議会での会派代表質問の中での一コマ。
ある議員さんから、AEDの管理についての質問がありました。
AEDというのは、自動体外式除細動器(じどうたいがいしきじょさいどうき、Automated External Defibrillatorの頭文字からAEDと呼ぶ)のことで、心室細動という心臓の不具合で心臓が止まった際に、自動的に心臓状態の解析を行って、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器です。
手順に添って電気パッドを患者の胸に貼って、機械の指示に従って操作をすれば、自動的に電気ショックが流れるために、医師でなくても機械を使える人ならば誰でも心臓麻痺の患者を助けることができます。
そのため、公共施設や人の集まる民間商業施設などでもこぞって設置をするようになりました。
釧路市でも、公共施設や学校を中心にAEDを設置していて、市全体では121台を保有しています。
質問の内容は、「このように便利な機械ではあるものの、いざという使用時に、AEDが作動せず尊い命が失われる例が多いと聞く。AEDは一度使うとパッドやバッテリーを新しいものと交換しなくてはならないし、使用期限が近づいたものは交換しなくてはならない。市の保有するAEDでも、管理が丁寧でないものが見受けられると聞くが、管理を
一元化してはどうか」というものでした。
市側の回答は、「所管する課がAEDの状況を確認して、子供保健部へ報告するように、管理の一元化を図り、適切な管理に努めることといたします」というもので、年に一度は行わなければならないと言われる機材のチェックも、指示を出すなりして誰かが忘れても誰かがフォローするという、管理のフェイルセーフに心がけなくてはならないかも知れません。
質問ではそれに加えて、「AEDは買い取り方式よりもレンタル方式に切り替えることで管理費用が低減するのではないか」ということも訊かれました。
現状を調べてみると、全部で121台のうちリース契約をしているものが8台で、残りの113台が購入したかあるいは寄付で寄贈されたものなんだそう。
答弁としては、「今後新たにAEDを導入や入れ替えをする場合には、買い取り方式、レンタル方式それぞれについて、コスト面を比較しながら判断して参ります」というものでした。
機械は使わなくても寿命が5年くらいで、電極パッドにも寿命があるのだそう。交換の際にはいろいろな調達方式を考えなくてはならないようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/d8/bb6c6fa7fbc1d02863021802a43a5861.jpg)
※ ※ ※ ※ ※
答弁調整の打ち合わせの中で、こんな会話がありました。
「ところで、どうして今買うときにはリースにして安く調達をしないの?」と訊ねてみたところ、帰ってきた答えが、「実は市が独自で調達したものは案外少なくて、寄付や寄贈でいただいたものが多いのです」とのこと。
どうやら、市内の様々な団体の地域貢献の手法としては、AEDを寄付してくださるのがちょうどよろしいようなのです。
ある年に寄付が多かったりすると、一斉に寿命が来る機械も多いということで、交換の費用がかかりそうですね。
寄付を下さった団体に、『前回ご寄付をいただいたAEDの寿命が来たのですが、再度ご寄付をお願いできないでしょうか』と相談に言ったら失礼でしょうか、という笑えない冗談を言いたくなります。
お金のない自治体の小さな悩みですが、機械のメンテナンスは大切です。
いざというときの備えを頑張ります。
ある議員さんから、AEDの管理についての質問がありました。
AEDというのは、自動体外式除細動器(じどうたいがいしきじょさいどうき、Automated External Defibrillatorの頭文字からAEDと呼ぶ)のことで、心室細動という心臓の不具合で心臓が止まった際に、自動的に心臓状態の解析を行って、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器です。
手順に添って電気パッドを患者の胸に貼って、機械の指示に従って操作をすれば、自動的に電気ショックが流れるために、医師でなくても機械を使える人ならば誰でも心臓麻痺の患者を助けることができます。
そのため、公共施設や人の集まる民間商業施設などでもこぞって設置をするようになりました。
釧路市でも、公共施設や学校を中心にAEDを設置していて、市全体では121台を保有しています。
質問の内容は、「このように便利な機械ではあるものの、いざという使用時に、AEDが作動せず尊い命が失われる例が多いと聞く。AEDは一度使うとパッドやバッテリーを新しいものと交換しなくてはならないし、使用期限が近づいたものは交換しなくてはならない。市の保有するAEDでも、管理が丁寧でないものが見受けられると聞くが、管理を
一元化してはどうか」というものでした。
市側の回答は、「所管する課がAEDの状況を確認して、子供保健部へ報告するように、管理の一元化を図り、適切な管理に努めることといたします」というもので、年に一度は行わなければならないと言われる機材のチェックも、指示を出すなりして誰かが忘れても誰かがフォローするという、管理のフェイルセーフに心がけなくてはならないかも知れません。
質問ではそれに加えて、「AEDは買い取り方式よりもレンタル方式に切り替えることで管理費用が低減するのではないか」ということも訊かれました。
現状を調べてみると、全部で121台のうちリース契約をしているものが8台で、残りの113台が購入したかあるいは寄付で寄贈されたものなんだそう。
答弁としては、「今後新たにAEDを導入や入れ替えをする場合には、買い取り方式、レンタル方式それぞれについて、コスト面を比較しながら判断して参ります」というものでした。
機械は使わなくても寿命が5年くらいで、電極パッドにも寿命があるのだそう。交換の際にはいろいろな調達方式を考えなくてはならないようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/d8/bb6c6fa7fbc1d02863021802a43a5861.jpg)
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答弁調整の打ち合わせの中で、こんな会話がありました。
「ところで、どうして今買うときにはリースにして安く調達をしないの?」と訊ねてみたところ、帰ってきた答えが、「実は市が独自で調達したものは案外少なくて、寄付や寄贈でいただいたものが多いのです」とのこと。
どうやら、市内の様々な団体の地域貢献の手法としては、AEDを寄付してくださるのがちょうどよろしいようなのです。
ある年に寄付が多かったりすると、一斉に寿命が来る機械も多いということで、交換の費用がかかりそうですね。
寄付を下さった団体に、『前回ご寄付をいただいたAEDの寿命が来たのですが、再度ご寄付をお願いできないでしょうか』と相談に言ったら失礼でしょうか、という笑えない冗談を言いたくなります。
お金のない自治体の小さな悩みですが、機械のメンテナンスは大切です。
いざというときの備えを頑張ります。