Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

15年初春の東北 1 加茂水族館

2015-01-29 17:05:32 | 国内旅行
国内旅行が続くが、また大人の休日パスで東北へ。
パスが出るたびに出かけてしまうなんて、まさにJR東日本の思うつぼ。

2015年1月22日から25日 東北3県の旅

1月22日

今回の旅は珍しく上越新幹線の「とき」でスタート。
 
湯沢あたりは大雪だったものの、思いがけなく雪のない新潟で特急「いなほ」に乗り換え。

実は新潟には降り立ったことがないのだが、今日も駅でお弁当を買っただけ。
 
「冬の美味づくし」は鮭の焼漬けやら甘エビのかき揚げやら新潟らしいおかずがいっぱいだが、イクラの載った茶飯のご飯がさすがのおいしさ。

これを食べているうちに日本海が見えてきて
 新潟から1時間50分で鶴岡に到着。

  
ここも雪ならぬ雨の鶴岡駅前からはバスに乗って30分。

 やってきたのは鶴岡市立加茂水族館。
クラゲの展示ですっかり有名になったこちら、夏の休日など駐車場も入れないほどの人気だそうだが、この時期の平日ではさすがにお客の姿もまばら。

入館料1000円を払って中に入ると、水族館なので一応お魚の水槽が。
 
 
近海の魚ばかりで、イカやらタコやらおいしそう(笑)。

しかしこの水族館の売りはもちろんクラゲ、ということで昨年の6月に新装なったその名も「クラネタリウム」。
 

中央には係員のいる解説コーナーがあって
 
 クラゲの成長の様子を虫眼鏡で見られるのが楽しい。

以前テレビでも見たことがあったが、クラゲの繁殖の仕方はむちゃくちゃおもしろい。

一応有性生殖で卵を産むのだが、これが岩などに着床するとその後は植物のように伸びて、重なったお皿のように成長するとこのお皿が一枚づつはがれて小さなクラゲになるのだ。

ちょうどクラゲの給餌解説の時間だったので見学させてもらうと
 水槽にごみのように小さなアミが入れられたが、クラゲは自分から餌を獲りに行くことはなく脚に触れたものを口に入れるだけとか。クラゲを食べるクラゲもいるということでこれも実演されたが、ゆったり動くクラゲの給餌はエキサイティングとは言い難い。

ショー(?)が終わったので、あとはたくさん並んだ水槽をゆっくり見学させていただく。

  
ガレのランプのようなのとか、脚が絡まりそうになっているのとか、大きさも様々
 
パラオや地中海から来たカラフルなのもかわいいが
 
近場の物も透き通ってとてもきれい。

ほんの数センチの小さな物の中にはネオンのように虹色の光を点滅させるのもいるし
 
 
まるで綿ゴミのようなものや、きゅうりのように細長いのもいる。

 
たくさん繁殖しているミズクラゲは大きな水槽にたくさん入れられているが、これがユラユラする様子はいつまでも見ていたいほど。

このクラネタリウムには常時30種類ほどのクラゲが展示されていて、これはギネスにも認定された世界一だそう。しかしクラゲの寿命は1週間ほどと短く、中には繁殖が難しくて採取された時しか展示できないものもあるので、来るたびに違うクラゲが見られるかもしれない。
 
なんて知識はクラゲ製品がいっぱいの売店で買ったこの本で仕入れた。

実は加茂水族館、10年以上も前に一度来たことがある。
近くの湯野浜温泉に泊まり、天気が悪くて観光できないので宿でポスターを見て来たのだが、まだクラゲの展示を始めたばかり、有名になる前のことだ。
売店のおばちゃんにそう言うと、「あの頃は小さくてボロだったでしょう。雨漏りしたり、大変だったんです」って、ほんと、よくここまで立派になったものだ。

売店の奥にはクラゲ料理などを食べられるレストランがあるが、お昼は食べてしまったので
 
クラゲ入りラ・フランスのアイスクリーム。中に中華でおなじみのクラゲが入っているが、クラゲに味はないのでコキコキした食感を楽しむだけ、意外に違和感はない。

バスの都合で2時間しかいられなかったが、やっぱりこの水族館は楽しい。
来ればクラゲにはまること請け合い。


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コメント (4)
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