Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

山口の旅 2 湯田温泉

2015-01-13 19:22:37 | 国内旅行
さて、湯田温泉の泊まりは「西村屋」さん。
 バス停からすぐだが、路地に入った所にあるので静か。
表は現代的な顔ながら創業から100年以上の老舗。
 裏の方にはこの町出身の中原中也が結婚式を挙げたと言う部屋も残されている。

今回、「お部屋おまかせ、朝食付きお得なプラン」6800円でお願いしたところ
 
通された部屋は2階の8畳間。トイレに洗面所、お風呂まで付いた部屋で広いのはいいが、窓にはブラインドが付けられて外は見えず、これは昼間いないのでかまわないが、部屋が強烈にタバコくさいのにはまいった。古い旅館だから仕方ないのかな。
テーブルには中原中也の詩集が置かれているところ、ゆかりの宿らしい。

外での夕食から帰った後、しばらくお腹を落ち着かせてからお風呂へ、と思っていたら男女の風呂場が入れ替わる9時に近くなってしまった。

そんなわけで大きい方の錦香泉と、それに続く露天の風来の湯は覗いただけ。
 
こちらの方が広くて、打たせ湯も付いていたので残念。

その隣の千代の湯は4人も入ればいっぱいになってしまう半円形。
 
露天の「春宵の湯」は「中也にちなんで遊び心のある形にしました」なんて書いてあったが、これは子宮の形なんだろうか。
昼間の雨のせいで露天はぬるすぎたので内湯でゆっくりしたが、66℃の共同源泉と28℃の自家源泉をブレンドして適温にしていると言うかけ流しのお湯は無色透明のアルカリ単純泉。Ph9.18というわりにはつるつる感はあまりないが、さっぱりとしたお湯で気持ちよく入れた。

お風呂をゆったりと楽しんで寝に付いたところ、早朝5時半ごろに人の声で目が覚めた。
一体どこから聞こえるのか、と耳をすますと、窓の下に露天があって、周りが囲われているので声が上に上がってくることが判明。だから窓がブラインドで覆われていたのか。
お風呂に入っている人たちもまさか上に部屋があるとは思っていないのだろう、結構大きな声で早朝から元気におしゃべり。おかげでこちらはもう寝られない。

しかたがないので声がやんだところでこちらも露天に入りに行って
 正しい旅館の朝ご飯をいただいたらチェックアウト。

このお宿、お風呂は悪くなかったし、他の部屋に泊まればまた印象も違っただろう。
「訳あり格安部屋」にはちゃんと訳があるのだ。

チェックアウトの後は湯田温泉の町をちょっとお散歩。
湯田温泉は白狐が傷ついた足をつけていたので発見されたとされているので
 
町のあちこちに狐がいる。

  
この櫓は共同源泉の湧き出るところで、窓からその様子が覗ける。
  
ちょっと怪しい形の岩は飲泉場となっているが、受けるコップが置かれていないので60℃以上のお湯はすくえない。

古い建物もあまり残っていない温泉街だが
 渋い酒屋さんには近頃もてはやされている「獺祭」の文字。
獺祭って山口のお酒だったのね。
 「たねもの店」には野菜の種が並んでいる。

バスの時間までまだ間があるので井上公園に行ってみると
 このがらんとした様子はまだ整備中なのだろうか。

 
明治の元勲、井上馨の銅像があるのはここにその生家があったから。

 ここにも白い狐がいた。


にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へ ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。  
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする