年の瀬も迫ってきたけれど、年が明けたら一念発起して本を出せないかと考えている。
釧路でのブログ記事も溜まってきたし、釧路新聞では「巷論」欄に月に一度くらいずつ文章を掲載してもらってもいる。
掛川にいた際も3年目の終わりに慌ただしく、ブログなどを中心にスローライフについて本を出版したが、今回も似たようなかたちで、よそ者の視点から見た釧路についての記事が中心になるだろう。
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おおむね40編ほどのエッセイの原稿を用意することになるが、実際にやり始めるとこれが結構大変だ。
いくつかのテーマを設定して章立てにするが、どういうくくりにしたらよいだろうか。
またブログを書いてはいるものの、ブログは日々の殴り書きでしかない。
これを改めて嘘や勘違いがないように、またより読みやすくするためにはリライト作業が必要で、ブログはネタにはなるものの文章がそのまま使えることはありえない。
ただ印象的なテーマについては何度も視点を変えて書いていたりするので、これらをかき集めてリライトをすることになる。
一日2本ずつ原稿を書いても20日だが、とてもそんな簡単にはいくものではないし、いざ書き始めてみると本当に消耗するものだ。
原稿を書かなくちゃと思う一方でそういう時に限って複雑な料理を作りたくなってしまうのは、あきらかに脳が文章作成を拒否しているとしか思えない。
そういう意味で、どこかでめげてしまって書けなくなるかもしれない恐怖があるので、こうやって宣言をしておきたいと思う。
街で会ったら、「原稿進んでる?」と冷やかしていただきたい。
弱い自分は自らを鼓舞して退路を断たないとなかなか前に進めないものなのだ。