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さよなら駐車妖精 (創元推理文庫) 価格:¥ 1,050(税込) 発売日:2012-08-11 |
ニューアバロンに住む人々のほとんどには、何らかで役に立つ妖精がついている。
ニューアバロン・スポーツ高校に通う14歳のチャーリーには、いつでも駐車スペースを見つけられる駐車妖精がついている。
でも、こんな妖精は免許を持たないチャーリーにはいらないし、周りの大人たちに利用され、ひどい時には誘拐されるだけで、何の役にも立ちはしない。
親友のロウシェルの服のお買い物妖精や、クラスメイトのフィオレンツェの男の子をとりこにする妖精みたいなのが、ついてくれたらいいのに。
アバロナーズが異常なほどニューアバロンを世界一素晴らしい街だと思っているところは、こっけいでもあり、怖くもあります。
そういう意味で、ステフィは私たち読者の代表なんでしょうね。
読む前は、ほとんどの人に役立つ妖精がついていてくれるのは、夢があっていいなと思ったのですが、これほどやっかいなものだとは思いませんでした。
面白かったです。