SFマガジン5月号掲載、草上仁さんの『生煙草』を読みました。
生きた煙草である「シガー」は、環境保護団体も彼らに意志があると認めて、
保護に乗り出そうとしていた。
しかし、ある生態学者が学会で発表しようとしているプレゼン資料を見るなり、
再審査を始めた。
その理由とは?
人間の対応いかんによっては、毒にも薬にもなりそうな「シガー」
今後の人間の対応と、それに対する「シガー」たちの反応が怖いです。
彼らは、それをどのように感じ取り考えるのか?
人類の盛衰の分岐点のような気がします。
いつもの事ながら、草上さんは異星生物を発想させたら世界一だと思います。
もちろん、切れ味鋭い結末も。