Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

北イタリアの戦利品

2015-01-09 19:15:06 | ヨーロッパ
エンゲル係数の高かったエミリア・ロマーニャ州の旅では戦利品も口に入れるものばかり。

まずは美食ツアーで25年物のバルサミコ酢とSABA。
 
SABAとはブドウのしぼり汁を煮詰めた、お酢になる前のもの。トロリと甘くて、中近東で料理に使うザクロ・シロップによく似ている。
工場のマダムが買い物をかわいい紙袋に入れてくれたが、これ、半端なロゴ入り袋にシールを貼った手作りなんだそうだ。

 チーズ工場ではもちろん30ヶ月物のパルミジャーノ・レッジャーノ。600gの塊が8.85ユーロ(約1200円)なんて安すぎる~。
同時に買ったヨーグルトも自然な味でおいしかった。

 こちらはボローニャの市場で買ったプロボローンと、胡桃の葉で包んだチーズ。
プロボローンの方は牛乳でできているので食べやすいが、葉っぱで包まれた方は羊の匂いがなかなか強烈。

チーズはもう一つ、フェラーラの屋外マーケットで周りにワインに漬けたブドウの種をまぶしたものを購入。
  
中はペコリーノだが、種がカリカリとしておもしろい。
同じマーケットでは豚の頭肉を寄せたヘッドチーズとオリーブのペーストもお買い上げ。飲めないくせに買う物はつまみっぽい。

さらにつまみ系では
  
モデナの老舗サラミ屋さんで、クラテッロのサラミ。
これはボローニャの空港でも売っていたが、ちょっと獣くささはあるものの、味が濃くておいしい。

クラテッロは最終日、お惣菜もおいしそうなボローニャの食料品店でスライスし、真空パックしてもらったが
 
 産地のレストランで食べたものに比べるとだいぶ塩辛く感じるのは切りたてではないせいだろうか。
こちらは200gで15.5ユーロ(約2200円)。

これらのご禁制品は帰国後
 友人たちとの宴会で無事にお腹の中へ。

白トリュフはくさい、とか言いながら、サヴィーニョ村では一応記念にトリュフバターの瓶詰を。
 
リゾットにしようか、スクランブルエッグにでもしようか、とまだ未使用。
後ろに写っている素朴なパンはいかにも村の手造り。思いのほかどっしりしていて、塩気がないので生ハムを挟むとちょうどいい。

チェゼナティコの魚祭りではサンドライドトマトと、珍しいコリアンダーの蜂蜜を購入。
 
魚と全く関係ないけど、海の物は売っていなかったのでしかたない。

甘いものは他にもアグリツーリズモでおいしかった生姜入りのアンズジャムに
 
サント・ステファノ教会印のヘーゼルナッツ・スプレッドとチョコレート。
手前に写っているのは珍しく食べられないハーブ入りの石鹸。

ボローニャでは老舗チョコレート屋のマイアーニにも行った。
 
1796年創業と言うこの老舗が1911年、フィアット社の販促用に作ったのがFIATチョコ。ナッツペーストが濃厚で、小さくても一粒で満足。
本店は小さくてお菓子屋さんとは思えないほど渋い店構えだが、接客のマダム達も上品で素敵だった。

小さなわんこの看板がかわいいのはモデナのチョコレート屋さん。
 
ハロウィーンの日だったのでチョコレートもかぼちゃ。

フェラーラで有名なのはパンペパートというお菓子。
 
アーモンドがたくさん入り、シナモンやナツメグなどのスパイスが効いたチョコレートケーキがさらにチョコレート・コーティングされていると聞くといかにも甘そう。
大聖堂の周りの店ではたくさん売られているが、見るからに重いので一番小さな手のひらサイズを買ってみた。
 するとこれが予想に反して甘くない。
スライスして食べるとスパイスの効いた生地は思ったほど堅くも重くもないし、カカオとナッツで大人の味。
これならもっと大きいのを買えばよかった。

そしてイタリアのチョコレートと言えば、のバッチはスーパーで。
 BacettiはBaciの小さいのが袋にたくさん入って、食べやすいのでとてもいい。
トルテリーニもスーパーのブランドを買ってみたが、コンソメスープに入れてみたらなかなかおいしかった。

といろいろ買い物した中で、食べ物でないのは上のハーブ石鹸と
 このカラフルな財布一つだけ。

エンゲル係数が高いとはいえ、こうして見るとろくにイタリアに金を落としてない。


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コメント (3)
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