
今日のフォト。
2010年3月2日にオープンした、「なんばダイニングメゾン」




























なんば高島屋の、7・8・9階のフロアに
2010年3月2日、35店舗のレストラン街が誕生しました。
その名も、「なんばダイニングメゾン」

私のバースデーディナーということで、「高麗橋 吉兆」を予約していました。

店内は、ゆったりとした空間に、テーブルが置かれて
間接照明のほのか明かりが、気持ちをリラックスさせる。

なんばダイニングメゾンの「高麗橋 吉兆」では、ランチが3千円前後。
ディナーが1万円前後で食べられ、吉兆にしては画期的なお値打ちの値段。
3千円で、老舗の日本料理店「吉兆」でランチしてきたというだけで
心満たしてくれる部分もあるだろう。
平日でもランチは、予約客でいっぱいだそうです。

箸置きでさえ、季節もの。
私が注文したお料理は、吉兆コレクションの中の懐石料理「明石」です。

先附け

添えられたピンクの八重桜は、本物です。
小鉢3種。

祝酒
朱塗りの盃に、銀製の銚子でお酒をついでくれました。
正に正月気分。

菜の花のお浸し、鰆、海老、イカ、貝柱の南蛮漬け、蒟蒻・・・etc・・・

奥にあった鶴の器の蓋を開けると・・・
下にはアワビ、上には貝柱、辛子味噌でいただきます。

黒塗りの煮物椀に、桜の花びらが散りばめられて・・・。

蓋を開ければ、蓋には短冊に桜の花びらの絵模様。
油目(あぶらめ・アイナメという魚)と、よもぎ胡麻豆腐のお椀。

菜の花や大根の花びらがあしらわれています。

揚げ物。 天ぷら5種。
海老、鯛、玉葱、椎茸、ししとう。

天ぷらの器は、こんなに素敵な絵柄です。
これは、九谷焼の「舟遊び」という絵柄ですね。
吉兆では、月毎に器が変わります。

ほうじ茶を入れた湯のみを何気なく見ると「高山寺」と・・・。
京都市右京区の「高山寺」のことです。

そうです。
これは、国宝絵巻・鳥獣人物戯画の最も有名な甲巻の部分。
甲・乙・丙・丁の全四巻からなる日本最古の漫画。
甲・丙巻が東京国立博物館、乙・丁巻が京都国立博物館に寄託されています。
「高麗橋 吉兆」では、お料理も器も楽しませてくれます。
日本料理は、こういう風流を味わいながらいただけるのがいいですね。

焚き合わせ。
やはり春らしく満開の花。

蓋の裏にも、花びらがあしらわれて。
若竹、ほうれん草、蕗、椎茸、添え物の人参と木の芽。

お造り6種。
醤油と、ちり酢です。
白身魚はちり酢、あとは醤油で食べると美味しいですね。

海老、鯛、貝柱、平目、イカ、鰹。

細やかな気配り。

小さなステージにも季節感いっぱい。

板長の無限の創造力。

ご飯

ふっくら炊きあがった白ご飯、そして赤だしと香のもの。

デザート。
白ワインのフルーツゼリー、メロン、アングレーズソース。

アングレーズソースをゼリーの上にかけて食べます。
メロンを食べるのも、久しぶりです。(笑)
フルーティーな白ワインのゼリーと、
まったりとしたアングレーズソースのコラボは絶妙の食感。

「なんばダイニングメゾン」、ここはお勧めです。
35店舗のうち、次はどこのお店へ行こうかな・・・って思います。

久しぶりの難波。
やっぱり難波のここが好き。(笑)














