ほったらかし温泉で露天を堪能したあとは、また各駅停車で大月へ移動。
大月駅前からバスに乗って20分ほど、上真木というバス停で降りると宿の車が待っている。くねくねと細い山道を10分ほど走ってお宿に到着。
心のふるさと橋倉
小さな帳場で記帳をし、女将さんに案内されて2階の部屋へ。
トイレ、洗面台付のお部屋は8畳だけれど、窓が大きいせいか広く感じる。ベランダの前は緑の山。他には何もない。
一息入れたところでまたまたお風呂。バスで一緒に来たお客さんがいたから、先に入らなきゃ。
マッサージ椅子の並ぶ一角の向こうに暖簾がかかる。これで「ふろば」と読ませるとはしゃれがきいている。
思った通り一番乗りだったおふろ。こちらはちょっと小さい方。
翌朝は男女入れ替わって少し大きくなった。
どちらのお風呂も明るくてとても清潔。浴槽が2つあるのは小さい方に12度の源泉が入っているから。ここのお風呂はこの冷たい源泉と、加熱して適温になったお湯に交互に入るのだ。
先にお湯で暖まってから冷たい源泉にそろそろと入る。徐々に体を沈めると皮膚がきゅっと引き締まるよう。肩までつかると腕や脚に鳥肌が立ってくる。ひやっとしたところですぐにお湯の方へ移動してほ~。暖まったらまた冷たい方へ、とこれを繰り返すのが楽しくなってくる。ちょっと黒ずんだ水色の源泉に入ると肌がすべすべするし、これはいいかも。
熱いの、冷たいのを繰り返し、お風呂を出た後はマッサージ椅子で揉まれて極楽、極楽。部屋に戻ってうとうとしていたらすぐに夕食の時間になってしまった。
ここの食事は6時からの定時制。食事処でいただく。
熊や狸の裏側に並ぶお部屋はすべて壁で仕切られ、掘りごたつ式の囲炉裏の周りにはすでに食事が並べられている。
席についておいしそうな料理を眺めているとすぐにご亭主がやってきて料理の説明。この名物ご亭主、駄洒落で有名でお世辞もてんこ盛り、「お部屋を濡らさないように気をつけてくださいね、なにしろビジョとビジョですから」な~んてことをおっしゃるのだが、これも芸のうち、客を楽しませるサービス精神。
丁寧に説明されたお料理の数々:
ヤマモモやカステラものるきれいな八寸になめらかなピーナッツ豆腐。おろし和えの入ったピーマンも、3種類のしんじょの入ったナスもすべておいしくいただける。
三色そうめんも牛肉のたたきもさっぱりとおいしい。
これは揚げたてが来た擬製豆腐は納豆入りとちょっと変わっている。
ごはんはこれは地元産ではなく、南魚沼郡のコシヒカリとのことだが、さすがにすごくおいしい。
最後はアイスクリーム。あ、またフルーツじゃないや、とちょっとがっかりしたが、これも自家製。シャリシャリとした食感が涼しくて気持ちいい。
どの一皿も手をかけ、丁寧に作られていることがわかる食事。おいしくないはずがない。
さらに翌朝。これも説明付きでいただいた朝食。
温泉卵、サラダ、鶏となすのごまあえ、焼き魚、ヨーグルト。囲炉裏にはウコン雑炊がかけられ、おいしいご飯もくる。
このご飯の友がまたいちいちおいしくて、おひつがほとんど空になってしまった。
チェックアウトの時には息子さん手作りの石鹸をお土産にいただく。
調理場の廃油と米ぬかで作られているとか。
この宿、昨年泊まった船山温泉と共通するところが多い。
周りにはこれといった見所もなく、宿からの景色も緑が広がるだけ。お湯も熱い温泉がドバドバ湧き出ているわけでもない。
そんな中、家族経営でいかに客をもてなすかに心を配り、良心的値段でサービスを提供しつつ、自分たちのポリシーは守る。結局そういう宿が自分は好きなんだな。
帰りはまたご亭主の駄洒落を聞きながら高速のバス停まで送っていただいた。
きっとまた来ます、とお約束して。
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大月駅前からバスに乗って20分ほど、上真木というバス停で降りると宿の車が待っている。くねくねと細い山道を10分ほど走ってお宿に到着。
心のふるさと橋倉
小さな帳場で記帳をし、女将さんに案内されて2階の部屋へ。
トイレ、洗面台付のお部屋は8畳だけれど、窓が大きいせいか広く感じる。ベランダの前は緑の山。他には何もない。
一息入れたところでまたまたお風呂。バスで一緒に来たお客さんがいたから、先に入らなきゃ。
マッサージ椅子の並ぶ一角の向こうに暖簾がかかる。これで「ふろば」と読ませるとはしゃれがきいている。
思った通り一番乗りだったおふろ。こちらはちょっと小さい方。
翌朝は男女入れ替わって少し大きくなった。
どちらのお風呂も明るくてとても清潔。浴槽が2つあるのは小さい方に12度の源泉が入っているから。ここのお風呂はこの冷たい源泉と、加熱して適温になったお湯に交互に入るのだ。
先にお湯で暖まってから冷たい源泉にそろそろと入る。徐々に体を沈めると皮膚がきゅっと引き締まるよう。肩までつかると腕や脚に鳥肌が立ってくる。ひやっとしたところですぐにお湯の方へ移動してほ~。暖まったらまた冷たい方へ、とこれを繰り返すのが楽しくなってくる。ちょっと黒ずんだ水色の源泉に入ると肌がすべすべするし、これはいいかも。
熱いの、冷たいのを繰り返し、お風呂を出た後はマッサージ椅子で揉まれて極楽、極楽。部屋に戻ってうとうとしていたらすぐに夕食の時間になってしまった。
ここの食事は6時からの定時制。食事処でいただく。
熊や狸の裏側に並ぶお部屋はすべて壁で仕切られ、掘りごたつ式の囲炉裏の周りにはすでに食事が並べられている。
席についておいしそうな料理を眺めているとすぐにご亭主がやってきて料理の説明。この名物ご亭主、駄洒落で有名でお世辞もてんこ盛り、「お部屋を濡らさないように気をつけてくださいね、なにしろビジョとビジョですから」な~んてことをおっしゃるのだが、これも芸のうち、客を楽しませるサービス精神。
丁寧に説明されたお料理の数々:
ヤマモモやカステラものるきれいな八寸になめらかなピーナッツ豆腐。おろし和えの入ったピーマンも、3種類のしんじょの入ったナスもすべておいしくいただける。
三色そうめんも牛肉のたたきもさっぱりとおいしい。
これは揚げたてが来た擬製豆腐は納豆入りとちょっと変わっている。
ごはんはこれは地元産ではなく、南魚沼郡のコシヒカリとのことだが、さすがにすごくおいしい。
最後はアイスクリーム。あ、またフルーツじゃないや、とちょっとがっかりしたが、これも自家製。シャリシャリとした食感が涼しくて気持ちいい。
どの一皿も手をかけ、丁寧に作られていることがわかる食事。おいしくないはずがない。
さらに翌朝。これも説明付きでいただいた朝食。
温泉卵、サラダ、鶏となすのごまあえ、焼き魚、ヨーグルト。囲炉裏にはウコン雑炊がかけられ、おいしいご飯もくる。
このご飯の友がまたいちいちおいしくて、おひつがほとんど空になってしまった。
チェックアウトの時には息子さん手作りの石鹸をお土産にいただく。
調理場の廃油と米ぬかで作られているとか。
この宿、昨年泊まった船山温泉と共通するところが多い。
周りにはこれといった見所もなく、宿からの景色も緑が広がるだけ。お湯も熱い温泉がドバドバ湧き出ているわけでもない。
そんな中、家族経営でいかに客をもてなすかに心を配り、良心的値段でサービスを提供しつつ、自分たちのポリシーは守る。結局そういう宿が自分は好きなんだな。
帰りはまたご亭主の駄洒落を聞きながら高速のバス停まで送っていただいた。
きっとまた来ます、とお約束して。
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なんだか最近我が家は石鹸だらけです(笑)。