「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

12/3夜 第6回築地市場を考える勉強会 開催 千代田区神保町駅近く日本教育会館にて

2009-12-01 19:48:16 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 築地市場の移転候補地 豊洲の土壌汚染対策につきましては、本年2月に「豊洲新市場予定地の土壌汚染対策工事に関する技術会議(以下、技術会議)」の最終報告書が提出され、石原慎太郎都知事は、豊洲新市場の平成26年(2014年)12月の開場を表明いたしました。

 しかし、それから9ヶ月以上が経つも、東京都は、地元中央区をはじめ都民に対し、土壌汚染の現状および技術会議で選考された“新技術”に関する実行可能性など詳細な説明を行っておりません。

 東京都は、「豊洲新市場予定地の土壌汚染対策等に関する専門家会議(以下、専門家会議)」の場で約束されたリスクコミュニケーションの場を設けるべきであると考えます。説明責任を果たすことなく、来年度予算に土壌汚染対策費を計上することは本来できないはずです。

 私達は、都民、市場関係者、区政・都政・国政の議員らの有志で、「築地市場を考える勉強会」という場を設け、豊洲土壌汚染問題や築地市場移転問題の勉強会を開催してまいりました。この度、下記のご案内の通り第6回目の勉強会を開催する予定です。

 今回の勉強会のメインのテーマは、「NPO法人市場を考える会」を中心に市場関係者や消費者の皆様が東京都に対して提起した「豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄差止め訴訟」の裁判の経過報告です。有名な模範判例をいくつも築いてこられ、今回の裁判でも弁護団代表を率いてくださっている梓澤和幸先生にもお越しいただきます。
 幸いに、裁判は、多くの皆様の関心をひき、現在原告団は、総勢約200名に上っています。

 この裁判の重要性は、様々な不備の多かった土壌汚染の実態調査(ベンゾaピレンのデータが未公表だった点、透水係数の一桁の間違い、不透水層が存在しない箇所の存在、不透水層より深い位置への汚染の浸潤、同地点における不透水層の存在する深さの大きなズレなど)を検証するための唯一の証拠資料(コアサンプル)の隠蔽が、東京都により行われようとすることを止めさせ、法廷という公開の場で、専門家会議や技術会議の報告を再検証することにあります。

 また、勉強会では、国政報告・都政報告の時間も設けました。土壌汚染対策法改正についてや、築地市場移転問題や豊洲土壌汚染について、国政・都政の動きを踏まえ、ご参加いただいた議員の皆様にご報告をいただく予定にしております。

 多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

                   
           記

日時:12月3日(木)18時半~21時(18時00分開場)

場所:日本教育会館 一ツ橋ホール 8F 第2会議室(定員168名) 
   千代田区一ツ橋2-6-2 電話03-3230-2831
   神保町駅A1またはA8出口
   竹橋駅1b出口


<プログラム>
18時00分 開場
(築地市場移転問題や差し止め訴訟に関連したビデオ上映)

18時30分 開会 
       築地市場移転問題に関する都政・国政報告

19時00分 コアサンプル廃棄差止め訴訟について報告
      一、裁判の経過報告
       弁護団代表 梓澤和幸弁護士(東京千代田法律事務所)
       弁護団事務局長 大城聡弁護士(同上)

      一、専門家会議、技術会議の問題点
       「こどもたちに残したい世界ネット」
       共同代表 水谷和子氏

報告後~20時50分   会場からの質疑応答や意見交換
    指定発言:野末 誠氏(「NPO法人市場を考える会」理事、東卸監事)

   
参加費:500円(資料代含む)

参加対象:築地市場移転問題にご関心のある皆様
    「豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄差止め訴訟」原告団の皆様
   


以上


                           平成21年12月
                    築地市場を考える勉強会事務局  
                           文責 小坂和輝
               中央区月島3-30-3 2F 電話03-5547-1191 
                  メール:kazuki.kosaka@e-kosaka.jp
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型インフルエンザワクチン 12/6日曜日 当院集団接種 実施

2009-12-01 18:30:59 | 各論:新型インフルエンザに備える

  先日、当院での新型インフルエンザ接種希望者が、1100家族に達したと書きました。

 これらの皆様が、ずっと待たれているわけではなく、中央区の集団接種や、ほかの医療機関で接種を済ませており、正味の待ちの人数はこちらの把握できる範囲では、約800家族です。

 
 現在、専属スタッフを配置して、鋭意、順番にお電話でご連絡して予防接種枠をご提供している段階です。

 この度、12/6日曜日当院にて集団接種を実施いたします。
 個別電話だけでは、追いつきませんので、若干枠の電話受付をいたします。新型インフルエンザご希望の皆様は、当院へ、電話でご予約ください。



 場合によっては、すぐに枠は、埋まるかもしれません。その時は、どうかご容赦ください。
 ただし、ワクチンの供給さえあれば、
 12/12(土)午後、12/19(土)午後、12/20(日)、12/26(土)午後
 あたりも同様に集団接種枠を設ける計画を当面のところ持っています。
 それぞれに電話予約を受け付ける場合は、また、このブログでもアップいたします。

 中央区のすべての子どもたちに接種漏れのなきように、中央区実施の集団接種とも連携しつつ、フォローしていきたいと思います。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分を知ること、他人に忠告すること

2009-12-01 11:34:46 | シチズンシップ教育
 本日、目にしたコラム。
 朝日新聞、天声人語。

 大切なことが書かれていました。

 文章の中にある、「自分を励ますことのできる灯を、人の心身にともしたとき、初めて政策に血が通うことになろう」というところの政策を、追求していきたいと思います。

****朝日新聞 天声人語(09/12/01)****

古代ギリシャの七賢のひとりタレスは、何が一番難しいかと問われて「自分を知ること」と言ったそうだ。では容易なことは?と聞かれ、「他人に忠告すること」と答えたという

▼そんな話を、しばらく前の声欄を読んで思い出した。投書した人は、職探しに通うハローワークの相談窓口で、小型の色紙を目にしたそうだ。そこには「人間関係うまくいかないのが当たり前」「転ばない生き方より転んでも起きあがる人生がいい」と書いてあった

▼仕事を失った人を励ますつもりだったのだろう。しかし投書者は、落ち込んでいる気持ちを逆なでする、と立腹していた。紋切り型の人生訓である。古人の言うように、示すのは簡単でも、意図した通りに人を勇気づけるのは難しいようだ

▼きのう、17都道府県のハローワークで「ワンストップ・サービス」の試行があった。求職だけでなく、縦割りだった様々な支援を一つの窓口にまとめて応じる失業者対策の目玉である。昨冬のような「年越し派遣村」を再現させまいと、政府が取り組んでいる

▼タレスに相通じる、詩人の吉野弘さんの一節を思い浮かべる。〈他人を励ますのは、気楽です/自分を励ますのが、大変なんです〉。自分を励ますことのできる灯を、人の心身にともしたとき、初めて政策に血が通うことになろう

▼きょうから暦は師走。12月の異名は、聞くだけで風の寒さをつのらせ、せわしなさを倍にする。デフレに円高、株安が追い打ちをかける年の瀬、貧乏神を長逗留(ながとうりゅう)させない政府の力量が試されるときでもある。


*****以上、*****
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする