北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

冬迎祭~市内在住外国人たちとの交流

2012-12-02 23:20:17 | Weblog
 釧路市国際ボランティア協会の主催による「冬迎祭」がまなぼっとで開かれた。

 釧路在住の外国人たちを迎えて、年に一度国際色豊かに開かれるイベントだ。

 釧路に所縁のある外国は多彩で、国際結婚で釧路にいる方もいれば釧路コールマインで研修をする中国とベトナムからの研修員のための通訳として暮らしている人がいる。

 台湾からの留学生やスナックで働いている女性もいるが、みな日本語が上手なものだ。

 
    ◆  



 毎年この時期は、ジャイカからの研修生を受け入れている期間に重なっていて、研修員たちも参加して賑やかに開かれる。

 今年は西アフリカ諸国からの14人の研修生が環境行政を勉強に来ていて、各国なりの民族衣装を身に着けた陽気なアフリカンを引き連れてのオープニングで例年よりなお一層賑やかになった。

 西アフリカ諸国は母国語がフランス語だが、お互いに頑張って英語で話して何とかコミュニケーションを取ろうと努力するのも良い。

 コミュニケーションって、互いに努力すれば何とかなるものだ。


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 アトラクションには、日本へ嫁いできたインドネシアの奥さんに花嫁衣装の着付けが披露された。

 見ている前で数多くの帯や紐を手早く着付けてゆくが、節目節目で、ぐっと締め付ける着付けの動作が凛として美しいと思う。




 出来上がったところで着物を着た男性が登場。旦那さんかと思いきや大学生によるモデルさんだそう。

「ええ?せっかく奥さんが花嫁衣装を着つけたのに本当の旦那さんは登場しないのですか?」
「はい、恥ずかしいから絶対無理、なんだそうですよ(笑)」

 せっかくきれいな衣装なのにもったいないことだ。




   ◆  


 民間交流は地道に、そして賑やかに楽しく行われている。

 外国の風習や価値観は様々で、それは地道なコミュニケーションでしか理解しあえない。

 日本の価値観を知ってもらうことも大切だが、こちらも多様な価値観を知るべきだ。日本的価値観は世界の常識ではない。

 まずは会うこと、語ること、話すことだ。

 ボランティアの皆さんの活動に感謝です。


コメント (2)
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