豊富温泉の川島旅館で一泊した後は、天塩町で地域おこし協力隊として天塩町に移住してしまった菅原英人さんに案内していただいて、天塩町近傍の小河川での釣りを楽しみました。
菅原さんは本州出身ですが、道北地域の釣りの常宿として豊富に泊まるうちに、釣りのみならず温泉の魅力にも惹かれ、ついに移住を希望するようになります。
ちょうどそのころ、地方自治体を支援する国の事業で地域おこし協力隊を天塩町が募集していることを知り、それに応募・採用となり志の通り天塩町への移住がかなったというわけです。
普段は牧場の手伝いをしたり物産展での販売を手伝ったりと天塩町の活性化に奔走していますが、休日はほぼ釣りに出ているという釣りの大ファン。
こと天塩川に関しては河川延長約約50キロにわたって徒歩で実況見分をしてイトウのいそうなポイントや釣りのポイントを探して歩いたと言いますから、現場主義の徹底ぶりは只者ではありません。
そんな菅原さんに案内していただいて、魚を求めて小河川を渡り歩きました。
この日は気温がだいぶ上がってきたために魚の活性が期待されましたが、逆に水量が少なくなっていて大きな魚がつきそうなポイントもしぶい状況。
10センチ以下の小魚はさかんにフライに食いついてくれてアタリは数知れずあるのですが、とにかく小魚はフライの見極めが早いのですぐに離れてしまって釣り上げることができません。
一方菅原さんの方は小さなルアーで20センチクラスのニジマスなどを釣り上げて見せてくれます。
「魚はいるにはいるんですが、フライとルアーでは食いつき方が違うのか、フライではちょっと難しい日ですね」
結局この日の釣果は8センチのヤマベが一匹と渋い結果に終わりました。しかし天塩川に注ぐ中小の河川をいろいろと見せていただいたおかげで次回の釣行が楽しみになりました。
◆
菅原さんは過去にここ天塩川で、最大で1m級のイトウを釣り上げた経験が何度もありますが、それは相当に川を見ぬく眼力があればこそ。
場所を教えられるだけではなかなか釣れるものではありません。
いつかイトウに巡り合える日を夢見て、少しずつ道北での釣りの経験を増やしていこうかと思います。
菅原さん、お世話になりました。またいつかご一緒いたしましょう。ありがとうございました。