こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『蛍女』藤崎慎吾

2008-12-20 19:31:18 | 本と雑誌
螢女 (ハヤカワ文庫JA) 螢女 (ハヤカワ文庫JA)
価格:¥ 819(税込)
発売日:2008-07

池澤が幼い頃、オーサキツキとして忌み嫌われていた一家の娘である竹本澄子と隠れて親しくしていた。
彼女は、ある出来事をきっかけに山ノ神に仕える蛍女になった。

それから幾年かが過ぎ、池澤は故郷の山の廃屋で、不思議な現象に出くわした。
廃屋の通じていないはずの電話が鳴り、澄子の声が聞こえてきたのだ。

その頃行われていた山のリゾート開発と、多発する事故。
山ノ神の崇りだと話す者もいるという。
その後も、次々と起こる不思議な出来事。
人間は、山ノ神の崇りをまぬがれることができるのか?

日本人の根底にある、土着の神を恐れ敬うことで大切にされてきた自然。
幻想的な物語によって、今一度それを見直す機会を与えられたような気がします。

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蛍女

2008-12-20 00:00:00 | 未分類
藤崎慎吾さん『蛍女』を読みました。

池澤が幼い頃、オーサキツキとして忌み嫌われていた一家の娘である竹本澄子と隠れて親しくしていた。
彼女は、ある出来事をきっかけに山ノ神に仕える蛍女になった。

それから幾年かが過ぎ、池澤は故郷の山の廃屋で、不思議な現象に出くわした。
廃屋の通じていないはずの電話が鳴り、澄子の声が聞こえてきたのだ。

その頃行われていた山のリゾート開発と、多発する事故。
山ノ神の崇りだと話す者もいるという。
その後も、次々と起こる不思議な出来事。
人間は、山ノ神の崇りをまぬがれることができるのか?

日本人の根底にある、土着の神を恐れ敬うことで大切にされてきた自然。
幻想的な物語によって、今一度それを見直す機会を与えられたような気がします。

草上仁さん、お誕生日おめでとうございます。
新作を待ちかねています。
今後のご活躍を期待しております。

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