Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

北海道花の旅 6 羅臼「熊の湯」

2020-07-26 14:20:26 | 国内旅行

7月9日 続き

羅臼湖のハイキングから戻るともう1時をだいぶ回っているので
 お昼は朝その前を通った「道の駅らうす」へ。
 
この二階のレストランへ行くと、変な顔だしヒグマペアが迎えてくれる。

通常であれば観光バスがやってくる広い食堂で
 
ご当地ホッケバーガー。白身のフィッシュバーガーで違和感なし。

それより同行者の一人とシェアしたタコのお刺身が柔らかくておいしくて
 
その方は青い「知床ドラフト」に挑戦していたが、こちらのお味は「?」だったらしい。

ついでにデザートは「知床海のバニラ」のミニソフト。
 深層水を使っているというこちらも青色、ほんのり塩味で甘すぎずおいしい。

 レストランの下には売店があるので、羅臼町経済にささやかな貢献をすべくお買い物。
帰宅日の翌日に届くよう冷凍宅急便をお願いすると、きっちり梱包して送ってくれたので
 
すぐに同行予定だった友人を呼んでホッケや羅臼昆布をごちそう。宅急便はほんとに便利。

食事のあとは車で5分ほど、羅臼ビジターセンターのお向かいにある「熊の湯」温泉へ。
 車を降りるともう硫黄の香りがして
 
この渋い橋を渡ると
 
手前が女湯、奥が男湯の湯小屋がある。
ちなみにこの女湯入り口、日本語しかないうえにあまりにそっけない扉なので外国人にはわからず、金髪のお姉さんたちなど堂々と男湯の方に混浴しに来ちゃうので地元の漁師さんたちは目のやり場に困ることになるんだとか。

 脱衣場には寄付金箱があるので、寸志を入れて先客があがったばかりの露天を覗くと
 
横に源泉槽のある湯舟に薄濁りのお湯、6人でちょうどいっぱいになるほどの大きさでこの時の湯温は42℃ほど。ここはいつも激熱だと聞いていたのでほっとしながら、適温のお湯にゆっくり入らせていただきスベスベの浴感を楽しんだ。

と、しばらくして地元の奥様方が3人いらっしゃり、お湯のパイプを見て「入れ方がおかしい」とすぐに行動開始。湯舟には冷水と70℃以上の熱い温泉の2本のパイプが伸びているのだが、お湯の半分は湯舟に入らないように調整されていたらしい。このパイプの位置を直し、それでも足りなくて源泉槽からもう一本お湯のパイプを引き出した。42℃は我慢ができないほどぬるいらしい。

なんでもこちら普段はもっとずっと熱く、へたに水を入れようとすると怒られるとか。
冬の寒い時など海で体の冷え切った漁師さんたちがこのアツアツのお湯で体を温めるのだそうだが、心臓に悪そう!
十分に温まったので「ありがとうございました」と退散した。

ちなみにここ、先日羅臼町のHPを見たらヒグマが近くで目撃されたのでしばらく入浴禁止とか。名前の由来通りだが、熊も出ず、ぬるいお湯に入れてラッキーだった。

とホクホクしながら宿に戻ると

うっすらとではあるが海の向こうに国後島が見える!
島影は長く伸びていて思っていたよりもずっと大きな島。人口も今や8000人以上と羅臼よりも多いのだが、人が住んでいるのは島の反対側だそうでこちらからは崖ぐらいしか見えない。
とはいえつい最近国後から択捉への航路を開いた高田屋嘉兵衛の話を読んだばかりなので、国後が見えてよかった!

そして知床サライ2泊目の夕食。
 まつぶ貝のお刺身がとてもおいしく、煮つけにされたアブラガレイの身の厚いこと。この地の特産というボタンエビは解禁になったばかり、そのまま食べるのが甘くておいしいのだが
 これを羅臼昆布の入ったお湯でしゃぶしゃぶして、さらに頭で出汁を取った後のスープのおいしいこと。ここにご飯を入れて作る雑炊は最高だった。


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コメント (2)
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