こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『マーブル・アーチの風』コニー・ウィリス

2008-12-22 19:43:47 | 本と雑誌
マーブル・アーチの風(プラチナ・ファンタジイ) (プラチナ・ファンタジィ) マーブル・アーチの風(プラチナ・ファンタジイ) (プラチナ・ファンタジィ)
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2008-09-25

毎年恒例の大会に参加するため、20年ぶりにロンドンを訪れたトムとキャスの夫妻。
ロンドンの地下鉄道をこよなく愛するトムは、駅の構内で突然の爆風に襲われる。
爆弾テロか毒ガスかととっさに思うが、それに続くはずの音は何も聞こえない。
硫黄と湿った土の臭いと、もうひとつ別の何か。
しかし、周囲の誰もこの風を感じなかったらしい。
ようやく到着した会場では、病気や離婚といった話題ばかりを友人たちが口にしているのを耳にする。
再びホテルに帰るために地下鉄に戻ったトムは、また暴力的な風に見舞われた。
この不思議な風は、いつどこで吹き、どのような人々に感知されるのか?
トムは地下鉄のあらゆる路線を縦横無尽に巡る。

表題作は、年を重ねる切なさと、それでも明るい未来を感じさせる物語でした。

他にも、サイキック商売の裏をとんでもない手段で暴く「インサイダー疑惑」
クリスマスが近づく中、全ての人々が善人になってしまうという侵略コメディ「ニュースレター」
キリスト教圏独特のアイディア「ひいらぎを飾ろう@クリスマス」など、とても楽しめました。

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マーブル・アーチの風

2008-12-22 00:00:00 | 未分類
コニー・ウィリス女史『マーブル・アーチの風』を読みました。

毎年恒例の大会に参加するため、20年ぶりにロンドンを訪れたトムとキャスの夫妻。
ロンドンの地下鉄道をこよなく愛するトムは、駅の構内で突然の爆風に襲われる。
爆弾テロか毒ガスかととっさに思うが、それに続くはずの音は何も聞こえない。
硫黄と湿った土の臭いと、もうひとつ別の何か。
しかし、周囲の誰もこの風を感じなかったらしい。
ようやく到着した会場では、病気や離婚といった話題ばかりを友人たちが口にしているのを耳にする。
再びホテルに帰るために地下鉄に戻ったトムは、また暴力的な風に見舞われた。
この不思議な風は、いつどこで吹き、どのような人々に感知されるのか?
トムは地下鉄のあらゆる路線を縦横無尽に巡る。

表題作は、年を重ねる切なさと、それでも明るい未来を感じさせる物語でした。

他にも、サイキック商売の裏をとんでもない手段で暴く「インサイダー疑惑」
クリスマスが近づく中、全ての人々が善人になってしまうという侵略コメディ「ニュースレター」
キリスト教圏独特のアイディア「ひいらぎを飾ろう@クリスマス」など、とても楽しめました。

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