レイ・ブラッドベリ氏の『メランコリイの妙薬』を図書館から借りて読みました。
昭和36年に早川書房から出版された短編集です。
死にかけている少女を治療する術を、通りすがりの人々に聞いていく「メランコリイの妙薬」
アメリカ本国を汽車で横断すると、人っ子ひとり降りない町々をさっさっと通過していく。
そんな田舎の駅で途中下車してみたらどうなるか?「誰も降りなかった町」
火星に殖民することになった地球人の行く末を描いた「金色の目」
夢見がちな夫と現実的だが包容力のある妻のある一日「旅立つ時」
ロケットの制限重量オーバーのため、クリスマスツリーをあきらめなければならなかった夫妻は、
息子のために何を用意したのか?「贈り物」
などなど、日常からファンタジー、SFまで素晴らしい物語が揃っています。
最近、ブラッドベリ作品を揃えだしたのですが、再収録されているのもあるかもしれません。
ともかく、少しずつ読んでいきたいと思っています。