「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

12/13中央区保健所にて実施 新型インフルエンザ 集団予防接種 中央区医師会実行委員会

2009-12-07 23:00:00 | 各論:新型インフルエンザに備える
 12/13実施の集団予防接種実施に向け、主催する中央区医師会の実行委員会が開催され、私も参加してまいりました。
 夜20時から22時過ぎまで、闊達な意見交換が、行われました。

 鋭意、当院でも新型インフルエンザの予防接種を、休日や土曜日の午後に特別枠を設けて実施しておりますが、追いついておりません。
 このような集団接種実施により、多くのこども達に予防接種の機会を提供することに大いに期待を寄せており、私も全面協力させていただく所存です。

 この集団接種は、以前のブログでお知らせしたように、コールセンターに電話して受け付けた上での接種となります。


 実行委員会での議題として、
①どのような予約受付状況になっているか

②当日の医師の配置

③当日の実施マニュアルの確認

④当日発熱などで打てない子への配慮

⑤1/10やその後の集団接種の実施の必要性の検討

などが話されました。


 実行委員会で、私が重要視させていただいたことや問題提起させていただいたことは、
①安全面の確保、特に卵アレルギーの子への対処

②緊急時の対応
(酸素や救急カートの準備、聖路加病院救急や消防署との連携など)

③当日、発熱患者や、もしかして新型インフルエンザの子の紛れ込みによる集団感染が起こらないようにする配慮
(病児の隔離室の準備)

④12/13の当日枠が定員いっぱいになっても、コールセンターでは希望者を受け付けリスト化すること

⑤一回目と二回目の接種費用が異なること(中央区民は、優先接種者は、無料接種で接種費用を払いませんが、実は、接種費用に差があります。)による事務作業の増加

⑥予防接種実施ガイドラインの統一見解
(熱性けいれん後の実施間隔など)

⑦二回目の接種予約もれのないようにする配慮

などなど


 今回は、11/23に引き続き二回目の実施ですが、1000名単位の大規模な実施です。
 事故なく実施できるように、十分検討していきたいと思います。

 ワクチンの絶対量の不足はここでも、身にしみて分かっておりますが(国のワクチン行政の推進を強く要望いたしたいと思います。)、その他にも、実際にやってみて不手際やお気づきの点がございましたら、ご指摘いただけますと幸いです。
 いただきましたお声は、医師会に届け、1/10の実施に反映していければと思います。
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