こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『赤い星』高野史緒

2008-12-13 19:34:47 | 本と雑誌
赤い星 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) 赤い星 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2008-08

日本が、ロシアとの戦争に負けて属国となっている世界。
テレビよりネット技術の方が発達し、江戸の町娘おきみもその技術で生計を立てている。
そんな彼女は、吉原一の花魁・真理奈太夫から奇妙な依頼を受ける。
現皇帝に暗殺されたはずのドミトリー皇子が秋葉原に潜伏している、その情報を収集してほしいというのだ。
公方様の落胤を自称する真理奈太夫は、ロシア皇后の座を狙っているらしい。

いくら何でも、属国に「シベリア横断ウルトラクイズ」をやる資金は無いだろうと突っ込みつつも、
この夢と現実の境があいまいな世界では、ありえそうな気がしてきます。
果たして、この物語のどこまでが現実でどこからが仮想世界なのでしょうか?
現実が足元から崩れそうな危うさを感じさせる、不思議な話です。

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赤い星

2008-12-13 00:00:00 | 未分類
高野史緒さん『赤い星』を読みました。

日本が、ロシアとの戦争に負けて属国となっている世界。
テレビよりネット技術の方が発達し、江戸の町娘おきみもその技術で生計を立てている。
そんな彼女は、吉原一の花魁・真理奈太夫から奇妙な依頼を受ける。
現皇帝に暗殺されたはずのドミトリー皇子が秋葉原に潜伏している、その情報を収集してほしいというのだ。
公方様の落胤を自称する真理奈太夫は、ロシア皇后の座を狙っているらしい。

いくら何でも、属国に「シベリア横断ウルトラクイズ」をやる資金は無いだろうと突っ込みつつも、
この夢と現実の境があいまいな世界では、ありえそうな気がしてきます。
果たして、この物語のどこまでが現実でどこからが仮想世界なのでしょうか?
現実が足元から崩れそうな危うさを感じさせる、不思議な話です。

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