毎日選手を見ていると気持ちの入った練習なのかそうでないかはすぐ分るものです。メンタル面と言うのは大会だけで重要なものではありません。練習に身が入っているかどうか、本気さがあるかどうか、悩んでいる何かがあると(陸上以外でも)動きは鈍く元気の無い姿になります。部員の成長は、「練習内容を伝えてやらせれば大丈夫」と練習にも姿を見せない指導者がいたとしたら、その学校の部員の成長を望むのは無理です。技術指導が出来るとか、陸上で実績のある選手であった指導者とか、そんな事よりも毎日選手を見ている指導者の方が遥かに優れた指導者だと思います。選手の性格や特徴を把握して選手が理念を理解してくれれば必ず部員は伸びてくれます。高校生に体力や記録向上の限界はない、伸びないとしたら「どうして駄目なのか」を考えるのは部員以上に指導者が考える事です。ある程度力が付いた(力のある)選手が伸び悩んでいる時こそ「ビリ哲学」は重要です。そこで生まれて来るのが、勝った時は部員の頑張り、負けた時は指導者の責任、と言う論理が出てきます。指導者でどうにでも変わるのが中学・高校の世代。頑張りましょう。HBG校の選手の皆さん。素質だけでは勝てない。1人でも出来るのが陸上。しかし、1人では強くなれないのが陸上です。部の雰囲気を良くしていくのも1人ではなく全員の力です。頑張れHBG校部員。君達は1人ではないのです。明日の九里陸上は16時から市営陸上競技場で練習します。
福島市内の桜はソロソロ葉桜、季節の移り変わりが早く感じます。只、気温が25℃になったり、10℃以下になったり、服装も冬になったり、夏になったり、今は春の季節感が草花でしか分かりません。庭にはチュ-リップの花が咲き木の芽がふきだして来ました。陸上界はこれからが春シーズンに入ります。九里陸上の今年がどんな年になるのか分りませんが、現在の部員の様子には個人差があります。急上昇している部員、昨年怪我に泣いた部員が体力筋力を付けて復活している部員、更には力の無い部員の向上、力のある1年生部員の加入、どちらかと言えば力の無い陸上経験の少ない部員の加入が多い九里陸上ですが、県入賞位は出場者全員が目指している事が向上の源かも知れません。「ビリ哲学」を活かし本田ファミリーの一員として、HBG校の一員として、今年を乗り越えて行きたいと思います。今年は山形インターハイのある年です。簡単に勝てるほど全国大会が甘くない事は、インターハイ40年連続出場中の九里陸上が1番良く分かります。インター ハイ初入賞は、高校から陸上を始めたランキング全国33位の女子100mH6位からが始まり、ハードルはインターハイ優勝女子2名、男子1名、リレーは男子1600mRと女子の400mRの入賞。短距離・跳躍・ハードル・中距離・と数々の全国大会入賞者を出し、投擲も決勝まで進出した部員が3名います。女子監督で築いた40年連続インターハイ出場、全国にはなりふり構わず優秀選手を集めて活躍している学校が多い中、監督・原田顧問・本田コーチ・の3名で今年も勝てる九里陸上を目指して行きたいと思います。