北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

代表質問でのやり取り

2012-03-01 23:45:45 | Weblog
 今日から釧路市議会での会派代表質問が始まりました。

 トップバッターの議員さんは、「あるブログで見たのだが…」と前置きをした後で、「人生の生き方には『山登り型』と『川下り型』の二つがあるそうだ。さてさて、市長の釧路市政はどちらなのでしょうか。特に答えは要りませんが」ときました。

 どこかで聞いたことのあるフレーズですが、何人かの議員さんは私の方を見てニヤニヤしています。




 特に答えはいりませんが、と言われたものの、市長も受けて立って、「どちらか、と言われてもそれぞれに向いた考え方があるでしょう。目標を定めてその通りに努力すればよい『山登り型』タイプのものもありますが、未来は自分の思う通りにはならず次から次へと新しい課題、難題が押し寄せてきます。それらに対しては『川下り型』的に適切に対応をしてゴールの大海を目指す事の方が向いているでしょう」とおおよそそんな雰囲気で返していました。

 川下り型と言いながら、そうした課題に機敏に対応するためには、人的資源も必要だし、予算的なゆとりも必要。

 まさに意志と能力の話であって、いざというときのために能力を蓄えておくという必要があって、市の財政を健全化させておかなくてはならない、というのはその日のための備えであるわけです。

 行政の財政の役割は、富を集めて再配分するという福祉的な機能がありますが、同時に、団体自治として自分たちの未来のために、自らの意志で進む方向を定めて投資をするという行為も必要となります。

 ポイントはそのときにどれだけ住民の信頼を勝ち得て、力強く施策を押し進められるか、ということでしょう。

 ゴールにたどり着くことも幸せならば、ゴールを目指している過程にも幸せがありえます。

 皆で気持ちを一つにするまちづくりは、その過程がまた幸せであるに違いありません。

 昨日からは深夜までの答弁調整の日々が始まりました。

 市の進もうとしている方向を、議会での意見交換を通してより多くの市民に知ってほしいものです。
コメント (1)
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