最終回スペシャル19話「冠城亘最後の事件」の前編である「仇敵」の感想も含めて書かせていただきます。
最初に「相棒」とは関係なくはないけれど、やっぱりあまり関係のない話から。
「京匡平」、これ普通、読めないだろうって思いました。凄い難読文字使いますよね。これに振り仮名を振っておかなければ、数か月後にこの記事を読み直したときに、この人の名前を読めなくなっているかもしれませんね。
「かなどめ きょうへい」。思わず検索してしまいました。
そしたらね、この「かなどめ」はちゃんと語源があるんですね。なかなか興味深かったので、リンクしておきますね。
前編、後編のあらすじは下の方に、HPのページをリンクしておきます。
その前編で印象深かったのは、右京が語る「仇討ちの条件」でした。仇討ちって親が子供の、または兄が弟の仇討ちではダメだったなんて、まったく知りませんでした。その定義はなんでだろうか・・・・・ってまた気になっちゃって・・・・
また寄り道していて日付越えしちゃったのですが、江戸時代の仇討ちの法的な決まりである事しか分かりませんでした。
なぜそういう決まりになったのかと言う部分が知りたかったのですが・・・。
首を傾げながら眠りにつく私。でもそこは、まっいいかって事にしましょう。
そして心に残ったのはこのセリフ。
「相棒が不名誉なパパ勝つ疑惑を掛けられているんですから」
冠城の「放っておいてください。」の言葉に、強くそういうわけにはいかないと語る右京でした。
「相棒が」と、右京が言いました。
未だかって、彼の口から、この言葉が出てきたことがあったかしら。
そしてカメラ目線の
「M マリア・・・」のシーン。印象深い演出でしたね。
そして「自業自得だ!!」の四重唱にも笑ってしまいましたね。
今回もさした時間延長があったわけでもないのに(ほんのちょっとあった^^)、いろいろと目が離せないお話になっていたと思いました。
同時進行で進んでいた内調と公調の話で、たまたま冠城が美馬からの食事を食べる前に電話に出たので眠らされずに済んだわけですし、Wi-Fiの場所や京が出した動画撮影場所から真実にたどり着いていくさまも面白かったです。
私的には青木の冠城に
「一つ聞いてもいいか ?」と言っても聞けなかった言葉は何かしらと思ったら、彼がすぐに「お前友達だよな。」と言い、聞きたかったのはそれかと思ったら、凄く憎たらしく話すので分かりづらくなってしまうけれど、彼の冠城を大事な友達と思っている気持ちが伝わってきて、好きなシーンになりました。
だけど冠城のパパ活チラシを作ってばらまいたのは青木でした。それが美彌子にバレテも青木を攻める事もなく、代わりに彼女に謝る冠城でした。ただ衣笠に叱られて、青木もどんどん居心地が悪くなっていく感じ。それでも青木は逆切れして「じゃ、首にしてください。だけどその瞬間に警察の不都合な真実が世界中に知らされる。覚悟しておいてください。」などと脅す。
衣笠と青木の父はどんな関係で、何があったのだろう。それはいつか分かる事なのかしら。
衣笠の所から冠城の所に飛んでくるところなど(いなかったけれど)、ちょっと胸が痛くなってしまいますよね。
今回、ツイッターでは「泣いた」と言う書き込み多数でした。これは本編ではなくてラストのふたりの別れのシーンでの言葉だと思うのですが、私はちょっとその前の、あの女刑事のシーンでちょっと泣いちゃった・・・。
警視庁警備部の津崎、野波麻帆さん、熱演でしたね。
これこそ仇討ちの定義に一番当てはまらないものですよね。
あの時お腹に赤ちゃんがいたのかと思ったら、可能性への復讐だったわけです。子宮をダメにされて、この先生まれてくるはずだった子供たちへの仇討ち。
えっ!?
って、思う方もいらっしゃると思うのですが、なんか、私メチャクチャ分かる。いやいや、気持ちは分かる。だけどもちろん殺人はダメよね←と一応いい子になって言っておきます。
だけど人を呪わば穴二つって本当ね。
京も復讐を考えなければ、野波を地獄に引きずり込まなかったのに、美馬も憎む気持ちを捨てて自分の人生を生きれば良かったのに。
(と言っても、それを言っちゃあ、このドラマは生まれなかったわけですね(^_^;))
この時の京役の本宮さんも上手いよねと思いました。なぜなら彼はこの時、初めて自分が何をしてしまったのかを知ったと言う顔をしていましたから。
しかし美馬、恐ろしかったですね。「匡ちゃん。」なんて親しげに呼びかけるわりに、囮どころかその命を野波に差し出しちゃうんですものね。
後から美馬の本当の計画を知った京の反応を知りたかったです。彼女はすべてをかなぐり捨ててだったのでしょうね。
そして鑓鞍センセのお言葉も、心に残りました。
「政治家なんてもんは、ずぶとくなきゃ生き残れないのよ。誰かさんのように。」
って、それは片山雛子。
彼女は、本当に恐ろしい悪魔のような人だけれど、キャラ的には大好きで、私は彼女の「双頭の悪魔」から「相棒」が好きになったので、この返り咲きは嬉しい。そして彼女の鑓鞍センセに対しての最大の嫌味連発のシーンは小気味が良かったです♡
そしてやっぱり冠城亘の別れは寂しく感じましたね。でもその前に言うと、まさかの青木君の卒業にも吃驚しましたね。浅利陽介さんじゃなかったら、この捻くれた醜く顔をゆがめて話す、このキャラについていけなかったかもしれません。彼だったから登場してきた時からずっと好きでした。次のシーズンではこの便利屋ポジションも何気に見つけなくちゃならないんですよね。
そしてそして、冠城との別れのシーン・・・・・。
「僕は今まで、去る者は追わずだったのですが・・・・」
「もう少し一緒にやりませんか。君が特命係を去る事を、出来れば拒みたい。」と、右京が言い、
冠城が
「最高のはなむけの言葉です。長い間ありがとうございました。」と言う。
これって今までで最長であって、水谷さんからしてみたら最終回まで一緒と思っていた相棒への、本当の気持ちのような気がしてしまった人も多いのではないかと思います。そして反町さんの言葉も。
なんかグッときましたね。
そして暗い部屋の特命係の名札が一枚。
小手毬にひとりで座る、右京の後姿。
さみしい~・・・・・・
そして半年、「相棒」ないのよ~・・・・
寂しい~・・・・・
こんな高視聴率番組をテレ朝が、まだ手放すわけはないと思いつつ、やはり20年は凄く長いと思うんです。脇のキャストも含めて、そろそろ「相棒」も盛大にフィナーレの花火を打ち上げ時かなと思っていたのですが、次の「相棒」を迎えてしまっては、その人への配慮も考えなくちゃいけないと思うので、後少なくても2から3シーズン続けるのではと思うのですが、どうでしょうかね。
と言うわけで、またも毎回、私の感想をお読みくださった皆様、ありがとうございました。
また半年後にお会いしましょう。
(ああ、いや、ブログは明日も続きます(^_^;))
オマケ: 反町さん4月からさっそくドラマが、WOWOWで始まるんですが、昨日まで興味ないなと思っていたのですが、いきなり見たくなりました。
^^