北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

地域の除雪力

2012-12-30 23:45:50 | Weblog
 雨まで降ってきて大荒れの年末。

 道路は圧雪状態で固まっていたところが各所で融け出して、グサグサにぬかるんでいる。

 この状態で寒波が来るとまたツルツルの氷路面になるに違いない。

 道路を維持している作業部隊の頑張りに期待したいが、皆さんも車の運転にはご注意を。


  ◆   ◆   ◆





 さて、札幌の我が家も家の前の雪山を敷地の中で運び直して除雪への備えをしていた。

 札幌の我が家は昭和30年代に宅地開発された札幌でも割と古い地区に空いた土地を見つけて建てたもの。

 周りを見ると近隣の皆さんは、宅地開発された頃に壮年だった人達ばかりで、つまりは私よりもずっと年上で高齢のお年寄りばかりなのだ。

 そのため年々歳々、地域の皆さんが病気になったり亡くなったたという話が増えている。

 私の家の両隣は、どちらも奥様が今年亡くなられて高齢のご主人一人で生活していたが、どちらも今や施設に入られて空き家になってしまった。

 夏の間は空き家でもどうと言うことはないが、冬になると家の間口の除雪は大きな問題になる。

 幸い、隣家はお子さん達(といっても私よりは年上)が地元の運搬排雪サービスと契約しているので、溜まった雪は週に一度程度運んでいってくれる。

 しかし、まずは日常の道路の雪を左右にはねる作業が残る。

 今のところは隣家のお向かいがそれぞれ元気なので、「協力し合ってやりましょうね」と話し合っているのだが、お向かいも高齢なので未永劫続く状態ではない。

 片方の家ではお嬢さんとそのご主人がやってきて、「ときどき私たちが来て雪かきをしますのでどうぞよろしくお願いします」と丁寧なご挨拶をされていったが、負担になることだろう。

 お隣のご主人は、庭木なども上手に手入れをされていて、景色を楽しませてもらっていたが、これからはどうなることだろう。

 地域に新しい方が住まいされるときは、良い人が来てほしいものと祈るばかりだ。

 地域の世代交代がどのような形になるか、雪国の冬は特に地域の力が試される。
コメント
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