Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

山口の旅 1 山口市

2015-01-12 01:02:15 | 国内旅行
ご当地を舞台にした大河ドラマも始まったことだし、昨秋に初めて足を踏み入れた山口県の旅記録を。
大河ドラマのことなどまったく頭になく、行ったことがないので目的地に選んだだけだが、地元の方の言う通り「訪れてからドラマを見るのも楽しいですよ」にも一理あるかもしれない。

2014年11月28日から12月1日まで 山口県の旅

11月28日

久~しぶりに羽田の国内線ターミナルへ。

すると以前は片隅で売られていた空弁が大量増殖して、売り場も東京駅の駅弁売場みたいな充実ぶり。
 
数ある中から選んだのはヨネスケが弁当ブログで絶賛していた「こだわりののり弁」。
のり弁の割には1080円もしてお高いのだが、のりやら卵焼きやらいちいちブランドもので、ぎっちり敷き詰められた海苔の下のご飯にはおかかもまぶしてある。
たかがのり弁だけれどこれは確かにおいしい。
1000円はやっぱり高いと思うが、短い飛行時間にペロッと食べて、結構満足。

やがて飛行機は高度を下げて、低い雲の下に出ると海には四角い模様が見える。
 これはカキ養殖の筏かな?

そして到着した山口宇部空港。
 
小さいけれどなんとなくビジネス客の多そうなてきぱきした雰囲気。
すぐに空港バスに乗って、小一時間で湯田温泉へ。

到着したのが午後2時半、宿の部屋にはすぐ通してもらえたが、4時にならないとお風呂には入れないと言うし、初めての山口を見ないのももったいないので一息入れたら外に出る。

 湯田温泉は温泉街と言っても大通り沿い。
大型温泉旅館が並んで風情はなく、市バスで20分の山口市街まで、ずっと町が続いている感じ。

山口市の中心に入って、まずやってきたのは亀山公園。
 
ようやく雨が上がったばかりのあいにくの天気だが紅葉が美しく、階段を上がったところにいらっしゃるのは毛利敬親公。幕末の長州藩主で、この人が1863年に萩からこの山口に藩庁を移したので山口市が県庁所在地になった。
 
山の左手にはその県庁が見え、右手には市街が広がるがこじんまりした小都市だ。

亀山公園を少し下りたところにあるのは山口ザビエル記念聖堂。
 
日本に初めてキリスト教を伝えたイエズス会のフランシスコ・ザビエルは1551年に5ヶ月間、山口に滞在して布教を行った。そのため400年後にそれを記念してここに聖堂が建てられたのだが、初代の教会は1991年に焼失、1998年に現在のモダンな聖堂が再建されたのだそう。
四谷の聖イグナチオ教会といい、イエズス会はちょっと奇抜な建物が好きなのだろうか。
 教会内部は撮影禁止なのでこの写真はHPのものだが、ステンドグラスや祭壇も斬新なデザイン。

この聖堂から階段を下りたところはクリスチャン記念館になっていて
 ザビエルの足跡とかキリシタン大名のこと、その後のキリスト教徒の迫害などについての展示がある。
ちょうど天正遣欧少年使節についての本を読んでいるところだったので興味深く、展示を読みふけってしまう。

聖堂を出たら亀山公園を出て、山頂から見えた山口県庁へ。この町では一番大きそうな立派なビルだが
 
門だけ藩政時代のものが残されていて、「高杉晋作、桂小五郎、伊藤博文らの藩士がこの門を往来したものと思われます」なんて説明がついている。

さらに県庁ビルの隣には
 
大正時代の旧県庁舎と旧県会議事堂が残されている。
中も見てみたかったが、残念ながらすでに閉館。

暗くなって、もう歩いている人もほとんどいないので湯田温泉に帰ろう、とまた市バスに乗ると
 これは幼稚園バスか。

ザビエルとの絡みで山口市は「12月、山口市はクリスマス市になる」というキャンペーンをやっていて、バス内のこの飾りつけはその一環らしいのだが、ほほえましいというか、あか抜けないと言うか・・・。

今夜の宿は夕食なしにしたので、宿に入る前に食事をしようと温泉街をちょっと物色。
宿の人には老舗の居酒屋を推薦されたが、酒も飲まない身で一人で入るのはいささか気が引ける。

 結局宿のすぐ近くの、開店したばかりらしい炭火焼の店「吾一」へ。

今風のきれいな店内に入ると、フロアもカウンター内も若い人ばかり。
これははずしたかな、と不安になりながら注文をして待っていると
 突出しは意外にも暖かいかぼちゃのスープ。

次に注文した野菜焼きが来たが
 これが塩加減が絶妙でおいしい。

これはなかなか、と感心していると
 6種類もお刺身の載った海鮮丼が登場。
これ、900円もしないので期待していなかったのだが、いいじゃないの~。お刺身も新鮮だ。

 気をよくして金目のひらきを追加注文。
これも悪くなかったが、隣の女の子たちの頼んだ鶏焼きの方がおいしそうだったな。

一人ではいろいろ頼めないのがいささか寂しいが、こんな温泉街では外食もおおいにありだ。


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コメント (2)
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