北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

釧路公立大学小磯学長の退任と離釧

2012-03-21 23:19:57 | Weblog
 釧路公立大学の小磯修二学長がこの度学長を退任されて、釧路を離れることとなりました。

 小磯先生は13年前に釧路公立大学の地域経済研究センター長として着任され、以来地域政策研究の分野で実践的な研究業績を上げて来られました。

 2008年からは地域経済研究センター長に加えて公立大学の学長にも就任され、文字通り大車輪で大学経営も支えて来られたのです。

 今夜はそんな小磯先生に対する感謝を込めて、有志による「小磯学長を送る夕べ」が開かれました。




 ご挨拶の中で先生は、「地方には地方の発想があるはずで、決して中央だけが素晴らしいわけではない。特に東京への一極集中が顕著になった今日、東日本大震災を見てもその危険性と脆弱さが明らかになったところです。今こそ健全な地域分散を実現すべき時だ」と強調されました。

 道路をはじめとする公共事業でも、「できればあると良い」、「欲しい」という願望レベルを、調査・研究・学問のレベルでその経済効果や必要性を主張するバックアップを幾度となくしてくださりました。

 まさに道東地域の経済発展に対する貢献はいくら書いても書き足りないほどです。本当にお世話になりました。


  【発起人たち】

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 小磯先生と縁の深い方々からのメッセージでは、「小磯先生には是非とも、ご自身が推していた『二地域居住』で釧路にも生活の拠点を構えていただきたい」というお願いも。

 また蝦名市長からは、「小磯先生には、四月から釧路市顧問として今後とも市政運営へのアドバイスをいただくことになっています」という紹介があり、会場から安堵の拍手が湧き上がりました。

 
 最後のご挨拶が終わったところで、社会人による小磯塾の生徒たちから花束とフライフィッシングの竿とリールがプレゼントされました。

 小磯先生は釧路在住の間にフライフィッシングも楽しまれるようになっておられたので、今度はぜひ道東の川でご一緒させていただきたいと思います。

 どうぞこれからもますますお元気で釧路を見守ってくださりつつ、ご活躍ください。

 ありがとうございました。
 

コメント (4)
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