今日明日で久しぶりの東京出張。来年度の機械関係の予算要求の説明に同行してきました。
除雪車などの機械類は、10年を超えると故障率がぐんと跳ね上がります。
さらに、部品関係では「購入から10年間」は供給を保証することをメーカーに求めていますがメーカー側ではさらに+5年の15年間までは保有もしてくれています。
しかし10年を超えると故障の種類も「重故障」と呼ばれる修理までに多くの時間とお金を要する故障が発生しやすくなります。
こうなると15年を超えるような機械類は、現在は不具合がなくても、故障が起きた時に使えない可能性が高くなります。
そのため、そうしたことから一つの目安として15年を超えた機械類を優先的に更新したいという更新計画を立てました。
そして、これまでの予算制約のために更新がままならず積み残している老朽機械を優先的に更新したいという予算要求として説明をしました。
ヒアリングをしてくれた担当者は、全体としてはシンパシーを示してくれたものの、「15年でなくてはならないという理屈をもっと補強できないか」といったアドバイスがありました。
こうありたい、という感覚を数字でしっかりと補強するような資料と説明が必要です。
それでも、これからの社会の変化を見越した機械のあるべき姿を意見交換できて有意義な時間でした。
社会を支えているつもりでも、まだまだ関心の低い機械力の保持というジャンル。もっともっと理解と共感が得られるような説明とプレゼンテーションが必要です。