自作パソコンが好きな人ならば、一度は通るのがパソコンの性能向上への欲求です。
何をするでもなく、とにかくパソコンの性能を上げたくなってメモリを増やしたり、シークタイムの短いハードディスクに交換したりすることにひたすら快感を覚えるのです。
昔は自作のパソコンの方が組み立てて売られているものよりも安かったのでそういう楽しみもありましたが、今ではそういうこともなくなり、余計なことにを使うよりは、パソコンで何をするか、どうクリエイティブに生活するかに関心が移ってきて、すっかりそういうことはなくなりました。
Windowsパソコンならば、自分のパソコンのシステム構成がどのような性能なのかを調べることが出来ます。
CPUの性能、メモリの量、ハードディスクとのやりとりのスピードなどが点数化されて表示されるので、パソコンのシステムの弱いところが分かるのです。
ちなみに私の家のパソコンの性能一覧はこちら。
ハードディスクのスピードが一番弱いようですね。パソコン全体の能力を強化しようと思えば、高い性能のところを更に上げるよりも、一番足を引っ張っているところを強化した方が良い。
まずは「己を知る」ということです。
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前回耳鼻咽喉科を受診した時に、「今度、一度アレルゲンをちゃんと検査した方がいいね」と言われたので、今日再び病院で検査をしてもらうことにしました。
検査は血液を採ってこれを検査会社に分析してもらうのですが、今日のところは血を採るだけ。
検査項目をどうしようか、ということで「どうせなら、色々試してみてください」というと、「そうだね、じゃあ、シラカバ、ハンノキ、イネ科、ハウスダスト、ダニというところだけれど、スギもやっとく?」と訊かれました。
「多分スギも反応すると思いますがお願いします」
依頼するチェック項目にレ点を入れて、「一週間くらいで結果が出ますので、またその頃に来てください」ということになりました。
「アレルゲンって、検査すれば何に反応しているか大概分かるんですか?」
「試薬があるかどうかですねえ。数が少ないと儲からないからその手の試薬をメーカーが作らないので、分からないというのもたくさんあると思いますよ」
「はあ、なるほど」
「例えば北海道ならイチイという針葉樹があるけれど、医者によっては『イチイでアレルギーになっている人が結構いるんじゃないか』という人もいるんですよ。でもイチイなんて北海道にしかないから、日本中の問題にはならず数も少ないからアレルゲンになるかどうかの試薬がないんですよ。まあ大学病院へ行って専門の検査を受ければ別だけど、一般的な検査会社がやれる項目には入っていないんです」
アレルギー検査って初めてなのですが、自分自身がどういう性能なのかって案外分かっていないものだなあ、と思うのでした。
まあ検査は弱点が分かるだけであって、なかなか強化できないのですが。うーむ