思うの。

今、ゲーム世界の業界を支えている、若いおっさんズの年代に、ゲームを教えてしまったのは、私たちなのよね。なかにはそう言う家もあると思いますが、たいがいは親がやっていたから子供が覚えてしまったというのも多いのではないかしら。

だからこのドラマを見ながら、いろいろな場面で夫殿と盛がりました。

ただドラマの内容の感想を言うと、あんなに誰もかれもがニコニコと最後を迎えたことには良いような気もしますが、何か物足りないような気もしたのです。後ひとひねりの「大変」が欲しかったです。

 

《ザ・トラベルナース》

「ドライブマイカー」で、もっと岡田将生は評価されてもいいのではと思っていたのですが、ドラマの方で当たり役になった作品が回ってきましたね。

中井貴一との相棒ぶりも凄く良かったです。

シナリオは中園ミホさんなので、続編とかもあるかもしれませんね。視聴率も悪くなかったみたいですしね。

どんなお話だったのかと思われた方は、こちらなどを参考にしていただけたらと思います。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B9

 

エルピス-希望、あるいは災い-》

「鎌倉殿の13人」の次に、私が好きだった作品。

もう、OPの音楽の「パッパラパ~」って響きを聴いただけで、ワクワクドキドキしました。

この作品、冤罪事件と共にテレビ業界の裏も描かれていて、これが世に出てくるまでに経緯が、もうドラマになっているんですよね。

それについては→こちらの企画などにて

長澤まさみ主演。

共演の眞栄田 郷敦がとっても良いと思うんです。今後もきっと彼のファンです(笑)

毎回楽しみにしていましたが、月曜日が最終回ですね。

最後にどうやって物語を落とすのか、楽しみです。

 

あっ、最終回と言ったら

invert 城塚翡翠 倒叙集》

こういうドラマは好きです。の、割には真剣に見ていなくて、前回もボーっと見ていて、挙句の果てにうたた寝してしまったので、夜までに前回の分を復讐しておかなければ。

 

もう昨日になってしまいましたが、

《ひきこもり先生シーズン2》

の後編があり、見ました。前編・後編でしたが、ジンワリと瞳が濡れました。

心の中にたまって淀んでいた事を、口に出して言う事は大事な事だと思いました。

そしてまた、どんな時にも自分には味方がいると思えることが、本当に大切な事で、大人たちの役割だと思っています。

夫が「次の予告編をやらなかった。」と言うので「前後編だから、2回で終わりだよ。」と言うと、

「なんだぁ、この子たちの卒業までやるのかと思ったよ。勿体ないなぁ、もっとやればいいのに。」と言っていました。

私もシーズン3を希望します。

 

この人(私の事)はドラマばっかし見ているのかと思われそうな、感想のページ。

ハッキリ言って見ています。

映画やドラマ、お芝居を見るのは、私の人生の楽しみの一つだからです。回りくどい言い方をしていますが、受け身の物は本来「趣味」とは言わないと、何処かで読んだので、何か影響されているんです。

でもやっぱり、インプットとアウトプットが出来ていれば、趣味と言っても良いような気もしてきました。

 

趣味ならば、その趣味はしばらくお休みです。

チョー気合を入れて、ゴミ捨てを頑張りたいと思います。

と、言っても次の記事は映画のお話。

 

 

 

 


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北欧ホラーサスペンス「ブラックレイク」

2022-12-24 02:27:46 | 海外ドラマ

※ 前の記事と間があまり空いていないので、そちら「英国サスペンス「THE BAY 3 ~偽りの仮面~」」もよろしくお願いします。

☆   ☆   ☆

なんだかみんな美男美女。

ヒロイン、かなり日本人好みの顔をしているのではないかと思いました。

このドラマ(全8話)、『スウェーデン・デンマーク・ノルウェーという北欧3カ国が組んだ合作。』なんですって。

 

《あらすじ》→https://www.wowow.co.jp/detail/179171 ←お借りしています。

【資産家の息子である野心家の青年ヨハンは弟と友人・恋人ら7人を連れ、雪に覆われた山奥へ。目的は、現在は閉鎖されているスキーリゾートホテル“ブラックレイク”を視察して購入を検討するためだった。一行が到着した夜、ヨハンの恋人ハネは地下室から聞こえた謎の音で目を覚ますが、実はこのホテルは20年前、開業直前にある大事件が起こり、そのまま閉鎖されたのだった。
ホテルのあちこちで見つかる、サーミ語(一帯の先住民が使う言語)で書かれた文字“ギャーデク・ヤーミット”が意味することとは……。やがて若者たちはひとりまたひとりと呪いにかかったかのように、奇妙な振る舞いを始める。恐怖と危険が渦巻き、さまざまな思惑が交錯する中、生き残るのは誰か?】

 

うっかり他のサイトの感想を読んでしまったら、なんか全体の評価が低かったので驚きました。

確かに出だし、ちょっと面白いとは言い難かったです。だけどだんだんと面白くなっていきました。これ、深夜にやっていたのを録画して昼間見たのですが、タイムリーに深夜に観ていたら、怖かったと思いました。

これを面白く感じなかった人は、ホラーと言ったら、かつてのクオリティの高かったJホラーのレベルと比較してしまうからじゃないかしら。

過去に何があったのか、詰むように推理していくサスペンスとホラーが結びついていた所から、日本のホラーは世界に評価されたと思うのですが、今時はみなそれをやってるって感じですね。寧ろ日本の方がそれをやっていないように思います。

このドラマでは、その辿った過去の推理が、ちょっとイマイチだったような気はしました。

ラストはホラーのお約束と言う所でしょうか。

 

以下に、少々ネタバレ的なメモを書いておきます。数か月、もしくは二三日したら、上記のような抽象的な感想だと、自分がさっぱり分からなくなってしまうと思いますので。

☆    ☆    ☆

 

「ギャーデク・ヤーミット」は殺すか殺されるかと言う意味。

彼が何か言いたがってるからと交霊会を開くと、それを開いた人が呪われるって、ひどいと思う。

訴えたい事は、「呪い」って事だものね。

20年前の惨劇がかすんで勿体ない。それをまだ追っている元刑事の扱いも勿体ない。

リアル欲得サスペンスの部分が、希薄。

ヒロインの過去のトラウマが悲しい。

姉妹の絆が固くて好感度が高い。

死んだ人たちは皆気の毒。

資産家の家は、後継ぎが途絶えて悲劇だわ。

ラスト、サングラス掛けているんだもの。やっぱりなと思った。

怖いのは、謎が解けても呪いは解けないって事なのよね。

ホラーって、深夜に感想を書くのも、意外と怖いね。(笑)


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英国サスペンス「THE BAY 3 ~偽りの仮面~」

2022-12-23 22:42:27 | 海外ドラマ

この放送があったからだと思うのですが、

英国サスペンス「THE BAY」「THE BAY2」の記事に、多くの方に来ていただき、ありがとうございました。

 

今回は、前2作のシングルマザーであるリサから新任刑事ジェン(マーシャ・トマソン)に、ヒロインが交代します。このドラマ、この「シーズン3」で終了の予定が、人気が高かったので、続編の「シーズン4」も制作が決まったそうです。

 

《あらすじ》WOWOWさんからお借りしています。このドラマのサイトは→https://www.wowow.co.jp/detail/180406

【イングランド北西部の海辺の町。国家犯罪対策庁に異動したリサの後任としてマンチェスターから赴任してきた刑事ジェンは、息子と娘がいる母親。勤務初日、家族サポート官のリーダーとなるが、町周辺のモーカム湾でプロ転向直前の将来有望なボクサー、セフの他殺体が見つかり、上司マニング警部補の指示で捜査に参加することに。ジェンと同僚カレンがセフの母親などの家族に話を聞くと、中東系であるために差別を受けるなど、複雑な家庭環境が垣間見える。
やがてセフの恋人モリーの証言から彼が数日前、クラブで数人の男たちとけんかになっていたことが判明。その中に犯罪歴を持つ男がいたことが分かり、警察は男が住むアパートに踏み込むが……。】

 

このシリーズは、ヒロインが「家族サポート官」と言う仕事ゆえに、被害者の家族の事が深く描かれるのが特徴かもしれません。

あらすじにもありますが、中東系ゆえの差別の問題なども、アメリカの闇を感じさせるものがあったように思います。被害者セフの母親は頑なな人で、見ていてちょっと傲慢にも見えて、少々イラッとする時もありました。

だけど残された兄、耳の不自由な弟にも、今度の事件から辛い試練の時がやって来てしまいます。だけど彼らは一様に母親想い。なかなかうまく心が通じ合わない時もあっても、最後には前に進めたのが良かったと思いました。

犯人は、こう来たかと思ったら、実はさらにこうだったという展開で、面白かったです。

 

また、被害者家族のみならず、刑事家族の物語が綴られるのもこのドラマ。

ジェンには息子と娘がいるわけですが、実は高校教師をやっている男性と共に暮らし始めようとしていました。男性にも娘が一人いて、彼女の息子と同級生でした。子供たちのぎくしゃくから、二人も徐々にうまくいかなくなりますが、このステップファミリーがどうなっていくのかも見どころです。

また更には、ジェンの上司のちょっと切ない物語も良かったです。

 

メチャクチャ面白いとは思いませんが(m(__)m)、雰囲気も登場人物のホームドラマも好きです。

シーズン4も楽しみに待ちたいと思います。

 

※ ドラマの感想記事を続けて、ドドドと書いていけたらなぁと思っています。「行けたらなぁ」ですから、あてにはなりませんね。

 


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「吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」最終回

2022-12-23 03:17:40 | テレビ・ラジオ

信じられないけれど、「最終回」と言うものが来てしまいました。

12月16日は、横浜に帰っていて、タイムリーな時間には姉と話し込んでいたりして聴けませんでした。そして自分の泊まる部屋に戻ってからの真夜中にひとりで聴きました。

何となく、冒頭の拓郎さんの言葉に含みを感じました。

なんだかよく分からない含み・・・・・私が勝手に思うには、本当に完全ドロンではないのでは・・・?

でも、まあ、それはともかくです。

 

なんだか楽しい夜でした。

歌もお話も。

原宿から六本木に遊ぶ場所が移っていった経緯とか、ムッシュかまやつさんのお話。加藤和彦さんのお話。北山修さんを引き継いでの「パックインミュージック」のお話。なんかいろいろ懐かしさも感じました。いろいろとお話は詰まってましたね。ちょっとメモを取りながら聴いていたのですが、途中で止めてしまいました。

たとえ最後の夜であっても、覚えている事だけ覚えておけばいいのですよね。

 

吉田拓郎さんは、私の好きなシンガーで、また音楽家(って硬い言葉ですよね。他にはなんて言うのだったかしら。)なんです。

だからその歌が残っていれば、私は寂しくないんです。

だけどやっぱり、もうライブには行けないのは寂しいかも。

それにあのチケット争奪戦の、あれやこれやの喜怒哀楽を楽しむこともないわけで・・・・。

今思うと、あれ、面白かったね。

あの大変な時代だけじゃなくて、もっと昔の結婚する前に、朝、チケット情報を知って、その日に横浜の県民プラザにチケットを買いに行った想い出とか、みんなそれぞれ、好きだった年数と同じ想い出があるんじゃないかしら。

 

そう言えば、拓郎さん、

「絶対に良いから買え !!」って言ってたじゃないですか。

↓ これ。

 

あのね、これ、本当に良かったですよね。

私、実は、「楽しみ~」と言いつつ、実は買うかどうかずっと迷って、予約しなかったんです。そして発売日過ぎてから、やっぱり買ったんです。

あの言葉を思い出したから。

「推しは推せるときに推せ。」

これ、確かに名言。

DVDを買っても、聴かないんじゃないかと思っていたのですが、横浜に帰る時に持って行って、姉と一緒に見たんです。

なんかね、感動した、私。

そして、ああ、もうライブはないんだなって、しみじみとしちゃいました。

ここでとんでもないことを告白しちゃうと、実はあの最後のアルバム、CDを買って、レコードまで買ったというのに、なんとなく気に入ってなかったんです。好みは人それぞれだから、別にいいよねと思っていたのですが、このDVDを見たら、今まであまり心まで食い込まなかった音楽が染み渡って来たんです。

買って良かったです。

 

拓郎さんが、とりあえず、みんなの前からその姿を消して、マンションの花の管理に勤しんでいても、彼はシンガーなので、多くの人がこれからも彼の歌を楽しんでいくと思います。

私自身も、私のスピードで、これからも彼の歌を、自分のペースで楽しんで行こうと思っています。

 

拓郎さん、ありがとう。

あなたと同じ時代の船に乗る事が出来て、私は幸せでした。

 

流れた曲を全部ではないのですが、載せておきますね。

 

吉田 拓郎 マークⅡ 73

 

『いつでも夢を』吉田拓郎

 

君のスピードで  吉田拓郎

 

かまやつひろし「水無し川」

 

吉田拓郎 : 2009 : 歩こうね

 

今夜も君をこの胸に

 

「雨の中で歌った」「ショルダーバッグの秘密」は載せられず。

 

 


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相棒21 第10話「黒いコートの女」

2022-12-22 01:31:13 | ドラマ(相棒)

《ネタバレ気にせず書いています。未視聴の方はお気を付けて》

 

まさかキラキラネームだったとは !!

彼女が探しているのは、きっとこの子だろうなと思ってました。いや、これは何の根拠もないけれど、なんか映像見てると分かっちゃう「サスペンスドラマ好きな視聴者の勘」っていうやつですよ。

だけど、それとダイヤがどのように結びつくんだろうかと思っていたわけです。

 

きっと今回のライターさん、滝本智行さんも、何かの折に、キラキラネームで驚かれたことがあるんじゃないかしら。

「大きな愛」で「大愛」。

確かそう言ってましたよね。

 

因みに、私的には、キラキラネームは好きではありません。苦労するわ、アレ。きっと学校や習い事の先生たちも同じ意見だと思います^^

 

しかし謎の黒いコートの女・・・・

何とも言えない悲しいお母さんでしたね。

可哀想すぎます。

 

公園で転寝していたら子供がさらわれて、夫を亡くしたばかりの彼女には相談する相手もいなくて、だからなのか営利目的かどうかも分からないというのに、警察にも行かず、捜索願も出していない・・・・・。

だから、犬や猫みたいに「公園に捨てられていた。」と子供が届けられても、彼女に辿り着くこともない・・・・。

争った男たちは、みな勝手に死んでいき、なんだかその罪は彼女にあるみたいだし・・・・。

やっと探し当てた時、子供は別の人を「お母さん」と呼ぶ・・・・。

可哀想すぎます、やっぱ。

 

しかし細かい所、気になりますよね~。

彼女が、まったく警察を頼らなかった事や人を過ちからでも殺したのに逃げてしまった事なども共鳴できない点ではあったけれど、一番気になったのは、あの老夫婦が、赤ちゃんを養子に迎える事が出来るのか否かだったかも。

 

あと、イヤミのイタミは、好き。

「こてまり」での亀ちゃんは、美和子に事件の事を話し過ぎだと思いました。

そう思っていたら、右京がはっきりと注意していましたね。

 

と言うわけで(どういうわけ ?)、年内最後の「相棒」も終了です。

次回は1月1日。熟年探偵団、楽しみです。

 

 

 

 


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鎌倉殿の13人 最終回「報いの時」

2022-12-19 14:19:32 | ドラマ (大河)

実家から帰って来るバスの中で、ドラマが始まるからと言って、こんなにワクワクしたことは今まであったかしらと考えてしまいました。

最終回、どんな「鎌倉殿の・・」を見せてくれるのだろうかと、本当にワクワクしました。

だけど、「グランドフィナーレ」の配信にも間に合わず、本編のドラマにも10分遅れの参加になってしまいました。

でも、もちろん録画してありますし、「グランドフィナーレ」の方は、後日放送されますので、それを楽しみたいと思います。

 

10分見ていないのに、感想を書くのかと言われそうですが、書きます。

年末なんで。

(いつ、なったの。12月の後半に !?)

 

それに、一番書きたい所は冒頭ではないと思うので。

それでも

「あとからその10分の為に見直すわ。」と私が言うと、夫が

「徳川家康が出てくるよ。」と言うので、「へえ~!!」と驚きましたが、三谷氏は「真田丸」の時も真田幸村に物見から、赤揃えの鎧の軍団を見せて、

「彼らの物語を聞きたいものだな。」と言わせたのでしたよね。私はそのシーンがあったから、それまでまったく興味がなかった「おんな城主直虎」を見てみようと思ったのでした。

そう言えば徳川家康の愛読書は「吾妻鏡」だという事は、けっこう知られている事ですし、

「松潤、出たの ?」と聞くと、

「出たんだよ、松潤が。」と夫。

そりゃ、視聴者も大喜びのびっくりぽんや。

 

そこもちゃんと見たいけれど、私的には義村が「うるせえだよ、じじい」と言われたシーンを見たいかも(笑)

 

で、昨晩、ここまで書いて、さすがに疲れて寝ました。

昨日の勢いだと、ラストシーンのみ書いて、残りは箇条書きのような気もしたのですが、最終回ですので、もう少しちゃんと書きたいような気がしてきました。でも、三谷氏、最終回までぎゅうぎゅうと中身が詰まってるものだから、少々長くなってしまったら、ごめんなさい^^

 

承久の乱、見ごたえがありましたよね。

最後の最後まで、三浦氏はチャンスを伺っていました。

「ここで上皇様が出てくれば形勢は変わる。」と。

 

だけどその要請に、勇み出て行こうとする上皇を乳母の藤原兼子が必死に止めます。

後白河に守ると言った約束をと彼女は言いました。そこで後白河の臨終の姿が映り、幼かった後鳥羽天皇が「はい」と口が動いているシーンが映るのですが、あの時後白河は何を言ったのでしたっけ。

「私は守った。」と言った事は覚えています。「私も守る。」と後鳥羽が言った事も覚えています。

この「守る」とは、何であったのか。

朝廷は決して武士の立場まで降りて行かない。そして朝廷は朝廷の立場で君臨するという事だったのでしょうか。

 

かくして、この武士と朝廷の戦いは、武士が勝ち、後鳥羽上皇は隠岐に流されてしまいます。

この時、文覚が現れて、「隠岐は良いぞう。何もないぞう。」と出家したばかりの後鳥羽院の頭をかじる・・・「イヤダぁ。」と言う最後のシーン。

あの奇僧はどうなったのかしらと思っていたので、生きていたのかと、私も思いました。

配流の地で死んでいった後鳥羽院は、波乱万丈の人生を生きた悲劇の人だったと思います。だけどそうは思わせないコメディ調のシーンにホッとするものを感じました。私的には後鳥羽院の楽しい隠岐ライフ(無理くり)をスピンで見たいものだなと思いました。

 

鎌倉最大の危機、承久の乱が終わって、なんとなくのんびりとした平和な日常と言う雰囲気の鎌倉が映し出されました。

そう言えば、承久の乱の時の政子と実衣の祈りのシーンは、凄まじくて、そして・・・・・・笑っちゃった^^

特に実衣の姿に、全成さんの姿が被りましたよね。

その実衣と政子の会話で、実衣が「一言で言うと、どうかしてた。」と言うじゃないですか。

なんかしみじみとしました。

結局政子は無欲の人だったと描かれていたと思います。

そう言えば平盛綱、川で浮かぶものだから、死んだのかと思ったら 生きていて良かったですね。

「私はいつも何かに守られているような気がするのです。」

それは川で彼の命を助けた八重さんかしら。

 

そして義時が眩暈を起こして倒れると、薬湯を飲ませているのえが・・・・

そののえの顔を見て、「飲ませている顔よね。」と私。「だな。」と夫。

菊地凛子は、このドラマでは、凄く難しい役だったと思うんです。そこに居るのに、なんとなく絡んでいない存在。だから分かりやすく演技していたように感じます。唇や顔つきから、「飲ませている」がちゃんと伝わって来ましたから。

ところが医師の診察で、すぐにばれてしまいます。

麻の毒って、すなわち、大麻のことでしょうか。

残念だわ。キノコじゃなかったのですね。

のえと義時の会話で、マイ夫なんかは「このろくでもない女」呼ばわりなのですが、私にはそうは思えないー。

義時は夫としては、本当に「このろくでもない男」と言いたくなってしまいます。妻として娶ったならば、しかも自分の方から気に入ってですよ、三番目だろうが四番目だろうが、五番目だろうが、誠意を示しなさいよ。

義時にとっては地雷だったと思うのですが、つまり前のふたりの妻の出自と立場を語ってしまったのえ。だけどこののえの言ってることは、この時代だったらあながち間違いと言うわけではないんですよね。特に八重は、愛妾扱いだったはず。

のえはその八重が、義時が若い頃からずっと好きで、断られても諦めずに、やっと一緒になれた唯一の心の妻であることを知らなかったのでしょう。

のえは毒を盛ると言う大罪を犯しても、メンツの為に裁かれず追い出されます。

でもこれが、義時の精いっぱいの誠意だったのかも。

そう思いたい。

「もっと早くお前の本性を知っていたら。」と義時が言った時の、のえの悲しい顔さえ、義時は見ない。

「あなたには無理よ。あなたは私の事を少しも少しもみなかったから。だからこうなったのよ。」

 

「(仲章と)手も握ってません。」と言えば、「そんな事はどうでも良い。」と言われ、

「やきもちですか。」と言えば、馬鹿を見るような目で見る。

京都に居た兄が、政争に巻き込まれ殺されても、一緒に怒ってくれるわけでもなく、いたわりの言葉を掛ける事もない。

そしてここまで言っても、

何も大事な話などもせず、心を割った話などもせずに「出て行け~!!」と怒鳴る。

存在が軽すぎますよね。

のえが可哀想だと、私は思ってしまうのです。彼女のような人は、道端の花が綺麗だったからと摘んできてくれるような人だったら良かったのですよ。

(あらっ ?  昔の義時じゃない、それ。)

寂しいのえは立ち去りがたく、「あっ、そうそう」と言って、毒の入手先を教えてくれるのでした。

 

三浦義村との語らいの場面。

思わず「相棒」の「人は暗示で殺せるか。」がテーマのお正月特番があったじゃないですか。あれを思い出してしまいました。

逃れられないと思って、義村はあの杯をあおったのですよね。

そして自分の本音を語りました。

自分の方が優秀だったのに !!!

見栄えも良かったのに !!!

その杯に入っていたのは、ただの酒と分かっての一言、

「あっ、ほんとだ。しゃべれる。」

もう、本当に、三谷氏、こういう所好きすぎる。笑ってしまいましたよね。

そして、彼は義時に言うのです。

「これからも北条を三浦が支える。」と。

この時、義村の襟、みんなじっと見張るように見ていたのでは ?

彼が襟を触らなくて、ホッとしましたよね^^

 

そして、運慶の義時似の仏像が出来上がってきました。

「散々待たされた挙句、これか。」と義時は怒りますが、運慶は凄く満足した顔をしていました。快心の作だったのではないでしょうか。

 

顔の崩れた仏。

これの元になった仏像はないのでしょうか。

見たいなぁ。

「人に見せられぬ。」と義時は壊そうとして、そこで倒れて病の床に就いたわけですが、ある意味、その仏が守ったのでは ?

だって、それで毒を飲まされていると分かったのですから。

だけど、なーんてことは、三谷氏は考えていないと思います。

 

しかし義時は、自分似の仏像を作らせて、それを人々に拝ませたかったのでしょうか。何たる傲慢。

 

政子がその仏像を見る事も兼ねて、義時の見舞いにやってきました。

義時にとって信頼しきった二人で語り合える、ホッとできる時間だったと思います。

自分の毒殺未遂事件も、医師が解毒剤を持ってきていたし・・・・。

 

そこで彼はこのドラマの、本当の意味を語りました。

「ああああ、なるほど~。」と思った人はたくさんいたと思いました。

かくいうワタクシも。

頼朝が去った後に、血の粛清を受けた人の数。その数が13。

でもこの時点で、私的には12だと良かったのになとちょっと思っちゃった。(義時が13番目になればなと。)いや、ごめん。思っちゃったんだから仕方がないよね(^_^;)

調子に乗ってベラベラと話す義時。だって、大好きなお姉ちゃんだから。

「待って! なぜそこに頼家が入っているの。あの子は病死じゃなかったの。」

政子に言い寄られて、義時は過ぎた事だからと言い淀みながら、自分に都合のいいように語ります。最後まで頼家さまは勇敢に戦ったと。

「そうね。あの子はそういう子よ。」

「薄々は分かっていたわ。だけど聞くのが怖かったのよ。」と政子は顔色もさほど変えずに言いました。

 

だけどこの時、政子は思っていたかも知れません。

実朝の時、なぜあんなに警護が居たのに助けられなかったんだろうかと。語られなかった真実は何かとか。

 

何となく義時にとって、きつい話になって来て、今日は調子が悪い。医者が持ってきた薬を飲まなくてはと思い、政子に薬を取ってと言いました。

その薬を取りに行くスピードの遅い・・・・

気のせい ?

人は都合の悪いことを口走ると、それを打ち消したいがために、また余計に話してしまう事があると思います。

彼は言った。

子供も孫も全員失ってしまった政子に。

すべては泰時の為にやってきたことだと。我が子の為にと。

残酷すぎるー。

 

それでも政子は、「これですね。」と薬を持ってこようとしていました。

それなのにまた義時は、幼い排斥された天皇を、復権させないために殺すのだと言ってしまうのです。

「あなたはまだ・・・」

 

さながら義時は、その道で仏に会ったら仏を殺し、神にあったら神を殺しかねない男になってしまったような感じです。

だから、政子は義時の修羅の道を閉ざす決心をしてしまったのだと思いました。

 

「私もあなたも長く生き過ぎたわね。私もあとからほどなく行きますから。」と解毒剤を零してしまいます。

義時が這ってまでして、その薬を舐めようとすると、その直前でそれを足(?)でサッと拭いてしまう政子。(追:足じゃなかった(^_^;))

強い意思も感じたし、そのシーン、凄く好きでした。

まだやる事があると、生きようとする義時に、泰時をもっと信じましょうと言い、姉の意思を悟った義時は、頼朝の遺品である仏を泰時に渡すように託して息絶えるのでした。

「ご苦労様でした。」

政子はそう言うけれど、うっうっうっ・・・と嗚咽の声が響きます。

暗転し、名前だけがそこに映し出されても、政子の嗚咽が静かに流れていました。

やっと義時は修羅の道から解放されたのだと思いました。

 

じわぁ~ときました。

やっぱりさぁ、シェークスピアっぽいじゃん。

余韻半端ない、泣ける~と言ってしばらくハラハラ泣いていました。

舞台劇みたいでしたよね。

 

だけど何処がアガサなの、と私は首を傾げていたのですが、やはりこれまたツイッター民様の呟きですよ。

私は全体的に「そして誰もいなくなった」みたいにみんな消えちゃうじゃんと感じていたりもしたのですが、なんとこれ、「鏡は横にひび割れて」を参考にしたっていうんですね。

たぶん「アガサ」を参考にしたというのは、ラストの数分のみの事だったのですね。

なんでもない一言が、人の殺意を呼び起こし殺人が起きたという話です。

「嘘つきはついた嘘をちゃんと覚えていなくてはね。」と政子は言ったけれど、言葉は本当に恐ろしいですよね。

 

もしもあの時、頼家の死の真相を知らなかったら、家族想いの政子は脱兎のごと薬を取りに行って、さっさと飲ませたかもしれません。

知らなかったら、次の義時の考えている事を聞いても、やっぱり今は殺さなかったのではと思います。

やっぱ、凄いな、ツイッター民。謎が一つ解けました。

だけど映画のエリザベス・ティラーみたいに、張り付いた凍った顔とかして頂けたら、分かりやすかったのになぁ^^

 

あっ、でも、考えてみたら、シェークスピアだったら、義時は殺さず生かさずくらいに復活させて、そして泰時暗殺だな。それを義時に見せつけて復讐を果たす・・・・。(そしてその肉を鹿鍋に・・・・って止めなさいよ、私 !!!!)

なんてことを、朝、姉に電話して言ったら、「キャー、シェークスピアってそんなに怖いの。」と言うので、「基本、全員死亡ジャン、。」といい加減な事を言っておきました。

 

だけどこのドラマ、泰時のような希望の光があって、それを感じられたのが良かったです。

また泰時夫婦のワシャワシャとトウの暗殺教室の事は、どこにねじ込んで良いのか分からなかったのでしたが、なんかみな良い顔をしてよかったです。

 

余韻が半端ないというのは、今日も続いているわけですが、いろいろ関連番組を録画してあるし、HPのみんなのインタビューを読んだり、諸々ともう少し、その余韻に浸っていきたいと思います。

でも好きなものがたくさんあると言うのは、ちょっと忙しい。

拓郎さんのラジオをもう一回聴かなくちゃ・・・ねっ。

 

いや、だけど掃除もしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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