北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

直接対話こそ基本中の基本なのだ

2012-03-18 23:45:53 | Weblog
 昨日、港町かもめホールで月に一度開かれる、「ビアクラブ友の会」に出て、ビールを飲みながら会の皆さんとお話をしていたところ、民生委員をされているという方から、「前回、民生委員の総会でお話をしていただいたのがとても良かったです。是非またお聞きしたい」という評価を聞かされました。

 このときに私がお話したのは、市政に関するホットな話題でしたが、レジメ一枚を渡して関連する単語がちりばめられたものを持ち帰っていただきました。

 私自身大したお話をしたつもりはないのですが、それが思いのほか好評だったという評価には二つの意味があると私は思います。

 一つ目は、釧路の市民の皆さんは、姿勢を展望するようなお話をあまり聴く機会があまりない、ということ。

 そして二つ目には、市役所側も市政の現状とこれからについて面白おかしく興味深く話をする機会をもっていないのではないか、ということです。

 広報紙やホームページなどでやっている、という言い方もありますが、これらは最低の市政情報提供であって、市民協働を語るからには一歩進んだ情報提供をじっせんしなくてはなりません。

 直接語りかけるというのは、そのなかでも最も基本でありかつ最も身近に感じられる伝え方に違いありません。


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 本来ならば、市長自身が様々な会合で直接講演や講話をすればよいのですが、現在の仕事の配分ではなかなか全てが叶うわけにはいきません。

 しかし市長がダメなら副市長が行けばよいだけのことで、提供する側の心持は決まっています。こちら側も営業が不足していますが、市政の話を聞いていただきたいというお願いをもっともっとしようと思います。

 問題は、市民や市内の各団体の方に、市政を話を聞くということが『当たり前になっていない』という現状の方にあるかもしれません。

 つまらない話を延々と聞かされるのではないか、という心配もあるかもしれませんし、ほかの話題提供者も大勢いる中で、同じ人からの話を何度も聴いてはバランスが悪い、と思うかもしれません。

 しかしここは話題を提供する市側も、受け取る皆さんの側も共に頭を切り替えなくてはいけません。

 市側の市政としては、「市政についてつまらない話はしない」と心に決めて、プレゼン力を高めて姿勢を興味深く話すスキルをアップさせなくてはなりません。

 そして市民の皆さんの側も、最も関心を持たなくてはならない自分たちの町の話について真剣に聞く機会をもっともたなくてはならない、と自覚していただきたい、ということです。

 情報を伝えようと思ったら、直接対話こそ基本中の基本。それができて初めて、印刷物やネットでの情報提供がありえるはずです。

 私自身ももっともっと市民の皆さんの会合に顔を出して話をする機会を持とうと決意を新たにしました。

 いろいろなところからオファーが来ることを心から期待していますし、ある程度は数値目標を持って営業活動をしましょうか。





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 …とここまで書いて、市内のロータリークラブから、明後日のお昼時に講話をしてほしいという依頼を受けていたのを思い出しました。

 テーマは何でも結構です、ということだったので、何気なく「二宮尊徳」について話そうかと思っていたのですが、気持ちを入れ替えて、改めて二月議会後の新年度の市政運営について話そうと決めました。

 ブログを書いていて自分の頭の中が整理されるという体験も面白いものです。


【余談ながら】
 映画「僕等がいた(前篇)」の公開が始まったばかりですが、釧路市内の出足が非常に悪いらしいという噂が伝わってきました。

 明日以降、しっかりと支援運動を始めなくては釧路の恥になります。

 こんな良い話を、地元が盛り上がらなくてどうしますか。映画館へ多くの市民が行ってもらえるように頑張りましょう。
コメント
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