企画部政策企画課政策企画担当係 御中
お世話様になり、ありがとうございます。
「中央区公共施設等総合管理方針」についてパブリックコメントを提出致します。よろしくご検討の程、お願い申し上げます。
第1,総論
1,土地についても分析すべきことについて
土地を除外していますが、土地についても、管理方針に記載をお願いします。
理由:有効活用すべきものであり、施設整備とも関連するため、将来的に、何に使えそうだとかいう検討を入れておくべきと考える。遊ばせておくのではなく、少なくとも、太陽光パネルなど設置して、自然エネルギーを得る場にできるのではないだろうか。
2,財政のシミュレーションについて
財政のシミュレーションは、本当に大丈夫といえるだろうか。とくに、施設整備とインフラ整備の合算をしたものに対して、財政が、大丈夫かどうかの記述もお願いします。
理由:施設整備だけでは、まだまだ、余裕がありそうだが、道路や橋などインフラもいれると、余裕がないように考えられるため。
3,老朽化の評価法について、
老朽化は、建築年数だけの指標でよいのか?他の指標も合せて、評価を求めます。
4,「築年度別区有建築物一覧」について
平成29年3月の前回の『公共施設等総合管理方針』では、「築年度別区有建築物一覧」が入っていました。
今回も、同様に入れて下さい。
5,災害時の管理方針について
災害時に、中央区の施設をどのように活用するかの記載も、お願いします。平時だけの施設管理方針だけではなく、災害時での施設管理方針の項もお願いします。もしくは、災害時に関し、網羅的に記載がなされた計画がありますでしょうか。
6,ライフサイクルコストの試算について
「ライフサイクルコスト」は、概念が記載されていますが、個々の施設について、算出されていません。参考値としても、算出して盛り込むべきと考えます。
理由:複数の指標で、将来のコストを予測していき、備えとするため。
7,修繕積立金と管理費の見積もり
大規模開発に入って広い専有面積を持つ施設を所有した場合、修繕積立金と管理費は、将来的に大丈夫であるか、たいへん不安です。例えば、城東小学校など、その額が今後、区の大きな負担になってくるものと考えられます。また、再度の建て替え時、取り壊し費用なども巨額になるはずです。前述のライフサイクルコスト試算とも絡んできますが、それら、将来のコストをきちんと盛り込んでいただきたく存じます。
8、各施設のエネルギー効率の評価について
エネルギー効率をよくするという観点で、コラムだけではなく、全施設でのCO2排出量の分析と、それを減少させ、エネルギー効率を高める課題を、項立てを新規にして記載をお願いします。
理由:環境行動計画を改定し、2050年のカーボンニュートラルを実現させるための足掛かりにしたいと考えます。
9,施設管理方針を立てるタイミングと、基本計画改定のタイミング
この総合管理方針が3月に策定され、4月から新年度で、基本計画の改定作業にはいるという流れは、たいへん良いと考えます。
次回も、本管理方針の改定を2027年3月にやり、2027年度で基本計画の改定作業をやって、『基本計画2028』を策定するなどの周期で、本管理方針がバージョンアップされていくことをお願いします。
理由:基本計画立案で、10年間の見積もりで最も試算で重要なのが施設整備であり、管理方針が最新が出されていると、基本計画での見積もりがやりやすくなるため。
10,盛り込むべき施設について
将来建てるべきもの(児童相談所)、直近で建てるもの(晴海西小学校・中学校、晴海出張所)も将来コスト算出における試算にいれるべきと考えます。よろしくお願い致します。
理由:将来の試算は、最大限のかかるであろう費用を入れ込んで備えるべきであり、過大評価はよいが、過小評価をしていて、実は、予想以上に経費がかかる、予算にしわ寄せが来ていることを気づくのを遅らせてはならないと考えるから。晴海西小学校・中学校、晴海出張所を盛り込むことは、強く要望致します。どうか、ご検討の程、よろしくお願い申し上げます。
11,「有形固定資産減価償却率」
この指標を今回追加している点は、分析する視点が増え、よいと思いました。ありがとうございます。
12,普通会計による財政状況
普通会計というやや理論的な数字ではなく、区の財政状況をダイレクトに示す一般会計を用いて、財政状況をお示しいただければと思います。
13,全庁的な取組体制の構築について(P127)
施設の情報となるデータをどこの部署からでも見られるようにするなど一元管理をされるのでしょうか。データの管理をぜひ、ICT技術を用いて、全庁的に共有できるようにしてください。
期待しています。
14,第9章について
「施設類型ごとの基本的な方針」の追加は、よかったと思います。今後は、この方針部分を厚くして行って下さい。
15,施設の時間帯による有効活用策について(64~65頁)
利用率の低い施設の利用率を高める方策のなお一層のご検討をお願いします。
第2,各論
1,本庁舎の管理方針のもう一歩踏み込んだ記載について
本庁舎のありかたについての記載は、その改築費用が、200億~300億円と巨額になるため、慎重に検討をすることをお願いします。
また、本庁舎を、超高層のビルの中に入れ、改築費用を浮かすという手法も、他の区で取られたところがありますが、前述のとおり、大規模再開発の場合の、管理費や修繕積立金の経費が大きくなり、かつ、改築費がさらにかさむことが考えられるため、適度な規模での検討をお願いしたく考えます。
2,本庁舎の建て替え費用の盛り込みについて
本庁舎の建て替え自体は、この30年でありうることであり、その額、200億~300億円は、将来コストの試算に、盛り込むべきと考えます。
理由:より現実に近い試算を行うために、どうか、よろしくお願い致します。もしくは、30年後の予測で設備整備基金が、これだけ残るから、200億~300億円規模の本庁舎の資金が準備できるなどの文言の記載を、それが可能である場合は、お願いします。
もしくは、本庁舎整備基金を単独で立ち上げてはいかがでしょうか。
3,伊豆高原荘の長寿命化について
伊豆高原荘は、国立公園内ゆえ建替えへの規制が厳しいと伺っているところです。従って、同施設の長寿命化策はとれるかどうか、もう少し、詳細に分析願います。
4,復興小学校の保存、活用について
復興小学校である泰明小、常盤小は、今後も保存し、利用していくという考えかたでよいでしょうか。歴史的にも貴重なものであり、ぜひとも、取り壊すことなく保存活用していくことをお願いしたいと考えます。
どうか、歴史ある学び舎で学ぶことの価値が将来に引き継がれていくはず。
十思小、京華スクウェアも、リノベーションが加わっているものの、保存活用の方針でお願いします。
5,パークPFIを採用する桜川公園について
パークPFIを今後、桜川公園でとっていくこととなります。もう少し、詳細に記載をお願いします。もしくは、次回の改定時には、その方向性も見いだせるため、パークPFIを採用した後の試算など記載いただけますようにお願いします。
6,住宅の維持管理について
住宅の維持管理についてのアイデアをもう少し、詳細にお願いします。
住宅施設の利用状況を示す指標は何かないのだろうか。
7,船着場(37頁)
今後できる、月島三丁目北地区や、勝どき東地区、マルギモビリティステーションなども入れていただけますようにお願いします。
8,投資的経費の推移(50頁)
トレンドをみるために、10年のスパンでグラフを作ってください。
9,地域別人口推移(48頁)
グラフを見やすくするために、変動の少ないものを下に、すなわち、前回の方針と同じように、下から、京橋、日本橋、月島で棒グラフを作ってください。
以上