こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

映画『おくりびと』

2008-12-03 00:00:00 | 未分類
映画『おくりびと』を見てきました。

オーケストラのチェロ奏者が、楽団の解散で演奏家の道をあきらめ故郷に帰ったことから物語は始まります。

早速求人広告を探すと、年齢問わず、高給保証、実質働動時間は短く、
旅のお手伝いをするだけの仕事が見つかった。
早速、面接に行くと、その広告は誤植だという。
本当は、安らかな「旅立ちのお手伝い」すなわち納棺。
思わぬ高給と流れでうっかりその仕事を引き受けてしまうが、
妻には本当のことは言えず、冠婚葬祭の仕事だと話してしまう。

主人公の仕事は納棺師。
ご遺体をきれいに清めて死に化粧をほどこし、経帷子や生前愛用していたふくを着せて差し上げて、
死出の旅路の送り出します。

私にとってカルチャーショックだったのは、経帷子はともかく、それ以外のことは
病院で看護婦がして差し上げるべきものだから。
病院でもやらないところが出てきたのか、病院以外で亡くなった方々にして差し上げるものなのか、
横の連携が気になるところです。
病院でも、ご遺族が希望されれば、お風呂に入れて差し上げたりもするのですよ。

ま、それはともかく。
最初はとまどいながら納棺の仕事をしていた主人公が、所作が美しく決まるまで一人前になっていく姿は
感動的でした。

コメント
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