北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

年賀状の作成開始

2012-12-13 23:45:20 | Weblog



 いよいよ昨日から年賀状の作成。

 まずは住所録のチェックだが、この歳になるとそろそろ知人たちも家が固定してくる。

 単身赴任で転勤していても帰省先はいつも一緒なので住所録を整理するのもそれほど手間がかからなくなるので助かる。

 年賀状を出す出さないの判断も迷うところだが、過去二回こちらから出しても返事がもらえていないような方はもういいかな、という感じ。

 お互いに形式的なやり取りならスパッと決断するのも人生を身軽に過ごすコツだろう。

 住所録も普段から整備しておくと楽なのだが、つい年に一度になってしまうなあ。


   ◆   


 年賀状ソフトも最近は使い勝手が良くて、喪中ハガキの型を除いた形で年賀状を送る相手を抽出する。

 印刷をしたら印刷した方にはその印がつくようにもなっており、プリンターも正確無比で極めて淡々と仕事をしてくれて、350枚くらいの印刷なら2時間くらいで終わる。 

 文面も余計なこだわりはやめて、毎回同じフォームを使って写真と文章だけをちょいと新しくすることに決めればこれもあまり悩む必要はない。

 文面を決めたらこちらの印刷もせいぜい2時間というわけで、合計で5時間くらいあれば年賀状の印刷はもうできあがり。

 最近のプリンターの性能というのは実に大したものだ。


 
   ◆   ◆   ◆




 問題はここからの一筆添えだが、ここからは一人一人の顔を頭に浮かべながら地道に書いてゆくしかない。

 そんななか、今晩家に帰ってきたら郵便受けに喪中のハガキが入っていた。

 印刷を終えてしまっている一人だったのでちょっと残念だが、歩留まりを覚悟の上で作業を早めているのだから仕方がない。


 メールでの年賀の挨拶というのもだいぶ一般的になってきたが、年に一度くらいは相手の顔をちゃんと思い出す時間を持つくらいの余裕があった方が良い。

 お金はかかるが、つまりは国内需要ということで、これで経済が回っているという想像力がちょっとくらいあっても良いだろう。

 残り少ない今年を大切に。


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【ご参考】新しい津波想定:どう受け止めますか?』 

2012-12-13 23:02:21 | Weblog



 わが友人で北大火山観測研究センターの西村君がえりも町の『広報えりも11月号』に津波について投稿したそうです。

 紹介することの了解を得ましたのでこちらでもご紹介します。

 津波は、正しく恐れ、正しく備え、正し行動いたしましょう。


   ◆   ◆   ◆


 『新しい津波想定:どう受け止めますか?』
        北大地震火山観測研究センター 西村裕一



 今年6月、北海道がえりも町を含む太平洋岸で新しい浸水予測図を発表しました。大きな津波に驚かれた方も多いと思います。

 でも、皆さんは同時に公表された説明書きをお読みになりましたか。

 そこには、津波の想定は最大級の地震についてなされ、たくさんの仮定の上に成り立っていて、実際の津波はこれよりも大きいことも小さいこともある、などと書かれています。

 昨年の東北地方太平洋沖地震では、巨大津波を想定できなかったことが反省材料とされました。

 しかし、この一年で地震学が大きく進歩したわけではありません。わからないことは依然としてわからないのです。

 北海道の太平洋岸に大きな津波が来ていたという知見は、地層中で見つかった過去の津波の痕跡(津波堆積物)から得られたものです。

 しかし、えりも町では津波堆積物は見つかっておりません。えりも町の浸水域は、まず他の場所の津波堆積物の分布を説明する一つの地震断層モデルを仮定し、それをもとに広域に伝搬する津波をシミュレーションして推定されました。

 今後の調査結果によっては津波の浸水予測はさらに見直される可能性があるのです。

 津波はいつか来るでしょう。それは道の想定より大きいかもしれません。また一方、想定よりずっと小さくても危険であることに変わりありません。

 津波の想定がどうなされたかにかかわらず、えりも町に来る津波を思い描かなくてはならないのは、まさにこの地域にお住まいの皆さんなのです。不明な点は追求し、十分に理解された上で対策を講じてほしいと思います。

 さて、北海道では、次に日本海側やオホーツク海岸の津波についてもこれから想定しなくてはならないようです。

 太平洋岸より史実に乏しいこれらの地域では、津波堆積物の調査結果はより重要になってきます。

 最近テレビや新聞で報道されましたが、奥尻島や日本海の対岸にある沿海州の津波堆積物の候補が多数見つかっています。

 津波想定を太平洋岸と同じ方針で行うのなら、やはり泊原発のある地域も大きな津波が繰り返し襲ったということになるのでしょうか。
 いずれにしても、太平洋岸以上に多くの仮定をしなくては津波の想定はできません。

 出てきた数字を一人歩きさせず、その意味するところにまで目を向け続ける姿勢が、やはり必要になるのです。


【広報えりも11月号】 http://www.town.erimo.hokkaido.jp/koho2411.html
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