Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

染付@東京国立博物館

2009-08-27 23:38:37 | 機内食・映画・美術展
ちょっと仕事が一段落したので、小さなごほうびのおでかけ。

まずは上野でお茶を一杯。
 
駅構内にあるブラッセリー・レカンは元貴賓室だったそうで、高い天井と縦長の窓が優雅で落ち着く。

緑の木陰が涼しい上野公園を突っ切って、向かったのは東京国立博物館の奥の平成館。
  
2階で開催中の「染付」展になんとか間に合った。

今回の展示は自前の物を中心に、大阪市立東洋陶磁美術館や佐賀県立九州陶磁文化館など、すべて日本にあるコレクション。さすが染付好きな日本だけあって、中国の元、明のものからベトナム、朝鮮のものまで、いいものがたくさんある。

中国の染付は元代のおおらかなものも好きだが、やはり明代初期のものが繊細で涼やかで美しい。
 博物館の絵はがきより

これが清のものになると染付といえども装飾が過剰になって、自分の趣味としては暑苦しい。

ベトナムの染付はちょっとひなびてあかぬけない感じ。
 博物館HPより

そこへ行くと朝鮮の染付はしゃれている。
  博物館HPより 
左の空飛ぶなまずもかわいいし、右の余白の多い染付はいかにも日本人好み。「秋草手」というそうだが、やっぱりこういうのがこちらの感性にはぴったり来る。展示にあった小さな水滴などうっとりするほどかわいくて、思わずいただいて帰りたいほど。

そして日本の染付といえばこれはもう伊万里。というわけで古伊万里から明治のものまでたくさんの伊万里が並んで素敵なのだけれど、印象的なのは3点だけある鍋島。
 博物館HPより 

鍋島のデザインはなぜこれほどモダンで粋なのだろう。ほれぼれする。

美しいコバルトブルーに染まって幸せな午後。


ブログランキング・にほんブログ村へ ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 山梨小旅行 3 橋倉鉱泉 | トップ | シリアの職人さん »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

機内食・映画・美術展」カテゴリの最新記事