北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

個と場の魅力の総和

2012-12-10 23:45:50 | Weblog



 週末を過ぎて、衆議院選挙の投票日はいよいよ今週末の日曜日。当日来られない方は事前の期日前投票をどうぞ。

 市役所の一階は現在期日前投票の会場になっているが、今朝出勤してみると長蛇の列ができていた。

「期日前投票が随分混んでいましたね」と言うと、同じ職場の職員が、「市内の企業さんがバスを仕立てて従業員の皆さんを連れてくるんです。毎回恒例の風景なんですよ」とのこと。

 投票率の向上に少なからず貢献してくれているのは立派なことで、敬意と感謝を申し上げます。


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 今日は国設阿寒湖畔スキー場の安全祈願祭。豪雪の中を出掛けて行った市長も「大変な雪だったよ」とのこと。

 除雪は大変だけれど、これで雪が多く張り付いてくれると営業上は助かるのではなかろうか。

 もう今日からスキー合宿の受け入れが始まり、一般利用は23日から。

 晴天が続く道東のスキー場は、雪が多い日本海側のスキー場とはまた一味違ったスキーが楽しめる。

 北海道は広い。雪は深くとも吹雪や曇り空ばかりスキー場ばかりではない。


   ◆  


 かねてよりNPO法人阿寒観光協会を作るなど、阿寒湖畔の地域づくりに熱心な鶴雅グループの大西雅之社長は、こう言っている。

「地域のポテンシャルは低くても自分のホテルにだけ投資をして人気を博してお客さんが来る、というやり方もあるでしょう。しかしそれではホテルの魅力が薄れたら地域にお客さんは来なくなってしまいます」

「ホテルに投資をするのも良いですが、その分を地域への投資に回して魅力的な地域になっていれば、ホテルの魅力が仮に下がったとしても地域にお客さんが来てくれるから良いのです」

「投資をするのは怖いけれど、お客さんがどこへ行こうかと選んでくれるのはまず地域として評価が高まっていることが大事だと思うのです」

 これからの観光は地域間の競争がますます激しくなってゆくだろう。

 地域のポテンシャルをきっちりと磨いているところが評価される時代になろうとしている。



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 選挙戦も中盤に差し掛かり、どこの党は支持率が高いだとかどこは低いといったような話が連日繰り広げられている。

 そして、どんな党勢になろうとも候補者個人の魅力で勝ち抜いてくる候補者がいる一方で、党に対する評価と風向きで勝敗が左右される候補もいるだろう。

 個人として人気を保ち続けるのも良いが、同じ志を共にする同士の力を結集して、誠実ででより良い政治を行う党として信頼と信任が得られれば、そこから立候補する候補には大いに力になるに違いない。


   ◆  


 人の共感を得て選んでもらうというのは大変なことだが、魅力というのは『個』の魅力の問題でもあり、かつ『個』を育む場の魅力との総和でもあると言えるだろう。

 突然始まるのではなく、普段からの、まさに普段からの誠意や誠実さが問われるに違いない。
  
コメント
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